孫ふたり、還暦過ぎたら、五十肩

最近、妻や愚息たちから「もう、その話前に聞いたよ。」って言われる回数が増えてきました。ブログを始めようと思った動機です。

これあげるから、タダ働きしてよ

2018年09月01日 | 政治ネタ
2020年、東京・真夏の運動会まであと2年を切った。

ネットで見た記事にこんなのがあった。一部抜粋すると・・・

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「2020年東京五輪・パラリンピックのボランティア募集が9月中旬から始まる。

必要なボランティアは、「大会組織委員会」、「東京都」の募集分を合わせて11万人以上。

主力は学生とされ、文部科学省とスポーツ庁は全国の大学と高等専門学校に対し、大会期間中の授業や試験の日程を柔軟に変更するよう求める通知を出していた。

これに対し、ネット上では「学業よりボランティアを優先させること」を疑問視する声が挙がるなど物議を醸していた。」

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労働力不足に便乗したわけではないのだろうが、たかが運動会のために、20日間程度で11万人のボランティア、というかぶっちゃけ、タダ働きしてくれる若者が必要だという。

真夏の炎天下で、暇な高齢者にでしゃばられて、熱中症でぶっ倒られても困るので、ここは学生さん、お願いしますわ・・・と言いたいところなのだろう。

折りしも、行方不明の幼児を捜索隊よりも早く発見したのは、高齢のボランティアだったではないか。あのお爺さんはマスコミが英雄視して持ち上げていた。

お役所の腹は、『ここは一つお国の為に、東京都の為に、学校側も学生さんのタダ働きを、公共活動と見なして、学業より優先させてくれないか』、というところだろう。

  ネッ、格好いいでしょ? これ欲しくない?

小池都知事も、見るからに暖かそうなボランティア用制服をアピールしていた。「ボランティアやってくれたら、これタダであげるわよ」と言わんばかりである。しかし、「だからタダ働きしてちょうだいよ」とは言わない。

  見るからに暑苦しい

まさか、夏用の制服ではないのだろうが、今年の夏を基準に考えると、こんなのを着て流れる汗を拭き拭き、外国人観光客相手に道案内する学生が、11万人も集まると真面目に考えているのだろうか?

アマチュア運動界は、次々に炙り出される組織の醜聞に、ここまで腐った集団だったのかと呆れているのは私だけだろうか。

お役所担当者は、タダ働きを前提にソロバンをはじいているのだろうが、その思惑通りに事が進むとすれば、この国の国民はかなり異常な脳味噌の持ち主であろう。

特に、あそこまで腐りきった文科省の役人どもは、どのツラ下げて冒頭の依頼が学生たちにできるというのだ。

今度は体操協会ですか・・・

2018年09月01日 | 社会観察
レスリング、ボクシング、アメリカンフットボール、大相撲、バスケット、、、そして今度は体操ときた。連日、テレビのワイドショーは、話題に事欠かない。

 見慣れた光景


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日本体操協会の塚原千恵子・強化本部長(71)が31日放送のTBS系「ビビット」(月~金曜・前8時)の電話取材に応じたそうだ。

 協会が第三者委員会を設置し真相を究明に動くことに「委員会って誰を調べるの? 誰を調べるのかね。私達かね?」と示した。

 さらに、今回の問題が原因で協会を去ることになる可能性を問われ「私達が協会辞めたら相当なことになるよ。もっと言いたいこと言うよ」と話していた。

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おお、上等だ、辞めろ、辞めろ!とっとと辞めちまえ!!

だいたい、ああいう発言が出てくるようでは、この組織は相当腐っているのだろう。いくら過去に実績があったとしても、引き際を間違えると、自ずから組織はこういう風に変形していって、取り返しがつかなくなるものなのだろう。そして今度も、第三者委員会?

 似た者夫婦

【澱む水にはゴミ溜まる】というではないか。


ちょっと前にあった、女子レスリングや日本大学、それにアマチュアボクシング、などなど、、、、構図は恐ろしいほどよく似ているのではないか。

常に付きまとうものは、利権や現金(ゲンナマ)なのだろう。

後継者育成と、流れを澱ませない適正人事制度は、「言うは易し」、西川きよし、か?

