孫ふたり、還暦過ぎたら、五十肩

最近、妻や愚息たちから「もう、その話前に聞いたよ。」って言われる回数が増えてきました。ブログを始めようと思った動機です。

他山の石か、対岸の火事か。

2018年10月28日 | 外国ネタ
 中米の人口750万の小国、ホンジュラスから米国を目指して移動を続ける数千人の移民の集団のニュースを見た。通称「キャラバン」と呼ぶそうだ。

 キャラバンというと、ラクダとともに移動する商人集団のことだが、このキャラバンは、自国を捨てて、アメリカへの移民を希望し、現在メキシコ国内を、ひたすら歩いて北上中の集団を意味する。

 メキシコ当局は対グアテマラ国境の橋でキャラバンの移動を止めようとしたものの、移民の多くがにわか作りのいかだで橋の下を流れる川を渡り、メキシコに入国したそうだ。

 マラソン大会ではない


 地元警察幹部の推計によると約3000人が現在メキシコから米国に向かって進んでおり、合法的にグアテマラからメキシコに入国しようとしている移民もおよそ1000人に上るという。

 また、女性や子どもを含む別の約1000人の移民グループもグアテマララ南東部の町エスキプラス(Esquipulas)に集合後、メキシコに向け移動を開始しているそうだ。


ヨーロッパでも、以前ドイツを目指す移民集団の、似たような光景が大々的に報道された事があった。

  ドイツを目指す集団

この難民たちが行き着いたドイツが現在どういう深刻な状況になっているのか、テレビを見ているだけでは、なかなか伝わってこない。(意図的に伝えないようにしているのかもしれない。)

海外の報道機関の流す難民たちの悲惨な状況も、世界の耳目を集めて同情を買うという極めて政治的な意図があるのは事実だろう。今回アメリカを目指している集団の報道とて同じだろう。

このホンジュラスの難民たちの報道を受けて、アメリカのトランプ大統領は、礼によって、ツイッターで意志を表明した。曰く、、、

キャラバンの米国入国を阻止するため「全力が注がれている」と投稿し、「メキシコでまず難民申請をしなければならず、もしそれを怠れば米国側は送り返すことになる」と強調した。


日本は、島国なのでEUや米国のようなことにはならない、と思うのは早計である。

陸続きでなくても、海を渡って簡単に移動可能であるからだ。2014年に小笠原諸島と伊豆諸島周辺の日本の領海と排他的経済水域(EEZ)で、大規模に中国漁船が赤珊瑚の密漁を行った事がある。

  これは序の口


  ごく一部に過ぎない


いざとなると、日本中の上陸可能な沿岸では無数の難民が上陸してくるはずだ。そういう難民の手助けをする在日外国人は、現在日に日に増えている。

安倍政権は、待遇を良くするから、日本に働きに来て欲しいと外国の出稼ぎ希望者たちに秋波を送り続けている。

ようやく間抜けな野党がこの移民政策に異を唱え始めたようだが、1年以上、モリが滑った、カケが転んだと騒いでいた馬鹿な自分たちに気がついたのだろうか。

世界に目を向ければ、反面教師はあちこちに存在しているではないか。


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