朝晩も涼しくて、すっかり秋らしくなってきました。
先日、はたけんぼの野菜を原料に新商品の試作を
お願いしている盛亭・山治の女将さんと、
今月行われるイベント打ち合わせをしました。
いつもと変わらないように見えたのですが・・・
「謝らなければいけない事があるんです!」と、
真剣な眼差しで少し大きめの声で話し始めました。
現在試作中の商品のうち、1つ(1回分)を
ダメにしてしまったとの事。
新しい商品が完成するまでには、何度も試作を繰り返し、
味はもちろん、どんな保存状態でどれくらい日持ちするか・・・
たくさんの事を確認しながら作業を進めて行きます。
試作中の商品がダメになってしまうのも、
決して珍しい事ではありません。
しかし、その1回分をダメにしてしまったと頭を下げる
山治の女将さんの目には、キラリと光るものがありました。
試作品をダメにしてしまった事と、捨てることを決意した
親方と山治の遠藤店長の気持ちを痛いほど感じながら、
瞬きもせずに一生懸命話してくださいました。
試作品がダメになってしまったのは残念で、
作ってくださった山治さんに申し訳ない気持ちです。
でも、こんなにも真剣に、心を込めて新商品作りに
全力を尽くす山治さんとだからこそ、きっと良い商品が
出来るのだと、心からそう思えました。
この先、新しい商品がお店に並ぶまでには、
検査をしたり、パッケージを検討したり・・・・・
まだまだ色々な事が待っています。
山治さんとの出会いに感謝しながら、一つ一つ
前に進んで行きたいと思います。
山治さん、これからも宜しくお願いします(^^)