まなびの途中

色々な仕事をしてまいりました。
色々な出会いがありました。
勘違いもありますが、
学んだことを書いてまいります。

仲正さんのエッセイって、大好きなんです。

2006年08月31日 | 本・映画
「なぜ「話」は通じないのか―コミュニケーションの不自由論」 仲正昌樹著
 晶文社刊

最近、会社法関係、債権審査、調査、保全に関する本を読んでいたので、
特に、この場で紹介することはいたしませんでした。

そんな中で、半年以上も前に購入していた本ですが、ようやく読むことができました。
これは、意外にも、お奨めでした。
哲学・思想を総動員した、コミュニケーション論、を想定していたんですが、
中身は、仲正ワールド。哲学・思想の「エッセイ」です。

考えてみれば、哲学にしろ、思想論にしろ、人間が構成する「社会」というもの、
それをどういう風に、理解するか。
もっと言えば、個々の人間の生き方から、複数の人間関係に生じる様々な
利害関係、その大枠としてのコミュニティーから社会に至るまで、
どういう「理解」ができるのか、ということなんですよね?

当然、起こったことに対して、これから起こることへに関して、
利害がそこにあるから故に、コミュニケーションが生じるわけで、
この本は、それこそ、古から、最新の「論」を、様々にちりばめながら、
かといって、「高尚」ではなく、身近な、「低俗?」な出来事を通して、
本当に、本当にわかりやすく、書いてくださっております。

もう、弁証法ってこういうことなんだ、とか、ポストモダンってこういうことなんだ、
とか、構造主義って、そういうことなんだとか、
それこそ、事例が、身近な事なんで、想像以上に、理解が進みます。

あれですよね、いい加減な「使い方」をしている人たち、自分を含めて、
良くわかった風にして、意味を正確に相互で理解もせずに、論争をし合うと、
こじれますよね。
喧嘩になりますよね。
誹謗中傷合戦になりますよね。
人格攻撃になりますよね。

その当事者になってしまった仲正さん。
もう、全編を通して、論理的に、解説をしていかれます。
実名入りです。

右翼、左翼といった、なんだか不毛になっている論争も、2項対立といった
観点を通して、もう、なるほどなぁ、と理解できます。

意外に、我々って、当事者になってしまうと、冷静になれない。
人の話を聴く、言葉の意味を正確に知っている、さらに、相手が使っている
言葉の意味を、相互で確認しあう。
そういう作業を通して、初めて、建設的で、実効的な会話が成立する。
なんとも身も蓋も無いことなんですが、
現在、こういうことが、ちゃんとできなくなっている。

話が通じないのは「当たり前」である。
頭の問題ではなく、そもそも、謙虚な誠実な心構えからして、
すでに崩壊している。
みたいな、言葉がかみ合ってないことに、いい加減気づけよ!
という、楽しい、罵詈雑言も、ちりばめられていて、一気に読めます。

学生にも、研究一筋で、一家言ある方にとっても、必読でしょうか?
様々な局面でのコミュニケーションに関して、
こんな言い方は、失礼でしょうが、
まったくもって、最良の事例集。そして解説書です。
僕は、とても参考になりました。

胃は、強いと思っていたんですが...。

2006年08月31日 | 雑感(日記)
かなり「胃」には自信を持っていたのだが、昨日は、やられました。
もともと不調を感じていたのだが、東京の上野にある、ラーメン屋さん。
とんこつベースのものだが、紹介されて食べにいきました。
イカ墨を使用したもので、こってり系には間違いないんですが、
魚介風味もあって、なるほど、おいしかった。

「武骨」という店名ですが、さぁ、出てきたラーメン。
えーと、浮いているのは、「肉」でしょうか?
チャーシューと呼ぶには、あまりにも生易しい「代物」です。
居酒屋ででてくる、「角煮」よりも、多分、でかい。
標準装備です。

2人で行ったんですが、連れが、見ただけで、ギブアップ。
ええ、自分も、ステーキが馴染めないのは、サーロインがダメなのは、
あの「脂身」です。
目の当たりにしている「肉」。半分が、ぬらっとした、脂身です。

沖縄のラフティーですか?もちろん角煮でも、あの脂身に染みた「味」が、
非常に「いける」んですが、むしろ、大好き。
なんですが、今回のこの「肉」、ここで登場して、いいんでしょうか、
そういう、リアルな存在感、ありまくりでした。

というわけで、「大丈夫」ですよ、と、意味不明なことを言って、
彼の分も、私のどんぶりに「登場」!
トッピングでたまごもつけていますんで、表面、大賑わいです。

ははは、と笑えたのもここまで。
ずーーーーと、無言でいただきました。

ええ、それ以来、昨日の後半、全部、無言 状態。
嫌な汗が出まくりで、上も下も、というか、お下品ですね。
もう、満腹なんですが、こういう時に、日本沈没なんて事態に遭難したら、
まず、真っ先に、生き抜けません。
まさに、朦朧状態に陥ってしまい、
一応、ブログ、トライしたんです。
経験とは、なんぞや、という、またまた不相応なテーマで。

書き終わってみたら、別の嫌な汗がでてしまって、昨日は、消してしまいました。
ええそうです、せっかく時間があったのに、書けませんでした。
すごく残念。
今日は、元気になりました。
でも、ラーメンは、おいしかった。ぜひ、「秋口」には、再度行きたいです。

不勉強なんですが、死生観について。

2006年08月29日 | 雑感(日記)
多分、いつも行き当たりばったりで書いていて、デリカシーが見られない
そういう内容もございますが、表現方法、リテラシーに関しては、
まだまだ勉強中です。ご容赦下さい。
何の気なしに、書き始めの頃の記事を読み直したんですが、
思わず、「削除」のボタンに手がかかったのは、言うまでもありません。

今と言っていることが、違っています。
書き方が、変です。
考えれば、考えるほど、タイトルをまなびの途中にして、本当によかった。
1年半で、こんなにも、勉強できるんだ。
たまたまだと思いますが、お読み頂いた皆様方には、本当に、
自分には、貴重な「ご縁」だと、感謝いたしております。

500個、書いてしまったらしいんです。いいのかなぁ、大丈夫なのかなぁ。
今でも、全然、未熟だし、発信らしいことできてないし。

そんな中で、ふと思ったんですが、
よく言われていることかもしれませんが、日本、死者に対して独特の感性が
あるような気が致します。

自分が、そういう死生観について衝撃を覚えた本は、本当に若い時期に
読ませていただいた、梅原さんの「隠された十字架」という本でした。
今でこそ、聖徳太子は、実は厩戸皇子とは別で、想像の人物などという説が出、
今まで聖徳太子と言われた「肖像画」ですら、教科書から消えております。
が、死者に対する「怨念」。浄化するための「装置」など、
始めて触れる考えに、うなった記憶があります。

