都内近郊の美術館や博物館を巡り歩く週末。展覧会の感想などを書いています。
はろるど
「オランダのアート&デザイン新・言語」 東京都現代美術館
東京都現代美術館(江東区三好4-1-1)
「オランダのアート&デザイン新・言語」
2010/10/29-2011/1/30

オランダ・デザインの「今」を紹介します。東京都現代美術館で開催中の「オランダのアート&デザイン新・言語」へ行ってきました。
本展に出品のアーティストは以下の通りです。(アーティスト紹介一覧。)
マーティン・バース Maarten Baas(1978年、ドイツ生まれ。)
マルタイン・エングルブレクト Martijn Engelbregt(1972年、デンハーグ生まれ。)
テッド・ノーテン Ted Noten(1958年、テゲレン生まれ。)
タケトモコ Tomoko Take(1970年、大阪生まれ。)
テーマは「アート」に「デザイン」、また「言語」と、何やら多面的ですが、会場ではオランダのコンセプチュアルなデザイン作品をあまり難しいことを言わず、体感的に楽しめるよう工夫されています。なお今回は嬉しいことに会場内の撮影が可能でした。
写真撮影に関してのご案内@東京都現代美術館
というわけで上記リンク先の規約に沿い、展示の様子を振り返ってみます。
まず冒頭に登場するのがデット・ノーランの一連の装飾品です。貴金属素材を離れ、新しい素材でジュエリーの在り方を提案しています。

作家:テッド・ノーテン CC / BY-NC-ND

作家:テッド・ノーテン CC / BY-NC-ND
さて私の一推しはマーティン・バースです。展示室にはいわゆる椅子やタンス、そして時計などがずらりと並んでいますが、その一つ一つの形がいわゆる実用的なものではありません。デザインという枠を飛び越え、既成の概念を破るオブジェとしての家具がここに生み出されていました。

作家:マーティン・バース CC / BY-NC-ND

作家:マーティン・バース CC / BY-NC-ND

作家:マーティン・バース CC / BY-NC-ND
それにともかく時計シリーズが何ともコミカルです。じっと見つめていると驚くべき方法で針が動きます。これは必見です。

作家:マーティン・バース CC / BY-NC-ND
続くエングルブレクトは体験型のインスタレーションを展開しています。巨大なウォークイン方式で一種の性格判断を行う「迷路」を通過すると、大きな木製の「山」ならぬピクニックテーブルが出現していました。

作家:マルタイン・エングルブレクト CC / BY-NC-ND

作家:マルタイン・エングルブレクト CC / BY-NC-ND
また「ご近所ショップ」と題したショップも出店中です。

作家:マルタイン・エングルブレクト CC / BY-NC-ND
21000個ものブロックを観客が組み立てて操作する「小さな東京モニュメント」は人気のコーナーです。会期末には一体、どのような東京の景色が生み出されているのでしょうか。

作家:マルタイン・エングルブレクト CC / BY-NC-ND
ラストを飾るのは現在、オランダを拠点にして活動を続けるタケトモコの大掛かりなインスタレーションです。

作家:タケトモコ CC / BY-NC-ND
総じてデザインを通して見られる作家の発想力に感心させられました。楽しめます。
シンポジウム「オランダ・アート&デザインからの新・視点」
2011年1月15日(土) 14:00-16:00
会場:東京都現代美術館 地下2階講堂 定員200名(先着順)参加無料
ゲスト:川上典李子(ジャーナリスト、21_21 DESIGN SIGHT アソシエイトディレクター)、長坂常(建築家)、長谷川香苗(デザイン・ジャーナリスト)/モデレーター:関昭郎(本展担当学芸員)
トランスフォーメーションと同時開催中の展覧会です。来年1月30日まで開催されています。
「オランダのアート&デザイン新・言語」
2010/10/29-2011/1/30

オランダ・デザインの「今」を紹介します。東京都現代美術館で開催中の「オランダのアート&デザイン新・言語」へ行ってきました。
本展に出品のアーティストは以下の通りです。(アーティスト紹介一覧。)
マーティン・バース Maarten Baas(1978年、ドイツ生まれ。)
マルタイン・エングルブレクト Martijn Engelbregt(1972年、デンハーグ生まれ。)
テッド・ノーテン Ted Noten(1958年、テゲレン生まれ。)
タケトモコ Tomoko Take(1970年、大阪生まれ。)
テーマは「アート」に「デザイン」、また「言語」と、何やら多面的ですが、会場ではオランダのコンセプチュアルなデザイン作品をあまり難しいことを言わず、体感的に楽しめるよう工夫されています。なお今回は嬉しいことに会場内の撮影が可能でした。
写真撮影に関してのご案内@東京都現代美術館
というわけで上記リンク先の規約に沿い、展示の様子を振り返ってみます。
まず冒頭に登場するのがデット・ノーランの一連の装飾品です。貴金属素材を離れ、新しい素材でジュエリーの在り方を提案しています。

作家:テッド・ノーテン CC / BY-NC-ND

作家:テッド・ノーテン CC / BY-NC-ND
さて私の一推しはマーティン・バースです。展示室にはいわゆる椅子やタンス、そして時計などがずらりと並んでいますが、その一つ一つの形がいわゆる実用的なものではありません。デザインという枠を飛び越え、既成の概念を破るオブジェとしての家具がここに生み出されていました。

作家:マーティン・バース CC / BY-NC-ND

作家:マーティン・バース CC / BY-NC-ND

作家:マーティン・バース CC / BY-NC-ND
それにともかく時計シリーズが何ともコミカルです。じっと見つめていると驚くべき方法で針が動きます。これは必見です。

作家:マーティン・バース CC / BY-NC-ND
続くエングルブレクトは体験型のインスタレーションを展開しています。巨大なウォークイン方式で一種の性格判断を行う「迷路」を通過すると、大きな木製の「山」ならぬピクニックテーブルが出現していました。

作家:マルタイン・エングルブレクト CC / BY-NC-ND

作家:マルタイン・エングルブレクト CC / BY-NC-ND
また「ご近所ショップ」と題したショップも出店中です。

作家:マルタイン・エングルブレクト CC / BY-NC-ND
21000個ものブロックを観客が組み立てて操作する「小さな東京モニュメント」は人気のコーナーです。会期末には一体、どのような東京の景色が生み出されているのでしょうか。

作家:マルタイン・エングルブレクト CC / BY-NC-ND
ラストを飾るのは現在、オランダを拠点にして活動を続けるタケトモコの大掛かりなインスタレーションです。

作家:タケトモコ CC / BY-NC-ND
総じてデザインを通して見られる作家の発想力に感心させられました。楽しめます。
シンポジウム「オランダ・アート&デザインからの新・視点」
2011年1月15日(土) 14:00-16:00
会場:東京都現代美術館 地下2階講堂 定員200名(先着順)参加無料
ゲスト:川上典李子(ジャーナリスト、21_21 DESIGN SIGHT アソシエイトディレクター)、長坂常(建築家)、長谷川香苗(デザイン・ジャーナリスト)/モデレーター:関昭郎(本展担当学芸員)
トランスフォーメーションと同時開催中の展覧会です。来年1月30日まで開催されています。
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