現在ＷＯＷＯＷで放映されている、『２４』のジャック・バウワーことキーファー・サザーランド主演のドラマです。
これが何とアクションじゃなくて、生まれてから一言もしゃべらない無言症の息子と父親の心の交流の物語。
この息子には特殊な能力があり、妻を９．１１の事件で亡くした仕事ひとすじだった父親は、息子を理解するのに必死になる。
特殊な能力。それは、なぜか彼にはその日に起きる事件のキーワードとなる数字が頭に浮かぶのだ。その謎を解くべく、父親は毎日東奔西走する。息子が伝えたい「何か」を理解するために。
一つの小さな事件が、不思議な糸で結ばれた世界中の人間を引き寄せ、衝突させ、絡ませ、そしてハッピーエンドへと導いていく。
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例えばあるエピソード。
●イスラムの国の少女。結婚させられるのが嫌で、男装して禁止されてる車を運転→途中で妊婦を助ける→病院に行く前に生まれそうになる。妊婦はアメリカにいる父親になる男に電話する→電話を受けた父親は慌てて道路を横切りタクシーを止めたため、バスが急ブレーキを踏む。
●父親はある日路上でパソコンを盗まれる→追いかけて乗ったバスで銃を持った少女と、その少女が狙う男に出会う。銃を突きつけられて動けない父親→バスが急ブレーキ→男は逃げる。あとを追う少女と父親。少女は男に銃で狙いを定めるが爆竹の音に驚き、男に逃げられる。
●スリの名人の男。離婚して今は一緒に生活していない娘に、卒業祝いに盗んだパソコンを与える。大通りで卒業祝いの龍の舞と爆竹。
●逃げた男を追いかけて少女は自動車にはねられ重症を負い、病院へ。
●病院には毎日同じ電車に乗り合わせる少女に思いを寄せる若い医師がいた。その日はドナー探しのために残業となり、いつもの電車に乗れずがっかりしていた。
●怪我をした少女を気遣い、病院に来た父親は、たまたまドナー探しの画面を見て、その患者が実は、少女が死んだと思っていた弟だったことを発見。
●適合するドナー（姉）が無事に見つかることになり、少女と弟は奇跡の再会を果たす。
●やっと仕事が終わった医師はあわてて病院を出ると、バッグを間違えて電車に乗れず。がっかりして歩いていると、何とそこへいつも電車で会う少女とばったり。
●イスラムの少女の父親は、結婚相手のところに謝りに行く。ところが結婚相手の息子は何とあの病院の医師。思い人の少女とのツーショットがネットで配信されたため、少女は嫌な結婚をしなくてもよくなった。
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・・と、まあ、毎回こんな感じ。ほんとにこんなにタイミングよく事件や人間が交錯して、物事が進んでいくといいな、と誰でもが思うようなことがこのドラマでは展開されます。
でもこんな偶然はきっといつでもどこでも起きてますよね。都合のいい自分勝手な想像だとしても、少しは信じていいでしょう。世の中は捨てたものではない、と。
公式ＨＰ→http://www.wowow.co.jp/drama/touch/