「ウグイスのプロ!」
ウグイスたちを集めてほしい、と依頼されても、
若い子たちは大方勤めているし、
そうでなければ、子育て最中だったりするし・・・・、で
初回で集まった顔ぶれは、
おばさんばかり(おばあちゃんばかり?)のウグイス集団となりました。
1名プロの方がいらして、その方が先生となって、
ウグイスのノウハウを教えていただけることになりましたが、
その方が最高齢!でありました。
プロはやはりプロ!
多くの候補を見、選挙戦を戦い、
多くの選挙事務所に入り込んだ経験のある先生は、
選挙戦を通じて、「さすが!!」の一言に尽きました。
こういう百戦錬磨の方って、
「絶対、当選させる!」という気概を持って引き受けていらっしゃいますね。
まあ、当たり前ですけれど。
それだけプロ意識を持っている、ということなのでしょう、ね。
「私、候補のことが気に入ったからお引き受けしたのよ。」とおっしゃっていましたが、
「この人は当選する!」と、ひらめいたりするのかもしれません。
(わかりませんけど・・・苦笑)
先生を入れて11名のチームウグイスでしたが、
そのうち、一度でも経験がある、という方が3名いらして
心強く思いました。
なにしろ、私がお願いしてきてもらった知り合いのおばさんたち5名は
私も入れて、みんな、未経験者、ずぶの素人でしたから‥‥。
「ウグイス嬢」なんて言われたらおこがましい、
私たちは「カラス婆」でいいわよね、なんて自虐的な姿もあったりして。
(ちなみに、男性の方は「カラスボーイ」と言うのだそうで・・・)
告示1週間前、
ウグイスたちが集まって、説明会が開かれました。
出陣式から初遊説の流れに始まって、
途中の昼食交代のことや、選挙カーに乗る前の準備のこと、
遊説中の、こんな出来事やあんな出来事、
そのために必要な準備、等々を
早口でお話してくださいましたが、
なにしろ、全く経験がないので、
そういう様子を具体的に頭の中に描いて、
シミュレーションすることができません。
したがって、出陣式当日、
準備不足でえらく先生に怒られる羽目になりました。
まず、
座布団がない!
小さな座布団を人数分(ウグイスは3人グループを組んで交代制)
その座布団には「貼るカイロ」を!
ひざ掛け、これは必需品、
用意は個人個人で・・・、と思っていたのですが、
先生は、準備するもの、と思われていたようで・・・・。
準備不足だらけですみません。
実は私たち(全く初めてのおばさんたち)は、
そんな準備の品々よりも気になっていたのは、
「どんなことを、どんな風にしゃべればいいのか?」
それにつきました!
もちろん、先生は、簡単な「アナウンス例」を
プリントして配布してくださいましたが、
本当に、簡単で、
あとは、言葉での説明でしたので、
メモを取るのに必死でありました。
そんなふうにしてスタートした、初遊説。
初日に乗ったのは、もちろん先生と
初経験でも、比較的年齢の若い美声のおふたり。
先生の「第一声」の見事なこと!
アナウンスする内容の見事なこと!
遊説隊を送りながら、
明日からのウグイス当番に不安を覚える私なのでありました。