そういう意味で、武士が死への穢れを扱うポジションとして、
あらゆる紛争に対して、全面に出てはきたものの、
国内では、大きな内乱なり、全面的な覇権争いといった、世界でもよくある
状況にならなかったのは、いわゆる死者に対して、独特な感性があった、
そういう風に聞いておりました。(ちょっと強引)

もちろん、残虐な殺し方、残虐な拷問など、できれば、本人に「自殺」してほしい、
そういう死者が持つ「畏れ」「恐怖感」があったんでしょうか、
なかなか、メインにはなりません。
切腹などは、そういう観点で、自分は見ておりました。

だから、例え何かしらの正当性があったにしても、死者に対しては、
それ相応の「弔う」という文化があったと。
さらには、死を、かなり重いものだという、そういう考え方が連綿とあった。
不思議なことに、死者になって始めて、「彼」の人生を「共有」してしまう、
そういう感覚。
そういう「鎮め方」。

今では、祟られるみたいな感覚は、ハリウッド的な、いわゆるモンスター、
ああいうのが「蘇って」襲ってくる、が主流になりかけていますが、
こう、神経をがりがりやられる、不気味さは、日本独特の文化?
鎮めなければ、なんだか、いつも傍で、思いを遺し、憑いて来る。
来るなら来い!が、通用しない、おそろしさ.....。

だが、世界には、色々な考え方があります。
それこそ、死者を踏み越えて、罵倒しても、現世で生きている人間のほうが
絶対だ!とする国や、唯一の神が全てを「公平」に導いてくれる。
教えに背いた人間は、この世との経路を絶たれ、地獄へと回収される。

日本では、地獄と言っても、何か、連中、現世にでてきて、騒いでいますよね。
あれっつ?勘違い?
そうして、縁あるものが、思いを聞いて、鎮めると、昇天していく。
罪あるものも、罪なきものも、我々が、彼らを「共有」して「関わって」、
そして「鎮めていく」という流れ。
こういう風に理解しているんですけど、違うのかなぁ。

そうやって、人は、必ず、浄化できるんだという、それが何だか、独特で、
多分、他国からは、とても理解されない、感覚だと思っておりますが。
そういう死者への対し方、これも、ある種の宗教感覚と言っても過言では
ない気がするんですが。
不勉強すぎます?
ごめんなさい。出直してきます。

今必要な保健の先生、養護教諭を考える。

2006年08月28日 | 教育、文化、少子化
子供を連れた母親が突然、薬局に訪ねてくることがある。
ちょっとした打撲程度のものだが、何しろ、「これに効く薬をくれ」
というものだ。

考えて見ると、自分は、とにかく、打撲、骨折、擦り傷、さらには皮膚炎、
風邪、学校に行くと突然お腹の調子が悪くなるなど、諸々の「トラブル」を
経験して、知っている。
多分、母親は、その都度大変であったであろう。

ところが最近の母親は、どうにもこれが欠落しているとしか思えない
慌てぶりを見せる。
最近、レントゲンに関する「被爆」という問題が言われ始め、なんでか日本、
このレントゲン使用量が、多いらしい。
こぶをつくった程度のものでも、心配なのは充分わかるが、もうパニックだ。
医者のほうでも、「最善を尽くさない」ということが、最近「不法行為」にも
つなかるため、そういう作業をおこなう。
何だか、簡単な症状に関して、もっと、的確なアドバイスをもらえる
システム、ないのかしら?

話しは飛ぶが、そういうえば、学校には保健室というものがある。
保健の先生。正式名称は「養護教諭」。
色々な経緯があって、正式に設置がおこなわれている、先生である。
自分にとっては、なんでか記憶がなく、お世話になったのかなぁ。

さてその養護教諭。思うんだが、この職種、この時代、かなり重要だと思いません?
児童虐待などの社会的に大きく報道されている問題もあるが、
あてにできない親が多い中、会社の「社外取締役」でもそうなんだが、
学校の人間関係などを「客観的に観察」できるのは、
もう、この職種しかないんではないの?

教職課程で、カウンセリングなどの基礎的な学習をされているようだが、
この辺のところ、もっと、特化できないものかしら。
病気、傷害などは、適宜、最寄の医院、病院と連携が取れているようだが、
子供の成長に伴う、心理学的な精神発達?ていうか、この辺のトラブル。

まぁ、最近は若手教師のカウンセリングも必要かもしれない、
そう考えるんだったら、親のカウンセリングも、もっと必要かもしれない。
ああ、高齢者のご意見番など、最近の団塊あたりの高齢者が、もっと、
社会的にボランティアの精神があればいいんだが、なんだかもっとも
こういう作業に不向きな、かえって面倒をおこしそうな感じがするし。

地域社会の崩壊という声も、今に始まったことではないんだが、
子供を中心に考えるんであれば、やっぱり、学校は一番、主要だし。
そういう意味からすると、保健所なんか、色々大変そうだから、
この「保健の先生」を、もっと、専門的に活用できる方法があったら
いいんじゃないでしょうか?

均等法の差別になるのかなぁ、個人的には、女性が活躍できる職業だと思うし、
「ゲーム脳」に数億円の予算をつけるんであれば、
「ネットの嘘発見器」に3億円の予算をつけるんであれば、
看護学は保健医学とも、当然の前提にせよ、心理学(精神保健)教育相談など、
教科科目を拝見して思うんだが、もっと、専門性をもたせていいんではないか?
今、どのような専門機関と連携がとられているのかしら?
絶対に必要な、重要なポジションだと思うんですが、気にならない?

ネット上の「うそ発見器」?国が予算をつける

2006年08月26日 | 政治
ネット情報「ウソ発見器」 総務省が開発へ

  真偽が見極め難いさまざまな情報が乱れ飛ぶインターネット。その中で、ウソ
  や間違いらしい情報を自動的に洗い出し、ネットの利便性を高めるシステムの
  開発に総務省が乗り出す。ネット上にある関連深い別の情報を探し出し、比較
  参照することで、情報の「デマ率」などを示す。研究機関と協力し、2010年
  までの開発を目指す。07年度予算では、まず3億円を要求する。

  ネット上の情報は、何人もの目で事前に校閲された出版物などに比べ、誤った
  内容が少なくない。信頼性を確かめるには、利用者が他の情報と付き合わせる
  などの作業を行うしか手がない。

  総務省が構築を目指すシステムは、この選別をコンピューターで自動的にやら
  せるものだ。ネット情報のウソや間違いの「発見器」といえる。

  完成すれば、ある情報のデマ率を調べたり、ネットで検索するときに信頼性の
  ある順番に表示したりできるという。「この情報はデマ率95%ですが表示し
  ますか」などという注意表示もできるようになる。

本当ですか?この情報。
昔、「ゲーム脳」という、脳生理学者から素人が考えた症状と、酷評されたものが
あったが、なんと、このテーマに沿って、確か数億円の予算がついた。
いったい、このテーマに関する研究は、ちゃんとその予算分の検証なり評価が
きちんと出されているのだろうか?

