現在上野の東京国立博物館では
特別展「国宝 東寺ー空海と仏像曼荼羅」が開催中です。
開催期間が2か月以上あったので3月に前売りのチケットを購入しておきました。
(3/26~6/2)まで
なんやかんやで忙しくもう少しで開催期間が終了してしまいます。
土曜日に行こうとしたのですが何となくお疲れ・・・
それに余りにも暑くて・・・
平日の方が空いていると思い夫の休みの火曜日にやっと行く事ができました。
電車に乗るのも久しぶりです。
昨年「大人の休日倶楽部」に入会し新しく作ったSuicaも使えるカード。
ピッとタッチしたらなんとエラーがでました~
窓口へと出たのでカードを見て頂くと「暫く使ってないでしょう?」
と言われました。
半年使っていなかったみたいです。
使わないと停止してしまうのですか~?
久しぶりの東京行き。久しぶりの電車。
上野公園の国立博物館に付きました。
余裕で歩いていたらどんどん人がそちらの方に流れて行きます。
のんびり写真なんて撮っている場合ではありませんでした。
「えぇっ~~!」
3列張られた長いテントの中を蛇行しながら行列が出来ています。
50分待ちですって~~
涼しい風が吹き抜け待つのも楽でした。
きっと混雑したと思うあの暑かった土曜・日曜に来なくて良かった。
たまには若い方もいますがほとんどがシニアです。
この人気にはびっくりしました。
私は特に知識もなく夫に誘われるまま行ったのですがこんなにも仏像が人気とは。
見て「うん・・・確かに~」と思いました。
中はもちろん撮影禁止なのですが唯一「国宝 帝釈天騎象像」のみOK。
一番のイケメン仏像でした。
皆さん夢中で撮影するのですが、何しろそこはシニアの皆様。
係の方が大変です。
「そこの方~フラッシュが停止されていませんよ~
フラッシュはやめて下さい~~!」
あちこちでピカピカ光っています。
止め方が分からないのですね・・・
今回、東寺の講堂に安置される仏像21体から最多の15体(国宝11体・重要文化財4体)
が出展されています。
その他にも彫刻、絵画、書跡、工芸などの名品が110件も。
それぞれの顔、身体、纏っているもの、1体1体が台座の低い位置に余裕を持った空間に
配置され照明も工夫され普段は見つくせない表情や装飾も見やすく
工夫された展示となっているのだそうです。
不動明王の「持国天立像」の怒りの形相と大日如来の「地蔵菩薩立像」の穏やかな表情。
「この2体からだけでも私たちが棲むこの世界の避けられない二極性が余すことなく伝わってくる。」
と新聞の評論に書かれていました。
見学中、物知りの方が隣から仏像の鼻の形の違いなど説明して下さり
「なるほど~~」
若い頃は科学で証明できないものは何となく胡散臭い?信じられない?という
気持ちがありましたが最近は神様、仏様に対する考えが変わってきました。
空海、曼荼羅、仏像
今まで余り関心を持ってきませんでしたがシニア層へのこの人気を見ると
年を重ねると悟りの気持ちが開眼されて来るのでしょうか。
今から1000年以上も前、平安時代・839年の美術品。
開催期間も終盤ですが充分見る価値ありと思いました。
博物館の外に出ると、まだこんなに行列です。
今日の新聞にこんな記事が・・・