都内近郊の美術館や博物館を巡り歩く週末。展覧会の感想などを書いています。
はろるど
「犬のための建築展」 TOTOギャラリー間
TOTOギャラリー間
「犬のための建築展」
10/25-12/21
TOTOギャラリー間で開催中の「犬のための建築展」を見てきました。
犬に因む建築とは。まず思い浮かべるのが犬小屋でしょうか。とは言え、もちろん単に犬小屋のデザインを紹介する展覧会ではありません。
「犬のための建築展」会場風景
犬のスケールに立って建築を捉えることで、人間の建築における新たな可能性を追求する。デザインするのは世界に名だたる13組の建築家やデザイナーたち。創意工夫。犬が遊び、くつろぎ、また生活する空間。それを様々な建築にて提示しています。
さて対象は犬。従ってどの建築もスケールは小さめ。そしてモックではなく実寸大であるのも興味深いところです。
藤本壮介「NO DOG,NO LIFE!」
藤本壮介の「NO DOG,NO LIFE!」。何やら植物やおもちゃの置かれた白いキューブ。犬たちに遊びとくつろぎの場を提供します。
原デザイン研究所「POINTED T」
ちょうど傘のような山型のフォルムが目を引きます。原デザイン研究所からは「POINTED T」。ちなみに本展、具体的な犬を特定して建築をデザインしているのがポイントです。
そして作品の横に置かれた冊子では図面なども紹介。犬の身体的特徴などを見定めています。
アトリエワン「ARCHITECTURE FOR LONG-BODIED-SHORT-LEGGED DOG」
アトリエワンからはこちらの作品。遊具です。犬はダックスフンド。上下左右、犬が面白がって駆け回る姿を容易に想像出来ます。
伊東豊雄「MOBILE HOME FOR SHIBA」
犬用のベビーカーでしょうか。伊東豊雄は柴犬のために「MOBILE HOME FOR SHIBA」を出品。果たして犬が大人しくおさまるのかという気がしないでもありませんが、大きな日よけのデザインが目を引きました。
隈研吾「MOUNT PUG」
建築家たちが自由に発想しているのもまた見どころかもしれません。隈研吾の「MOUNT PUG」。パグを想定していますが、思わず何に利用されるのだろうと頭をひねってしまうような作品です。屋根のない犬小屋なのか単に遊び道具なのか。半ばオブジェです。摩訶不思議な形をしていました。
坂茂「PAPIER PAPILLON」
一方で日頃の仕事で直球勝負をかけているのが坂茂。「PAPIER PAPILLON」です。パピヨンのための迷路をお馴染みの紙管で構成。さすがにぶれません。
妹島和世「ARCHITECTURE FOR BICHON FRISE」
妹島和世の「ARCHITECTURE FOR BICHON FRISE」はどうでしょうか。フワフワの犬のソファ。これなら人間もそのまま使えそうです。
原研哉「D-TUNNEL」
一つ上のフロアでは原研哉による「D-TUNNEL」が展開。こちらは犬と人間のスケールを調整するためのモデルとか。犬が建築においてどう動くのか。そのヒントを与えてくれます。
原研哉「D-TUNNEL」
普段の建築展よりも遊び心が多分に盛り込まれた展覧会。ラストには犬のための建築を自分の手で出来る投稿コーナーも。これまでに投稿されたアイデアをWEB上で見ることも出来ます。
「犬のための建築を設計してください」@ギャラリー間
もう少し犬と人の関わりを問うような展示があればとも思いましたが、それこそ犬もびっくりの奇想天外な建築も少なくありません。肩の力を抜いて楽しめました。
「犬のための建築 ARCHITECTURE FOR DOGS/TOTO出版」
12月21日までの開催です。なおペットの入場は出来ません。ご注意下さい。
「犬のための建築展」 TOTOギャラリー間
会期:10月25日(金)~12月21日(土)
休館:日曜、月曜、祝日
時間:11:00~18:00(毎週金曜日は19時まで。)
住所:港区南青山1-24-3 TOTO乃木坂ビル3F
交通:東京メトロ千代田線乃木坂駅3番出口徒歩1分。都営大江戸線・東京メトロ日比谷線六本木駅7番出口徒歩6分。
