まなびの途中

色々な仕事をしてまいりました。
色々な出会いがありました。
勘違いもありますが、
学んだことを書いてまいります。

参院選の総括を、全面的にコピーしました。すいません。

2007年07月31日 | 政治
一番わかりやすい、参院選の「総括」です。

【正論】屋山太郎 自民惨敗を演出した「国民の真意」

参院選の惨敗は安倍晋三首相にとって全く不本意な結果だったろう。自らが目指し
た政治とまるで内容の違う基準で評価されたのは心外極まりなかったに違いない。

  今回の敗因は安倍氏の掲げる「戦後レジームからの脱却」が否定された結果で
  はないと思う。
  憲法や教育を含め戦後レジームを守りたい一部のマスコミのバッシングに敗れ
  たといっていい。
  「年金の記録洩れ」と「政治とカネ」は本来、政治の主要なテーマではない。
  年金の本来の議論はいくら貰(もら)えていくら税金を調達しなければならな
  いかだが、この点でいえば自民党も曖昧(あいまい)なら民主党もより雑駁
  (ざっぱく)だった。

  記録洩れは行政のトップとして安倍氏の責任に帰せられるが、実のところ責任
  はない。社会保険庁の内部が怠業、ねこばばし放題という腐った職場になった
  責任の大半は自治労、つまりその組合を母体とした民主党の責任にも帰せられる。

  安倍氏がやった国民投票法の制定、教育基本法改正、防衛省昇格問題は歴代内
  閣が何十年も先延ばししてきた問題だ。
  社保庁の解体もまさに妥当な解決だ。
  国会を延長してまで断行した公務員法の改正こそ、安倍氏がやりたかった本命
  の政治課題だろう。
  
  安倍氏は明治以来の「官僚内閣制」が依然として続いていると認識している。
  これを憲法に盛られた「議院内閣制」にしてこそ、政治が国民のものになると
  考えている。

  その改革への突破口が「官僚の天下り根絶」ということになる。

  松岡前農水相の絡んだ「緑資源機構」は天下り官僚の巣窟(そうくつ)のよう
  な存在だった。
  社保庁も天下りポストの一つに過ぎなかったからこそ、無責任体制がはびこっ
  たのである。

  衆院調査局の調査によると、4600法人に2万8000人が天下っており、
  そこに流れる資金は5兆9000億円にのぼるという。これはまさに官僚が産
  業界をも支配するの図である。特殊法人、公益法人、独立行政法人はいずれも
  法律上の根拠をもって設立されている。

  これは官僚が立法府をも操っている証拠だ。

  国民は官僚主導の体制に反感を募らせてきた。安倍氏はこの体制を清算するた
  め参院選の候補選びに口を挟もうとしたが、青木幹雄参院議員会長らは聞く耳
  を持たなかった。
  閣内にも伊吹文明文科相や尾身幸次財務相ら官僚出身の古手は「官僚内閣制」
  の清算の必要性を全く理解していない。現職で敗れた面々は敗れるべくして敗
  れたと自覚すべきだろう。

  安倍政治は基本的に正しい方向を向いていると思うが「格差」問題を軽視して
  きた罪は大きい。
  保守王国といわれた四国、九州、中国地方の惨敗を見ると地方の不満の大きさ
  がわかる。

  国会は衆院で与党が3分の2、参院で野党が過半数という事態になった。与野
  党が議論して政策を調整してこそ国会が「国権の最高機関」になる。
  官僚内閣制を終焉(しゅうえん)させることや地方分権に、民主党も異論はあ
  るまい。首相は重要法案を片づけた強引手法を今度は対話による手法に切り替
  えて貰いたい。

今回は、本当に、こんな感じで申し訳ないんですが、
もう、参院選についての「総括」は、これで満足です。
舛添要一がテレビでコメントしていたが、
あまたの問題大臣に関して、「任命責任者」としての責任を問うコメントを
出していたが、自分は、かなり違和感を持っていた。

あなたまで、なんで「選挙」に勝つ、そのことに「執着」するような
コメントをしているんだと。
できれば、安倍内閣が、今までの行ってきた「政策」について、
それが本当に「ダメだったのか」を、言って欲しかった。

まるで、国民をバカにしているのは、実は、舛添要一、そのものではないかと。
国民は、わかりゃしないんだから、
政策論議なんかせずに、あほな大臣が「ぶち壊した」としておけば、
いいんじゃないかと、そういうコメントにしか聞こえない。
ちょっと、彼にはがっかり。

まるで青木さんが言うようなことを言って欲しくなかった。
参議院が長くなると、誰も、こうなってしまうのかしら。


別に自民党が好きなわけではないけど。

2007年07月30日 | 政治
ミスタードーナッツ。
ポイントカードにしてから、一時期の「燃えるような」購買意欲が下がり、
結局は、スクラッチカードを10点貯めるという、
あれに燃えていたんだなぁと今更ながらに気づく。

家には、何でこんなもののために、3つも、揃えてしまったんだろうという、
ミスドのグッズに囲まれ、
今では、ラーメンどんぶりだろうが、カラフルマグカップだろうが、
全然、ポイント交換する気すらおきない。
ありがとう、ミスド。

そういえば、セブンイレブンで、ポケモンのスタンプラリー。
スタンプシートが各店に配置され、
合計で4つ、4つの、計8つ押すと、キラシールから、
セブンイレブン限定のポケモン全キャラポスターがもらえる。

16種類のポケモンスタンプが、ランダムに各店に配置されているようで、
まぁ、皆さん、ホームページを見ながら走るわけだが、
どうやら、「無料」ということもあって、
大量に「取得」する子供と言うか、ファミリーもいて、
セブンイレブンも、お一人1枚にしてね、という張り紙を出すことになった。

これで、次回からは、100円以上のものを購入すると、
スタンプシートがゲットできる、というシステムに変更されるのは、
まず間違いのない感じで、
最近、こうやって、我々は、この社会を「住みにくく」している。

たまたま出入りしている「街」で、
お弁当が、昼1時を過ぎると、全品半額の250円になる店があった。
1時過ぎに、たまたま、たまたま、食事をすることが多い、
自分にとって、なんとも、おいしい「お弁当」であった。

が、驚いたことに、最近は凄いねぇ、
その半額になる1時。
半年も前からやっていたこのサービス。
どこから聞きつけたのか、集団買いが横行し始めた。

自転車で、どうみても、社会人ではない風情の「方」が、
何個も買いに来る事態になって、
突然、このサービスは終了となった。

もちろん、自分は、時間が合えば、今でも正規の金額で購入しているが、
先日までの、入り乱れての半額品への殺到を見ていると、
まさに、「赤の他人」同士の世界が、
そこここいらに出現していて、
みみっちい、損や得だの、
まさに「オンリーワン」に染まった連中が沸いている。

