ナイスちょっとな健康維持

健康維持がテーマ。健康維持は日々の積み重ね。気楽にちょっとずつ続けてナイスでいよう。薬剤師が発信します。

医療用医薬品の誤投薬防止にバーコード

2006-05-06 17:56:46 | WEBマスター雑感
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似た名称の薬を誤って投薬してしまうのを防止する目的で医療用医薬品のバーコード記載が義務付けられるらしい。薬もやっとその領域に入ってきたのか。人しかできない事を人がやるのがもっとも効率いいわけで、やっと今頃かぁ、というのが本音。

これを聞いてスーパーのレジを思い出した。

以前のスーパーでは、レジ係の人が値札を見て金額をレジに打ち込む。見事な手さばきだった。今ではそのような光景を見ることはほぼないだろう。レジ係の人は、商品をレジにかざすだけ。軽快に「ピッ!」っと音をたてて。音がでないと大変だ。大慌てで番号を打ち込む。クイーンズ伊勢丹ではご丁寧におつりまで自動ででてくる。

薬剤師がこれまでやってきた仕事でコンピューターが代行できるものは数多いと考える。なので、どんどんシステム化されていくのがいい。そして、時間の余裕ができれば、演算以外の領域、例えば、患者さんとのコミュニケーションとか、薬に関する情報収集や情報公開などに注力する事ができるだろう。

コンピューターに仕事をとられるのではない。コンピューター、あるいは、これからは、インターネットをいかに「道具」として使えるか、という能力が問われていくだろう。その道具を通して自分が持っている人間力、あるいは、コンテンツ力をいかに有意義な形にアウトプットできるかが勝負。

薬剤師に関して言えば、現場数十年のベテラン薬剤師でも免許を持っているだけのペーパー薬剤師でもこの「道具」の登場で評価が同じになっちゃう、という事ではない。私たちは機械ではないので、むしろその逆。ベテラン薬剤師は持っているナレッジを強みとしていける時代。さらに、今回のケースでいえば、誤投薬防止の為の確認にこれまで以上に時間のゆとりをもつ事ができて、結果いい仕事ができる、という事も言えるだろう

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