「犬のための建築展」
10/25-12/21
TOTOギャラリー間で開催中の「犬のための建築展」を見てきました。
犬に因む建築とは。まず思い浮かべるのが犬小屋でしょうか。とは言え、もちろん単に犬小屋のデザインを紹介する展覧会ではありません。
「犬のための建築展」会場風景
犬のスケールに立って建築を捉えることで、人間の建築における新たな可能性を追求する。デザインするのは世界に名だたる13組の建築家やデザイナーたち。創意工夫。犬が遊び、くつろぎ、また生活する空間。それを様々な建築にて提示しています。
さて対象は犬。従ってどの建築もスケールは小さめ。そしてモックではなく実寸大であるのも興味深いところです。
藤本壮介「NO DOG,NO LIFE!」
藤本壮介の「NO DOG,NO LIFE!」。何やら植物やおもちゃの置かれた白いキューブ。犬たちに遊びとくつろぎの場を提供します。
原デザイン研究所「POINTED T」
ちょうど傘のような山型のフォルムが目を引きます。原デザイン研究所からは「POINTED T」。ちなみに本展、具体的な犬を特定して建築をデザインしているのがポイントです。
そして作品の横に置かれた冊子では図面なども紹介。犬の身体的特徴などを見定めています。
アトリエワン「ARCHITECTURE FOR LONG-BODIED-SHORT-LEGGED DOG」
アトリエワンからはこちらの作品。遊具です。犬はダックスフンド。上下左右、犬が面白がって駆け回る姿を容易に想像出来ます。
伊東豊雄「MOBILE HOME FOR SHIBA」
犬用のベビーカーでしょうか。伊東豊雄は柴犬のために「MOBILE HOME FOR SHIBA」を出品。果たして犬が大人しくおさまるのかという気がしないでもありませんが、大きな日よけのデザインが目を引きました。
隈研吾「MOUNT PUG」
建築家たちが自由に発想しているのもまた見どころかもしれません。隈研吾の「MOUNT PUG」。パグを想定していますが、思わず何に利用されるのだろうと頭をひねってしまうような作品です。屋根のない犬小屋なのか単に遊び道具なのか。半ばオブジェです。摩訶不思議な形をしていました。
坂茂「PAPIER PAPILLON」
一方で日頃の仕事で直球勝負をかけているのが坂茂。「PAPIER PAPILLON」です。パピヨンのための迷路をお馴染みの紙管で構成。さすがにぶれません。
妹島和世「ARCHITECTURE FOR BICHON FRISE」
妹島和世の「ARCHITECTURE FOR BICHON FRISE」はどうでしょうか。フワフワの犬のソファ。これなら人間もそのまま使えそうです。
原研哉「D-TUNNEL」
一つ上のフロアでは原研哉による「D-TUNNEL」が展開。こちらは犬と人間のスケールを調整するためのモデルとか。犬が建築においてどう動くのか。そのヒントを与えてくれます。
原研哉「D-TUNNEL」
普段の建築展よりも遊び心が多分に盛り込まれた展覧会。ラストには犬のための建築を自分の手で出来る投稿コーナーも。これまでに投稿されたアイデアをWEB上で見ることも出来ます。
「犬のための建築を設計してください」@ギャラリー間
もう少し犬と人の関わりを問うような展示があればとも思いましたが、それこそ犬もびっくりの奇想天外な建築も少なくありません。肩の力を抜いて楽しめました。
「犬のための建築 ARCHITECTURE FOR DOGS/TOTO出版」
12月21日までの開催です。なおペットの入場は出来ません。ご注意下さい。
「犬のための建築展」 TOTOギャラリー間
会期:10月25日(金)~12月21日(土)
休館:日曜、月曜、祝日
時間:11:00~18:00(毎週金曜日は19時まで。)
住所:港区南青山1-24-3 TOTO乃木坂ビル3F
交通:東京メトロ千代田線乃木坂駅3番出口徒歩1分。都営大江戸線・東京メトロ日比谷線六本木駅7番出口徒歩6分。
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