前回の「初めての麦刈りで」は、♪あなたが噛んだ小指が痛い のようないろけのある話でなく、いつもの恥ずかしい話になってしまいました。
話の中に出ました「三池典太の鎌」の話をします。
三池典太は、みいけてんたまたはみいけでんたと呼ばれる、平安時代末期の筑後の国(福岡県南部)の刀工です。今の大牟田市の三池に住んでいたと言われています。
お百姓さんが典太に鎌を作ってほしいと頼みます。典太は快く引き受け鎌を作りました。お百姓さんはこの鎌を持って農作業に行きました。農作業で疲れたのでしょう。畑でウトウト寝てしまいました。そこに大きな蛇が出てきて、お百姓さんに襲いかかろうとしました。
その時、くだんの鎌がひとりでに蛇に向かっていき、蛇に切りかかりました。
間一髪、お百姓さんは難を逃れました。
話はこれだけでは終わりません。
一部始終を見ていたお侍がいました。この侍が「鎌をぜひ譲ってほしい」と頼みました。
お百姓さんは断わります。侍はぜひにと頼みます。
お百姓さんは出来っこないだろうと、「ここに山のように米俵を積み、それと引き換えなら」と言いました。
お侍は承諾して、山のように米俵を積みあげました。
ここを「米の山」と言い、今も地名が残っています。
話の中に出ました「三池典太の鎌」の話をします。
三池典太は、みいけてんたまたはみいけでんたと呼ばれる、平安時代末期の筑後の国(福岡県南部)の刀工です。今の大牟田市の三池に住んでいたと言われています。
お百姓さんが典太に鎌を作ってほしいと頼みます。典太は快く引き受け鎌を作りました。お百姓さんはこの鎌を持って農作業に行きました。農作業で疲れたのでしょう。畑でウトウト寝てしまいました。そこに大きな蛇が出てきて、お百姓さんに襲いかかろうとしました。
その時、くだんの鎌がひとりでに蛇に向かっていき、蛇に切りかかりました。
間一髪、お百姓さんは難を逃れました。
話はこれだけでは終わりません。
一部始終を見ていたお侍がいました。この侍が「鎌をぜひ譲ってほしい」と頼みました。
お百姓さんは断わります。侍はぜひにと頼みます。
お百姓さんは出来っこないだろうと、「ここに山のように米俵を積み、それと引き換えなら」と言いました。
お侍は承諾して、山のように米俵を積みあげました。
ここを「米の山」と言い、今も地名が残っています。
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