気分転換

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日常を気楽に綴っています。

保渡田古墳群に行ってみました

2021年03月02日 | お出かけ

今日は待望の雨、でも午後からは強風の大荒れのお天気となりました。

 

先週の暖かい平日に久しぶりの外出。

「ドライブなら大丈夫じゃない?」

という事で以前から、いつかは・・・と思っていた
群馬県高崎市にある「保渡田古墳群」に行ってみる事にしました。

以前JRの大人の休日俱楽部で吉永小百合さんがCMをされていて
近くにこんな場所があるのに驚き、行ってみたいと思っていた場所です。

家から車で約1時間で到着。

 

保渡田古墳群は3つの前方後円墳から成っています。
今回は「八幡塚古墳」と「二子山古墳」を見学してきました。

1500年前の豪族が埋葬された墓ですが5世紀の終わりから6世紀の初めにかけて
短期間のうちに3つが続けて作られたようです。


すっかり整備された古墳公園は「上野毛はにわの里公園」となり
地元の方のお散歩やウオーキングなど憩いの場となっていました。

1500年前のロマンに浸りたいと思います。

まず・・・

「八幡塚古墳」から見学します。

平成8年~11年の4年間をかけて整備が行われたのでまだ最近の事なんですね。

1500年前に大噴火した榛名山の火山灰で古代社会がそのまま
パッキングされてしまったと書かれていました。

いつの時代かはわかりませんがだいぶ盗掘もされていたようですが
築造当時のままの姿に復元された八幡山古墳です。

こんな立派な古墳ですからさぞかしの方が眠っていたと思われます。

外堀を越えて出迎えてくれたのは埴輪たち
これはレプリカですがこんなのを発掘した時には大興奮でしょう。

取り囲む埴輪も含めて6000本もの円筒埴輪が並んでいます。

近づいてみると
案内板に色々と説明があるので読みながら進みます。

今回は博物館へは入らず屋外のみ見学してきました。

 

頂上まで上ると内部へ降りる階段があり
豪族が眠った石棺がありました。

おぉ~~!! すご~い!!

ここも埋葬品などの盗掘があったようです。

 

祭祀などが行われたと思われる円形の
中島が古墳の周りに4か所あります。

並べられた円筒埴輪の数が良くわかります。

古墳の頂上から次に行く予定の二子山古墳を確認したのですが

ここからは取り囲むように周りの山々が見えます。
主だったわかる山だけでも
左の方から秩父の山々、御荷鉾山、荒船山、妙義山、浅間山、榛名山、赤城山などが
ぐるっと見渡せます。

と言っても・・・我家の方からもこれらの山々は見えるので
山の景色はそれ程変わりません。
方角と近さがちょっと違います。

上から見ても人は少なく

密の心配は全く無いので広々した景色が気持ち良いです。

 

次は二子山古墳です。

説明を読むとこちらの方が古いようです。

頂上にある埋葬施設からは大型の船形石棺が見つかりましたが
ここも埋葬品が盗掘されてしまったようです。

一部発掘後は盗掘を防ぐために再び埋め戻されています。

前方後円墳の上から1500年前の水田跡を見下ろし、
遊歩道のような散策路を歩き真ん中から降ります。。

戻る時には後ろに榛名山がそびえて居ました。

家から見える榛名山と同じような形で見えますが近いです。
「平らになっている所があるのが榛名山」と子供の頃知りました。
この平らの所が噴火で無くなった山でしょうか?

この日はお天気は良かったのですが春霞のように山々が霞んでいたので
空気の澄んだ日にはその後ろの雪を被った高い山も見えてもっと雄大な景色になると思います。

この山々を見つめながら大豪族を中心にどんな生活が
繰り広げられていたのでしょう。

もし次に行く機会があったなら隣接の博物館でじっくり当時の様子を見て、
もっと想像を膨らませたいですね。

秋には一面コスモス畑になるようなのでその頃に・・・