で、今回の「デマ率」発見器?ですか?
この手の情報の第1次ソースは、もちろん、大手メディアの独壇場であって、
もちろん、様々に言われているが、自分も、その情報をベースにこれを
やらせてもらっております。

あちら中国など、民度の発展を示す事例として、ネット上での「自由」な発言、
民衆の体制からの「自立」なんて見出しで、各メディアが「高評価」。
一方、日本では、ネット右翼やら、ネットでは匿名性のために、信用できるものが
なくて、まさに「でたらめ」という、「低評価」。

いったいこの差はなんなんでしょうか?

そして、今回は、何を目的にしての「研究」でしょうか?
誰が、どの機関が、この予算を獲得したのでしょうか?
このネット上では、あらゆる言語、あらゆるソースが氾濫しております。
それをまとめて、どのように正誤を判断するのか。

グーグルが、コンピューターによる、自動生成で、使用者の特性を判断し、
その使用者にとって、最適な環境をつくる、といった、ものすごいことで、
「エンジン」を越えた、世界標準を目指されているようですが、
同じように、この研究されようとしているシステムは、
まさか、何かが、きちんとオーソライズされていないと、正誤はでなくて、
まさに単なる統計値での、判断になりかねません。

ウイキペディアも、ある意味、出版社の脅威になっているという話ですから、
この方向も念頭にいれているのかしら?
にしても政府が予算をつけたわけですから、毎年の、検証と評価は、
こちら側に届くようにしていただきたいと、思います。

最近、気になっている漫画家さん。

2006年08月25日 | 本・映画
安達哲氏「さくらの唄」というマンガがございまして、
成人指定を受けているマンガです。
1種の学園ものなんですが、残っているイメージに「18禁」というものがありません。

お気に入りの田辺イエロオ「結界師」。
今週号で、「面倒だなぁ、思春期は....」っていうフレーズがありますが、
見てない人には、何のことだか、さっぱり理解できない書き方ですが、
なんか、くすって、笑ってしまうんです。

イブニングという雑誌で展開中の、日本橋ヨヲコ氏が連載中の「少女ファイト」。
女子バレーという高校のスポーツものですが、
かなり気に入っています。
本屋で第1巻が刊行されました。
が、横に「G戦場ヘブンズドア」という作品が平積みに。
3巻とも購入してしまいました。

一気に読む。
そんな時間がどこにあるんだ、という、当然のような突っ込みはさておき、
図らずも、何度か、涙腺がやられました。
そうはいえ、実は、どこがどうなんだ、と言われると、多分的確な説明ができません。
少女ファイトでもそうなんですが、この作者さん。
1コマの、いや、1ページ内の情報量が、なんか、ものすごく多い。

たいがい、若い時期は、臆面もなく、ナイーブで、軸らしいもんが無いから、
その都度、面倒くさい傷つき方をしてしまいがちです。
おまけに、それぞれが、それぞれの物語を欲しがるので、安易に手に入れたがり、
一方、物語を背負ってしまう若者は、切実な理解者が必要なのに、
それができるのは、残念ながら、その物語を押し付けた大人だったりします。

それらが、ごちゃまぜになって、それぞれが、ピンからキリまで、面倒な心象風景を
もっていて、依存しながらも、近寄りすぎて傷ついて、
明確な利害関係もないもんだから、落とし所もつかめなくなって、
色んな、今から思うと、なんだかなぁ、という経験を通して、
どうやら、自分も、相手も認識できる、そういう大人になっていきます。

それが、とっても、良くわかる。この作者さん。
僕にも、何でかわからない、そういう描写、あります。
ただ、読み通すと、なんでか、辻褄があって、すっかり、はまっている自分が
いたりします。

救いなのは、安達哲さんのもそうなんですが、ちゃんと、登場人物の面倒を
最後までみています。
有体に言えば、ハッピーエンドに近い幕引きをされています。
というか、ここまでの、経験をさせたんですから、
ひょっとしたら、自分よりも、経験達者で、能力高い大人になって当たり前です。

ちょっと、マンガについて書いてしまいましたが、
もちろん、解説するなんて、そんな能力、自分にはありません。
ファンの方には、先に(ああ、もう後だ)謝っておきます。ごめんなさい。
ただ、単行本の帯に島本和彦氏が、
「こいつらの情熱には背筋が凍りつく!漫画界が怖くて なんか逃げ出したくなって
くるぜ!!」とありましたが、おいおい、意味わかんないよ、と突っ込み入れときます。
ええ、島本さんのマンガも結構、持っています。ファンですよ。違った意味で。

色んな統計調査。で、就職クラブ?

2006年08月24日 | 教育、文化、少子化
フリーター採用、企業は消極的 経団連調査

  日本経団連が会員企業などに6月に実施した調査(回答560社)によると、
  8割近くの企業が若手社員が足りないと答えたにもかかわらず、フリーターを
  正社員に採用することには消極的な企業が大半だった。

シュレッダーの話ではなく、こっちが気になっていたんですが、
あんなに長く書く、あれ、病気ですね。簡潔に書けない。ごめんなさい。

30歳未満の採用、4割の企業が「拡大」…厚労省調査

  企業の4割近くが今後3年間、30歳未満の若年労働者について、正社員とし
  ての採用数を過去3年間よりも増やす方針であることが22日、厚生労働省の
  調査でわかった。 
  厚労省では「景気回復の影響に加え、団塊世代の大量退職に備えて若年者を確
  保し、人材育成に取り組もうという企業側の意欲の表れではないか」とみてい
  る。
  調査は昨年10月、全国の企業7519社を対象に行った。有効回答率は52%。

何度も指摘しておりますが、経団連が調査する企業は、ほんまものの、大手企業。
この手の企業が、新卒採用のどうのこうの、とか、新卒採用の採用率が上昇、
そんな「統計数値」に、ご活躍の連中です。

