☆31500円の傘の話。
ある傘の会社にクレームの電話がかかってきた。
一言で言えば、濡れた傘のせいで洋服が濡れるので、そのことに対してのクレームの電話だった。
傘は濡れるもの。
そういう意識が世の中の全員の頭の中にあるから、この人の話すことは筋違いで単なるクレーマーだと思われる。
しかしここの社長はそうは考えなかった。
電話代がかかるのにわざわざ電話をしてきてもらったのだから有難いと。
そのことを考えて最終的には濡れない傘を開発した。
その傘の値段が31500円なのだ。
現在 製造が追いつかなくて2ケ月待ちの状態だそうだ。
クレームに真剣に向き合った結果、新しい商品開発に繋げる。
そういう意気込みが、今の世の中で生き残っていける心構えなのかもしれない。
☆世論の力
尖閣のビデオの件にしても今の世の中これほどまでに世論の力が強くなった時はないそうだ。
政治の方も国民の力で政権交代が起こり、民主党に失望した結果政策が動かないねじれ国会を引き起こした。
職場の一人が「どこが政権を取ろうとも日本は変わらない」と呟いた。
本当にそうだろうか?
この国を良くしようという変革を求める気持ちが一人一人の心の中にあって、少しずつでも行動に移していけば徐々にいい方向へ変わっていくと私は思う。
そういえばタイガーマスクは最近出没していないのかしら?
児童施設にランドセルを届ける。
全国的に広がったのはメディアのせいもあるけれど、一人一人が行動に移した世論の力だと思う。