黍生山の村夫子 (きびゅうやまのソンプウシ)

黍生山の村夫子が「蜂を追っかけた」とか「山が笑った」とか言ってます。

驚きのチラーとヘボ追い

2017年09月30日 04時18分28秒 | 日記
昨日の続きシリーズ最終回です


見せて頂いたのがこのチラー軽そうです
それに糸が細い


羽は烏骨鶏のダウンの様です


糸はこのタモをほどいて使っているそうです
ポリエステルの#100をほどいたモノより細いです


こちらはオオスズメバチ用


すると恵那の横井氏が発泡スチロールのチラーを持ってきました
面さんが今や標準タイプになった感のあるレジ袋+ポリエステル#100のチラーを
でもこれは珍しくないので写真には入っていません
ひとしきりチラー談義の後じゃあ実際に飛ばしてみようと言う事になりました


50m程離れた所に既に餌(レバー)が撒かれていてもうヘボが着いていると言う事です
そこにはアケビが沢山生っていました
レバーにはキイロスズメバチが居ましたすると飼育家の方
素手でキイロスズメバチをひねり潰しちゃいました


すると直ぐヘボが戻って来ました


会長が面さんのチラーを持たすと20m離れた林に消えました
私を含め全国地蜂連合会3名が林で待機
間もなく戻ったヘボに横井式チラー(発泡スチロール)を持たせると5m飛んで休憩


すると林の反対側に居た信州蜂愛好会幹事の西藤さんが「有ったよ~」
石垣の上の巣を見つけちゃいました
見つけたら時間が無いので移動
ここで車に戻る時西藤幹事がもう1つ見つけたそうです
信州蜂愛好会恐るべし


我が全国地蜂連合会はと言うと付知ブラックビークラブの早川会長が
ウマブドウ(ノブドウ)を見つけてご満悦
この焼酎漬けがヘボ刺されに格段の効果があるそうですやってみようかなあ


移動途中の昼食は塩沢産業さんが予約して呉れた「鹿曲」で豪華なかき揚げ丼
予め連絡済なので待ち時間も無く美味しゅう御座いました


そして着いたのが件の西藤幹事のヘボハウス
氏はここで3.6㎏の巣を出品それが信州蜂愛好会の記録だそうです
同行したkisukeさんは去年の足助のコンテストで7.6㎏
今東濃・三河地域で優勝を狙うなら少なくとも5㎏は越えないと…。
ここ数年この地域のレベルが急速に上がっちゃいました


そこにあった使って無い巣箱で飼育談義が盛り上がりました


恵那の横井氏は自分の移送箱を持って来て説明でした
移送箱に入っているのは新聞紙の緩衝材


↑これよさそうなので早速作ってみました来年使ってみます


これだけ集まってヘボの話を始めたら尽きません
しかし帰りの時間もあるので午後2時半に記念写真を撮って散会となりました


<ヘボ通信>

レバーと小鯵に群がるヘボ

飼育ヘボ見学

2017年09月29日 04時18分28秒 | 日記
<速報>
昨日付知ブラックビークラブの早川会長から電話が有り1番良い巣からオスが出たそうです
泣く泣く燻したら巣盤7枚4.1㎏だったそうです
巣盤1枚で700gとか女棚も少し入っていたそうです