だから、こういう報道って、どうなのよ、といつも思います。

中途採用3割増に 伸びで新卒を大幅に上回る リクルート調査

  リクルートのワークス研究所が全国7469社を対象に実施し、4068社か
  ら回答を得た。調査によると、18年度の中途採用予定数は69・6万人で、
  前年度の53・5万人から30・1%増となり、新卒採用予定数の18・1%
  を伸び率で大きく上回った。

この調査、各種データを公的機関(データバンク・商工リサーチ)なんかに
協力していたり、もちろん、リクルートの媒体に出稿しているところで、
簡単な水準があるんでしょうが、(自分の会社には、調査票きませんでした)
当然といえば当然なんでしょうが、これも、バイアスはかかっています。
だって、ビーイングとか転職情報誌だしているもん。

でも、
年長フリーター対策、就職クラブで目指せ正社員 厚労省

  厚生労働省は25歳以上になっても定職についていない「年長フリーター」向
  けの新たな就職対策として、10人程度でひとつの班を作り、3カ月で正社員
  を目指す「就職クラブ」を07年度から都市部のハローワークで始める。
  就職活動でも孤立しがちな年長層に対し、部活動のような集団を結成。
  「顧問」役の相談員の指導を受けながら、意見交換や自己分析を行い、目標達
  成を目指す。

  初年度は1億円をかけて1000人程度の年長フリーターの組織化を目指す。
  効果が上がればさらに規模を拡大する。

意味がわかりません。

というより、昔、終身雇用制を標榜していた会社は、確かに、今よりは目立たなかった
こういう集団も、新卒で取り込んで、育てていった感じがありました。
言ってみれば、完全な社会貢献システムがあった。

ところが、企業収益の点から言うと、特に人件費は、流動コストとして
捉えたいという流れが大きく、株価、株主対策からも、
収益に対するコストの割合から、「人手」すら、アウトソーシングできることに
目覚めたわけです。

言ってみれば、「成果主義」という評価基準。
評価をする立場の連中が、この過程で「揉まれて」きた人間ではないから、
若い連中は、たまったもんではない。
年配者も、本当に、個人的に成果をあげた、その実績で、今の地位に登りつめた
という訳でもないから、意味がよくわかっていない。

ああ、話し、それましたね。
以前、14歳のハローワークという本が脚光を浴びました。
一応、お金を得るための、方法として、あらゆる選択的な入り口が書いてある、
そういう理解をしておりましたが、
今の世の中、偽装請負も含めて、簡単にお金を得られる、そういうシステムが
満載です。

不況が長く、確かに不幸な時期がありました。
それ以前の90年前後から、フリーターは現存していました。
会社が倒産して、フリーターを余儀なくしている方々は、復帰は早いですが、
もう、卒業後、ずーーとフリーターのまんまの人たち。
就職クラブが必要なのかもしれません。

危険なものがある、ということ

2006年08月24日 | ニュースに絡んで
朝の番組ネタが多く、自分的にも、日常生活はどうなの?という持て余した
時間が、確かに多いのが問題です。
その中で、例のシュレッダー。
本当におどろおどろしく報道しています。

ごめんなさい、これ以上、この件について発言すると、批判を浴びそうなので、
多くは書きませんが、最近は、CD、DVDといったメディアを粉砕する
強力なシュレッダーさえ出現しております。

家庭にシュレッダー。色々な事情で、多くの個人情報が書かれている郵便物から
請求書、各種平均以上に排出いたしておりますが、
自分は持ったことがありません。
会社には、一応あります。他人の情報の漏洩を防ぐためです。
ただ、マスコミなどの「おかげ」で、ゴミから個人情報が漏洩することが
特に言われております。
また、一人暮らしの女性、若い夫婦。確かに必要な防衛策です。

えー、あの機械。長いこと利用しておりますが、ぞっとするほど、危険な機械です。
音の静かなものが最近出てきましたが、つい最近までは、「すっげー、ダンジャー」
ともいえる叫びをあげ続ける、機械が多かった。
テレビでは、子供の背丈を参考に、機械の大きさを対比させ、むりくり指を
突っ込んで、「ほら、入ります」とやっていたり、
子供に、この注意書きは「わかりません」と言ってみたり、
「業務用」と断りながらも、家庭の取材を続けていました。

今回の各社とも、社長が取材に応じておりましたが、昨今の様々な事例で
適応できたんでしょう。無難に対応していたと感じますが、
「製品が不良であった、問題があったとは思えない」という発言に
各マスコミは喰らい付いておりました。
やっぱり、そっちが好きなのね。

ええ、個人的には、乳幼児がいるところに、シュレッダーを置いておくほうが
信じられません。
猫と、子供がいるというだけで、アイロンを封印したくらい、神経質といえば
そうなのかもしれませんが、考えただけでも、怖い。

結局書いておりますが、あの機械、半端なく、強力です。
間違っても、紙詰まりの際、「刃」をチェックしようなんて、
不発?といって、花火に近寄って、上から覗き込むくらい、とんでもない行為です。
という訳で、なんで、あんな危険なもの、軽く扱うか、疑問です。
それを承知で、自分は、購入して、利用しています。
そういう観点からすれば、メーカーも、タバコのパッケージに記載している、
注意書きにも似た「広報」をすべきだったんでしょう。

簡単に指を粉砕します。ご使用にならない時は、必ずコンセトを抜くか、
カバーを使用するなりして、本体にできるだけ近づかないようにして下さい。

なんてね。というか、こういうもんだと思いますが。


障害者を支援されている方から話を聞く

2006年08月23日 | 自分の仕事に絡めて
とある方の話を聞いた。
障害者、と言っても、身体的なものから知的なものまで、範囲は広い。
その教育から、仕事の雇用までを含めて、それこそ全財産を投げ打って
尽力されている方である。

非常に知識がおぼつかない問題であるので、かいつまんで話すことも
今の自分には、力及ばないことなんだが、
その障害者の学校は、例えば、一般の教科課程を修了したとしても、
「資格」が得られない。
つまり、大学などの受験資格が得られない、という。

その為に、その方は、一般過程の教育ができる学校を、己の力でつくる。
もう、頭が下がる計画をお考えになっている。
随分の年月を通して、行政、民間、様々な問題に向き合ってこられた。
ただ、最近は、資金の手当てに追われ、本来の活動ができない、とこぼされていた。

その方が仰るには、そのような教育を、そして支援を終えて、
作業能力が、変わらない、その方々の雇用の問題にも直面されている。
例えば、大手の配送会社。
能力も変わらない、そういう作業ができる。それは、客観的に見てもそう
判断できる。
なのに、給与は、3分の1。
多分、その会社では、助成金がでているはず。
心底、憤慨されていた。

