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へんたい みやけ さんの仮想世界? 理想郷

「探偵倶楽部」 東野圭吾

2011-05-03 | 本と雑誌
祥伝社文庫 332ページ 552円+税


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東野圭吾さん 46冊目。
先に読んだ「ウインクで乾杯」に続いて祥伝社文庫の1冊です。祥伝社からは東野圭吾さんはこの2冊のみの出版になっています。ちなみに本作「探偵倶楽部」は角川文庫からも販売されています。角川文庫のほうが40円安いです。

黒ずくめの服装をした美男子、美人の2人の探偵が依頼者から仕事を引き受け、謎を解き明かします。次の5つの謎が解明されました。
・首つり自殺なのか他殺なのか
・風呂場で心臓麻痺が起こったのか
・母親は自殺したのか
・2人の夫は毒殺されたのか
・姉に刺さったナイフは
事件は第三者や犯人の視線で語られていきます。また2人の探偵についてはの描写はほとんどなく、探偵として調査結果を淡々と述べるだけ。これを聞いた人間の感情の動きを細かに描くことで、その場にいるかのような臨場感を受けるという作りになっています。

5話とも人が死ぬという事件ですが、これを重くせずに軽妙にとらえさせてくれる娯楽作です。裏返せば、ディナーの満腹感は得られません。3時の紅茶のケーキのような作品群です。


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