この時期の台湾旅行は、暑がりの私にとっては最良の時期なのだが、天気が悪いのは困りものである。まるで梅雨時の日本のように、毎日小雨が降り続く事がある。
2016年1月16日の台湾総選挙の時、支那が台湾への旅行者を絞るという情報を得て、私は「支那人観光客がいなくなるなら、今がチャンス」とばかりに、台北旅行を即断したのだった。
選挙運動真っ盛りの台北市内を体感する目的もあったが、あの時もシトシト雨が降っていたのを覚えている。今回も三日間晴れ間を見ることは出来なかった。太陽が出ないので、一日中薄暗い感じで、歩道は濡れていて歩くだけでも滑らないように注意を要する。
今回改めて感じたのは、日本の市街地と比べると、台北市内はまだまだ段差が多くて、うっかりすると、つまづいて転びそうになることがある。
まだ、フィリピンのマニラほどではないにしろ、足元に常に注意をしながら歩く必要がある。(マニラの歩道は、突然陥没箇所があったり、どぶ板が割れていたりして、むしろ車道を歩く方が安全だった気がする)
さて、今回の台湾旅行も、例によって家から車で15分ほどの富士山静岡空港からスタートした。登場口の売店では、支那人観光客目当てに電気炊飯器が並んでいたり、北海道名物の土産菓子が積み上げてあったりして、私を呆れさせてくれた。しかし、今回は・・・
東京ばなな
今、台湾人に一番人気の日本の土産商品である「東京ばな奈」が積み上げられていた。なぜこの御菓子が大人気なのか知らないが、台湾人旅行客は、これを何箱も買って帰るそうだ。
売店の店員も増員されていて、今回は2名いた。どちらも日本語がカタコトの中年女性であった。台北行きの乗客は7割が日本人、3割が台湾人といったところで、彼らは支那人ではなく台湾人であることは、話し声で明確に解かる。
訪日台湾人はいまや年間420万人以上になる(台湾の人口は2400万人)。対して台湾を訪れる日本人観光客はその半分にも満たないばかりか、最近は減少傾向にあるそうだ。
その一因には、訪日台湾人の急増で、飛行機のチケットを台湾の旅行会社に押さえられてしまっていることがあるらしい。
日本のあちこちの観光地に台湾人観光客はいるはずだが、支那人たちほど目立たない所為か、静かなブームである事はさほど話題にはなっていない。
台湾人たちも、意識して日本の街角では小声で話すようにしているそうだ。理由は、当然、あのマナーの悪い支那人に間違えられたくないからだという。
昨日も、台湾の空港ロビーで、周りを憚ることなく、我が子に向かってギャーギャーと発狂し、空港中に響き渡る声で、叱り飛ばしている母親がいた。
あれは間違いなく支那人であろう。私は、その様子をカメラに収めようとしたが、その母親と一瞬眼が合ったのでやめた。
全員ではないのだろうが、台湾にはいわゆる親日派が多いのは、よく分る。そしてそれはいつもタクシーを利用した時に感ずるのだが、へつらうような感じではなく、極めて控えめにこちらに伝わってくる。
私はその一瞬に、いつもほんのりとした快感を覚えるのだ。例えば、タクシーを止めて乗り込み、私はいつもノートに行先・住所を書いたページをドライバーに見せる。
走り出しても彼は何も話しかけてこない。7~8分走って目的地に着き車を止める。私はメーターを見せて金額を払う。大抵、そのときこちらをチラッとみて、「ニホンジン?」と聞いてくる。
「そうです。」と答えると、彼はニコッとして、(やっぱりな・・・)といった如何にも納得した表情を見せるのだった。
勝手に彼の気持ちを忖度すると、最初彼は、「この乗客・・日本人かな、韓国人かな・・見ただけじゃ判断できないけど、どっちかな・・多分日本人だろうな」と思った。
降りる時、聞いてみたら、「やっぱり思ったとおり、日本人だった」
こんな感じか。
以前、乾物屋の店先で、「あんた日本人?」と店の女性から聞かれた事があった。私は「そうですけど、なぜ分るんですか?韓国人にも見えるんじゃないですか?」と言うと、彼女は「分る、分る。日本人は分る。」と言う。
「どうして?」と聞くと、彼女は「分るよ、日本人は」とだけ言うのだった。そのとき、奥で話を聞いていた店の主人らしき老人が笑いながら出てきて、「お金を払う時アリガトって言うのは、日本人だけ・・」と言うのだった。
たったこれだけの出来事でも、私は自分が日本人である事を強く再認識させられるのだった。