ただ、その方も含めての、地道な活動によって、ここまでのことが実現できた。
そういう意見も、一方ではあります。
物事を、全て、ダークにとることも、多分避けねばならないでしょうが、
悪用される、そういう制度も、また、あるのも事実です。

そこまで調べはつかなかったが、56人以上の雇用をされている会社は、
障害者を1.8%の割合で雇用する、そういう法律があるらしい。

  常用雇用労働者数が300人を超える事業主で障害者雇用率(1.8%)を超えて身
  体障害者や知的障害者を雇用している場合は、その超えて雇用している障害者
  の人数に応じて1人につき月額27,000円の障害者雇用調整金が支給されます。

さらに本当に多くの助成金が用意されている。
独立行政法人 高齢・障害者雇用支援機構
いわゆるOA関係の作業が、ジョブトレーニングでもさかんであるし、
求人もWEB関係が多いのも事実。
ただ、年収が200万円から250万円が、当面の現実である。

先の機構なんであるが、昨今の統廃合もあって、もともと障害者のための
内容であったが、高齢者の問題も統合されたようだ。
ただ、予算が約930億円。だが、高齢者用に557億円。
純粋な障害者用の勘定は、266億円。
うーん、まだまだ、踏み込める知識が無い。
結果的に、社会で生活するということは、仕事が中心になります。
事業者への「啓蒙」も含めて、広報活動からして、大変な作業であることは
理解ができます。

軽率なことを申し上げるわけにはいかないんですが、
こういうときこそ、企業の財団とか、寄付行為が、大いに評価されるんでは
ないでしょうか。
また、地道な活動も含めて、我々には、ほとんど情報が入ってこない。
知ることの難しさが、ここにもございます。
考えなければならない問題であります。

走り書きですいません。

2006年08月22日 | 自分の仕事に絡めて
儲け話。
ホテルのラウンジなどで、いい大人が、いい大人に対して、語りかけている
そういう風景を、最近、よく目にする。
そういう私も、多分、客観的に見ると、そっち側の人間なんだろうか。

瀬川瑛子もショック…100億円詐欺男大ボラ手法

  被害総額は100億円以上? 東京都千代田区の資産運用会社を経営する
  自称・敏腕トレーダーの男(40)が、「必ずもうかる」と違法に投資金を集
  めた疑いが強まり、被害者が22日にも警視庁に告訴する見込みだ。有名演歌
  歌手や政治家を動員し、「ビル・ゲイツとWindowsを開発した」などと
  うそぶいた詐欺師の手練手管とは?

  約2600万円を投資し、900万円しか戻らなかった都内に住む無職男性
  (65)は、22日にも出資法違反(出資金の受け入れ制限)容疑でこのペテ
  ン社長を警視庁に告訴する。弁護士は「被害者には定年後の年金生活に不安を
  抱いている人が多い」と話す。

  社長の大ボラもエスカレートし始め、「米ソロモンブラザーズの元副社長」
  「ニューヨークに自社ビルを建設中」などと豪語。カモと見るや高級ホテルの
  豪華ディナーで接待し、「運転手付きリムジンで自宅まで送ってくれた」
  (被害者)という。

  定期的にホテルで開いた500万円規模のパーティーには200人が詰めか
  け、「片山虎之助」や元首相ら政治家名で花が届き、有名歌手まで登場した。

大概、有名人、でてきます。
パチンコ関係などは、もう、先祖の家系図に必ず出てくる、清和源氏とか桓武平氏
と同じように、平沢代議士、出てきます。というより、ついてきます。

先日も、これは具体的に言ってしまったら、まずいので、OOでごまかしますが、
香港の有名役者さんのプロデュースをしている、という方。
お会いしました。
今回は、風俗関係者。それも超有名人。この方をプロデュースするということで、
スポンサーを探したい、そういうことで接触されてきた方です。

えー、遠い昔、風俗関係ネタをここに書きましたが、
白熱した話をする方ですが、実は、こういう系に関して、こっちが知らないと
お考えなんでしょうが、その方、私、お会いしているんです。
知らないふりをして聞いていました。

とどのつまり、何かによって、必ず、何かが実現できる。
そういうことを、本当に、情熱をもって話をするんです。
しかも、今のプロジェクトに、全然関係のない人間を登場させる。
それも、いかにも、まぁ、「こういう方にも、以前、アドバイスをさせていただきましたが」
とか「こういう方と懇意にさせていただき、これ、自分がお手伝いしたんですよ」
など、平気で、言います。

そんなレベルだったら?自分も、大層な方のOOをお手伝い差し上げたこと、
かなりございます。

さらに以前、危ないところでしたが、某マルチの会社の「子会社」で、
社長に就任する「寸前」まで追い込まれたことがあります。
2チャンネルでは、その会社のスレッドが、20?も更新されていて、
今となっては、もう、ほっと胸をなでおろしております。

そのときも、ある商材を開発している関係で、なんでか、そういう話しに
なりましたが、そのマルチの社長さんやら専務さんと、何度かお酒など
いただいたりして、話をいたしました。

まぁ、同じ。でるわでるわ、知人友人関係人に有名人が。
そして、いい車に乗ることだとか、すぐにお姉さんのいる店にいくとか、
わざわざ、ホテルのラウンジで懇談会したりとか。

すいません、時間がありません。この話題、また今度ということで。
えへ。
丸の内ホテルで聞かされた投資の話しは、本当に、後の席で、聞いてしまったんだけど、
もう、笑いをこらえるのに必死でした。

癌のウイルスを殺す薬が開発され、知り合いにしか販売してません。
もしお飲みになって1年間、風邪でもひかれたら、いいえ、ひきません。
わたしが、保証します。
だって、わたし、風邪なんか、この5年、一度もひいていませんから。
すごいんですよ。あなたもご存知のOOさん。この方も、全然健康です。
そうですよ、今度、ちゃんとお持ちいたします。
この方、凄い方で、だって、こんなことを、こうしてああして......。

合掌。


「我慢」という言葉を考える

2006年08月21日 | 教育、文化、少子化
自宅のパソコンは、どうやら、熱を帯びると、「暴走」する、
そんな感じであると了解するようにしました。
ウイルスでも、なんでもない。
以来、きちっと、遮蔽物をなくして、換気を気をつけて、作業することにしました。
ええ、幸いなことに、症状がでません。

中2が学校で自殺 「原因は生徒指導」両親、提訴へ

長崎市内の市立中学で04年3月、2年生の男子生徒が校舎から飛び降りて自殺
する事件があり、生徒の両親が近く、市の管理責任を問い、9000万円余りの
損害賠償を求める民事訴訟を起こす。

これだけを見ると、何だか、ありゃりゃ、という気分になりますが、
2004年に彼が自殺して以降、長崎県内では7人の子供達が自殺している。
何かが問題なんであろうが、ちょっと異常事態だったんだろう。
部外者である自分は、コメントしにくい内容です。

長崎県では、立て続けに「低年齢」の犯罪報道が相次いで、地元民を嘆かせている。
違法建築まで、また長崎だよぉ、と友人が嘆いていたことも忘れられない。

一方で、こんな記事が目に付いた。
●「給食費は義務教育の範囲内でしょ!」ブチ切れ保護者から教師を救え!?