今回の参院選も、
乱暴な意見かもしれないが、
どこかのメディアも言っていたが、
本当に、国民が「利害」を追求すると、こういう結果になるんだよな、
といっていた事が気になった。

まぁ、それにもまして、支持母体も派閥も、地方の各支部をも、
ぶち壊した感じのままで、来てしまった自民党も、自民党で、
参院選といえども、なかなか、世界的に見ても、
面白い結果になったんだろうなと思う。


面白い参院選でしたね。ええ、参院選ですから。

2007年07月29日 | 政治
安倍総理がどうのこうのというよりは、
自民党が、単に嫌われているということでしょう。
もう、個人的には、青木さんがテレビに登場するだけで、
ああ、利権だ癒着だ選挙だ、としか思えないし。

これで、民主党が勝てなかったら、本当にこの先「目が無い」事態だったし、
とはいえ、民主党が「支持」されたわけではなく、
結局、自民党が、こけたということで、
ぜひ、ここは、政権をとるための「整備」に、
力をいれていただきたい。

まぁ、国民も、参院選で自民を惨敗させておくものの、
衆院選挙では、また、バランスをとることがよくあるもので、
結局、この1年、年金のスキームを、
どのようにしていくか、
どちらの党も、案外、腹をくくれない連中なので、
混迷きわまりそうだ。

例の、宙に浮いた年金問題だって、
「年金番号」を国民一人一人にふる作業自体、
かなり抵抗をみせた連中が、結局、民主党に多いわけだし、
国民総背番号制だっけ?
これにつながるものとして、
年金問題をこじらせたのは、どこのどいつだ。

さらに、払った金額ともらえる金額を、「年金手帳」で、
明確にする、という件も、
それをやったら、パンドラの箱を開けてしまうといって、
やろうとしなかったのは、
紛れも無く、自民党だ。

マスコミは、民主党だ、自民党だ、過半数だということで、
思いっきり、そこに焦点を当てているようだが、
悪いんだけど、若者や、中年にとっては、どっちも、地獄のような気がする。

だって、民主党の政策、どこをどう読んでも、
相変わらず、「お手盛り」の「手当て」の乱発で、
公共事業の次は、「手当て事業」かよ、というものばかり。
そうじゃないだろうに、と思うんだけど、
似たような「体質」の人々が幹部にいるわけで、

さぁ、日本を、根本から立て直すことが出来るのかしら?
それとも、実は、そこまで悪くない、
小手先のやりようで、既得権益を守りながら、
新、美しい国づくりが出来る、とお思いなんでしょうか?

その昔、細川さんが総理になったとき、
消費税を上げなくして、日本は再生できない、と、
10%近い数字を表明して、
全国民、マスコミから、袋叩きに会ったことを思い出します。

税改革のキャッチボールと、
政官癒着、省庁と公益法人、官と民との癒着。
まだまだ、参院選ですから、ここまでのことを言ってもしょうがないかもしれない。
ええ、参院選ですから。
これからですね。


宇治市の平和条例請求を題材に考えてみました。

2007年07月28日 | 社会的全般
この2日間、月末という事もあって、確かに色々と大変。
それはそれとして、仕事を具体的にするための打ち合わせが、
だらだらと入って、なかなか、パソコンに向かうことが出来なかった。

非常に頭が、ぼんやりとしておりますが、
そういう中で、この手の話題に食いつくのは、チャレンジャーだな、
と思いながら、考えて見ます。

もちろん、自分も「平和ボケ」が著しい人間なのは理解しておりますが、
「平和条例」請求で臨時議会 宇治市、反対の意見書を提示

  市民団体「平和・無防備地域をめざす宇治市民の会」が新たな平和条例の制定
  を宇治市に直接請求したのを受け、同市議会の議会運営委員会は26日、制定
  について審議する臨時議会を8月2日に開くことを決めた。

  同会は、宇治市にある自衛隊施設の撤去や戦闘行為への非協力などを盛り込ん
  だ「市無防備・平和のまちづくり条例」の制定を求めて署名を集め、5966
  人分の有効署名を添えて17日に市に直接請求した。

  一方、市は直接請求の議会審議にあたって付加が必要な市長の意見書を委員会
  に提示。意見書は、市はすでに平和都市宣言を行っている上、▽災害・復興時
  の支援などに力を発揮する自衛隊の市内2施設が地域社会に果たす役割は大▽
  無防備地域宣言はその性質上、国で行われるべきで、市が宣言しても実質的効
  力はない-など6点の理由を挙げ、制定に反対する内容となっている。

勝手に思っているんだが、この、今の世界で、国として「戦争」を遂行しようと、
可能性がある国は、アメリカ、中国、北朝鮮、そしてロシア。
そんなところだと思う。
アラブは、どうみても、国ではなく、民族、宗教がからむ、
これを近代の戦争といっていいのか、自分ではわからない。

そういう中で、当面、日本が「攻め込もう」とする国は、ないであろうし、
今後も、ありえないという事実は理解できる。
ただ、イラク派兵に見られるように、
結果的に「加担」するシステムが、ある以上、
「懸念」される材料はあるわけで、
恒常的に機能している限り、「攻め込むことはない」と
言っても、そうは、受け取られないだろう。

さらに、我々は、全くといっていいほど、戦争に対しての「実感」も「記憶」も
無い。
例えば、いかに「無防備」を宣言したところで、
占領は、地域というものがこの日本には無い以上、
国として管理されてしまうのは当たり前で、
あらゆる場面で、「徴用」「管理」ひいては「間引き」されることは、
肝に銘じていたほうがいい。

当然ながら、この日本の文化、環境に理解がある「占領者」が、
やってくるとは、到底思えない。
現に、アラブがああも怒りまくっているのも、
自由主義、民主主義が、スタンダードだという文化に、抵抗しているんだと、
そういう見方も出来るわけだし。

確かに、住んでいる地域に、自衛隊の基地がある、
その環境に抵抗もあり、不安もあり、色々なシチュエーションを考えてしまうのは
理解も出来る。
また、経済合理性から言っても、
国同士が行う戦争の可能性が低いのも確か。

論理的に、無防備宣言をすることで、世界的にアピールし、
「秩序ある」世界を前提に、
世界から、「認識され」「守ってもらう」という、
虫のいい話を考えるのも、ありかもしれない。

だったら、どの世界から「認識」されたいのかも、
戦略的に考えないと、
そして、積極的に、非戦活動を世界中で取り組まないと、
単なる「理念のただ乗り」と言われてもしょうがない。

この宣言を提唱している団体の宣言文を読むと、
一方的に「宣言」しているだけで、
これは、世界的にピーアールしている「内容」ではなく、
ジュネーブ諸条約に決議されている内容を遵守していれば、
問題ない、という、誠に「ありがたい」話になっている。
本当か?検証できているのか?鉄板か?

