きのうの「後期高齢者119番」で、私が電話を受けたかたがたの声を紹介した「地域まるごとニュース」(正式名「地域まるごと、健康で安全で安心な暮らしをしたい!」ニュース)No.28を書きました。
電話をいただいたかたの中に、「助けてほしい」と切に訴えられた78歳のかたがいらっしゃり、たずねました。
3人家族で、お連れ合いがある日突然倒れてしまい、医療費がかかるのでお子さんは高校を退学せざるをえず、ご本人も当時60代半ばでしたが、ともかくお金が必要で、年金も「脱会」してしまい、いまは無年金だ、というのです。
実情とお気持ちをうかがい、今後の方向をご本人と相談しました。
そのご近所に、「介護のことで聞いてほしいことがある」と前まえからご連絡をいただいていたかたがいらっしゃり、こちらもたずねました。90歳の女性です。
歩くことができない彼女は、介護保険制度や来ていただくヘルパーさんたちには感謝しつつ、「この制度は不合理じゃないですか?」と、2時間にわたり、体験談を語ってくれました。
一生懸命にしてくれるヘルパーさんたちの仕事が、利用者本位ではなく、会社本位なことがありありだ、というのです。
「ヘルパーさんの問題でなく、こんなふうにしか働かせないしくみにした政治の問題でしょ」と。