子どものころは「昭和」だった

頭も悪く、体も弱い子どもでした。そんな子ども時代を思い出すだけ綴ります。
頭の悪い、体も弱い子の成長後も書いてみます。

55. 肝試し

2013年04月26日 | 疎開生活
昼間は遊ばなかった、と書きましたが、夜にはよく遊んだ?ほうでしょう。

夜になると、高等科の先輩に呼び出されるのです。高等科生が4,5人いました。中の集落の高等科だけでなく、上の集落からも来ていたのでしょう。

遊びは決まって肝試しです。中の集落でも、家はポツポツと離れています。メーンの道路から脇に入ると、家もなく、真っ暗闇です。その真っ暗闇のところへ二人ずつ行かせられます。

恐かったです。笹が揺れてもだれかがいるようで、震えました。
命令には従わねばなりません。仕方なく暗闇に向かいました。

高等科の先輩たちは、命令するばかりで、夜這いの話をしていました。
雨戸をこっそり開ける話、親と一緒の部屋に寝ている娘と出来た話、親にわかって追われた話など、下級生の肝試しのことは忘れたように話し込んでいました。

わたしよりも歳は一つか二つしか違いません。それなのにもう性に目覚めていたのでしょうか。わたしが性に目覚めるのはずーつと後です。
あの人たちは早かったのでしょう。早い人がいるのかもしれないという経験がありました。それはまた書きましょう。

この肝試しで、ホタルが飛ぶのと壮大できれいな天の川を見ました。
その後ホタルは見ますが、天の川は見たことがありません。この年に見たような天の川をもう1度見たいと思っています。


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