僕は誰かに言われた何かが嬉しくて
あるいはもうどん底のような気分で死にたいような恥ずかしさの中で
いてもたってもいられなくなって
コートを雑に手にとって
適当に羽織って外に出た
いい加減な道をあてもなく適当に歩きながら
ダイヤの原石をハンマーで叩き割りそうな予感がして
怖くて苦しくて寂しくて嬉しくて
わけわかんないまま歩き続けた
風が冷たいとか考えてるような余裕は無かった
僕はとにかく余裕が無かった
迷子になるために家を飛び出したのかもしれなかった
とにかく僕は、自分がどうしようもないほど
無力で自己保存出来ない人間だと知りすぎていた
それでも人は多分、僕を見ている
遠くから、あるいは近くから、
僕を眺めたり触れたりする
それがつらくて、たぶん僕は逃げ続けているんじゃないかって
そんな気がする
胸が苦しくて
泣きそうなんだけど
どこにも立ち止まりたくなかった
誰かの声を聞きたくて電話したけど
怖くて電話を切った
あるいはこんな時でも僕は自発的でない、
向こうからの声を待っているのかもしれなかった
世界の果てからの糸が
僕を動かして続けて
僕はもう操り人形になりそうだった
僕は多分、もっと伝える事に真剣に取り組まないといけないんだと思った
そんな事を思いながら
既に走り書きの書き殴りをやってる僕は
本当にどうしようもない奴かもしれないけど
今書かなければこの気持ちは消えて無くなりそうだ
僕はもっと早くタイピングしなくちゃいけない
僕はもっと素早く記さないといけない
心だけが先走りすぎてもう口も思考も追いつかない
言いたい事はいっぱいあるけど
言えない事もいっぱいあるけど
だけど何かを書きたいことだけは事実だった
僕は声が聞いて欲しいんじゃなくて
多分光の糸を一瞬だけ、ほんの一瞬だけ
誰かに突き刺したいんじゃないかって
そんな気がして
なんだか暖かい自己嫌悪に陥る
壊れそうなんだ
誰かと話をしないと
何かが終わりそうなんだ
助けて欲しいんじゃなくて
誰かを助けられる自分になりたいんだ
そんな気がして
そしてフッっと自分を冷たく見つめれば
そんな力は自分には無いってすぐに自分でわかるから
だからきっと僕は死にたくなるんだと思う
僕の屁理屈地獄も自己肯定も正当化も
結局は僕自身の自由の牢獄でしかなかった
そんな事をいきなり示されても
あるいはゆっくり示されても
僕にはどうしようもなくて
結局出来る事なんか無くて
僕はただただ今を必死で繋ぎ止めるように書き続けるしかなかった
だから僕の書いているこの駄文は
きっと誰にも何の意味もなくて
日記にもならなくて
きっと大きな濁流にのまれて小さく消えていくんだろう
シャボン玉の美しさに還りたいと思った
あの割れてしまうシャボン玉になりたかった
僕の人生は口笛を吹いた瞬間にできる汚い唾液のシャボン玉の1秒で良かった
僕はシャボン玉のはじける一瞬を30年もかけてムリヤリ呼吸で拡大しないといけないのか
僕はもう壊れてるんじゃないのか
というか僕に僕なんてあるのか
そんなこともはやしったこっちゃないんだ
僕はただ、今だけが、今だけが欲しくて
この一瞬だけが僕のような気がして
そしていつもいつでもこれからも
嘘を吐き続けてはじけていく
石鹸で心を洗おう
もっともっとごしごし洗おう
風に乗って割れてしまおう
僕は誰かのシャボン玉
あるいはもうどん底のような気分で死にたいような恥ずかしさの中で
いてもたってもいられなくなって
コートを雑に手にとって
適当に羽織って外に出た
いい加減な道をあてもなく適当に歩きながら
ダイヤの原石をハンマーで叩き割りそうな予感がして
怖くて苦しくて寂しくて嬉しくて
わけわかんないまま歩き続けた
風が冷たいとか考えてるような余裕は無かった
僕はとにかく余裕が無かった
迷子になるために家を飛び出したのかもしれなかった
とにかく僕は、自分がどうしようもないほど
無力で自己保存出来ない人間だと知りすぎていた
それでも人は多分、僕を見ている
遠くから、あるいは近くから、
僕を眺めたり触れたりする
それがつらくて、たぶん僕は逃げ続けているんじゃないかって
そんな気がする
胸が苦しくて
泣きそうなんだけど
どこにも立ち止まりたくなかった
誰かの声を聞きたくて電話したけど
怖くて電話を切った
あるいはこんな時でも僕は自発的でない、
向こうからの声を待っているのかもしれなかった
世界の果てからの糸が
僕を動かして続けて
僕はもう操り人形になりそうだった
僕は多分、もっと伝える事に真剣に取り組まないといけないんだと思った
そんな事を思いながら
既に走り書きの書き殴りをやってる僕は
本当にどうしようもない奴かもしれないけど
今書かなければこの気持ちは消えて無くなりそうだ
僕はもっと早くタイピングしなくちゃいけない
僕はもっと素早く記さないといけない
心だけが先走りすぎてもう口も思考も追いつかない
言いたい事はいっぱいあるけど
言えない事もいっぱいあるけど
だけど何かを書きたいことだけは事実だった
僕は声が聞いて欲しいんじゃなくて
多分光の糸を一瞬だけ、ほんの一瞬だけ
誰かに突き刺したいんじゃないかって
そんな気がして
なんだか暖かい自己嫌悪に陥る
壊れそうなんだ
誰かと話をしないと
何かが終わりそうなんだ
助けて欲しいんじゃなくて
誰かを助けられる自分になりたいんだ
そんな気がして
そしてフッっと自分を冷たく見つめれば
そんな力は自分には無いってすぐに自分でわかるから
だからきっと僕は死にたくなるんだと思う
僕の屁理屈地獄も自己肯定も正当化も
結局は僕自身の自由の牢獄でしかなかった
そんな事をいきなり示されても
あるいはゆっくり示されても
僕にはどうしようもなくて
結局出来る事なんか無くて
僕はただただ今を必死で繋ぎ止めるように書き続けるしかなかった
だから僕の書いているこの駄文は
きっと誰にも何の意味もなくて
日記にもならなくて
きっと大きな濁流にのまれて小さく消えていくんだろう
シャボン玉の美しさに還りたいと思った
あの割れてしまうシャボン玉になりたかった
僕の人生は口笛を吹いた瞬間にできる汚い唾液のシャボン玉の1秒で良かった
僕はシャボン玉のはじける一瞬を30年もかけてムリヤリ呼吸で拡大しないといけないのか
僕はもう壊れてるんじゃないのか
というか僕に僕なんてあるのか
そんなこともはやしったこっちゃないんだ
僕はただ、今だけが、今だけが欲しくて
この一瞬だけが僕のような気がして
そしていつもいつでもこれからも
嘘を吐き続けてはじけていく
石鹸で心を洗おう
もっともっとごしごし洗おう
風に乗って割れてしまおう
僕は誰かのシャボン玉