まなびの途中

色々な仕事をしてまいりました。
色々な出会いがありました。
勘違いもありますが、
学んだことを書いてまいります。

最近、気になっている漫画家さん。

2006年08月25日 | 本・映画
安達哲氏「さくらの唄」というマンガがございまして、
成人指定を受けているマンガです。
1種の学園ものなんですが、残っているイメージに「18禁」というものがありません。

お気に入りの田辺イエロオ「結界師」。
今週号で、「面倒だなぁ、思春期は....」っていうフレーズがありますが、
見てない人には、何のことだか、さっぱり理解できない書き方ですが、
なんか、くすって、笑ってしまうんです。

イブニングという雑誌で展開中の、日本橋ヨヲコ氏が連載中の「少女ファイト」。
女子バレーという高校のスポーツものですが、
かなり気に入っています。
本屋で第1巻が刊行されました。
が、横に「G戦場ヘブンズドア」という作品が平積みに。
3巻とも購入してしまいました。

一気に読む。
そんな時間がどこにあるんだ、という、当然のような突っ込みはさておき、
図らずも、何度か、涙腺がやられました。
そうはいえ、実は、どこがどうなんだ、と言われると、多分的確な説明ができません。
少女ファイトでもそうなんですが、この作者さん。
1コマの、いや、1ページ内の情報量が、なんか、ものすごく多い。

たいがい、若い時期は、臆面もなく、ナイーブで、軸らしいもんが無いから、
その都度、面倒くさい傷つき方をしてしまいがちです。
おまけに、それぞれが、それぞれの物語を欲しがるので、安易に手に入れたがり、
一方、物語を背負ってしまう若者は、切実な理解者が必要なのに、
それができるのは、残念ながら、その物語を押し付けた大人だったりします。

それらが、ごちゃまぜになって、それぞれが、ピンからキリまで、面倒な心象風景を
もっていて、依存しながらも、近寄りすぎて傷ついて、
明確な利害関係もないもんだから、落とし所もつかめなくなって、
色んな、今から思うと、なんだかなぁ、という経験を通して、
どうやら、自分も、相手も認識できる、そういう大人になっていきます。

それが、とっても、良くわかる。この作者さん。
僕にも、何でかわからない、そういう描写、あります。
ただ、読み通すと、なんでか、辻褄があって、すっかり、はまっている自分が
いたりします。

救いなのは、安達哲さんのもそうなんですが、ちゃんと、登場人物の面倒を
最後までみています。
有体に言えば、ハッピーエンドに近い幕引きをされています。
というか、ここまでの、経験をさせたんですから、
ひょっとしたら、自分よりも、経験達者で、能力高い大人になって当たり前です。

ちょっと、マンガについて書いてしまいましたが、
もちろん、解説するなんて、そんな能力、自分にはありません。
ファンの方には、先に(ああ、もう後だ)謝っておきます。ごめんなさい。
ただ、単行本の帯に島本和彦氏が、
「こいつらの情熱には背筋が凍りつく!漫画界が怖くて なんか逃げ出したくなって
くるぜ!!」とありましたが、おいおい、意味わかんないよ、と突っ込み入れときます。
ええ、島本さんのマンガも結構、持っています。ファンですよ。違った意味で。


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