映画時々お酒

心と体に栄養を♪

サンダーバード

2004-08-10 23:39:00 | 映画
昔懐かし(最近再放送してたけど)人形によるTV番組、「サンダーバード」の実写映画。

サンダーバードには、1号~5号があって、それぞれ兄弟が操縦するのだけど、映画では事件が一つだから、兄弟一人一人はあまりクローズアップされず、末弟(と、その友達)が主人公で話が進み、ちょっと残念。(子供が頑張ってると「スパイキッズ」みたいとつい思ったり^^;)キャラが多いのはやっぱりシリーズの方が良いみたい。それぞれの個性がわかって愛着がわくから。
やたら優遇されて目立っていたのは、彼らの協力者レディ・ぺネロープ。キュートな顔に似合わぬ低く落ち着いた声、大人びた態度、冷静な行動に、空手だか何だか、戦ってももう強い強い!しかもファッショナブル、と他のキャラ食ってしまってるような。彼女の執事のパーカーも要チェック!

スパイダーマン2

2004-08-10 23:25:00 | 映画
大ヒットしてると言う事もあるけど、あのビルの谷間を脅威の柔軟性とスピードで飛んで行くスパイダーマン見てると、何となく見に行きたい気分になって^^;

今回はヒーローアクションと、悩める青春物語が半々。それがヒットの要因のようです。普段はフツーの、どころか、どちらかと言うとドジが多く要領が悪い、そんな主人公をトビーくん(と言っても、もう29歳なんだけど)が生き生きと演じている。
しかし設定に展開、場面とすっかりコミック的になりすぎのような気も。

キング・アーサー

2004-08-10 21:57:00 | 映画
有名なアーサー王のお話だけど、一般的に知られているお話とはちょっと違います。
ヒットメーカーのプロデューサー、ジェリー・ブラッカイマー作品だけど、今回は題材や配役が地味だったかも。
アーサー王にはクライブ・オーウェン(「すべては愛のために」でアンジェリーナの相手役だった)、運命の王妃グウィネヴィアにはキーラ・ナイトレー(「パイレーツ・オブ・カリビアン」)。

ブリトン(今のイギリス)に生まれながら、ローマ軍の司令官として騎士たちを率い戦うアーサー。平等や自由を大切にする彼には、ローマ人のエゴや残酷さはだんだんと耐え難いものになっていた。そんなおり出会った地元の民族ウォードの娘に、彼は己の本当の使命を見出す・・

このお話の中でもアーサーはヒーローには違いないけど、本当に地味でまじめな普通の人。むしろ仲間の騎士たちや敵役の方が、ユニークで印象的だったりして。
氷河での戦闘シーンがスケールが大きいかな。監督も「七人の侍」を意識したというから、確かに日本の時代劇っぽいところもあり。
アーサー王をさっさと誘惑してしまうグウィネヴィアって、元気一杯のキーラならではかも。

ドッグヴィル

2004-08-03 13:06:00 | 映画
昔むかし、人間なんて虫けらとしか思わない大神さまと、人間に興味を持ち、人間を信頼してみたい若い女神様がいました。彼女は地上のとある村に降りて、そこで生活を始めます。最初は上手くいきますが、村の住人たちの浅はかさやエゴが出てきて、彼女はつらい日々を送ります。彼女はそれでも我慢を続けますが、見かねた大神さまが彼女を迎えに来ます。彼女が最後にとった行動は・・

去年のカンヌ映画祭で話題になりながら賞はもらえなかった、「ダンサー・イン・ザ・ダーク」のラース・フォン・トリアー監督作品。主演は二コール・キッドマン。
アメリカに来たこともないのに、アメリカを描いた映画は作れない、と言われた監督が、それを証明するために作ったアメリカ三部作の第一作。
で、上記のあらすじは、もちろん映画の本当の話とは違うのですが、見終わっての私の感想は、「これはまるっきり神話じゃないか」・・と言うことで、上のように書いてみました。ナレーションが入るのも本を読んでる気分に。実験的な舞台(簡単なセットと床の上にチョークで道や家が描かれている)でも話題になりました。

これでアメリカを描いているのかと言うと、微妙で。アメリカでなくてもありそうです(たとえば日本でも)。逆にヨーロッパの村を舞台にしたら、どう展開が変わるのかが知りたいですね。
続きの二作品を見てみたいと思います。

コール

2004-08-03 00:09:00 | 映画
ついにアカデミー主演女優賞をとったシャーリーズ・セロン(「ミニミニ大作戦」)&スチュワート・タウンゼントの美形カップルが夫婦役で、「アイ・アム・サム」以来、出演作が目白押しの天才子役のダコタ・ファニングがその娘役と、豪華配役のサスペンス。

医師の夫と可愛い娘に囲まれて暮らす主婦だったが、ある日夫の出張中に娘を誘拐され、自身も家に軟禁され、そして夫も出張先で囚われる。家族を三箇所でそれぞれ捕え、身代金を取ろうとする犯人たちに、家族の反撃が始まる。

誘拐はまず成功することのない犯罪の一つだけど、これはなかなか。でも何がすごいって、その犯人の頭脳を上回る、家族の知力と勇気と体力なのね。おまけに美貌も兼ね備えてる、本当にフツーの家族じゃないのですもの。特にパパは007か?とも思える大活躍。こんな家族に目をつけた犯人が運が悪いとしか。
ちなみにかわいそうな犯人役は、ケビン・ベーコン。