相変わらず今日のテレビの報道は、安倍首相訪米にかなりの比重を置いているようだが、その報道姿勢は何となく安倍首相がアメリカで「国賓級」の待遇を受けることが忌々しいのか、棘のある報道振りであったと感じるのは気のし過ぎだろうか。
食事には山口県の地酒や安倍川もち、それにアメリカ産の「和牛」が出されるようだ。サシの入った和牛は、日本で高値で販売できるのか、今アメリカでも盛んに飼育されていると報道していたが、日本の肥育農家が育てる和牛とは、まったく別物になっているだろうことは容易に想像できる。
太っていく過程の環境がまったく異なるので、出来上がった牛肉は見た目は同じようになるだろうが、中身はまったく違うような気がする。牛の育て方や餌がまったく異なるからだ。
今、「㈱貧困大陸アメリカ」という本を読んでいるが、アメリカの農業はすでに異常と言えるほど工業化してしまっていて、巨大穀物商社や医薬品企業による寡占状態に歯止めがきかない状況のようだ。読み進むごとに、アメリカの異常さがひしひしと伝わり、読み手にちょっとしたスリラー小説並みの感覚を与えてくjれる新書本である。
GM作物とは、genetically modified いわゆる遺伝子組み換え操作をした作物で、除草剤をかぶっても枯れないとか、害虫を寄せ付けないどころか、害虫が作物をひとかじりすると死んでしまうといった作物の総称である。もはや、アメリカで販売されている食品、加工品の9割がこのGM作物を原料にしようしたものだという。
さらに、畜産も大量の抗生物質やホルモン剤を使用して少しでも短期間で出荷できるように、少しでも多くの牛乳を生産するように、様々な抗生物質や成長ホルモンが大量に使用されているのである。家畜に使用される抗生物質の量は、この50年ほどで約80倍に増えたという。
アメリカで栽培される穀物の7割がGM作物で、その7割が家畜の飼料として消費されているそうで、草食動物の牛が、死んだ動物肉や本来の食料ではないトウモロコシなどの穀物を食べた結果出現したのが、ひところ騒がれた狂牛病である。
政府機関を巻き込んで、株主の利益になるように業界を思い通りに改変していくアメリカという国は、昔から何をしでかすか分からない怖さがある。得意がって「アメリカ産和牛」などと気安く呼んで欲しくはないと思うのだ。日本の消費者は、心しておくように、ご忠告する。
食事には山口県の地酒や安倍川もち、それにアメリカ産の「和牛」が出されるようだ。サシの入った和牛は、日本で高値で販売できるのか、今アメリカでも盛んに飼育されていると報道していたが、日本の肥育農家が育てる和牛とは、まったく別物になっているだろうことは容易に想像できる。
太っていく過程の環境がまったく異なるので、出来上がった牛肉は見た目は同じようになるだろうが、中身はまったく違うような気がする。牛の育て方や餌がまったく異なるからだ。
今、「㈱貧困大陸アメリカ」という本を読んでいるが、アメリカの農業はすでに異常と言えるほど工業化してしまっていて、巨大穀物商社や医薬品企業による寡占状態に歯止めがきかない状況のようだ。読み進むごとに、アメリカの異常さがひしひしと伝わり、読み手にちょっとしたスリラー小説並みの感覚を与えてくjれる新書本である。
GM作物とは、genetically modified いわゆる遺伝子組み換え操作をした作物で、除草剤をかぶっても枯れないとか、害虫を寄せ付けないどころか、害虫が作物をひとかじりすると死んでしまうといった作物の総称である。もはや、アメリカで販売されている食品、加工品の9割がこのGM作物を原料にしようしたものだという。
さらに、畜産も大量の抗生物質やホルモン剤を使用して少しでも短期間で出荷できるように、少しでも多くの牛乳を生産するように、様々な抗生物質や成長ホルモンが大量に使用されているのである。家畜に使用される抗生物質の量は、この50年ほどで約80倍に増えたという。
アメリカで栽培される穀物の7割がGM作物で、その7割が家畜の飼料として消費されているそうで、草食動物の牛が、死んだ動物肉や本来の食料ではないトウモロコシなどの穀物を食べた結果出現したのが、ひところ騒がれた狂牛病である。
政府機関を巻き込んで、株主の利益になるように業界を思い通りに改変していくアメリカという国は、昔から何をしでかすか分からない怖さがある。得意がって「アメリカ産和牛」などと気安く呼んで欲しくはないと思うのだ。日本の消費者は、心しておくように、ご忠告する。