あつしが行く!!

日本共産党前福島県議会議員・長谷部あつしが日々の活動を綴ります。

6月「花と病院」Part7/あいさつ/回転物干し

2008年06月20日 | 日々の活動



きょうも病院の建物を背景に、駐車場の花壇の花。

午後、休暇をとって、高橋あき子市議事務所のご近所をあいさつにまわりました。

ソバ屋さん、レストラン、焼き鳥屋さん、花屋さん、自動車修理屋さん、パーマ屋さん、中古車販売店、書道具やさん、不動産屋さん、ガラス屋さんと、いろんな商売のかたと話すことができました。

焼き鳥屋さんとガラス屋さんからは「お客さんがふえるようにこの景気をなんとかしてくれ」と切に訴えられました。

65歳になった障がい者のかたは、後期高齢者医療制度・障害者自立支援法・介護保険の3つの制度に振り回され、苦しめられている体験を話されました。金銭的負担と役所に足を運ぶ負担ばかりがふえていて、何もいいことがない、というのです。



あるお宅の庭にはクルクルまわる回転式の物干し。85歳になるだんなさんが何年も前につくったものだそうです。これは商品価値が高いと思いますが。


出勤後のテーマ「花と病院」/介護労働/社保委員会

2008年06月19日 | 日々の活動



出勤直後のテーマがすっかり「花と病院」になった感があります。

介護労働については、『どうする日本の福祉』(青木書店、00年10月刊)、『発達保障と教育・福祉労働』(05年8月刊、全障研出版部)の二宮厚美(にのみや・あつみ)氏の文章にいたく納得しています。

介護にたずさわるみなさんとぜひ意見交換すべく、氏の言わんとするところの要約を試みています。



職員の社保委員会があり、いわき市の医師不足と市立病院医師を守る課題、後期高齢者医療制度の問題、消費税増税を「決断のとき」という福田首相の言い分の問題について、パネルを使って実態を報告しました。

ブラシノキ/ヘルパーと政治/介護労働の特質と専門性

2008年06月18日 | 日々の活動



10日に咲き始めたことに気づいたブラシノキはすっかり真っ赤っか。7分咲きぐらいでしょうか。

4月16日に90歳の女性から聞いた話が頭から離れずに、ずっと引きずっています。
「介護保険制度と毎日来てもらうヘルパーさんには感謝しています。でもヘルパーさんと心が通わない。ヘルパーさんは私のためにではなく会社のために働いている姿がありありなんです。それはヘルパーさんの問題でも会社の問題でもなく、そうしなくちゃいけないしくみにした政治の問題じゃないか」といった話です。

もし、利用者のこうした気持ちにより添えない介護労働者が大半になってしまったらたいへんなことです。

介護労働者が現場を次つぎと離れてしまう現状が報じられますが、このことと無関係とは思えません。介護労働の特質や専門性が現行介護保険制度のもとでどうゆがめられてしまうのか、なくてはならない介護労働のこれからをどう切り開くのか、徹底して考える必要を感じています。






疑似科学入門/予防措置原則

2008年06月17日 | 日々の活動



『疑似科学入門』(池内了著、岩波新書)を読みました。

5日の『ほんとうの環境問題』や9日の『「地球温暖化」論に騙されるな!』で書かれている主張を明確に意識して書かれた本です。

というのも「あとがき」で著者は、「環境問題について主流の意見とは異なるさまざまな議論が持ち出されるようにな」り、「現在の科学で明白な結論が得られない問題について、それぞれの立場から極論ばかりを戦わせていると疑似科学に通じる危険性がある」と指摘しています。
ただし、上記の本や著者を特定しているわけではありません。

本書では、環境問題など「複雑系」であるがゆえに科学的に証明しづらい問題について、真の原因をあいまいにする言説を「第三種疑似科学」、人間の心理につけ込んで暗示を与える、科学的根拠のない言説を「第一種疑似科学」、科学を援用・乱用・誤用・悪用するものを「第二種疑似科学」と分類したうえで、それぞれ検討を加えています。

第三種疑似科学の検討のなかで著者は、「未来の予測が不完全である場合、安全サイドに立ってあらかじめ手を打っておくという考え方」をとる「予防措置原則」の重要性を強調しています。

科学への態度として、私はこの著者の考えに共感します。







暮らしに思いを馳せる経済学

2008年06月16日 | 日々の活動



第一銀行勤務後、神戸大学教授を経て、「暮らしと経済研究室」を開設されている山家悠紀夫(やんべ・ゆきお)さんの『暮らしに思いを馳せる経済学』(新日本出版社)を読みました。

「ここ一〇年余り人々の暮らしがどう変化してきたか、この間の政策が人々の暮らしにどういう影響をもたらしてきたかを振り返って」みた本です。



経済学を学ぶのに必要な資質は「冷静な頭脳と温かい心」という、イギリスの経済学者マーシャルの言葉があるそうですが、著者は、「人々の暮らしに思いを馳せないで、何の経済分析、何の経済政策、何の経済論議、何の経済学」という思いを常にいだいているかたです。

「景気を良くするため、という目的で推進されてきた『構造改革』政策は、少しも日本の景気を良くしはしなかった、むしろ悪くした」というのは私の実感でもありますが、実にわかりやすく検証してくれています。