 「教育と人間関係の相談室カンナ」というホームページ。
 「うちの子と○○ちゃんは仲が悪いみたいなの。今すぐクラスを別々にしてもら
  えます?」、
 「義務教育だから給食費は払わない!!」「うちの子は箱入り娘で育てたい。誰と
  もケンカさせないという念書を提出しろ」「保護者会に参加するために会社を
  休んだから休業補償を支払え」などの要求のほか、しまいには「うちの子がけ
  がをして学校を休む間、けがをさせた子も休ませろ」と言ってくる親まで・・・。

という内容が載っていました。
  文科省調査によれば、全国の公立小中学校で精神性疾患による教職員の休職者
  は10年前のほぼ3倍に。小野田教授の調査によると、小中学校・園の8割が
  「無理難題な要求が増えた」と回答しているんだそう。その背景には教師の能
  力に問題がある場合も多分にあるが、保護者のコミュニケーション能力の低下
  が主な原因としてあげられる。

そして、今回のこの記事。
心の病、30代社員に急増 企業6割で「最多の世代」

  30代の会社員にうつ病や神経症など「心の病」が急増していることが、社会
  経済生産性本部メンタル・ヘルス研究所の実施したアンケートでわかった。
  30代に最も多いとした企業は、04年でほぼ半数だったのが、今年には
  61.0%に増えた。また、6割以上の上場企業が、「心の病」を抱える社員
  が増えたと回答した。専門家は「急速に進む成果主義や管理職の低年齢化が一
  因ではないか」と分析している。

ごめんなさい、短時間でコメントできる頭をもっていないので、並べましたが、
思うんですが、この所、何かの「ハードル」が、思いっきり下がっているように
感じます。
今まであったら、それはそうなんだが、相手だってこんな風に思っていてさぁ、
そういう「想像力」を背景にした、相互関係というものがあって、
それぞれが思いをめぐらせて、「利害関係」が大人的に対処されていた、
ような感じがします。

思えば、「我慢」する。
そういう言葉にさえ、ネガティブなイメージが付きまといます。
相手先に、理不尽な事があって、それを一方的に曝されている、攻撃を受けている
こういうシチュエーション全般が、「我慢」する、という言葉に対比されている
そんな気配が漂います。

特に、最近は我慢する必要は無いんだ、言いたい事をきちっと言う。
それが許されている、人に迷惑をかけなければ、思ったことをする自由を
手に入れた時代だ。
そのようなフレーズが、ストレート、ど真ん中直球で、浸透しているかのようです。

相手のことをイメージできて、思いやる、そういう能力を取得しない、
経験させない、無駄なことだと感じる。

我慢という言葉ですが、語源由来辞典によると、
  我慢は、仏教語で七慢のひとつで、サンスクリット語「mana(マーナ)」の漢訳。
  仏教で「慢」は、思い上がりの心をいい、その心理状態を七つに分けたものが
  「七慢」である。
  その中の「我慢」は、自分に執着することから起こる慢心を意味し、「高慢」
  「驕り」「自惚れ」などと同義語であった。

  我慢の元となる「七慢」は、「慢(まん)」「過慢(かまん)」「慢過慢(ま
  んかまん)」「増上慢(ぞうじょうまん)」「我慢(がまん)」「卑慢(ひま
  ん)」「邪慢(じゃまん)」で、それぞれの意味は以下の通りだが、文献によ
  って解釈が異なる部分もある。

  慢とは、他と比較しておごり高ぶること。
  過慢とは、自分と同等の人に対し、自分の方が上だと思うこと。
  慢過慢とは、自分より優れた者に対し、自分の方がもっと上だと思い誤ること。
  増上慢とは、悟りの域に達していないのに、既に悟っているという自惚れの心。
  我慢とは、自分に執着することから起こる慢心のこと。
  卑慢とは、はるかに優れた者と比較し、自分は少ししか劣っていないと思うこと。
  邪慢とは、間違った行いをしても、正しいことをしたと言い張ること。

人を見下す若者達という本がありましたが、昔から、言い伝えられている言葉が
あります。
教師も、親も、会社員も、また、デリカシーの無いことを言ってしまいそうなんですが
全て、「慢」を置き忘れたように、思えるのは私だけでしょうか。
この日本では、ストレス、それは、人間関係に起因するものが大半です。
「慢」の関係を、洪水のように浴びた「子供達」。
教育が不毛になりかけているのは、どうやら、やっぱり、大人のあり方。
これが問題なんでしょうか。

ビートルズ ゴールデンスランバーという曲

2006年08月20日 | 雑感(日記)
個人的な話ですいません。
最近、東京赤坂にある、キャピトル東急というホテルで打ち合わせをすることが
多く、何度か足を運んでおりました。
議事堂やら、議員会館にも近く、なんだか、その手の方々が、よく利用されとも
聞いており、一方で、怪しげな、投資話やら、そういう集団が利用している、
そういう感じが、ふんぷんと。

コーヒー1杯が、1000円近いのは当たり前で、高い。
ただ、結果的にご馳走になることが多く、
トマトジュース1杯が、その日の、自分の昼食代の「倍」という値段にも、
安心して、望めるわけです。

このホテルは、その昔、東京ヒルトン、と申しまして、
今から40年前、6月29日に、あのビートルズが宿泊した施設です。
もちろん、あやかった企画をもようしておりました。

そのビートルズ。
もちろん、大きなお世話になっております。
高校の2年だったか、霧が峰という所に学年で行ったときに、
出来上がった集合写真。
秋口ということもあって、陽の光が、斜めに降り注ぎ、
澄んだ青い空を背景に、陰影を涼しげにした写真。