さらに「ウトロ地区」の問題が、何度も宣言書に出てくるあたり、
本当に、どういう市民団体なのかも、疑問。
ウトロに住んでいる居住者が「立ち退き」を迫られている問題なんだろうが、
いわゆる「在日」問題。

マスコミは、どうやら、戦後の在日問題として、
取り上げているようだが、
立ち退きを命じているのも「在日」で、その土地の所有者も「在日」で、
立ち退きを迫られているのも「在日」という、
どこをどうとったら、日本の戦後処理の問題に絡めるべきなのか、
わからない問題。

結構、最近目に付くのは、協力させられた、巻き込まれた、意に反して、
という文言。
戦争は、確かにそういう側面があっただろうが、
戦争は、本当に、加害者と被害者が「明確」にできる、
そういうメカニズムをもったものだろうか?
そうシンプルに理解していいものだろうか?

まだまだ理解が中途半端すぎて未消化なんだが、
8月に入る時期なんで、考えてみました。


誰が、過去の総決算をやってくれるのかしら?

2007年07月25日 | 政治
【主張】天下り聴聞拒否 官僚はそこまで偉いのか

  国家公務員の天下り根絶策を検討する政府の有識者懇談会が行った公開ヒアリ
  ングに、出席を求められた中央官庁の事務次官OB7人全員が欠席していた。
  官僚の傲慢(ごうまん)ぶりも、ここに極まったというほかない。

  しかも、事務を取り仕切る行政改革推進本部事務局と次官OBの各出身省が、
  いわば合意の上で、本人に連絡すらしていなかったという。
  ある財務省幹部は「先輩に対し、公開ヒアリングという官邸のパフォーマンス
  に出てこい、といえるわけがない」と言い放ったという。公務員としての立場
  を忘れた許し難い暴言といわざるを得ない。

  懇談会の議論を実りあるものとするには、官邸の強力な後押しが不可欠だ。安
  倍晋三首相の強いリーダーシップが求められている。

道路公団の時でもそうであった。
官僚が、かなりの抵抗をみせるという事例。
今まで、嫌というほど見せ付けられる。
社会保険庁のときでもそう。
歴代長官に、退職金を含めた「拠出」を願い出ても、結果が出なかった。

こういった官僚の存在自体を「問う」色々な試みは、
過去、何度も取り上げられ、俎上にあげつつも、
いつもなし崩しにあってきた。
また、この問題が、きっかけで、政治生命を絶たれた議員もいる。

各新聞は、こういう時には、「官邸の強力な後押しが必要」とコメントしているが
その他の案件では、
強力になった官邸の「力」に警戒を強める。

結局のところ、天下りがどうのこうのというのではなく、
結果責任を問わなくてOKという組織が、そもそも「前例主義」という
官僚の実態であって、
それを今さら、過去のことを、
俺のせいみたいに、説明責任を果たさなければならないと言うこと自体、
どういうことなんだ、
というのが、彼らの、簡単なロジック。

このことは、大騒ぎしなくったって、自明のことであり、
そもそもヒアリングなんかしなくったって、
誰もが、実態なんか、知っているはず。
まるで、聴聞会を、「公開」で開くこと自体、
何かのパフォーマンスにとられるかもしれない。

そもそも、最近言われている「国家権力」って、
何を指しているんだ?
政治家が、こうやって、官僚に適当にあしらわれているのを見ると、
国家権力って、「行政」のことなのか?って、
何も知らない人が見たらそう思う。

ここぞとばかりに、メディアも野党も、安倍政権を叩いているが、
今、問題になっている案件は、
安倍総理が政権時代に行った「政策」「行政管理」ではないはず。
まさに安倍さんが言っている、
戦後レジウムの脱却に他ならない。

ということは、いまだかって、どのメディアも野党も
問題にしてこなかったが、
まず、税収40兆円とかいう「予算」で、
この日本が、果たして、運営できるのか、という「検証」である。

そうなれば、この国の運営を「委託」できる「政権」という目で、
初めて考えられるんではないか?
その官僚の「あり方」ですら、
もう、嫌というほど問題にされている「公益法人」を含めて、
予算から降りて、問題レベルを整頓すれば、

あれだ、郵政民営化だって、天下りだって、
別の問題の仕方があったんじゃないのか?
政治資金管理法だって、
各政治家に「決算」をさせろ!
って、当然なるはずなんだが、
なんで、こういう視点から、突っ込んだ問題にしないのかしら?

官僚を「傲慢」に「見せている」のは、
実は、メディアだったり、政治家だったり、あげく国民だったり。
いまさら、そういう言い方をしても、だめでしょ。


昨日と一昨日の話。

2007年07月24日 | 雑感(日記)
先日の日曜日、某音楽教室の発表会。
案外、生徒さんたちが多く、何会場にも分けての開催。
それぞれ4部構成で、小さな子供から始まって、
夜の部は、大人の演奏者が発表。

子供の部では、とてつもなく上手い生徒さんがいるかと思えば、
1音、1音、一生懸命、泣かないだけでもラッキーな生徒さんもいて、
それぞれに親御さんの応援。
ピアノといえども、どこぞのコンクールとは違って、
全体が、ほのぼのとしている。

だが、大人の部。
最近の傾向だろうか?
ご年配の方が目に付く。
もう、この「曲目」を弾きたくて!という執念に突き動かされた方、
余暇を有効に、ピアノでもやってみようかしら、
1年に1回の発表会を、ちょっとした「晴れの舞台」にして、
案外、多くの方々が、参加しているようだ。

何だか、場違いなドレスアップも神々しく、
ベートーベンの「月光」が、
どこぞの番組のサスペンス劇場で流れる「効果音」に聞こえたり、
ショパンの「別れの曲」。人気あるんだよなぁ、
多分、遠い昔の青春時代に何か、本人的につぼに入るんだろう、
たどたどしくも、演奏が終わった後のご挨拶。
ご年配なんだが、可愛らしくて、
子供の、何かに「怯えるような」緊張感には程遠くて、
照れ笑いが、何だか、共感を覚える。

おっと思ったのが、ちょっと崩れ目のダンディーなご年配の方。
フォーレの「シチリアーノ」。
もう、黒を基調としたラフなシャツ。
語彙が少なくてごめんね、なんか、当時のマフィアを模倣したぽい感じで、
日本では、文学バー(なんてものあったかどうだか)
そこに出入りしている風な感じ?
雰囲気出ていまして、お洒落な感じだったなぁ。

