全米のベストセラー小説の映画化。現在公開中。
独裁巨大国家は、一部の富裕層が支配。かつての反逆者たちは地区ごとにまとめられ、貧しい生活を送っていた。しかも制裁のために毎年各地区から１２－１８歳の少年少女を選出し、生き残りが一人になるまで戦わせる「ハンガーゲーム」を行っていた。
（少年少女たちが殺し合いをする、と言うと、ずーっと前に日本で公開された『バトルロワイヤル』を思い出しますが・・実は私はこの作品を観ていないので比較できません。）
正直もっとどろどろで生々しい殺し合いのシーンが一杯だと思って敬遠していましたが・・そうでもなかったです。
こういうお話って昔は絶対男の子が主人公だったのですが、いまや映画の主人公は、アクションだろうがサスペンスだろうが女性が主流になりつつある。主人公のカットニス（ジェニファー・ローレンス）の行動力、頭の良さ、たくましさは他の男性登場人物を圧倒する存在感。
生々しくなかったのは、ゲームの一部始終が全国に生中継されていて、演出もされているため、仮想現実の本当のゲームみたいになってるせい。それがある意味救いではあるのですが、逆にリアルさ不足で感動したりはあまりできないのです。
大ヒットしたので続編が製作されるそうですが、ゲームが終わって生き残って、それからいったい何が起きるんでしょうか？
教訓・・サバイバルゲームでは、最初に殺しあうのではなく、必要な物資を確保してまず自分に有利な場所に逃げる（場所を確保する）こと。やられる前にやれ、ではなく、まず足元固めが大事なんですね～
おまけ・・なぜ選ばれるのは１２－１８歳か？それはもう中年や老人では何日も森の中走ってサバイバル出来ないから。私なんか対象外。よかった～（笑）。