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『晴れた日には・・・』

日々の雑感を綴ります。

保育を捉える「感性」

2014年01月21日 | 雑感
今日、素敵な場面を見せていただきました・・・・」
と、巡回保育士のS先生。

5歳児、年長のあるクラスのお帰りの光景、
みんなが帰る支度を始めている。
すると、M君が「ワ~ッ」と泣き出した。
でも、みんな自分のことに忙しくて、気付かない・・・・

それに気付いた担任のY先生。
「ねえ、みんな、ちょっと聞いてくれる?
 M君が、なにか言いたいことがあるみたいだよ。」
M君は、Y先生の顔を見る。
Y先生は、「どうぞ!」とでも言うように
手で合図する。

「僕の帽子を知りませんか?
 帽子がないの・・・・・・」
泣きじゃくりながら、そう言うM君。

すると、子どもたち、
自分の帰り支度の手を休めて
M君のところに集まってきた。

「どんな帽子?」
「色は何色?」
   「紺色・・・・」
「えっ、紺て?どんな色?」
   「青と黒が混ざったような・・・・
    黒に近い青・・・・」


私だったら、M君に「どうしたの?」って聞いちゃうわ。
そして、「みんな!M君の帽子知らない?」って、言っちゃうわね。

Y先生、成長したわねえ・・・。
すごいわね。
子どもたちに任せて、
そして、子どもたちも、自分たちで解決しようとしていて・・・
年長組らしく成長した子どもたちと、
Y先生の就学に向けての思いが伝わる、良い保育を見せてもらいました。
見ているほうが、鳥膚が立つくらい素敵な場面でした

そうお話してくださるS先生の
子どもを見つめる目、
先生を見守る目、

Y先生の保育を
そう捉えてくださったS先生の「感性」
素晴らしいと思いました。