もう、子供と違って、弾いている人間の「人生観」が出まくりの演奏で、
かえって、音楽って、こういうもんなのかもしれないって、
妙に感じ入ってしまった。
さきほどの別れの曲でも、演奏者によって、
別れた原因は、お前にあるんだろう!という感じのものや、
別れ一つ一つにも、それぞれ、色々な風景があって、
それぞれに想いがあるんですね、みたいなのもあったし、
それは、もうすでに、出会いのマーチになっているじゃん!
なんかもあって、非常に楽しく聴けました。

あわわ、本当は、昨日の報道ステーションで、また古館が田中氏を前に、
お前は政治を語っちゃだめだろう、という「振り」をしていて痛かった。
ということについて書こうとしていたんですが、
ちょっとだけ。

だって、聞く事と言えば、小沢さんと論点やら政策が似ているのはなぜだ、
とか、あの長野で、政官癒着を断ち切った県政をされ、
取材に向かう先々で、県民からかなりの支持を受けていた、
という話を、古舘言いながら、
「何で、前回の選挙で落ちたんですか?」

いやぁ、何を言いたいのかわかりません。
いや、何を聞きたいのかすらもわかりません。
それを聞いて、何の効果があるのかすらもわかりません。

田中氏に、いくら綺麗ごとを言っても、落ちる原因がある以上、
それは「有効」ではないんじゃないの?
とでも言いたいのかしら?
それを検証するのが、マスコミの仕事でもあろうに。
ましてや、それを言うんだったら、社民党の福島さんにも、
共産党の、今誰だっけ、党首にも「言ってみるがいい」。

田中氏が苦笑しながら、「政官の癒着を断ち切ったことが原因だと」、
なんて、思いもしなかった質問でもあったろうに、
そう切り返してはいたものの、
どういう評価があっても、当分、久米さんには、追いつけないだろうな。
その後の、長島一茂に巨人のことを聞いていたが、
これは、非常に、上手かったです。
ええ、得意、不得意分野が、非常に明瞭な方なんだと、思いました。


ちょっとした些細な話。

2007年07月23日 | 社会的全般
ケータイは電話にあらず? 通話「ほとんどない」44%

  民間研究機関「モバイルマーケティングデータ(MMD)研究所」(東京都渋
  谷区)が携帯サイト経由で調査。9584人の有効回答を得た。約97%はデ
  ータ通信の定額サービスに入っており、携帯電話をよく使うヘビーユーザーと
  いえる。

  だが、1日の通話回数は「ほとんどない」が最も多く、44%を占めた。「3
  回未満」(35%)と合わせ、約8割がケータイを「電話」として活用してい
  ない格好だ。

電車に乗ると、6人から8人も座席に座った方々が、
見事に携帯電話とにらめっこしている。
もちろん、大声で会話をしているのは、なぜか、中高年の層に多いのは
ご愛嬌として、
その黙々ぶりは、見ていて、何だか可笑しい。

昔のことだが、ある専門家が、携帯のメールに関して、
そのコミュニケーションツールとして、大いに評価していたことがあった。
案外、近頃の子供は、文章を「作成」することに慣れており、
そんなに心配することはないと。

でもね、最近の携帯の進化は凄い。
文字変換ですら、「自動」で、変換可能な単語、文章が
ウインドウにて参照できる。
つまり、過去の履歴も含めて、単語を切り貼りしているだけで、
文章が書けてしまう。

これは、親切な設計が高じて、思考能力を減退させるには、
うってつけのものだと思ったが、どうなんであろう?
ただ、40歳過ぎの「親父」が、
覗き見防止のフィルムを、自分の携帯に貼って、
メールを打つ姿。
これは、何かと、そういう都合があるんだろうと、
自分で「白状」しているもんだと思ったが、どうなんだろう?

これだけ携帯が機能的に進化してしまうと、
高価格なパソコンに向かわず、携帯で事足りてしまう。
そういう話を聞いたことがある。
20代前後から20代の若者の普及率が、落ちているという。

結局、いくらハイエンドなパソコンを購入しても、
ワンセグなどの機能が使い放題であれば、
いやー、パソコンも、もっともっと安くなってしまいますよね。
つまり、「会話」なんて、
どんどん二の次な「ツール」になりかかっている。
まぁ、この記事だけで、ここまで考えることもないかもしれないけど。


四国の窮状を訴える参議院議員候補。

2007年07月21日 | 政治
「美しい国」馬鹿にされた気がする 自民候補が首相批判

  参院選高知選挙区(改選数1)で3選をめざす自民党現職の田村公平氏(6
  0)=津島派=が16日、高知市内で開いた演説会で、安倍首相が掲げるスロ
  ーガン「美しい国」について「意味がよく分からない。高知は明日の飯をどう
  やって食うかという追いつめられた状況にある。絵に描いた『美しい国、日
  本』で応援に来られて適当なことばかり言われたら、馬鹿にされたような気が
  する」と痛烈に批判した。

  田村氏は「美しい国って何でしょう」と前置き。「(首相が)私の選挙を心配
  するなら銭を持ってきてほしい。南海地震対策を政府の責任で5000億円ぐ
  らいやったら、高知は地震や台風に耐えられる県になる」と訴えた後、首相の
  スローガンを批判し、「そういう思いをだれかが言わないといけない」と語っ
  た。

えー、自分までもがこれに食いついて、何のメリットがあるのかわかりませんが、
メディアを中心に、かなりの盛り上がりを見せているようです。
個人的には、その、四国の状況を存じ上げておりません。
色々と見てみますと、
2チャンネルに掲示されていた、

  高知は公共事業費が10年前の3割まで落ち込み、地元大手ゼネコンの「御三
  家」といわれる、大旺建設(元防衛庁トップ中谷元の実家)、香長建設(ここ
  の社長は高知県建設協会の会長)、四国土建(県最大手)が、なんとこの1年
  で全部倒産して、地域経済は壊滅状態。土建だけで喰ってる県だからさ、はっ
  きり言って公共事業を引っ張ってこれない議員なんて存在価値ゼロなわけだ。

なんとなく、これに集約されているのではないかと、
それに頷いてしまう自分をお許しください。

というのは、衆議院の先生方が、こういう地域への利益誘導を
そもそもの選挙公約にしていることは、当たり前のように存じておりました。
選挙の仕組みがそういうものですから、
地域の方々に「愛されなければ」当選もしないでしょうし、
支持もされない。

