私が、「チラシを参考にしてよくスーパーで買い物する」と言ったら、非常に驚かれたことがある。彼は、「男が買い物かご片手にスーパーで買い物するってのは、ちょっと抵抗があるなあ」と言っていたが、私はまったく理解できなかった。
学生の時など、同じ下宿先の同級生たちと、何々がどこどこで安い、とかいう情報交換は欠かせないものだった気がする。食料の買い物は、恥ずかしいことでもなんでもなかった。
後で考えると、「ちょっと抵抗がある・・」と言った本人は、自炊経験が無く大学も自宅通学であった。
私の自論だが、性別に関係なく、若者は自分で食べる物を自分の手で調達して、自分で料理し、後片付けまでする経験をすることは、人間形成にとって絶対に必要だと考える。
最近の若者が、「米を研ぐ」という替わりに、「米を洗う」と言うのは、異常だ。
あるいは、蕎麦を茹でる途中で、「びっくり水」(差し水)をする・・とレシピに書かれていて、娘さんは、スーパーの店員に、「すみません、びっくり水はどこにありますか?」と尋ねるにいたっては、世も末ではないか。
それはさて置き、スーパーに買い物に行くのは何の抵抗もない私だが、レジで待たされるのは大嫌いである。四つも五つもレジがあるスーパーで、レジ係が二人しかいないために、行列が出来ている時など、もう二度とその店には行かないことにしている。
客を待たせるなよ
最近のドラッグストアは、薬だけでなく惣菜や冷凍食品、お酒など食料品スーパーなのか、薬屋なのか分らなくなってきて、しかも商品によっては食品スーパーより安い場合もある。
必然的に利用頻度もあがってくるのだが、難点はときどき白衣を着た「薬剤師先生」がレジ打ちの応援に立っているときがある。これが遅い。レジ打ちが極端に遅い。
待つのが嫌なら、自分でやれ、と言わんばかりに、そのドラッグストアでは客が自らレジ打ちをして金を投入し、おつりと領収書を取るという、「セルフレジ」を数台導入した。さらに、最近ではその数を増やしている。
客にやらせるセルフレジ
私は、あのセルフレジは使う気がまったくしない。それなら、レジに並ぶのを我慢するか、セルフレジのない別の店に行く。一体、客にレジ打ちさせることで、割引とか何かの特典があるのだろうか?
せっせとセルフレジで作業している客たちは、例えばごまかしをする、などという旨みが何かある、としか私には思えないのである。人件費の節約の為に、レジ打ちを客にやらせる、という店側の魂胆なら、それは人道・商道に反するのではないか。
そんなセルフレジが、DVDレンタルショップにも現れた。最初は、試験的に一台のみの導入だった。ところが、先月出かけてみたら二台に増えていた。それでも、そちらに客が殺到する時の為に、有人レジも一箇所対応していた。
借りたけりゃご自分で
しかし、今月行ったところ、その有人レジには、「物品販売専用」という三角プレートが置かれていた。つまり、ここではレンタルの対応はしない、という店側の意思表示であると理解できた。
その時、私は借りたかった「孤独のグルメ」があったので、全部で5枚借りようと手にしていた。セルフレジはどちらも空いていた。有人レジには「物品販売専用」というプレートが前面に置かれていて、DVDレンタルの客を拒んでいた。
しかし、有人レジにいたバイトの青年は、忙しそうでもなく、彼の他にももう一人が後ろをウロウロしている状況であったので、私は「そちらで対応していただけますか?」と有人レジの青年に尋ねた。
「ああ、いいですよ。どうぞ。」という返事を期待していた。ところが彼の返事は、「ええ?でも皆さんにセルフをお願いしてますから・・・」というものだった。
売り言葉に買い言葉ではなく、私は「じゃあ、借りるの止めます。」と言ってDVD5枚を棚に戻して店を出た。家に帰ってから、不要になったプラスチックにカードをハサミで切ってゴミ箱に捨てた。
しかし、連休中に「孤独のグルメ」をどうしても観たかったので、ネット検索で「宅配レンタル」を調べ、月額レンタルを申し込んだ。今ならお試し30日間無料というサービスも気に入った。
8枚/月1860円。返却期間なし。延滞料なし。送料込み。新作DVDもOK。ということで、早速注文したところ、翌々日にゆうメール便で2枚入りが届いた。
手軽で便利な包装
12~3CM四方の返送を兼ねた入れ物で、観終わったらDVDを中に入れ、シールして郵便ポストに投函するだけだ。 しかも注文品を送った、返送されたという情報は逐一Eメールで報告がくる。
わざわざレンタルショップに借りに行き、借りたいDVDを捜し、また期日までに返却に行く、という手間とガソリン代を考えれば、これは憎いシステムではないか。
衝動借りして、結局観ないで返却とか、期待した程面白くなくて、10分観てお終いという事が、これまでなんどあったことか。
