JA夢みなみ ファーマーズマーケット はたけんぼ

はたけんぼ店舗内外の情報を随時更新中です♪

須賀川の守り神、お諏訪さま

2011年04月30日 | 大震災

約300年ほど前のお話・・・

「奥の細道」を旅する松尾芭蕉と河曽良の二人は、

元禄2年4月22日(陽暦6月9日)、須賀川宿に入り、

当時の駅長・相楽等躬宅に草鞋を脱いだそうです。

そして4月29日までの7泊8日を須賀川で過ごし、

3つの句を残しました。

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松尾芭蕉が参詣したと言われる須賀川の総鎮守、

神炊館神社(おたきやじんじゃ)の現在の写真です。

室町時代に、須賀川城主であった二階堂為氏が

信州諏訪神を合祀したことから、現在に至るまで

「お諏訪さま」としても親しまれています。

正面だけを見ると、400年前と変わっていないように

見えますが・・・周りを見渡すと、あまりの被害の大きさに

目を覆いたくなります。

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2年前に、JR須賀川駅長と歩いた時の鳥居の写真です。

この石門は、駐車場から境内への入り口で、

会津藩主・上杉景勝公寄進の歴史のあるものでした。

この鳥居も、震災の被害が大きく、取り壊されてしまいました。

(考えるだけで苦しくなります。)

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無残に散らばっていた、正面の鳥居から境内に続く灯篭は、

倒れなかった部分だけを残し、撤去されていました。

でも未だに(写真のように)大震災の爪あとが残っています。

この光景、何度見ても決して見慣れる事はありません。

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2009年4月に歩いたときの境内の奥(裏手)です。

http://blog.goo.ne.jp/hatakenbo/d/20090418

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そしてこれが現在の同じ場所。

右側の後姿は、神社を守る禰宜様です。

神様は境内の奥のほうにいらっしゃるので心配ないそうです。

(それを聞いてホッとしました。)

先日、市内の社長さんたちが言っていた、

「須賀川は神風が吹いてる。お諏訪さまに守られてるんだ!」

という言葉を思い出しました。(無条件に納得。)

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神社から更に奥へと進んでいくと、大きな桜の木があります。

思いきり上を見上げて写真を撮ったら、暗くて桜は小さいけど、

すごく元気が出ました♪ すがすがしい気分!?

樹齢300年に及ぶエドヒガン桜の巨木が群生するこの場所は、

全国的にも例を見ない貴重なものといわれています。

(それが分かったのも、ここ数年のことだそうです。)

しかも、この地は純粋で貴重な種子が大量に採れる条件を

満たしているため、様々な桜の品種の台木用として活用され、

毎年数万本もの苗木が国内外へ出ているそうです。

桜のお母さんと言える「お諏訪の杜・エドヒガン桜」です。

過去にないような大震災の後でも、今までと変わらずに

美しい花を咲かせ、訪れる人の心を癒しました。

堂々と、そして優しく語りかけ、すべてを包み込むような、

そんなエドヒガン桜のように生きられたら・・・

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神社の駐車場にある枝垂桜です。

神社に行ったのは、ちょうど1週間前なので、

今は満開で見ごろかもしれません。

エドヒガン桜と枝垂桜の間には、ものすごく大きくて立派な

ケヤキの木が立っています。

上を見上げる機会の多い神炊館神社(お諏訪さま)で、

心も前向きになれたような気がします。

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神社からの帰り道、(2ヶ所ほど寄り道したので、

すっかり暗くなってしまいましたが・・・)

まっすぐ伸びる、ひこうき雲が見えました。

「今日行かないと!」と、連れ出してくれた友人に感謝しながら、

「みんなが平和に過ごせますように・・・」と、

ひこうき雲にお願いしました。(流れ星じゃないけれど。)

復興への道程は、まだまだ長くなりそうですが、

なるべく普通に、なるべく冷静に、なるべく穏やかに、

みんなが笑顔になれるように暮らして行きたいと思います。

心を一つに、しっかりと手をつないで進めば、きっと大丈夫!(^^)


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ポカポカの連休初日でした♪

2011年04月29日 | 日記・エッセイ・コラム

ゴールデンウイーク初日は、ポカポカのお出かけ日和♪

皆さん楽しい休日を過ごせましたか?

「はたけんぼ」と同じでお仕事だった方は、お疲れ様でした!

釈迦堂川の桜もすっかり散ってしまいましたが、

たくさんの鯉のぼりが、元気いっぱい泳いでいます♪

(今日も行けなかったから、明日は行きたいなぁ・・・)

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ずーっとお店にいた私は、外の景色ではなく、

アイス工房に置いてある、折り紙で作ったコロコロ!?に

何故だか癒しを感じていました。

先日から、須賀川牡丹園も開園しました。

今年は震災による破損が完全に修復されていないため

無料開放されています。(開園時間は8:30~17:00)

今はチューリップや芝桜が見ごろだそうです。

お花を眺めながらのお散歩は、心の栄養になります♪

是非お出かけください(^^)

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(写真提供:リトルジュースバーさん)

北海道札幌市にあるフレッシュジュース専門店、

「LITTLE JUICE BAR」さん。

4月の初めから、「はたけんぼ」のイチゴやトマトを

美味しいジュースにして、応援してくださっています。

メニューはすべて野菜ソムリエの萬年暁子さんによるもので、

いつか行ってみたい素敵なお店です♪

先日、北海道テレビさんでも紹介されました。

↓ ↓ ↓ 「LITTLE JUICE BAR」さんのブログ

http://littlejuicebar.sblo.jp/article/44155140.html

あたたかい応援、本当にありがとうございます。

今日は(今日も?)TOKYOFMさんにお世話になり、

はたけんぼのお米や、大葉からし味噌、甘酒、味噌、

りんごジュースなどを販売していただきました。

PM3:00過ぎの生放送の番組でも、少しだけ電話で

お話させていただきました。

昨年7月のひょう害の時からお世話になってばかりで・・・

出荷規制が続く中、落ち込んだりもするけれど、

応援してくださる皆様のおかげで、毎日を元気に

そして楽しく過ごすことができます。ありがとうございます。

明日も明後日も・・・

希望を持って元気に営業します!!(^^)


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幸福がやってきました♪

2011年04月28日 | 日記・エッセイ・コラム

「はたけんぼ」の一番端の屋根の、一番高いところに、

数年前からあるツバメの巣。

今年もちゃんと帰ってきました(^^)

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ジーッと巣の方を向いて何かを考えているのでしょうか、

それとも一休みしているのでしょうか?