地域の代表者として、国会に「出陣」するという、
昔からの伝統があったように思います。
個人的には、そのポジショニングは、「嫌い」なんですが、
だって、そういう方々が、国家のことを果たして論じれるか、
結構、疑問に思ってしまうからです。

だったら、県議会、区議会、市議会、村議会。
これだけ末端まであわせたら、地域経済を考えていく「政治家」、
どんだけいたら「気が済むの?」
と思ってしまうからです。

よって、この田村さんのような
「私の選挙を心配するなら銭を持ってきてほしい。」
まことに、ストレートなものの言い方。
特に、参議院の先生に
言ってほしくありませんでした。

時の政治において、
政策なり、立法化された、または、されかかっている法案について、
高名な見地から、検証ならびに、法案作成する。
その良識の府といわれて久しい、参議院議員。

これでは、衆議院の先生達と、変わりもしませんし、
その四国の衆議院議員の先生。
高知には中谷元議員、愛媛には、あの塩崎さんもいらっしゃいます。
いやいや、20名以上もの衆議院議員さんがいらっしゃいます。
国務大臣担当もおられます。

田村さんは、どうやら、個人的に物足りない。
そうお考えなんでしょうか?
色々と、他県のことを申し上げても、大きなお世話かもしれません。
失礼に当たることかもしれませんが、
政策でも、法案でもない。
まさに四国の「窮状を」訴えるか如しの内容。

四国の県知事さんは、どのようにお考えなんでしょうか?
安倍総理を引き合いに、美しい国を引き合いにして、果たして
メディアに語りかける内容なんでしょうか?
でも、大いに、受けましたね。


古くなってしまった「調査」について。

2007年07月20日 | 社会的全般
ロンドンハーツまた1位、子に見せたくない番組・PTA調査

  日本PTA全国協議会が昨年実施したアンケートで、保護者の19・7%が子ど
  もに見せたくない番組があると答え、女性タレントが言い争うコーナー「格付
  けしあう女たち」が人気のバラエティー「ロンドンハーツ」が3年連続、見せ
  たくない番組の1位になったことが17日、分かった。

  「ロンドンハーツ」は親の12.6%が見せたくない番組に挙げた。続いて、素
  人参加のトーク番組「キスだけじゃイヤッ!」8.3%、バラエティーの「め
  ちゃ×2イケてるッ!」8.1%。「ばかばかしい」「いじめや偏見を助長す
  る」という理由が多かった。

もう、自分に似合わないテーマなんですが、しかも古い。
実は朝日新聞の朝刊。「もっと知りたい!」というコーナーがありまして、
ちょっと挑戦的な記事だったんで、気になってしまいました。

  そもそも、「見せたくない番組」はどうやって選ばれるのか。今回の調査は
  昨年11月、全国の小額5年生と中学2年生書く2400人と、その保護者
  4800人に、テレビやゲーム、携帯電話、インターネットの利用状況など
  について記入式のアンケートで聞いた。

  回答した保護者3677人のうち1069人が「見せたくない番組がある」
  と答えた。そこで「ロンドンハーツ」をあげる人が4年連続で1番多かった。
  というのだが、その実数は168人。
  回答者全体の4.6%に過ぎない。

驚きの数字でした。
この少数のサンプルをもって、4年連続と「報道」されてしまったんでは、
世に言う「視聴率」よりも「性質が悪い」調査になっている。

それよりも、すでに、テレビ番組自体、家庭では、もはや圧倒的に
家庭内コミュニケーションツールとしての「地位」が下落してしまった。
この事実のほうが、実は衝撃的な事実ではなかろうか?

見たい番組があるのか、見せたくない番組があるのか。
そもそも、会話として成立していなさそうな実態。
さらに、この調査が開始された78年といえば、もう30年前。
ドリフターズの番組が、連続して1位に「輝いていた」時代。

その当時、番組を見ていた連中は、当たり前だが、40歳前後。
中学生やら小学生の子供を持つ、いや高校生の子供すら持つ親達だ。
ロンドンブーツ程度で「驚く保護者」なんであろうか?

もはや社会的な影響も、問いかけもできていないようなこの調査。
準公的機関の哀れさを感じざるを得ない。
もっと、別の切り口で発表したらいいのにとすら思う。
さらに、どうでもいいんだが、
この内容を、報道したがるマスコミがいるというのも、
これまた困ったものである。


霞ヶ関の公務員に関する記事を集めました。

2007年07月19日 | 社会的全般
安易な切り貼りで申し訳ございません。

中央省庁:公務員1/4が非常勤 1万人超「日雇い」契約

  東京・霞が関の中央省庁で非常勤の公務員として働く人が1万3143人いる
  ことが、国家公務員一般労働組合(山瀬徳行委員長)の調査で分かった。非常
  勤公務員は形式上1日ずつ雇用契約を更新する「日々雇い」と呼ばれ、雇用の
  不安定さが問題視されている。中央省庁の公務員数は約4万人で、4人に1人
  は非常勤が占めることになる。
  
  中には雇用期間が6カ月を超えると与えられる有給休暇を与えないために、6
  カ月直前にいったん解雇してまた雇う脱法行為をしている官庁もあった。同労
  組は「同一労働同一賃金の原則に立ち、日雇い扱いをやめ、諸手当や休暇を与
  えるべきだ」と訴えている。

あっつはははは。
企業を監督している行政が、これをやっちゃ、民間になにも言えませんわねぇ。
これって、まさに、今問題になっている「請負」の常套手段。
もちろん、派遣でも問題になっている。
国が本腰を入れなかったのは、自分たちが「やっているから」
だったんですね。

霞が関国家公務員:不払い残業代は132億円 実態調査

  東京・霞が関の公務員の1割は過労死ラインで働き、不払い残業代は132億
  円--。「霞が関国家公務員労働組合共闘会議」は、中央官庁で働く一般職員
  (約4万5000人)の残業実態を調査し、18日こんな結果を発表した。

  調査には加盟22省庁の労組のうち12労組が参加し、4405人が回答し
  た。平均残業時間は月39.1時間(前年比0.2時間増)で、超過勤務手当
  の予算は月30時間とされることから、約132億円が不払い残業代となって
  いると試算した。

いやぁ、何がどうなっているのかわかりませんが、
お金が無いの?
予算不足だから、残業代は出せないし、おまけに「日々雇い」が
常態化してしまっているというのでしょうか?