体操の次はバレーボール? それとも柔道? 

下手な漫才より面白いコンビ

2018年09月01日 | 趣味の世界
Youtube で興味があるテーマで検索すると、それに関連する動画が即時に表れて、それまでに抱いていた疑問などが一気に解消する時がある。さらに、「おすすめ動画」も画面右側にズラリと並ぶので、関連情報も入手しやすい。

そうやってめぐり合った動画は、「チャンネル登録」をクリックしておくと、動画が更新されるたびに確認できる。飽きたら、「チャンネル登録」を再びクリックすれば、登録は解除される。


何か面白い動画は無いかな~と捜していると、昔登録してあった動画がいくつか「おすすめ動画」として、並んでいた。

それは、在日外国人男女二人が何かのテーマ決めておしゃべりするというもので、テーマは日本の四季、電車、居酒屋、日本語などなど毎回違っていて、外国人の目からそれらがどう写るか、母国と比較してどうなのか、などと意見を述べ合うのである。

 anora/akaki


在日外国人男女二人とは、ウズベキスタン人のアノーラ嬢とフィンランド人のアカキ君で、こういう国から来ている若者が、どのような印象を日本に抱いているのかが垣間見えて、非常に興味深い動画である。

お二人の経歴や、日本で何をして暮らしているかは全然分らないが、彼らの意見は実に単刀直入で、ときにユニークであり辛辣であり、正直な印象が爽やかですらある。

 アカキ君

アノーラさんは、ウズベキスタン出身だが、私はそもそもウズベキスタンがどこにある国なのか知らなかった。何となく中東あたりなんだろうなと思っていたが、調べてみると、カスピ海の東側の旧ソ連領の国だった。

あの辺りは、カザフスタン、タジキスタン、トルクメニスタン、アフガニスタンなど、語尾に「・・タン」がつく国が多い。

その「~タン」とは。「~のすむ地域、地方、国」という意味で、ウズベク人の住む国は、ウズベキスタン。アフガン人の住む国は、アフガニスタンという解釈らしい。

ウズベキスタンの首都はタシュケントという街で、実は私はこの街の名前には聴き覚えがあった。

もう40年前になるが、私が農業研修でアメリカのワシントン州の畑作農家にお世話になっていた当時、その農家にタシュケントから3名のソビエト人がアメリカの畑作農家の視察にやってきたのであった。

当時は、米ソ冷戦時代で、農場に勤務していたアメリカ人たちは、敵国から農場視察に来るということで、どことなくソワソワしていたのが可笑しかった。

その農場は、耕作面積が1200ヘクタールで、ジャガイモ、サトウキビ、飼料用トウモロコシを栽培していた。さらに肉牛も1000頭放牧する大規模経営であった。そして農場主(私のボス)は、有名なコーネル大学で博士号を得た秀才だった。

視察に来た3名のうち2名は英語を流暢に話しいろいろ質問していたが、時々笑い声がして緊張感などまったくなかったので少し拍子抜けしたものだった。

ただ、休憩の時一人が私に近づいてきて、「日本人か?なぜここにいるんだ?何か辛い思いはしてないか?」などと立て続けに質問してきたので、私は驚いたのだった。


 話題は「電車」

アカキ君はフィンランドの出身で、高校生のときに1年間日本に留学していたそうだ。日本語が実に流暢で、そこいらにいる日本人よりもまともな日本語を話すインテリ風。

アノーラさんが曖昧な日本語を話すと、すぐさまツッコミを入れるところが、まるで夫婦漫才のようで面白い。

フィンランドには、国内旅行をするという文化がないので、日本にきて駅構内にある旅行社のオフィス前にある海外旅行パンフレットで、フィンランド北部のイナリという街でオーロラをみるツアーを見たとき「ああ、行ってみたいなあ・・」と思ったそうだ。

是非、一度ご覧あれ!
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