私もしばらくツバメちゃんを眺めていたら・・・

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毎年使っている巣を修復するために、2羽仲良く

忙しそうに飛び回り始めました。

ツバメは、自然界の安全を見極めて巣を作るそうです。

そこに住む人が優しくないと巣を壊してしまうとも言われています。

今年もこうして戻ってきてくれて、とっても嬉しいです。

何か良いことが起こりそうな予感♪

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次から次に「何か」を運んでいるツバメの姿に、

なんだか見とれてしまいました。

昔から日本では、穀物(お米)を食べずに害虫を

食べてくれる益鳥として大切に扱われたツバメ。

「人が住む環境に営巣する」という習性から、

地方によっては、人の出入りの多い家、商家の参考となり、

商売繁盛の印ともなっているようです。

ツバメの巣のある家は安全であるという言い伝えもあり、

巣立っていった後の巣を大切に残しておくことも多いそうです。

早朝の土砂降りも、開店前にはすっかり青空に変わり、

思わずニッコリ(^^)

ツバメにも癒され、仕事でも一歩前進!?

こんな時だからこそ連携を深めて、精一杯働かなくては・・・

ツバメの姿にそう決意した私でした。


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前向きに、そして冷静に

2011年04月27日 | 日記・エッセイ・コラム

色々な情報があふれていて、どれが正しいのか

分からなくなる事があります。

今日も、もともとお客様だった大切な友人から電話があり、

かなり気が滅入っている様子でした。

放射能のこと、日常生活のこと、これから先のこと・・・

不安なことは数え切れないほどあります。

どの情報が正しいのか、そして今自分に出来る事は何なのか、

それを冷静に判断し、行動する事が大切だと思います。

弱い人、上辺だけしか見ていない人ほど騒ぎ立てたり、

不安をあおるような発言をしているのではないでしょうか。

農家も行政も消費者の皆さんも・・・

不安な気持ちも、復興に向けて本気で努力する気持ちも、

大切な人を守りたい気持ちも、みんな同じだと思います。

みんなここ(福島県)で暮らしているのだから。

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しばらく電話で話をしたら、いつもの元気を取り戻した友人。

(ものすごくホッとしました。)

放射能は確かに心配だけれど、私たちが騒いでも

それが改善されるわけではありません。

親が不安な気持ちでイライラしていたら、子供だって不安になる。

生産者が諦めずに農業を続けているように、今は私たちも

じっと耐えるしかありません。

状況の改善に向けて頑張ってくれている人たちが大勢います。

その人たちの安全を祈り、信じて待つことも必要です。

放射能で病気になる前に、神経質になりすぎて

精神的に疲れてしまったら、守るべきものも守れなくなってしまう。

心と体、両方の健康を維持することが大切です!!

だからなるべく普通に・・・

美味しいものを食べて、好きなことをして、楽しく過ごしましょう♪

今の私たちにも、出来る事はたくさんあります!

前向きになれる人からどんどん前向きになって、

周りのみんなを元気にしましょうね(^^)


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JA静岡市への旅

2011年04月26日 | イベント

2011年4月22日(金)~23日(土)の2日間、

JA静岡市のファーマーズマーケット「南部じまん市」さんの

7周年祭に参加させていただきました!!

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震災後に販売会でお邪魔すのは初めてです。

南部じまん市さん、7周年おめでとうございます!

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震災前からのお付き合いで、以前から福島県産の

お米や加工品などを販売していただいていましたが、

今回は「がんばれ東北!」と書かれた大きな横断幕の下、

地元(静岡市)の農業高校生も一緒に、

キュウリやお米、大葉からし味噌などを販売して下さいました。

救援物資をいただいたり、震災直後からずっと応援販売を

していただいたり・・・本当にありがとうございます。

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炊き立てのごはんに大葉からし味噌をのせて、

たくさんのお客様に試食していただきました。

「美味しい!」と聞こえる度に嬉しくなります。

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食べていただける幸せに大満足の帰り道。

新幹線の中から、富士山がとってもキレイに見えました♪

と、言いたいところですが・・・

静岡にお邪魔したのは私ではなく、佐藤店長でした!

雄大で美しい富士山の姿に、励まされたことでしょう。

(たぶん・・・)

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そうそう、忘れてはいけないこの姿・・・。

はたけんぼ佐藤店長(赤い服)には特技があります。

それは、昔ながらの”籾殻かまど”でご飯を炊くこと!!

南部じまん市さんの店頭でも、持参した(というか、送った)

かまどで炊いた自慢のご飯を食べていただきました。

『美味しい!』という魔法の言葉!?で、ニコニコ笑顔です。

こんな笑顔を見るのは、本当に久しぶりです。

写真のハッピ姿は、南部じまん市の出荷委員長さんです。

ずっと佐藤店長の側で話を聞きながら、励ましてくださいました。

JA静岡市の浅場課長、南部じまん市の皆さん、

温かい応援、そして楽しい時間を、ありがとうございました。


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