孫ふたり、還暦過ぎたら、五十肩

最近、妻や愚息たちから「もう、その話前に聞いたよ。」って言われる回数が増えてきました。ブログを始めようと思った動機です。

この老人は日本人の代表じゃありませんから・・

2016年05月28日 | 社会観察
米国のノーベル平和賞受賞者のオバマ大統領が、恐らくそのきっかけになった演説の原稿を手掛けたスピーチライターによる演説を、広島の平和記念公園で長々と朗読した後、安倍首相と歩み寄ったのは、71年前の被爆者の代表の『日本原水爆被害者団体協議会・代表委員』 坪井直さんのところだった。

二人の会話は、マイクがなかったためか聞えなかったが、翌日の報道で次第に話した内容が分かってきた。

坪井さんはオバマ氏と握手を交わしながら、「人類の幸せを掴むためにいろいろなことを語ってくれて、私は胸がワクワクしました。91歳ですけどまだ生きますよ」と話しかけたという。



「我々は恨みや何かは関係ありません。だから、私たちはオバマさんが来られたことは大歓迎します、感謝しております。それで終わりじゃないんですよ。」と言ったと報道した新聞社もあった。

さらに別の新聞社のサイトでは、「私はアメリカを恨んではいない。核兵器は人類が造った不幸だからだ、と言ったら強く手を握ってくれた」と説明。「また何度も広島や長崎を訪れて、たくさんの被爆者と対話してほしい」とも依頼した、と伝えていた。

あるいは、また別の報道機関のサイトをみると、こんな記事だった。

日本原水爆被害者団体協議会(被団協)代表委員の坪井直さん(91)は27日、オバマ米大統領との対面後に広島市内で記者会見し、広島への原爆投下について、オバマ氏に「米国を責めていないし、憎んでもいないと伝えた」と明らかにした。オバマ氏は、坪井さんの手を握りしめたという。

オバマ氏の広島訪問は「(核廃絶への)一歩として評価したい」と強調。「これからが大事だ。『時々広島に来て』と言ったら、(オバマ氏の)握手が強くなった」と語った・・・そうだ。

被爆者の生き残りだから、日本人の代表と言うわけでもないだろうが、このお爺さんの言うことに、承服しかねる日本人は、私を含めてかなりいるのではないかと思う。

私は、どこかの部族たちのように、オバマに対して「謝罪せよ、賠償せよ。」などとは
全く言うつもりはないが、かといって『核兵器は人類が造った不幸だから、アメリカを恨んではいない。』と言うことには違和感を感じてしまう。

ましてや、『米国を責めていないし、憎んでもいない。』と言い切る自信はない。

なぜなら、あれはどんな言い訳をしても、明らかに卑劣で卑怯な『戦争犯罪』だったからだ。

それだけに、「自分が被爆者の生き残りだから、日本人の代表者だ」然としたようなこのお年寄りの態度言動には違和感を覚える。

「核兵器が廃絶にむけて、未来志向で、駆け引きのない世界を作り上げましょう」などと、いかにもお花畑の住人が喜びそうなセリフを言っても、この世はビートルズの歌のようにはいかないのである。



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