民間の企業には、「店長」といえども、労働者だから、
残業代は払ってやれ、という指示が出ますが、
公務員。特に霞ヶ関の公務員は、凄いというか偉い。

昔から、その勤務時間の「過酷」さは指摘されていました。
そこいらの役所勤めの公務員の「お気楽さ」に比べれば、
こうこうと深夜を通して明りのついている「窓」。
一目瞭然です。

公益法人白書:「国と密接」113法人中66法人、役員報酬1200万円超

  菅義偉総務相は17日の閣議に07年度の公益法人白書を提出した。国から3
  分の2以上の国庫補助金を受けるなど国と密接にかかわる113の公益法人の
  うち、半数を超す66法人で常勤役員の年間報酬額が1200万円以上200
  0万円未満と厚遇を受けていることが分かった。113法人のうち、報酬額が
  ゼロは18法人、400万円未満は1、400万円以上800万円未満は11
  法人。800万円以上1200万円未満は17法人。公益法人の給与水準の点検
  と見直しを求めた「骨太の方針2006」を受けて初めて盛り込まれた。

  一方、所管する官庁から天下りした理事は、昨年10月現在で3049法人8
  054人、都道府県が所管する法人は4682法人で1万2337人に上っ
  た。これらの天下り理事が全理事の3分の1以上を占めたのは、国所管で33
  9法人、都道府県所管で524法人。国所管の法人数は総務省の指導に基づ
  き、今月1日までに166法人に減少した。

おおそうか、残業代も厭わずに、国家の為に働く霞ヶ関の方々の
モチベーションというか、インセンティブ。
やっぱり、これか!天下りか。

といわれてしまったら、本当に頑張ってやっている方々。
いい迷惑なんだろうな。
霞ヶ関に優秀な人材が集まらないというのは、
優秀な政治家が少ないということもあろうかと思うし、
だって、ロクな立法もしないで、
既得権益ばかり「目ざとく」て、
いざという時には、公務員の癖に、と庇ってもくれないし、

風呂敷だけ広げるだけ広げといて、上手くいかなかったら
「お前らが無能なせいだ」といいまくるし、
野党は野党で、行き当たりばったりの「調査権」をつかって、
愚にもつかない資料作成を依頼しまくるし。

おまけに「待遇」も悪いし。
これじゃ、官僚を離れて、ファンドを作ったり、政治家になったほうが、
良いに決まっているよね!
天下りがなくなるのであれば。
なんてね。


居酒屋に幼児を連れて行くことへの考え。

2007年07月17日 | 教育、文化、少子化
いつもお邪魔しているブログに掲載されていた記事。

朝日新聞記者の子育て日記:子連れの外食、どう思う?(男性編)

  今年2月、朝日新聞朝刊・声欄のある投書が印象に残りました。「居酒屋に子
  ども連れの客が見られるようになった。店側が入店を断ってはどうか」という
  趣旨でした。

  私も居酒屋に子連れで来ている人を見たことがあります。息子「みぃ」の育児
  を始める前なら、私もその投稿に賛同していたかもしれません。

  でも、今は違います。投稿の数日後、同じ声欄で子育て中の女性から反論があ
  ったように、最低限のマナーを守っている限り、優しく見守って欲しいと思い
  ます。

以前、団塊世代の高齢者(と言っても、本人的には若いらしんだが)、
近頃、電車にて、騒ぎまわる子供たちが目に付くと。
「あれは、親の躾がなってないんだな。全く今の連中ときたら」
なんてことを毎度言っておりました。

この方は、某銀行の支店長を経験され、今、いくつかの会社の顧問をされている。
履歴的に、非常に「よろしい」方なんですが、
ええ、彼が、今、どの「路線」を使って、通勤しているか存じ上げませんが、
「俺たちが子供の頃は」
なんて話を振られると、個人的には、「無視」を決め込みます。

だって、当時の子供が、電車で「出かける」ことなんて、
当然、無かったはずですから。

子供にとって、この時代は、ある意味「受難」の時代です。
生活的に、「核家族」は当たり前。
おまけに、両親共働き。
地域のコミュニティーも、3軒両隣なんて言葉も死語になっております。

交通事情が、何十年も前に比べて、格段に、都会では便利になってきました。
そういう意味で、どこまでが、「地域コミュニティー」なんだと、
昔であれば、神輿が回れるくらいの「範囲」が、
その共同体であったかと思いますが、
今では、「住と勤」が、ほぼ連続しない。

また、親が関われる集団も、経済活動がその拠り所になっておりますから、
近所さんとの付き合いが、断絶化しても、不便ではない。
メリットが無い。
歴史的、文化的な連続すらない、その住居エリア、全員が、
言ってみれば「よそ者」という事態に陥っております。

そうなってくると、自分の子育てもそうだったんですが、
子供と共に、電車に乗って、または一人で電車に乗せて、
学校だとか、お出かけのように、
昔であれば、信じられないくらい、行動範囲が広がっております。

よく大人が、「社会性を身に付けさせるために、公共施設なり、
そういう世界に連れて行くことは、必要だ」
なんてことを聞きますが、
いえいえ、子供にとって、どの年齢まで、ということもありますが、
好奇心旺盛で、少ない単語しかまだ使用できない、
落ち着ける時間が、極めて「短時間」の子供。

逆に、躾にもなんにもならないと思っております。
その時代の子供って、
大騒ぎして、さんざん暴れたあげく、がっくりと眠ってしまう。
そういう「生き物」のはずだからです。

そして、大人が生活する「場」は、
当然、子供が入ってくることを「想定」して作っておりません。
むしろ、それが普通だと思っておりました。
ある意味、そうでなくてはいけない、そうとすら思っております。

子供にとって、そういう「異空間」の存在こそ、
見せ付けてやるべきで、
ほいほい、子供も一緒に過ごせる空間が、あらゆるところに
あるべきではないと、そう今でも思っております。

ましてや、居酒屋。
地域によっては、住宅近隣に出店しているところもあろうかと思いますが、
我々の感覚からしての居酒屋。
これは、大人の「空間」です。
なんで、子供づれを気遣って、過ごせというのでしょうか?