2016年1月16日の台湾総選挙の時、支那が台湾への旅行者を絞るという情報を得て、私は「支那人観光客がいなくなるなら、今がチャンス」とばかりに、台北旅行を即断したのだった。
選挙運動真っ盛りの台北市内を体感する目的もあったが、あの時もシトシト雨が降っていたのを覚えている。今回も三日間晴れ間を見ることは出来なかった。太陽が出ないので、一日中薄暗い感じで、歩道は濡れていて歩くだけでも滑らないように注意を要する。
今回改めて感じたのは、日本の市街地と比べると、台北市内はまだまだ段差が多くて、うっかりすると、つまづいて転びそうになることがある。
まだ、フィリピンのマニラほどではないにしろ、足元に常に注意をしながら歩く必要がある。(マニラの歩道は、突然陥没箇所があったり、どぶ板が割れていたりして、むしろ車道を歩く方が安全だった気がする)
さて、今回の台湾旅行も、例によって家から車で15分ほどの富士山静岡空港からスタートした。登場口の売店では、支那人観光客目当てに電気炊飯器が並んでいたり、北海道名物の土産菓子が積み上げてあったりして、私を呆れさせてくれた。しかし、今回は・・・
東京ばなな
今、台湾人に一番人気の日本の土産商品である「東京ばな奈」が積み上げられていた。なぜこの御菓子が大人気なのか知らないが、台湾人旅行客は、これを何箱も買って帰るそうだ。
売店の店員も増員されていて、今回は2名いた。どちらも日本語がカタコトの中年女性であった。台北行きの乗客は7割が日本人、3割が台湾人といったところで、彼らは支那人ではなく台湾人であることは、話し声で明確に解かる。
訪日台湾人はいまや年間420万人以上になる(台湾の人口は2400万人)。対して台湾を訪れる日本人観光客はその半分にも満たないばかりか、最近は減少傾向にあるそうだ。
その一因には、訪日台湾人の急増で、飛行機のチケットを台湾の旅行会社に押さえられてしまっていることがあるらしい。
日本のあちこちの観光地に台湾人観光客はいるはずだが、支那人たちほど目立たない所為か、静かなブームである事はさほど話題にはなっていない。
台湾人たちも、意識して日本の街角では小声で話すようにしているそうだ。理由は、当然、あのマナーの悪い支那人に間違えられたくないからだという。
昨日も、台湾の空港ロビーで、周りを憚ることなく、我が子に向かってギャーギャーと発狂し、空港中に響き渡る声で、叱り飛ばしている母親がいた。
あれは間違いなく支那人であろう。私は、その様子をカメラに収めようとしたが、その母親と一瞬眼が合ったのでやめた。
全員ではないのだろうが、台湾にはいわゆる親日派が多いのは、よく分る。そしてそれはいつもタクシーを利用した時に感ずるのだが、へつらうような感じではなく、極めて控えめにこちらに伝わってくる。
私はその一瞬に、いつもほんのりとした快感を覚えるのだ。例えば、タクシーを止めて乗り込み、私はいつもノートに行先・住所を書いたページをドライバーに見せる。
走り出しても彼は何も話しかけてこない。7~8分走って目的地に着き車を止める。私はメーターを見せて金額を払う。大抵、そのときこちらをチラッとみて、「ニホンジン?」と聞いてくる。
「そうです。」と答えると、彼はニコッとして、(やっぱりな・・・)といった如何にも納得した表情を見せるのだった。
勝手に彼の気持ちを忖度すると、最初彼は、「この乗客・・日本人かな、韓国人かな・・見ただけじゃ判断できないけど、どっちかな・・多分日本人だろうな」と思った。
降りる時、聞いてみたら、「やっぱり思ったとおり、日本人だった」
こんな感じか。
以前、乾物屋の店先で、「あんた日本人?」と店の女性から聞かれた事があった。私は「そうですけど、なぜ分るんですか?韓国人にも見えるんじゃないですか?」と言うと、彼女は「分る、分る。日本人は分る。」と言う。
「どうして?」と聞くと、彼女は「分るよ、日本人は」とだけ言うのだった。そのとき、奥で話を聞いていた店の主人らしき老人が笑いながら出てきて、「お金を払う時アリガトって言うのは、日本人だけ・・」と言うのだった。
たったこれだけの出来事でも、私は自分が日本人である事を強く再認識させられるのだった。
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