その写真を手にしながら、友人とあれこれと話をしている中で、
聞いていた曲が、ワインディングロードでした。

もちろん、初めて手にした楽器、ギターで弾いた曲は、井上陽水。
そういう時代でしたが、かなりアコースティックが上手い友人に教わったのは、
ブラックバードでした。

その後、当然ながら、エレキギター?に走り、覚えようと頑張った曲は、
ホワイルマイギタージェントリーと、レットイットビー。
言ってみれば、ミーハーな感じでございました。

ただ、ビートルズの膨大な曲の中で、一番好きな曲、そういわれますと、
悩んだ末に、いつも申しているのが、
「ゴールデンスランバー」という曲です。
アビーロードのアルバムのジエンドという最後の曲につながる感じで、
演奏している曲です。

たまたまお世話になっている小太郎ブログにて、
曲の演奏にあわせて、ジャグリングをする、そういう粋な芸を紹介されて
おりました。
そのときに使われていた曲が、ゴールデンスランバー。
もう、これだけで、時間がたつのを忘れてしまいました。

さてさて、その後、自分は、プログレッシブに直行して、
ピンクフロイドをほぼ全部集め、イエスに行ったり、
10ccでは、コンサートにも行ってまいりました。

また、ヒーリング音楽かどうか、謎ですが、当時はやった、NHKのシルクロード
のテーマ曲、喜太郎の音楽は、「睡眠導入剤」として利用。
バンゲリスという方にも、大はまりして、ほとんどのアルバムを買いました。
このヴァンゲリスが正確な読み方なんでしょうが、
映画「炎のランナー」の主題曲。そしてカールセガンの「コスモス」という宇宙の
スペシャル番組の主題曲が有名でした。

学生の頃は、土曜日にFMでやっていた、ポップスベスト10という番組。
必ず聴いておりました。
チャート表でしたっけ?、切手を郵送して、毎週、送っていただいたものでした。

その後は、人様に、もう、あれこれと説明できる話はございません。
この年になると、自分がカラオケで歌える曲が「いい曲」
という即物的な、偏差が基本になっております。
ええ、どうでもいいですが、ガッチャマンだけは、きっと、他の誰よりも
上手く、歌える、自信があります。えへ。

本当に、個人的な話になってしまいましたが、
たまたま、ゴールデンスランバーを、聴くことができたので、
つい、感傷的になってしまいました。


これは宗教戦争に近いんでは?

2006年08月18日 | 隣国問題
また半端な知識しかないんですが、思いつきで書いてしまいます。
というのも、南京事件を扱った映画、これ、3本、製作に入るとのニュースが。
南京虐殺題材の3映画を計画 中国で70年目を前に
 
  旧日本軍による1937年の南京虐殺を題材にした3作の映画制作の計画が中
  国で進んでいる。来年は南京虐殺から70年を迎える節目の年だが、同じ題材
  による映画が3作同時に制作されるのは異例だ。1本は米英中3国の共同制作
  による映画で、来年12月の公開を目指しているといい、国際的にも関心を呼
  びそうだ。

個人的に、なんだか、こういうのを読むと、嫌ーーーーな気分になるんです。
まぁ、これまた朝日新聞が出所という記事なんですが、
外交も、広報も、それほど機能していないこの国にとって、
こういうものが、一定の方向性と、影響力を持って世界中に配給される。
とっても無力感に陥ります。

多分、この国のことだから、日本でも公開するんだろうな。
あのダビンチコードですら、国をあげて「公開拒否」をしたところもあります。
その時が来たら、どういう対応をするんでしょうか。

というのも、これほどまでに、反日がもりあがる。
そういえば、アジア・アフリカなどで、植民地化され、戦場にも当然なった国々。
中国も含めて、当時の宗主国に、あれこれ、政府が公式に申し入れているところ
あるんでしょうか。

例えば、インドでは、ヒンドゥー教とイスラム教(ムスリム)。
簡単に言えば、この関係で、インドを真ん中に、東のパキスタン(バングラディッシュ)
と西のパキスタンにわかれております。
ヒンドゥー教は、もちろん多神教。ムスリムはマホメッドの唯一神。
今は、上のほうのカシミール地域をめぐって、争っております。

レバノンとイスラエルに関しても、民族とは言うものの、根底には宗教が
横たわっております。
昨日、ヒズボラの「カミカゼの村」をテレ朝のニュース番組が扱っておりまししたが、
すいません、カミカゼを、私、どうのこうの言えるものではありませんが、
ヒズボラの人たちは、これ、平時の戦闘、つまりテロ。
日本は、民間人を巻き添えにする行為を、やったことは、ありません。
この違いを解説することなく、何を言いたかったんでしょうか、テレ朝は。

さておき、この宗教。
中国の宗教は儒教ですか、さらに、色々と仰る方もおりますが(共産党教とか)、
韓国はおいておいて、ここまでくると、中国の考え方というか、
やり方は、もう、ある種の宗教戦争。
そう考えないと、理解ができません。

もう、韓国ですら、A級戦犯のみならず、B級、C級も問題にする。
そういう声明を公的に発表しておりますので、もはや、靖国問題を超越しております。
中国ですら、江沢民が、政権の中枢からはずされ、色々とご事情があるんでしょうが、
とことん、日本の大戦を問題にしていくぞ!とライフワーク宣言です。

もう、「教義」に昇華している感じです。
ただ、韓国は、キリスト教も、いやいや、文明の発祥も、シュメール文化を超えて
この韓国だ、と大学の先生が、言っては、新聞が取り上げているくらいですから、
楽しい「教義」には違いないんですが。
この人達と、絶対に、戦争はしたくない。
不毛だし、残酷だし、メリットのかけらもない。
そういうことを、自分は、多くのことを、あのアメリカの「大義」から
学ぶことができました。

もっと、外交というものを知りたい

2006年08月17日 | 政治
最近、思考状態不良で、イメージ力やら想像力が、一緒か、減衰していて、
書き終えた後、本当にこんなこと言いたかったのかなぁ、と悩むことが多い。
とはいえ、付け焼刃の知識。
あっさり、蓄えがなくなったのかなぁ。
吸収力が落ちたのかなぁ。

多分、話題、出まくっていると思います。
密漁警備、近年厳しく ロシア 漁船銃撃事件

  袴田茂樹・青山学院大教授(ロシア研究)は周辺諸国の政権交代などを巡り
  欧米との関係が冷え込む中、プーチン政権内部で大国主義を目指す治安関係者
  が勢力を伸ばしていることが事件の背景にあるとする。「銃撃に踏み切った国
  境警備隊の姿勢も、政権内の強硬論の表れとみるべきで、日本政府として強く
  抗議しなければいけない」と話す。

