巨匠マーティン・スコセッシ監督がファンタジー小説を3D映画化。現在公開中。
時計技師の父が亡くなったあと、駅の時計係の叔父に引き取られたヒューゴは、父の残してくれた壊れたロボットを何とか修理しようとしているが、なかなか出来ない。駅で販売されている食料を盗みながら時計の裏側の部屋に隠れ住んでいる彼は、ある日ロボットの鍵穴と同じハート型の鍵を持つ少女と出会う。それは不思議な巡り会わせで、彼女の育ての親であり駅のおもちゃ屋の主人の隠された過去の秘密を明かすことになる・・
駅の時計の裏に隠れて暮らしていることや、機械に強いこと、駅のおもちゃ屋の主人が実は元映画監督であり、動き出したロボットが驚くほど精巧に絵を描き出すこと、偶然出会った少女が鍵を持っていたことなど、ちょっと非現実的でかなりファンタジー要素が強い。
でもそれがこの映画の魅力。少年と父親、夢を見続けた人が夢を叶えるお話。
反抗的な目をした、でもとってもきれいなブルーアイズの主人公ヒューゴ役のエイサ・バターフィールドくんがとってもチャーミング。好奇心旺盛な女の子を演じるのは、『キック・アス』のヒットガール役で注目された、クロエ・グレース・モレッツ。