さて、昨日の続きです
蜂天国から5㎞程浅間山系西麓でヘボを飼育している方を訪ねました


巣箱には断熱材が巻いてあるそうです
暑さ対策では無く暗くするためだそうです


結構な通いです


餌はレバーとエビでした


飼っていたのは全部で7つ


蜜蜂の箱を流用したのかな


イチイの実がキレイでした


これはムベ


ヤマボウシの実


ナナカマドかと思ったらサンショウだそうです


確かにナナカマドとは違うけどこんな大きなサンショウって…
そう言えば黍生山にもフユザンショウなんて言う大きな葉っぱが有ったなあ


飼育している方に「目印はどんなのを使っていますか?」って聞くと「羽!」
「えっ「鳥の羽」「え~っ」                         つづく

<おまけ:ヘボ通信>

極トン師匠の所から戴いて来たヘボ我が家の大きさから言ったらN0.4だったのですが
最近急速に大きくなり今やN0.2を越えているかも

蜂天国

2017年09月28日 04時18分28秒 | 日記
昨日の続きで北信・東御市の蜂天国を訪問しています


8時半からキイロスズメバチの捕獲、合体等のビデオを見ました


「ためしてガッテン」ってありますが大道具さんが作ったんでしょうか


博物館内を案内して戴きました大きさが半端じゃないです


これはキイロの下にモンスズメバチ
モンスズメバチの巣を佐賀さんが探しています
ご存じの方はtatsuya.saga@gmail.comまでご連絡下さい


立派な蜂の標本が有り居ましたこれは欲しかったです


松浦先生とも親交があったようです松浦先生は野中教授の恩師です
西尾亮平氏、三宅尚巳氏と並んで3貴神の様な方です


こんなのが沢山有ります


まさかここで作らせた訳ではないでしょうね


よく壊さずに移動させたものです




これがよく判らないこれは全て外被だそうです
巣盤の置いてある所が巣だったのかな


160個の合体巣


よく160個もあったものですが1日2個合体させても80日掛かります


この大きさ伝わりにくいだろうなあ


ナイアガラの滝と言う作品で3畳くらいの壁でした
その真ん中の外被が切り取られ中が見えました


面さんのお気に入り


午前9時から歓迎式典を開いて呉れました
まずは高橋会長の挨拶


続いて塩沢産業社長


創業者で蜂天国オーナーの塩澤会長


塩澤会長、厚さ1㎝以上あるハードカバーのこの本を全員に下さいました


信州蜂愛好会々長の山浦副社長
後ろに見えるのは司会で事務局の中澤副社長
ここまで見て判る様にこの会社は社をあげて蜂をサポートしているようです


記念写真をとって蜂天国の見学は終わりましたが
後日この写真を名前、日付入りで送付して下さいました
何から何まで至れり尽くせりでした
明日は愈々飼い蜂の見学です

<おまけ>

Tombeeさんが心配して呉れた土中飼育のバリヤーを一昨日設置しました
たいした戸惑いも無くすんなり受け入れて呉れました

東御(北信)交流会

2017年09月27日 04時18分28秒 | 日記
大蔵高丸から帰った翌々日全国地蜂連合会の東御交流会に行って来ました
東御市は上田市と小諸市にの間に有ります
そこに全国地蜂連合会加盟の信州蜂愛好会があって
遠方故日頃交流が出来無いので訪問して親交を温めようと言う訳です


交流会は現地集合(8:30)現地解散で付知地区と恵那地区と我々足助地区からそれぞれ参加します
朝4:22我が家出発です同乗は面さんとkaniさんそれにカミ
東北遠征と一緒で中央道~長野道~上信越道と進み8時に東北遠征の時夜中に休憩した東部湯の丸SA
ここにはスマートでは無く普通のICが有りました
ICを出て少し走るとスズメバチさんがお迎えです


更に8分程走り目指す「蜂天国」に到着しました


スズメバチがカモ~ンってやっているこのモニュメントが欲しいです


蜂天国は生コン・砕石・ガソリンスタンド等幅広く展開される塩沢産業グループの施設です
この会社社員250人で年商100億つまり4000万円/人と言う事です


蜂天国は創業者の塩澤会長の趣味が高じて作られた博物館
今では同社の広告塔的な存在のようです


建物横の檜には巣材取りのキイロがひっきりなしにやって来ます


入り口にも小さな蜂が


大きな蜂の供養塔同社は石材業が原点の様です
毎年8月8日に蜂供養祭がおこなわれるそうです


中に入ると沢山のサインこれはその1/3位ですが多くはTV局のものでした
「トコロさんの目がテン」「NHKのためしてガッテン』等もありました


塩澤会長が体に蜂蜜を塗ってキイロの巣に近づいたこのシーンは
「何にもしなければ蜂は刺さない」事を立証するため
でもこの後どうやって蜂を離したんだろう?って思ったら
そ~っと梯子の下に移動してぬるま湯をシャワーしたそうです賢い


窓の外では今年の作品を製作中
下部は昨日合体させたばかりの巣盤
割り箸で刺して針金で縛りつけてワイルド~


沢山の展示品です


この絵カッコ良かったです

ヘボの24時間給餌

2017年09月26日 04時18分28秒 | 日記
Tombeeさんが「お前はどうしてそんなに刺されるんだい?信じられん!」
と言うのでその説明を


これが24時間給餌の巣箱です


餌台の蓋を開けた所ですヘボにすれば巣を掘られたようなものです
給餌の時は朝昼晩防護服を着なければなりません
それが面倒で「蜜をやるだけなら…」と防護服を着ないので偶に刺されるのです


24時間給餌(A)


始めのうちは↑と同等と思われた通常飼育(D)


24時間給餌(B)


24時間給餌(C)


通常飼育(E)我が家の優等生3㎏を越えて呉れるんじゃないかと期待です


土中飼育(F)変ったシダクロで炎天下に巣が有ったので面さんも俊さんもクロだと
でクロを飼いたがっている私に掘れとそれが掘ったら大きなシダクロでした
その所為か朝の通いは悪いですが昼になるとよく通います真夏でも昼の通いが良かったです
ヘボ追いの時巣の近くの餌には着かないと言いますが
土中飼育は入り口近くの餌には着きません蜜も殆ど着きません
飼育箱のヘボは何故つくのか判りませんが
少なくとも普通の環境ではないと解っているのかも知れません

この写真のヘボの数だけで単純に大きさの判定は出来ません
私はE>B>C>A>Dと思って居ます
問題は土中飼育のFで捕獲後のトラブルが無ければ2番目に大きくなっていると思うのですが…