穴

ソーラ・バーチ（「アメリカン・ビューティ」）主演。

4人の学生が、学校行事をサボるために、隠れ穴に入り、一人の女の子だけが生き残る。いったいそこで何が起きたのか？

最初は女の子が、学校に走って戻ってくるシーンから。ぼろぼろで汚くなって、必死で走ってくると、いったい何事？と最初から、引きこまれていきます。
助かった彼女は、徐々に穴の中に入るまでと入った後の出来事を話すのですが。ラストまでいくと、なるほど、と。
ホラーではありませんが、怖いです。ぐいぐい引きこまれる作りのお話ですごく面白いです。お薦めです。

夏向け映画

「TATARI」に続いて「ジェイソンX」を。

不死身の殺人鬼ジェイソンは、冷凍保存されることになるが、寸前トラブルで、近くにいた女性科学者も一緒に冷凍され、二人は400年後に甦り、宇宙船の中で死闘が繰り返される・・

・・なんて、書くとこれはもう「エイリアン」と一緒じゃないかー＾＾；
この時代は、科学が進んでいるから、怪我したところなんかすぐに再生出来る。で、よりによって、ジェイソンが再生され、とんでもないものに進化。
しかし、製作者自身、パロって作ってますよ、これ。ところどころ、登場人物が皮肉なセリフを言ってますから。しかもーこれーラストはもしかして・・（後で「ロバの耳」にでも）

ホラーの教訓。決してみんなと離れない。怪しい場所は覗かない。後ろに気配を感じても振り向かない。逆に前ばかりを凝視すると、必ず背後からやられるので注意！

チェンジング・レーン

ベン・アフレック＆サミュエル・Ｌ・ジャクソン出演。

裁判所に急ぐ弁護士と、同じく離婚調停に裁判所に急ぐ男とが、高速道路で事故を起こす。そのとき弁護士の大事なファイルがもう一人の男の手に間違って渡り、裁判で勝訴できなくなり、片方の男も、家族と離れたくなかったのに、裁判に遅刻したことで不利な判決をもらうことに。思いがけない方向に進んだことで、腹をたてた二人の行動は、お互いに対して次第にエスカレートしていき・・

ベンが実にイヤな奴やってます。時間にゆとりがなく慌てたために、本当なら「申し訳ない」と謝ってきちんとその場で対処すれば、たいしたことなく終わったことが、最初の互いの印象や、少しの行き違いから、どんどんお互いに対しての行動がエスカレートしていくのは、見ててちょっと怖いかも。
でもね。やっぱりベンがやる役だから、途中でちゃんと正しいことは何かを判断して、自分の非を認め、改めるわけです。それを起こさせるエピソードもちゃんと入ってます。

現実ではこじれたままの関係や事件って多いと思うんです。みなさんも何かあったら、早く頭冷やしてきちんと対処しましょうね！