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ポアンカレ予想

2009-03-10 09:55:00 | うんちく・小ネタ
これ半年くらい前?に一度放映がありました。で、昨夜もゴールデンタイム(夜10時)にNHKで再放送・・こういうパターンってあんまりないと思うけど、おかげで久々に頭が活動しました。
だって数学の話なんだもの^^;

わかりやすく言うと・・

<宇宙に向かってロープを投げてそれが元に戻ってきたとして、ロープを手繰り寄せることができれば、おおむね宇宙の形は丸いと言うことが出来る>

と言う予想なんだそうだ。

この予想を証明しようとする数学者たちの戦いが描かれるのですが、ドキュメンタリーを超えるすさまじさ。
何て言うか・・こういう風に不可能なこととか困難なことに挑戦する話を聞くと、まあ普通にすごいなーとか偉いなーとか感想を抱くわけですが、これはもうすごすぎてあぜんとするしかないのです。とても現実とは思えない。まるで小説みたい。

100年かけても証明できないとされたものが、一人の天才数学者によって証明されたとき、他の数学者たちはもちろんショックを受けますが、その感想が

「証明されたことにショックで、しかもその証明が自分には理解出来ないことがショックだ」と。

それでその証明が間違ってないことを証明するのに、数人の数学者が何年もかけたって言うのだから、もう・・絶句*(青ざめ)*

しかもこれにはオチがあって、その天才数学者(子供の頃から英才教育を受けていた)は、この証明が出来たあと隠居してしまい、誰とも会わない生活を送っているそう。
人生を崩壊させるほどの戦いだったのだ、と。

一つのことに秀でている人の頭の構造と言うか、元々普通の人とは中身の設定が違うと思うけど、こういうのを見せられると、こんなことまで出来てしまう人間の能力に嬉しくなってしまう。

現実離れしていると言いましたが、これトポロジーって言って、実際いろいろなところで活用されているそうですよ~*(ウインク)*