酒仕込み体験、午後の作業開始!!
酒米が蒸しあがりました♪
普通のごはんに比べると、ちょっぴり固めですが、
透き通ったような神秘的な色をしています!
大きな釜を斜めにして、蒸したお米を冷ます為の
機械に、手作業で移します。
冷めた蒸し米の出口です。
2人一組でしっかりと受け止め・・・・・
母酒と米麹、仕込み水を入れたタンク(もろみ)に
少しずつ入れていきます。
日本酒は一度に大量のお米を仕込まないそうです。
今回体験させていただいたのは、三回に分けて仕込む
『三段仕込み』の行程の一部です。
1回目の仕込みを「初添(はつぞえ)」、1日仕込みを
休む「踊り(おどり)」の後に、2回目の仕込み「仲添え」、
そして3回目を「留添(とめぞえ)」と呼ぶそうです。
これは雑菌や野生の酵母などに汚染されることなく
美味しいお酒ができるようにと先人があみ出した
昔からの知恵だそうです。
ここからは、温度管理が大切だそうです。
以外にアナログな測りかた?と呟くと、
「こしきゆかしき」です!と大和川酒造の伊藤部長・・・。
言い方1つで印象が違いますね(^^)
私たちが仕込み体験をしたタンク(2階)のすぐ近くにある、
1階とつながっている大きなタンクを覗いてみると・・・
えーっ!サメが泳いでいる!?
大和川酒造さんはサメを飼っているのでしょうか・・・
このサメの正体は、大きなタンクの下に付いている
もろみを混ぜるためのハネでした!
少し前に仕込みをしたタンクの側で耳を澄ますと・・・
プチプチと泡のはじける音が聞こえてきます♪
生きてるんですね(^^)
大きなタンクにも蒸し米をパラパラと入れ、
「純米大吟醸」の仕込みも体験させていただきました。
ドキドキ・ワクワクの瞬間です(^^)
酒仕込み体験の後は、工場見学です!
田植えの時にも見せて頂いたのですが、実際に
酒仕込みを体験した後に見る工場は違って見えます。
写真は麹を作る機械です。皆さんとても熱心に
質問をしていました。
温度を管理するための機械です!
昔はすべて手作業で、人間が管理していたので
それに比べると、最近はずいぶん楽になったようです。
と言っても、肝心な部分は今でも人の目や勘が頼り。
酒造りは置くが深く、私達にはまだまだ分からない世界。
昔から受け継がれた技術と醸造の文化に触れ、
ただただ感心するばかりです。
サメがいたタンクを下(1階)から見ると、こんな感じ♪
周りには冷水が入り、温度を調整できる仕組みだそうです。
こちらがお酒を絞る機械です。
約1ヵ月後には、今日、仕込み体験をしたお酒が
この機械を通り、お酒と板粕に分かれるそうです。
どんなお酒が出来上がるのか楽しみです(^^)
途中でこっそり見に行っちゃおうかなぁ・・・
工場見学を終えて、3階で瓶やラベルについての
打ち合わせをしていると、突然汽笛が聞こえてきて、
窓から外を見ると、SLが走り去っていきました。
またまた感激!!何か良いことがありそうな予感♪
夢と希望がいっぱいの酒仕込み体験でした(^^)
大和川酒造の皆さん、大変お世話になり
ありがとうございました!