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2011年 米国映画。
週末に封切りになった「アジャストメント」を観てきました。『ジェイソン・ボーン』以来マット・デイモンの映画、特にアクション系は外せないんですよね。
上院議員の選挙戦の最中、デビッド(マット・デイモン)はエリース(エミリー・ブラント)に出逢い、二人とも運命の人として惹かれ合うようになる。しかし、デビッドは「アジャストメント・ビューロー(The Adjustment Bureau)」に拉致され、エリースと引き離されてしまう。しかし、3年後にデビッドは偶然街でエリースに再会し、お互いに求め合っていたことを認め合う。
アジャストメント・ビューローは二人が結びつくのを阻止するが、デビッドはこれに従おうとせずに、自らで運命を切り開こうとする。
この映画はSF、アクション、サスペンス、恋愛の要素がありますが、私は恋愛のセグメントに入れます。
誰かが定めた運命に対して、惹かれ合っているデビッドとエリースが戦っていく姿が骨格にあって、これを肉づけるためにSFとアクションがあるというところです。
実際に、エリース役のエミリー・ブラントがすごく良い表情しています。最初にトイレのシーンで登場した時から、光り輝いています。ああいう瞳で話しかけられたら、のめり込んじゃいますよ。この美しい彼女があるため、デビッド(マット・デイモン)が走り回る という図式がすんなりと受け入れられました。
エミリー・ブラントに対して、マット・デイモンは悩みながらも まっすぐに向かっていく。この男の悩みと、そして吹っ切れて突き進むというのがマット・デイモン流の恋愛映画。この映画でマット・デイモンは新しい自分の型を得たのではないでしょうか。
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原作はフィリップ・K・ディック。「マイノリティ・レポート」「トータル・リコール」「ブレードランナー」などの映画化がなされています。映画を観てから原作者を確認したのですが、未来社会の歪みを書いているところは、共通項が多く納得です。
エミリー・ブラントとマット・デイモンの恋愛映画として楽しめます。お薦め。