『晴れた日には・・・』

日々の雑感を綴ります。

『まちんと』

2014年08月06日 | 日記
今日8月6日は、
69年前広島に原爆が落とされた日・・・・

この仕事を始めて10年目の夏
『まちんと』という絵本を知りました。
松谷みよ子・作、司修・画

声高に戦争反対を叫ぶのではなく、静かに、
こどもたちに平和の重さ、いのちの尊さを語りつぐ

作者の松谷みよ子さんの思いです。


『まちんと』は
広島に住んでいた、もうすぐ3歳になる女の子のお話です。

「昭和二十年八月六日の朝」
その子は、原爆にあった・・・・・。

大気に光る閃光。

いっしゅんのうちに まちは もえあがり
 いっしゅんのうちに まちは くずれおち


被爆したその女の子は、苦しむ中で
お母さんが口に入れてくれたトマトを食べ、

まちんと まちんと(もうちょっと)」

もっとトマトが欲しいとねだりながら
・・・・・息絶えるのです・・・・・・・

およそ子どもたちが好むような絵本とは違いますが
はじめてみる子どもたちは、その絵に釘付けになります。

あれから、
この時期になると
子どもたちに読み聞かせする絵本の一つです。
コメント (4)
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