まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

人は知り 人は味あう 秋の風(後編)

2012年10月22日 | ふるさと散歩

 今日は珍しく二部構成になっている。

 

 今日は、所属寺院の「勝覚寺」から「由良町の由良山登山」を経て、西ハゼの「大乗寺」さんまで歩いてきた。歩くというても、多くが車での移動なんだけれど・・。

 

 で、その次に行ったのが、高松市勅使町。私の元職場があった付近。そこに「小山」という地区がある。バス停も「小山」だった・・・。高松高等専門学校のすぐ東あたり。この道をまっすぐに行くと「あゆみ園」という施設がある。この歩道に沿って並んでいるのが「二十四輩さん」。

 

 ここには時代が違うものか、50体ほどの石仏があって、二十四輩+二十四輩ということで二セットが並んでいる。初期の物は明治8年の開基だとか刻んであった。

 

 これらの石仏群はどのような想いがあって造られたものだろうか・・・。これら一体・一体に寄進者がいて、なにがしかのお金を払って、これらの石仏群を奉納している。その熱意は何だったんだろうか・・・。

 

 とりあえず、11時を回ったので、お昼にしようと、今日はここになった。高松市成合町にある「清水屋」というセルフのお店。前には「うどん中野学校高松校」があるし、ここはかつて、「楽屋うどん」というセルフのお店でもあった。

 

 店のおおまかな部分は、芝居小屋の「楽屋」をイメージしていたのが残るが、店内はすっかりと簡素化されてしまっていた。

 

 で、今日は歩いて歩いて歩き疲れたので、「温泉玉子ぶっかけうどん小の冷や380円にちくわ天100円を載せてみた。あ・・・うどんが硬い・・・。噛むのであごが痛い・・・。少し大げさかな、讃岐では「ぎょうさんげに言うな!」とかと言う。

 

 続いて行ったのが、高松市国分寺町柏原という地区にある「鷲峰寺(じゅうぶじ)」という天台宗のお寺。ここにも、「二十四輩さん」があると聞いて来たのだ・・・。

 

 お寺の案内板には「健康の道」とかと書いてある。「健康な道ならばいいじゃないか・・」と歩き出したのだが・・・・。こういう山道で秋の弱まった日差しの中では夕暮れ時みたい・・・。

 

 とにかく・・・薄暗い山道で・・・獣道(けものみち)みたいな山道が延びていて・・・、そこに四国霊場八十八カ所の石仏が30mおきくらいに置いてある。

 

 これは・・イノシシが水浴びした場所・・・。「ええっ!イノシシがおるんかい・・・」

 

 山道は延々と・・・昇ったり下ったり、右に曲がったり、左に昇ったり・・・。

 

 四国霊場の間に・・・「二十四輩」さんがはさまっている。その二十四輩さんも右に行ったり、左に行ったり・・・途中で笹藪に中に消えてしまったり・・・。「あ・・、こんな山中で遭難するんか・・・」と思ったり・・・。

 

 ま、こうしてブログを更新しているのだから大丈夫だったのだけれど、松枯れ防止用の殺虫剤がきつい中、とにかく・・・200体以上の石仏を写真に写して戻ってきた。

 

 さらには・・・綾歌郡熱川町畑田にある「生子山公園」にある「二十四輩」さんにも寄ってきた。ここは不思議な場所、山頂にはこんな大きな鐘楼があるし、親鸞さんの銅像もあるし・・・

 

 こうした二十四輩さんの石仏もあるし、「仏足石」があったり。釈迦堂があったりと、仏教色豊かな山頂付近・・・。その詳しいいわれとかもは書いていない。

 

 そんなんで、今日はお疲れ気味。早くにお休みするけんね・・・。しかし、よく歩いたなぁ・・・。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


人は知り 人は味わう 秋の風(前編)

2012年10月22日 | ふるさと散歩

 今日は新しい週のスタート日。そして秋晴れのいい天気。こんな日はお散歩だ、石仏探索だ、お山巡りだ・・・。

 

 ちょいとお寺によって打ち合わせなんぞ・・。ま、たいしたご用でもないのだけれど。

 

 朝うどんということでさっぱりと・・「わかめうどん」。300円だった。

 

 で、今日の石仏探検はここから。高松市由良町というところにある清水神社境内の由良大師堂から旅が始まる。案内板のように、四国八十八カ所霊場と関東二十四輩の石仏がごろごろと並んでいる。

 

 それも古くて文字なんぞは判読できないし、薄暗い林の中だから何がなんだかわからない・・・。20か30かの石仏が並んでいるなぁと思ったら・・・あとは山道、でこぼこ道、登山道になって・・・トラ…ロープにしがみつくようにして山を登っていくと頂上に出た。

 

 ゼイゼイ・ハーハーと昇ってきたのに、なんと標高は120m。石仏群はどこに消えたのじゃろうか・・・。後は下っていくしかないではないか・・。

 

 頂上から見た左に屋島、中央に五剣山、右は前田山・・・。いかにものんびりとした田舎の風景だ。

 

 東登山口から登って、西登山道に降りてくると、こんなものが数カ所にある。戦争中の「防空壕」跡だという。

 

 これは戦前戦後を通じて行われた「採石丁場跡」昔は良い石材が掘れたそうだが、環境問題とかで採石は中止されたのだとか。

 

 およそ、1時間弱の登山だったが、すっかりと汗まみれ・・。肝心の「二十四輩さん」の調査はどこへやら・・・。エアコンを強にしながら、次の石仏群を目指すことに・・・。

 

 次は高松市西ハゼ町にある「大乗寺」さん。ここは境内石仏なので安心して行ける。

 

 こんな具合に塀の内側にきちんと整列しているのでわかりやすい。ここは比較的新しい「二十四輩さん」である。

 

 その大乗寺さんの横のお寺の脇にこんなものがあった。生きた樹木の中に石仏が入っている。いつごろ、どうしてこうなったのかは誰も知らないらしい。この木が若い頃には石仏の後ろにあったのが、成長して石仏を抱き込んでしまったものらしい・・。

 

 今日の掲示板はこれ。大乗寺にあったものを「利活用」。「今日この時まで どれだけの人に出遭ってきただろう。今のあなたは、そのすべての人からのたまものなのです」。ヘタな解説は不要・・・。

 

じゃぁ、また、後編に続くね・・・。


ツイッター

<script type="text/javascript" src="//platform.twitter.com/widgets.js"></script>