缶詰blog

世界中の缶詰を食べまくるぞ!

缶詰ワールド杯! 第3戦デンマーク対日本

2010-07-10 13:48:15 | 缶詰ワールド杯

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 グループEの対戦はデンマーク対日本であります。
 缶詰ワールド杯も第3戦なのであります。
 さて、デンマークといえば豚肉。畜産が盛んな国で、主要輸出品目にも豚肉が含まれているのだ。
 その豚肉の加工品が、ポークランチョンミートであります。
 対する日本はいきなり鯨缶を投入。
 折しも反捕鯨映画の『サ・コーヴ』が上映される中(筆者も観に行ったぞ)、堂々の入場であります。
 思いがけずこの対戦、豚肉対鯨肉という肉弾戦となった。




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デンマークは巻き取り鍵で早くも先制点!
この開缶方法は確かに魅力的だ
しかし一度しか使えない大技でもある




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対する日本、開缶時の佇まいで一気にゴール!
和を演出するパッケージの強烈シュートだ
(何だそれ?と突っ込みつつお付き合い下さい)




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おっと、デンマークがドリブルをつなぐか
こんがりと炙って風味を引き出している
SPAMよりあっさりした味付けをどう活かすのか




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 デンマークが思いがけない攻撃を見せる。夏に嬉しい冷やし中華フォーメーションだ!
(このクダラナサ。どうか最後までお付き合い下さい)
 筆者はあの冷やし中華に乗ってるハムを、いつも何となく食べているのだが、あまりウマいもんではないですね。
 必要でありながら、しかし
「そんなに高品質は期待してないよ」
 という程度のハムが使われてるからだと思う。
 それをポークランチョンミートに変えてみると、やはりウマい。ぐっとパンチが利いてくる。
 最も有名なホーメル社のSPAMよりもポーク臭、塩分ともにマイルドなのが、デンマーク・ポークランチョンミート缶の特徴でもある。




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 さあ、日本がボールを奪った。この木の屋石巻水産の鯨須の子缶はもともと生姜が利いているが、筆者、じゃなかった審判が生姜好きなので、針生姜増量で試合に臨んでいる。
 ひと口頬張れば...うーむむ。甘辛~い大和煮の味付け。
 実は筆者、この甘辛さが得意ではない。もっと薄味が好みである。
 しかし咀嚼が進むうち、甘辛いタレの奥から、鯨特有の匂いが出てきた。確かに魚類ではない、ケモノに近い匂いである。
 ああ、何と懐かしい匂いだらう。
 鯨のケチャップ煮、鯨の竜田揚げが、筆者の好物だった。
 一番好きだったのは刺身である。当時は鯨が安価で、よく食卓に上がったものだった。
 おおっと、ここで終了のホイッスルが鳴り響いた。
 勝者、日本。終了間際のノスタルジー攻撃で強豪デンマークを下したのであった。

 缶詰W杯 第3戦勝者日本




 日本:鯨須の子大和煮
 内容総量:170g
 固形量:120g
 原材料名:ひげ鯨、砂糖、醤油、でん粉、しょうが、香辛料、増粘剤(グァーガム)
 原産国:日本(宮城県石巻市、木の屋石巻水産




 デンマーク:セレブリティ・ポークランチョンミート
 
 内容量:340g
 
 原材料名:豚肉、でん粉、食塩、カゼインNa(乳由来)、リン酸Na、酸化防止剤(アスコルビン酸Na)、発色剤(亜硝酸Na)
 原産国:デンマーク




頂戴缶シリーズ、2010年夏

2010-07-08 10:28:09 | 日記

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仕事で全国を飛び回るNoritanからの頂戴缶
時計缶まりも缶などユニーク缶に鼻が利くのだ

 今年も多くの方から缶詰を頂戴している。
 我が家で「頂戴缶」と呼ばれるそれら缶詰たちは、このブログで紹介したり、缶詰研究に役立てたりと、有意義に使わせていただいているのだ。
 知人・友人あるいはメーカーさんには感謝多謝なのであります。いつもありがとうござりまする。




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 これらは『缶詰まにあくす』著者Sotomichiさんから頂いたもの。
 この方も全国のご当地缶から海外缶まで、守備範囲が幅広いのだ。
 中でも面白いのは高校生実習缶シリーズ。




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富山県立海洋高、海洋食品情報科とある
サバのパインソースという意欲作だ




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 そしてこちらは鳥取のご当地缶に精通している『非常食と防災グッズ&ミリメシ』著者こばさんからの頂戴缶。
 折しもNHKドラマ『ゲゲゲの女房』で人気沸騰の鳥取・港堺市から、鬼太郎シリーズの缶詰が続々と登場している。




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おでん缶にはマンガも描かれる
この暗いタッチ、いいですなァ




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 そしてこれが、冒頭でご紹介した『walkup.sunnyday.jp
』の著者Noritanから頂戴したまりも缶。
 読者諸賢には以前、この記事で紹介しているが、現在もマリモちゃんは元気に生きております。

 こうして様々な方からの頂戴缶があったればこその、缶詰ブログなのであります。
 これからもよろしくなのだ!!




缶詰ワールド杯! 第2戦イングランド対アメリカ

2010-07-07 16:31:58 | 缶詰ワールド杯

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 缶詰ワールド杯、第2戦である。
 対戦はイングランド対アメリカだ。これは缶詰仲間のG3さんの希望で実現したカードであります。
 何しろワールド杯とはいえ、すべて筆者の家でやってるんだから、どんなカードも思いのままなのだ。
 ま、それはいいとして...。
 この対戦、どちらの国にしても
「どっちも料理については大味だよなァ」
「ひょっとしてマズうま缶対戦じゃねーの?」
 などという声も聞こえてくる。
 そんな世情にジョンブルが意地を見せたのか、イングランドは鴨のフォアグラ缶を投入。かの高級デパート・ハロッズに付属する選手である。
 一方のアメリカもヤンキー魂が爆発、425g入りのコンビーフ・ハッシュを投入してきた。ラグジュアリーなハロッズに対して、郷愁を誘うおふくろの味で勝負するのだろうか。
 さあ、キックオフであります!