  日ロ国境問題に詳しい望月喜市・北海道大学名誉教授は「カニはロシアにとっ
  ても重要な外貨獲得手段なので、漁業資源の枯渇に神経質になっている」と指
  摘。国境警備隊の強硬な姿勢の一因になっていると分析する。

  第1管区海上保安本部によると、北方海域の方が豊富な水産資源がとれる根室
  周辺では、終戦翌年の46年から少なくとも、延べ9千人を超える人が拿捕さ
  れた。旧ソ連の監視船に追突され、海に沈んだ人や、収容所の独房で自殺した
  人もいるという。

このニュースが出るまで、自分はここまで、この地域が緊迫していることを
知りませんでした。
コンブ漁のために、年間、1億円以上のお金をロシア側に納めている。
こういった事実も知りませんでした。

例の鈴木宗男氏、そして佐藤優氏が逮捕。現在、どのように公判が維持されて
いるのかわかりませんが、対ロシア外交が、ストップしているという話を聞きます。
小泉さんも、ほとんど北方関係には興味を持っていないという話も聞きます。
しかしながら、現在に至るまでに、9千人もの人間が拘束。そしていくばくかの
人間が、命を落としているという事実。

北方領土問題に関して、ここまで、ナイーブな事実があるとは、本当に知りませんでした。
すでに60年経過したこの地域。定住者もいることだし、平和的な解決方法は
ないものだろうか、そうも、安易に考えておりましたが、
「領土問題」は、著しく「外交問題」、「国益」問題なんだと。
よくわかりました。

先にも書きましたが、食料資源は、間もなく、世界的な争奪戦を迎えます。
ただ、ヒステリックに事を言い立てるのは簡単ですが、
今回使用された「銃」は、間違いなく、警告の域を超えた、殺しに来ている武器です。
ええ、ショックでした。
で、ああ、こんな風にして、あらゆることが敵愾心につながって、
何かに火がついて、大きな盛り上がりをみせるんだろうな。
そういうことを考えると、さらに、気持ちが沈んでいくのがわかります。

お隣の韓国のように、巡視船をこちらが出しただけで、「体当たりも辞さず」
というフレーズを臆面もなく識者がメディアを使ってコメントを出す。
そういうあり方は、恥ずかしいし、子供みたいなこと、そう今でも考えています。
今のところ、この日本では、冷静に、こちらの手落ちも含めて、
もちろん、中・露関係には、慎重な報道機関ですが、
極端な報道は、されておりませんでした。

ただ、思うのは、今までであったら、報道もベタ記事。
政府も、まともにコメントを出さない。
そんな時代が長かった気が致します。

何かに火をつけない、そのためにも、政府がしっかりとした対応をされ、
そういう「大国」との付き合い方を、我々に認識させ、
何ができて、何ができないか、我々も冷静に学ぶべきだと思います。
いい悪いで判断してはいけないのが、「外交」だということも、
この数年、理解し、学んだことですから。
ただ、死者がでたことは、ショックなことでした。

こういった報道では、悲劇はなくならない。

2006年08月16日 | ニュースに絡んで
消費者金融:借り手の生命保険加入、改善要求へ--金融相

  消費者金融の大手5社を含む10社が借り手全員に生命保険をかけている問題
  について、与謝野馨金融・経済財政担当相は15日の記者会見で、保険加入の
  際に借り手への十分な説明や意思確認を徹底するなど、各社に改善を求めてい
  くことを明らかにした。

朝のテレビでは、何だか、とてもおどろおどろしい感じで放映しておりました。
「知らないうちに、生命保険がかけられていた」
衝撃の事実!、命を担保に金を貸す!
遺族が、衝撃の告発!

えー、普通のことです。
むしろ、もう、約20年も前から、普通にやっていることです。
特に、住宅ローンは、軒並み、これに加入が義務付けられております。
ええ、命を担保に、家を買うんです。
これは、問題にならないんでしょうか。

さらに、これで、大躍進したのが、今、話題沸騰中のオリックスです。
ここは、リース屋さんだったんですが、
もう、動産保険に始まって、生命保険。今まで掛けていた保険を解約させて
オリックスの保険に、「強制」加入させて、いるらしい....。にしておきます。

さらにさらに、無担保で、お金を借りる際に、銀行ですら、
後から生命保険会社が、無遠慮にやってきます。
加入、するよね。

そして、サラ金なんですが、武富士さんは、堂々と告知しています。
万が一、入院等で、返済が一時期不能になった場合、ご用意した保険で、
返済費用が充当されます。
そういうこと。

この報道では、この利用者は、借金を苦に、自殺されたという内容でした。
主婦だった気が致します。
いつも感じるんですが、なんで自殺されるんだろう。
非常に辛い感じが致します。

お隣韓国では、自己破産に関する規制を緩和したようで、
かなりの人数が、自己破産に向かい、大きな社会問題になっているようですが、
どうして、政府なり行政は、そういうピーアールをしないんでしょうか?
消費者金融を「危険」なもの、「触れてはならない」もの、
報道も、こういう感じにしている限り、自殺者は後を絶ちません。

しっかりと、困ったときに、どういうシステムがあるのか、
それを告知しておかないと、こういう惨劇はなくなりません。
破産をしたとしても、損害は、消費者金融会社がかぶるわけで、
そういう「いい加減」な審査をして貸し付けた、その結果なんであって、
むしろ、破産したほうが、いいに決まっています。

そして、その結果、審査が「きつく」なって、
担保も、信用もない人が、安易にお金を借りることができなくなれば、
それでいいはずです。
多分、主婦は、絶対に、どこからも融資を受けられない。
それで、この国は、メディアも、いいはずです。

なぜ、借りるのか。
借り手責任が、なぜか、問われることがない、そういう風潮では、
貸さないシステムを作ることが、急務だと思います。
そして、万が一、破産した場合、どういった社会制裁があって、
期間はどれくらいで、どうなる、ってことを、
弁護士会も、問題がおこったら発言するんではなく、きっちり、公開すべきです。

それによって、この日本が、いかに個人保証を積み上げる、特殊な国か、社会かを
世に問う作業をすすめるべきです。
そして、破産したとしても、再生がきく、そういうシステムが、
この国で、どれほどあるのか、それを問題にすべきです。
復権してから、5年とか言われておりますが、
個人レベルでは、海外旅行も行けます。
ただ、社長にはなれません。ええ、銀行が「梃子でも動きません」から。

マスコミは、脊髄反射みたいな報道ばかりする前に、
もっと、有意義な報道をしていただきたいです。
悲しいことが、これから起きないように。