ツツジと病院。





渡辺ひろゆき事務所/大漁旗/「政治家さん」/マメ

2008年06月15日 | 日々の活動


渡辺ひろゆき市議の事務所開きがありました。

宮本しづえ衆院比例予定候補、宮川県議、伊東達也選対責任者とともに、党地区委員会代表としてあいさつしました。

県の水産事務所職員時代から漁業者のみなさんから寄せられる信頼は厚く、きょうも事務所は、漁と生活を守ってほしいという願いがこめられた大漁旗で囲まれました。

私が手にしているパネルは、公明党が言い出し、自民党が乗り、「基礎年金国庫負担3分の1を2分の1にするための財源」と言って「公約実現」した定率減税廃止と年金課税強化による2兆8,000億円の大半が、国民に偽って借金返済にあてられていた図。

全国大会出場をねらう吹奏楽部員の娘さんのサックス演奏が花を添えました。

家にもどり、「かけはし」と後期高齢者医療制度廃止を訴える高橋あき子市議チラシ、それに署名をセットにしてご近所220軒あまりに配布しました。

あるお宅では居間が開け放しで若いお父さんがいたので声をかけてあいさつをかわすと、奥のほうからお子さんが「誰か来たの?」と。そのお父さんははなはだやわらかい口調で「政治家さんだよ」。





A3版を二つ折りにしたチラシ3枚220組あまりを手さげ袋に入れて左手にもって歩き、中指にマメがてきてしまいました。




フラガール/野村純子さん/奥の深さ/高橋あき子事務所

2008年06月14日 | 日々の活動



浜通り医療生協の「春まつり」、病院のデイケア、職員の結婚祝賀会で、私にとってはすっかりなじみだった「フラガール」の野村純子さんをたずねました。

つい先日、党の伊藤浩之市議の話を実家近くの街頭で聞き、親子で握手した、とのこと。



恥ずかしながら私は、映画「フラガール」でフラダンスに奥の深さを感じ、このさい、フラダンスでボランティアをしている野村さんに話を聞いてみよう、と思ったしだい。

「究極の手話」といっていいあの手の振り、そして腰の動き、全体の表現、何より見ていただく人に喜んでもらい、そのことが自分の表現をさらにみがきたいと思う奥の深さを確かに感じました。



今年3月1日の「春まつり」での野村さん。





その後は市議の高橋あき子さんの事務所で今後の日程ととりくみをうちあわせました。7月6日午前11時には事務所開きです。

トンボ/何のための問責?/草刈り

2008年06月13日 | 日々の活動



せいきょうクリニックの入口にトンボが迷い込んでいました。

アメリカの戦争を支援するのに油をタダで補給する「新テロ特措法」を強行し、来年度から一般財源化すると言いながら、今後10年間にわたって道路特定財源を維持する特例法を強行し、何よりも憲法違反が明々白々の後期高齢者医療制度廃止に背を向ける福田内閣は、支持率がないに等しくなっているわけですから、退陣すべきことは明らかだと私は思います。

ところが、そんな国民の声はどこ吹く風、参議院で問責決議がされようと関係ネェ、という態度を取り続けてきました。解散・総選挙の可能性もないのに問責を急いだ民主党は、自ら出した後期高齢者医療制度廃止法案の審議まで拒否するに至りました。

共産党は、参院での問責決議は妥当の時期ではない、として野党共同提案には加わらず、提案される以上は反対する筋でもなく賛成したわけですが、何のための首相問責決議だったのでしょうか?



先週の不安定天候できょうに延期した職員の「市民いっせい清掃」。病院とクリニックの間の中庭を中心に草刈でした。


会議の一日/組織と個人/ペロ

2008年06月12日 | Weblog
きょうは会議の一日でした。

来年の2月に医療生協の東北地方全体の組合員活動交流集会がいわき市内で予定されており、県内の五つの医療生協担当者に集まってもらい、その準備のための初めての会議が午後ありました。

午前中はその会議を準備するためのウチの職場内の最終詰めの会議。

医療生協の会議が終わってから、県民医連の「共同組織委員会」がありました。

組織は人の活動にとって不可欠ですが、大きくなると、「惰性化」したり「官僚化」したりすることはよく言われます。そうしないためには組織をつくる個々人の力量が問われるところです。



たたんだ洗濯物を「フトン」にして休むペロ。





「高齢者の健康はどうでもいいのか」/怒り心頭

2008年06月11日 | 日々の活動



年金者組合いわき支部といわき市労連が共催の「後期高齢者医療制度の廃止を求めて」学習会があり、講師をつとめました。

75歳以上のかたが過半だったと思います。
「保険料が報道されている平均より高く取られた。高額の年金でもないのにどういうことだ」「歯科にも整形にも眼科にもかかっているし、内科にも行っている。内科以外かかれなくなるのか」「この制度のもとでどうせ死ぬから医療にかかるな、ということか」「ドックで毎年自分の健康状態をみていたが、夫婦2人で一泊ドックを受けたら、去年まで4万円でおつりがきたのに13万円とられた。高齢者の健康はどうでもいいのか」

ともかくあまりにひどい制度に、怒り心頭です。だいたい、医療費削減を目的に、「手間ひまがかかり、認知症が多く、どうせ死ぬ」という「哲学」に基づいて医療内容を規定しようというのですから、保険料の軽減策をちょっと「拡充」することで目くらましをして、制度の存続を図ろうとすること自体、大間違いです。



病院の存置林の片隅。