こういう「何でもあり」の感覚が、
多分、全ての世代間、文化的、ルールを崩壊させてしまう一歩だと。
大人が見せていい「場面」と、見せてはいけない「場面」。
曖昧にする、どこもここも一緒くたにしてしまう。
これを子供が過ごせる「繁華街」も含めて、
一挙に、大人を「去勢」させてしまう根源ではないかと。

個人的には、「外食」など、
年に1回連れてってもらえば、良いほうでした。
そういう大人の「場」。
結果的に、自分は、「わきまえさせられていた」ということになり、
随分になるまで、一人で喫茶店ですら入ったことがありませんでした。

今では、こういう意見は、何の参考にもなりませんが、
そもそも、両親のどちらかが、必ず家にいる。
そういうご家庭も少なくなってきましたから、
あえて、外食を否定することは、最近ではありません。

ただ、少しでも、子供にとって長い目で考えた場合、
この記者のように、どこでも子供と一緒にというのは、
年齢によっては、よく、熟考されたほうがいいんじゃないかと、
思ってしまうのですが。


民営化を言う前に、政治、政治家の検証を。

2007年07月16日 | 政治
郵便局、民営化へリハーサル 顧客対応や業務点検

  10月1日に民営化する日本郵政公社は14日、民営化後の窓口業務や顧客対
  応などを体験し、作業が円滑にできるかどうか点検する「業務リハーサル」を
  全国の約5500の郵便局で始めた。

  郵政公社は民営化で持ち株会社と、郵便事業会社、郵便局(窓口)会社、ゆう
  ちょ銀行、かんぽ生命保険の4事業会社に分社化される。

自分も、あの熱狂の中で、郵政民営化について、賛成の立場に立っていた。
民営化が「良い」もので、
思えば、国鉄も、道路公団も、そして住宅公団も、
そして、社会保険庁も、民営化という掛け声に押し切られていった。

結局、我々は、何が駄目で、何を改善するために民営化をするのか、
実は、冷静に検証し尽していると思っていたのであろうか?

マスコミで、散々言われてきたことは、
どうやら、民間の企業と、「官」の組織のあり方が、
創造を絶するくらいに「違っている」ということ。
例えば、社会保険庁の「労組」が、覚書なるもので、
笑ってしまうくらい、仕事の質を「変質」させていたのには、
驚愕させられた。

法務省の出張所では、法人の印鑑証明やら、登記簿謄本をいただきにいくが、
以前では、
昼休みの「チャイム」が鳴ると、突然職員が仕事を中断し、
一方的に休憩に突入する。

17時の時報が鳴ると、いきなり窓口のカーテンが勢い良く閉められる。
「お前らの為に、仕方なく働いてやってんだから、時間くらい、守れよな」
という態度に、毎度、圧倒されていたことを思い出す。
当たり前だが、不親切と言うより、
明らかに、溜息、蔑視、怒りを「赤裸々」に見せ付ける態度。
日本は、長いこと、官と民の「溝」が深かった。

郵政民営化は、結局のところ、政治家が、
作り上げてしまった、このシステムを、
うっちゃるために、民営化したに過ぎなかった。

本当であれば、郵政で集めた「お金」。
国があろうことか、どんぶり勘定で、政治家と官僚の癒着と言われた、
あの野放図なばらまき。
また、千代田区で問題になったように、
直径10Km圏内で、30以上もの郵便局が密集する「異常」。

民間では、信じられない高い経費で、いくつものファミリー企業に
お金が還流している実態。
そして、今ホットな問題になっている、天下り。

社会保険庁でも、
結局は、「自壊」してしまったかのような感じで、
国中から、なぜ、もう少しだけでも「真面目に」「真摯」に
取り組まなかったかのか、という情けない声が上がる始末。

結局は、その行政のシステムを「立法府」たる政治家が、
当たり前だが、ほったらかして、
今言う「自堕落」で、役人天国にならざるを得ないような、
法的な根拠を持つ、システムに仕立て上げただけで、
いやー、そういう「いい仕事」をしてきた、あげくの顛末なんである。

そういう意味で、そういう環境化にいる「労働者」からの
自浄努力も、思想も理想も、実は、国家公務員には、本来求められるべきものでは
無いのだが、
突然、そういう風向きになってしまったわけで、
残念ながら、もはや、この流れを止めることは出来ないかもしれない。

この間、報道ステーションで、安倍首相が出演していたとき、
忘れてしまったが、その横で解説をしていたコメンテータ。
「昔、西郷隆盛の、その志が受け入れられ、今もって理想とされ慕われているのは
 その質素なところだ」
なんて、相変わらず、「馬鹿な」ことを真面目に言っていたが、
政治家は、「結果」だ。

西郷が出した「結果」を、どう検証するか。
それが、解説者の学者のコメンテータの「領分」だろうに。
本当に、くだらない連中がテレビにでているもんだ、と思った。
そういう連中が、
とどのつまり、何の検証もせずに、
民営化万歳を言ってしまい、
政治家の「検証」を、しないんだろうな。


もはや再生ではなく、再構築な感じの教育問題。

2007年07月14日 | 教育、文化、少子化
高校生に到達度検定 大学入試に活用も 文科省検討

  文部科学省は、高校での学習状況を評価するため在学中に検定試験を実施する
  ことの検討に入った。大学入試の合否判定資料としても活用することで、全国
  で昨年相次いで発覚した必修科目の未履修問題のような、大学入試を過度に意
  識した一部の高校のあり方を是正することを期待する。その一方、大学側が検
  定をどう活用するのか未知数の部分もあり、同省は幅広く意見を聞いて実現の
  可能性を探る方針だ。

  文科省は、13日に開かれた中央教育審議会(文科相の諮問機関)の教育課程
  部会に提案。導入を検討すべき理由として(1)高校卒業までの到達度評価は
  結果的に、大学入試の合否で決まってしまっている(2)高校や第三者機関が
  学習成果を客観的に評価し、大学が選抜に活用する仕組みが考えられる――こ
  とを挙げた。

賛否両論となるだろうな。
学校教育というものが、どういう目的で語られるのか。
人間教育であったり、もちろん知識であったり、そもそもの能力の向上。
社会に出るための、最低限の常識を取り込むためのもの。
希望、要望なり、言ってみれば、極限まで言おうと思えば、何でも言える。

繰り返して言うようだが、
この国の教師への要望は、恐ろしいくらい「高い」。
教育再生会議といっても、
システム論として話題にするのか、現場での「あり方」を話題にするのか、
そもそも、マスメディアも混乱している。

分業分担を掛け声にしておきながら、
じゃぁ学校では、知識を習得しましょうと言えば、
知識偏重と叫ばれ、詰め込み教育と非難され、終着地点といわれる
大学入試への「暗黒の受験戦争」をイメージされる。

かといって、技能習得ということになると、
将来的に、その受け皿が少なく、親がその「特化」を望まない。
かといって、精神修養とか道徳的なことを言えば、
もう、喧々諤々、一つ一つ、その内容に我慢ならない人たちが溢れてくる。

集団生活、人間関係、個人の尊重など、
恐ろしく手間が掛かる、それでいて今の大人ができているか、
ということを棚に上げて、
そもそも、何の社会経験もない教員に、コンセサスもとれていない
高レベルな次元を望んだりもする。

