福島県知事候補に和田ひろ子氏の名が! 10月4日

10月26日告示・11月12日投票の福島県知事選挙は、非常に興味深い。自民党からは岩城光英参議院議員と霞ヶ関の高級官僚2名、民主党からは佐藤雄平参議院議員・和田ひろ子参議院議員などの名前があがっている。この際私は、和田ひろ子参議院議員に、是非、福島県知事選挙に立候補していただくことを期待したい。今年7月には、滋賀県で嘉田由紀子新知事が誕生した。11月2日告示・11月19日投票の沖縄県知事選挙には、糸数慶子参議院議員が野党統一候補として出馬することが決まっている。和田ひろ子参議院議員出馬となれば、連続3人の女性知事誕生も決して夢ではないからだ。

そもそも今回の福島県知事選挙は、5期18年にわたる佐藤栄佐久前知事の「佐藤王国の崩壊」に起因する。「佐藤王国」は、知事ファミリーと県庁ぐるみの、組織的な談合によって、莫大な税金の詐取を行っていた。残念なことにこのような構造は、福島県だけに留まらない。現に前田建設工業や水谷建設は、全国の多くの都道府県で、公共事業を受注している。このような大手ゼネコンと地方権力との癒着は、現在の日本の政治の最大の構造悪と言えるものだ。その構図に鋭いメスを入れない限り、日本の政治は良くならないし、国と地方との財政再建も、絶対に実現することはできないのだ。

この重要な改革を実行するには、そんな構造悪からは自由な、女性パワーが何よりも必要とされるのだ。男性の国会議員や霞ヶ関の高級官僚は、大なり小なりその構造悪とつながっている可能性がある。福島県は思いきって、クリーンな女性パワーで、県政の大掃除をする必要があるのだ。奇しくも自民党福島県連が提起したように、知事の任期を2期8年に限定し、その間に県政の刷新・談合の撲滅・税金のムダ遣いの一掃・農業と福祉などに目標を絞った和田ひろ子参議院議員の「マニフェスト」が登場することを、私は心から期待したい。

滋賀県の嘉田由紀子知事は、新幹線の新駅建設にストップをかけて、県政のムダ遣い体質を改めようとしている。沖縄県の糸数慶子予定知事候補は、米軍再編による普天間基地の辺野古への移設にストップをかける強い決意を表明した。いずれも従来の政治につかる男性には、とても不可能な勇気ある意思表明だ。構造的に混乱した状況に対して、このように明快でわかりやすい決断を下すことができるのは、女性だからこそなのだ。和田ひろ子参議院議員は、県議2期の経験を経て参議院議員として2期12年、農政の専門家として活動してこられた。福島県政の刷新とともに、全国の先陣を切って、21世紀型農業の構築にも力を尽くしていただきたい。

不正や誤魔化し、ご都合主義の政治ではなく、名実ともに正々堂々とした政治を断行する決心覚悟が民主党にあるならば、可能性が出てきたからには、迷わず、和田ひろ子参議院議員に白羽の矢を立ててほしい。不正や誤魔化し、公序良俗に反する行為が一切ないと、自分の胸に手をあてて言い切れる男性議員は間違いなく少ない。議員の不祥事の大半が男性であることが、それを物語っている。女性の国会議員が公序良俗に反する行為をする可能性は極めて低い。その点、女性は政治に向いているし、飛躍すれば日本国民統合の象徴たる天皇にもふさわしいと言えるのだ。秋篠宮家に誕生した親王よりも、皇太子一家で育まれる愛子内親王のほうが、21世紀後半の世界平和を構築していこうとする日本国の象徴天皇として、私たちに夢と希望を与えてくれるに存在に違いないのだ。

いよいよ、女性が頑張る時代の到来だ。
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