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フォアグラ缶には巻き取り鍵が付属している




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紙をはがすと巻き取り部分が出てくる
米国缶の上に乗ってアピール、早くもゴールを狙う




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開缶。何と金属板が上・中・下に入ってる




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形が崩れないよう配慮しているようだ
だが金属板のせいで中身の一部が黒変
勝負を焦るイングランド、先制点が取れない




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一方、きこきこ式で開缶の米国缶
肌色コンビーフが食欲をそそらない
勝負は分からなくなってきたゾ




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 膠着状態のまま、いよいよ試食である。どちらも加熱しない状態でパンに塗りつけた。
 まずイングランド・鴨のフォアグラであるが...これはウマい。
 肝臓の風味が濃厚で、塩分もいい塩梅。余計な香り付けがされていないのだ。ここでイングランド、ようやくゴールが決まった。
 対するアメリカのコンビーフ・ハッシュであるが...コンビーフが水っぽい。
 しかし味付けは良好で、几帳面にカット(成形?)されたポテトも悪くない。じわじわと“おふくろの味”が迫ってきて、ついにシュート炸裂、ゴールが決まった。

 ここで審判から物言いが付いたようだ。
 サッカーに物言いがあるのか筆者は知らんが、ともかく出たのだ。
 おっと、ここで勝者がアメリカとの判定であります! どうもコストパフォーマンスが問題になっていたようだ。
 すなわちイングランド缶は空港免税価格で16.9ポンド。約2270円だ。
 これに対してアメリカは2ドル79セント。約237円である。

 試合は何が起こるか分からないもんですねェ。

 缶詰W杯 第2戦勝者アメリカ




 イングランド:鴨のフォアグラ
 内容量:75g
 原材料名:鴨の肝臓、塩、スパイス、硝酸ナトリウム
 原産国:イングランド(ハロッズ)

 アメリカ:コンビーフ・ハッシュ
 内容量:425g
 原材料名:[コンビーフ]牛肉、塩、砂糖、水、硝酸ナトリウム[ポテト]乾燥ポテトを戻したポテト(直訳)、塩、砂糖、水、香料、スパイス、硝酸ナトリウム
 原産国:アメリカ




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 追:加熱した場合、フォアグラはただのレバーっぽくなる。コンビーフ・ハッシュは水分を飛ばすほど加熱すると美味。




イベント情報

2010-07-06 13:56:11 | イベント・講座

 7/14(水)、15(木)は『サバ缶7!
 14日[さばの湯]、15日[スローコメディファクトリー]で20時Start。サバ缶7種食べ比べ、メーカーさんとのフリートーク、新作「サバ缶落語」もあり(笑福亭羽光さん)。チャージ1000円。

 8/7(土)は『日本酒に合う缶詰バイキング!
東京カルチャーカルチャー]で13時Start。全国酒蔵5カ所から集まった珠玉の日本酒飲み放題に缶詰企業9社のおつまみ缶食べ放題。
 女優&きき酒師の福山亜弥さんとのコラボイベント、チケット4000円(11日発売開始。ファミマ店頭で予約なしで買えます)。
  


一人、弁当を使う昼(サバ缶弁当)

2010-07-06 13:50:21 | 魚介

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 この日。
 午前中を調べ物に費やしていたのだが、昼近くなると
(弁当が食いたいな)
 勃然と思った。
 それも、きちんと弁当箱に詰めた、手作りの弁当である。
 普段は蕎麦やうどんを作ったり、あるいは既製の弁当を買ってきて食べたりするのだが、そういう生活が続くとふと、高校生の頃に食べていたような手作り弁当が食べたくなる。
(そうだ、飯がぎっしりと、1合くらいは詰まっていたっけ)
(おかずは昨夜の残り物だったけど、その冷え切ったおかずがまた、ウマかったよなァ)
 そんな思いにとらわれるのである。
 そこで早速、調べ物を中断し、まずは飯を炊いた。
 おかずをどうするか。昨夜の残り物はない。
 そうだ、缶詰があるではないか。




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マルハニチロ食品のサバ缶・月花プレミアムを用意した
同社通販でしか買えない数量限定生産品だ




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開缶! 澄んだ脂が高品質の証しでもある
三陸産の秋サバをフレッシュな状態から使用している




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 中身を半分ほど皿に開け、残りと缶汁は別にとっておく(後日、ネコまんまにして食べた)。
 身の上からEXバージン・オリーブオイルをたっぷりとかけ、ショーユを垂らし、黒胡椒を振る。
 この味付けはご飯にとても良く合う。ここ数カ月のマイブームなのだ。
 ショーユをポン酢に置き換えると、酒の肴にバッチリである。
 さあ、飯も炊けた。弁当箱にぎゅうぎゅうに詰めよう。
 上の段にはサバを詰めて、その隣に香の物をたっぷり入れて。
 ただこれだけの弁当だが、実にウマかった。
 無心に、がつがつと口に運んでは、飲み込んだ。

 ある平日の昼。筆者はこうして飯1合を平らげたのであった。




 内容量:200g
 原材料名:サバ、食塩
 原産国:日本(マルハニチロ食品



 追:この記事は月花三種食べ比べをしている『缶詰まにあくす』“限定生産さば水煮 月花プレミアム”にトラックバーック!!
 マルハニチロ食品の通販ページで当ブログを紹介してくれてますぞ。