まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

渋柿が 甘くはならぬぞ 峠越え

2012年10月16日 | 時にはぼぉっ~とする時

 昨夜は風邪気味のようで身体がだるくて仕方がないので早めに寝てしまった。朝夕が肌寒くて、日中が暑いくらいで、前期高齢者にはこたえるのかも知れない・・・。

 

 12時間以上も寝たので、朝方は少し元気になったみたい・・・。体温も血圧も正常なんだけれど、鼻水が出る、咳が出る、頭痛がする・・・。「もう、お年ですから~」と言われるのでお医者にも行かない・・・。

 
 

 ということで、島の文化祭用の資料を仕上げた。上はテーブル展示用の冊子類。私の著作集とか、発表用パワーポイント資料集や発表に使った生原稿集なんぞと。下は壁面展示用の写真集・・・。

 

 ちと、ご用があって、東かがわ市の大信寺の川田先生を訪ねたけれどご不在だった。

 

 うちのお寺にも寄ったけれど、住職さんはご不在だった。この時期にはご多忙なんだろうかねぇ・・・。秋は収穫の時期だからかね・・・。

 

 で、今日のお昼はここになった。さぬき市志度の「こがね製麺所…志度店」に寄った。毎度、おなじみのお店である。

 

 ここは、安い・早い・うまいの三拍子そろっていて、おまけに各種のサービスがあるのがうれしい・・・。それだし、冬季限定メニューの「七宝具」うどんが早くも登場・・・というので、早速に行ってみた。

 

 これがその・・「七宝具うどん」。つまりは「しっぽくうどん」ということだ。本当は「卓袱」と書くのだが、ここの店長の「お茶目」かも知れない。ここは「白味噌仕立て」だからお出汁がしろっぽくて、それでいてお出汁がマイルド・・・。

 

 里芋・にんじん・しいたけ・ダイコン・鶏肉・・・・と数え上げれば「七つの宝の具材」が入っているのかも知れない。ゆがいてから30分以上たった麺を無料で3玉、いただいてきた。明日の迷犬ごんのエサにしようかと・・・。

 

 その途中で見た脱穀作業。今はこういう収穫も珍しい。ハゼと呼ばれる木枠に懸けて乾燥して、ハーベスタという移動式脱穀機で収穫する物。今はほとんどが「コンバイン」で、イネの立ったまんまで収穫してしまう時代。こういう農家もあるんだ・・と感心した。こうした自然乾燥したお米がおいしいと言われた時代もあったのだが・・・。

 

 なんだかんだのと言いながら、秋はまっただ中・・。迷犬ごんの散歩でも、少し前までは暑くて暑くて、電柱の陰、木立の陰を探しながら歩いたのに、今は、日当たりのいい場所ばかりを探して歩くようになった。おかしなもんだなぁと我ながらに思う・・・。

 

 さて、今日の掲示板はこれになった。

 

 「煩悩が菩提となるは 渋柿が甘干しとなるがごとし」。さすが禅宗らしいお言葉である。渋柿が時期を経たならば甘い干し柿になるように、人間の煩悩が菩提になる・・・というのだ。でも、修行も勉学もしない私たちは、煩悩は持ったまんま、苦悩は抱いたまんま。そのまんまの私で終わるしかない。それが「ありのまま」ということだ。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


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