Heart and Aqua

優しい時間~ゆっくりしていってください。

居心地のいい場所

2007-03-23 | 
今、わたしが所属している課は、下宿の紹介もしています。

4月からの新しい部屋を探すために、
多くの保護者や新入予定の学生さんがやってきます。
この時期は、土日も交替で出勤し、紹介業務を行います。



親元を離れての一人暮らし、
親から離れられて自由に暮らせることは、ちょっとうれしく、
それでいて、ちょっとさびしく・・

そして憧れの一人暮らしは、やはりTVドラマのような
おしゃれなワンルームマンションに住みたいなぁ~と
誰もが思うものかもしれませんね。



大学が自宅から通えないところだったので
わたしも下宿をしていました。
フローリングで、小さなベッドをおいて、
冷蔵庫に小さい電子レンジに・・・と、いろいろと夢は膨らんでいたのですが、、

いざ、不動産屋さんを巡っても、なかなか思うような物件はなく。。
ないのではなく、家賃が高いんですよね~~
一人親なもので、親の負担を考えると贅沢はいえず、
結局、あこがれのワンルームマンションではなく、
6畳一間で小さな台所付き、トイレは共同でお風呂はなし・・で
家賃17000円のところに決めました。

友達が住むおしゃれなワンルームのお部屋はずっと憧れで、
何度か引越しも考えましたが、
結局、4年間引っ越すことなく、そこですごしました。

それでも、一人暮らしはとても自由で、
サークルの友達も泊まりきたりして、
そこがわたしにとっては、ほんとに居心地のいい場所になりました。




下宿を探しにこられる親子を見ると、
お子さんのほうはやはり、おしゃれなワンルームで、
フローリングで、トイレとお風呂は別!というところを希望し、
おやごさんのほうは、ほとんど家にいないのだから、
家賃が2万前後の、安い共同タイプで十分!という方もいて、
そのやり取りを見ていていると、
それぞれに主張があっておもしろいなぁと思ってしまいます。

景気が回復したといっても、高額な学費に加え、
自宅から離れての一人暮らしの費用は、大きな負担だと思います。



自分の思い描くような、憧れの居場所は手に入らなくっても、
自分の居場所って見つけられるものだと思います。

自分がゆっくり落ち着ける場所なら、
きっとどんなところだって、自分の居心地のいい場所なんですよね。

早く自分の新しい居場所を見つけて、
新たなスタートをきってほしいなぁと思います。