子どものころは「昭和」だった

頭も悪く、体も弱い子どもでした。そんな子ども時代を思い出すだけ綴ります。
頭の悪い、体も弱い子の成長後も書いてみます。

死因は老衰がいい

2017年10月08日 | 凡語録
先ごろ、元首相の羽田孜さんが亡くなられました。テレビで東京都の自宅で老衰のために亡くなられたと聞き、ちょっと驚きました。

「老衰」の言葉にです。近ごろ老衰が死因と聞いたことがありません。

子どものころにはよく聞きました。「あそこん、じいさんは老衰で死なしたバイ」
近ごろのように、いろいろの病名を聞くことはなかったようです。
年寄りになると老衰で死ぬ人が多かったように思います。

羽田元首相の老衰死を聞いたときに、これこそ大往生、理想とする死に方ではないかと思いました。

わたしはこれまで「ピンピンコロリ」が理想の死に方と思っていました。
「きのうまでピンピンしとらしが、今朝死んどらしたゲナ」

こんな死に方がいいなあと思っていました。

ピンピンコロリにはこの世に未練を残しているように思えます。
まだ、ピンピンしているから、なにかまだやれそう、そんな思いが残りはしないでしょうか。

老衰ならばあなたはなんでも使い切りました。体も使い切りました。ゆっくりあの世の方に旅立ってください。

思い残すこともないでしょう。
わたしはこれまでピンピンコロリを目標に生きていました。
これからは老衰を目標に考えてもいいのでは思うようになりました。

みなさんはいかがですか。