セルフレジのお陰で、こういう便利なシステムを利用できることになった。あの時有人レジにいた無愛想なバイト青年よ、君に感謝するぜ。
学生の時など、同じ下宿先の同級生たちと、何々がどこどこで安い、とかいう情報交換は欠かせないものだった気がする。食料の買い物は、恥ずかしいことでもなんでもなかった。
後で考えると、「ちょっと抵抗がある・・」と言った本人は、自炊経験が無く大学も自宅通学であった。
私の自論だが、性別に関係なく、若者は自分で食べる物を自分の手で調達して、自分で料理し、後片付けまでする経験をすることは、人間形成にとって絶対に必要だと考える。
最近の若者が、「米を研ぐ」という替わりに、「米を洗う」と言うのは、異常だ。
あるいは、蕎麦を茹でる途中で、「びっくり水」(差し水)をする・・とレシピに書かれていて、娘さんは、スーパーの店員に、「すみません、びっくり水はどこにありますか?」と尋ねるにいたっては、世も末ではないか。
それはさて置き、スーパーに買い物に行くのは何の抵抗もない私だが、レジで待たされるのは大嫌いである。四つも五つもレジがあるスーパーで、レジ係が二人しかいないために、行列が出来ている時など、もう二度とその店には行かないことにしている。
客を待たせるなよ
最近のドラッグストアは、薬だけでなく惣菜や冷凍食品、お酒など食料品スーパーなのか、薬屋なのか分らなくなってきて、しかも商品によっては食品スーパーより安い場合もある。
必然的に利用頻度もあがってくるのだが、難点はときどき白衣を着た「薬剤師先生」がレジ打ちの応援に立っているときがある。これが遅い。レジ打ちが極端に遅い。
待つのが嫌なら、自分でやれ、と言わんばかりに、そのドラッグストアでは客が自らレジ打ちをして金を投入し、おつりと領収書を取るという、「セルフレジ」を数台導入した。さらに、最近ではその数を増やしている。
客にやらせるセルフレジ
私は、あのセルフレジは使う気がまったくしない。それなら、レジに並ぶのを我慢するか、セルフレジのない別の店に行く。一体、客にレジ打ちさせることで、割引とか何かの特典があるのだろうか?
せっせとセルフレジで作業している客たちは、例えばごまかしをする、などという旨みが何かある、としか私には思えないのである。人件費の節約の為に、レジ打ちを客にやらせる、という店側の魂胆なら、それは人道・商道に反するのではないか。
そんなセルフレジが、DVDレンタルショップにも現れた。最初は、試験的に一台のみの導入だった。ところが、先月出かけてみたら二台に増えていた。それでも、そちらに客が殺到する時の為に、有人レジも一箇所対応していた。
借りたけりゃご自分で
しかし、今月行ったところ、その有人レジには、「物品販売専用」という三角プレートが置かれていた。つまり、ここではレンタルの対応はしない、という店側の意思表示であると理解できた。
その時、私は借りたかった「孤独のグルメ」があったので、全部で5枚借りようと手にしていた。セルフレジはどちらも空いていた。有人レジには「物品販売専用」というプレートが前面に置かれていて、DVDレンタルの客を拒んでいた。
しかし、有人レジにいたバイトの青年は、忙しそうでもなく、彼の他にももう一人が後ろをウロウロしている状況であったので、私は「そちらで対応していただけますか?」と有人レジの青年に尋ねた。
「ああ、いいですよ。どうぞ。」という返事を期待していた。ところが彼の返事は、「ええ?でも皆さんにセルフをお願いしてますから・・・」というものだった。
売り言葉に買い言葉ではなく、私は「じゃあ、借りるの止めます。」と言ってDVD5枚を棚に戻して店を出た。家に帰ってから、不要になったプラスチックにカードをハサミで切ってゴミ箱に捨てた。
しかし、連休中に「孤独のグルメ」をどうしても観たかったので、ネット検索で「宅配レンタル」を調べ、月額レンタルを申し込んだ。今ならお試し30日間無料というサービスも気に入った。
8枚/月1860円。返却期間なし。延滞料なし。送料込み。新作DVDもOK。ということで、早速注文したところ、翌々日にゆうメール便で2枚入りが届いた。
手軽で便利な包装
12~3CM四方の返送を兼ねた入れ物で、観終わったらDVDを中に入れ、シールして郵便ポストに投函するだけだ。 しかも注文品を送った、返送されたという情報は逐一Eメールで報告がくる。
わざわざレンタルショップに借りに行き、借りたいDVDを捜し、また期日までに返却に行く、という手間とガソリン代を考えれば、これは憎いシステムではないか。
衝動借りして、結局観ないで返却とか、期待した程面白くなくて、10分観てお終いという事が、これまでなんどあったことか。
セルフレジのお陰で、こういう便利なシステムを利用できることになった。あの時有人レジにいた無愛想なバイト青年よ、君に感謝するぜ。