ナイスちょっとな健康維持

健康維持がテーマ。健康維持は日々の積み重ね。気楽にちょっとずつ続けてナイスでいよう。薬剤師が発信します。

海になった同級生

2009-10-10 16:17:02 | WEBマスター雑感
湘南の海を愛している。

湘南の海と一口に言っても、多彩だ。

葉山まで足を伸ばす事は少なかったが、葉山といえば少し先の佐島の海のあまりの綺麗さを思い出した。いつぞやまた再び訪ねてみたい。逗子といえば逗子マリーナで恒例だった仲間内の鍋パーティを思いだす。先日の逗子デニーズ閉店の話題はノスタルジックな気分を高揚させられた。由比ガ浜は、小学生の頃から「ギルド」に通った。最近、仕事で知り合った人が由比ガ浜に住んでいると聞き、その瞬間仲間だと感じた。材木座、稲村ガ崎、は海の近くに友人宅があったので、自分の庭のようだった。特に、稲村ガ崎の友人宅は、江ノ電をまたぎ海を臨む緩やかな傾斜にある最高のロケーション。七里ガ浜の海は海そのものが高校時代一緒に過ごした仲間だ。片瀬の東浜や西浜は、小学生の頃海の家にお世話になった。鵠沼、辻堂、はお手軽なサーフポイント。茅ヶ崎は小学生の時キス釣り大会に友人と(子供だけで)参加して「釣り人」のグラビアに載った事がちょっと自慢。


一方、海の恐さを知らないわけではない。

サーフィンで波にのれず巻かれてしまったときの無重力状態も経験した。洗濯機の洗濯物になったような不思議な感覚。

20年くらい前の体育の日。由比ガ浜で470よりちょっとでかいヨットで沖にでた時遭難しかけた。出航時は無風。どうやって沖に出ようかと笑いながら出かけたが、気候が急変し嵐になった。ステイが外れ、皆で必死に抑える。波に対して垂直にしていないと転覆すると必死で操縦する。波は右から左から後ろから前から、どこから来るかわからない状態。そんな時、不意打ちで真横からの大波にのまれた。転覆さえしなかったが、90度(と感じた)に傾いた時、わたしはヨットから嵐の海に投げ出された。その後は奇跡だった。そもそも操縦困難な状況なのに自分の乗ってたヨットがUターンし、私の直ぐ脇に戻ってきて、私は何事もなかったかのように救出された。が、それは奇跡だと、私は知っている。海を、自然を侮ってはいけない。

一昨日、悲しい知らせを受けた。高校の同級生が湘南の海で亡くなったと。

私は高校時代、七里ガ浜の海が仲間だった。仲間では足りず、自分の一部だったかもしれない。亡くなった同級生も、湘南の海が、愛おしい存在だったから、だから海に出かけた。そして、湘南の海が自分の一部だったから、だから海になった。

私は、私たちは、これからもきっと、ずっと一生、湘南の海を愛おしく思い続ける。そして海になった君も湘南の海を愛し続けて欲しいと、そう思ってる

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