昔から、通知表ぐらい、いったい何の役に立って、何を表しているのか、
皆目検討がつかないシステムがあること自体不思議に思っている自分としては、
地域的なコミュニティーとしての「核」として、
機能すらできていない学校になってしまった以上、

学校教育というものを、少し、シンプルに「定義づけ」したほうが、
良いんじゃないかと、思ってしまう。

それから溢れてしまった内容は、
社会教育システムとして、政治家が大好きな「ボランティア」など、
高齢者の方々にご参加いただいて、
地域コミュニティーの再生と、介護を含めた、
まさに「予算」がかからない、生産的なプロジェクトを
組み立てて見るのも一興ではないだろうか。

  高校までの教育で重視する思考力や表現力などを含めた「総合的な学力」と、
  大学入試で測ろうとする学力との整合性をとる必要があると提案。これについ
  ても、「2、3日のペーパーテストでは限界がある。高校での学習状況や面接
  も考えないといけない」(木村孟・大学評価・学位授与機構長)、「入試で
  は、高校での指導履歴が提示されるべきだ。今は何を学んだのかブラックボッ
  クス」(天笠茂・千葉大教授)など、前向きな意見が出された。

もう、学者さんが、あれやこれやと言い出すと、
ほらね、今の学校は、全然信用していません。
という議論に見えるでしょ?

これでまた、文科省は、新しい組織をゲットできるわけで、
どうせ、役人が続々と入り込める組織が、都道府県に出現するわけだ。
これはこれで、また、とても日本的な風景といえるのかもしれない。


ごめんなさい、こんな構成で。

2007年07月13日 | 隣国問題
簡単に書いてしまいますが、色々とすいません。

中国で「ニセモノの塩」が氾濫

 「食塩にまで偽物があるのか」と思われるかもしれないが、偽塩の正体は製塩工
  場の廃液からつくった不純な塩や、化学工業原料である「亜硝酸塩」などを含
  む「工業塩」である。

  中国における食塩の市場卸売価格は1トン当たり2000元(約3万2000円)程だが、
  亜硝酸塩の工場出荷価格は230元(約3700円)であり、約9倍の価格差があり、亜
  硝酸塩を食塩と偽って販売すれば、ぼろ儲けが可能となる。こうした連中が販
  売する偽塩が市場の90%を占めるとなると由々しく事態と言わざるを得ない。

中国に残る 髪の毛で造る「醤油」

  その作り方は、毛屑を10%の塩酸の中に入れて24時間ほど煮沸した後に濾過し
  て苛性ソーダで中和させるとのこと。 中国では政府により毛髪醤油の生産禁
  止命令が再三出されているが、毛髪醤油は依然として全国各地で密造され、低
  級醤油として販売されているという。

仰天! 段ボール紙詰めた肉まん販売 比率は約6対4

  段ボール紙を劇物のカセイソーダ(水酸化ナトリウム)の溶液に浸して黒っぽ
  く変色させ、さらに煮込んで柔らかくした上で豚肉と混ぜ合わせ、肉まんの中
  身にしていた。市当局者が関係者を取り調べている。「段ボール紙と豚肉の比
  率は約6対4。

こういう「構成」で書くこと自体、自分の「品性」が疑われるかもしれないが、
先月だったかしら、
朝日新聞で、いわゆるコピー商品。
これについて、簡単なコラムが載っていた。

特に中国。
さんざんネット上で話題にし尽くされた感があるが、
このコラムでは、多分こんな感じ。
「過去の日本も、そうやって海外の技術をコピーしながら、
 発展してきたわけで、
 今、こうして目くじら立てること自体、どうなのよ。」

単純なコピーとか、模造。
これと日本の過去のあり方を、同一に語るなんていうのは、
ちょっと、はしょりすぎじゃないかと。
確かに「まね」はしたかもしれないが、
そのものを、「劣化」した感じで模倣したっけなぁ?
という風に思っていた。

例えば、ローレックスをローラックスみたいな「こてこて」の模倣。
ホンダをハンダとか、まるでホンダのバイクみたいに仕立てるやり方。
こういう感じで、コピーしてきた過去、
日本にあったのかしら?

ということがあったので、
大人気ないけど、こういう構成にしてしまいました。

絶対に、あの当時の日本と、「精神構造」が違うんじゃないのかと。
ここまでくると、
もう、誰も、この「感覚」を、理解できないんじゃないかと。
笑ってすまされる「範囲」を、超えているんじゃないかしら?

すいません、こんな感じで。


「大会」で行われる演劇。あれってどうなのよ。

2007年07月11日 | 社会的全般
この間、報道ステーションかな、岡山県の参院選。
これを特集していた。
方や与党はお馴染みの片山虎之助。
民主党は姫井由美子。

この県。なんだか色々と事情があって、例の郵政造反として
結局最後まで復党できなかった、平沼赳夫氏の地元。
もちろん、片山さん、本来であれば、参院選の協力を頼みたいところだが、
方や切られたほうとして、素直に行かないところらしい。

とはいえ、この民主党の候補。
選挙前の活動と言うことで、色々とご熱心な活動をされているようだが、
この番組で取り上げられたシーン。
「演劇」だ。
虎みたいな怪獣を、剣道の有段者らしい姫井さんが切り倒す。
そこだけ見ると、本当に、「さぶいぼ」がでてしまう映像。

ええ、個人的に、こういう「演出」大嫌いなんです。

ネット上で、日教組の集会が大分県であったとか。
その大会でも、同じように、「演劇」が行われている。
しかも子供まで駆り出して、歌を合唱させ、
大の大人が、色々な振り付けと、大仰なセリフを喋って
当然ながら、テーマの一つは君が代反対国旗掲揚反対。
戦争は嫌だを、子供にまで、作文みたいのを読ませている。

別に、その大会でやられる内容はどうでもいいんだけど、
この「演劇」を使って、何かを表現する、この手法。
自治労とか労働組合とか日教組とか、
本当に、この方々、大好きだよね。伝統なのかしら。

そういえば、北朝鮮とか、あの創価学会も含めて、
例のマスゲームとか言われている組み体操。
ああいう演出、好きだよね。
しかも独特の雰囲気があって、やらされているというより、
心から「やっている」感があって、
あれが、なんとも馴染めない。

この一連の演出。
普遍的に、有効な演出だと、思っているんだろうか?
今の時代に。
中学校などで体育の時間に行われていた、準備体操と集団ランニング。
これ、軍隊形式だとして、批判なり取り止めなどを訴えていた日教組。
これに対抗するものとして、この演出は、違和感無いのだろうか?

で、全員でのシュプレーコール。
いやもう、個人的には、これ、伝統芸能としか思えないんだが、
これって、普通の会社人として、
馴染みのある「常識」なのかしら。
結果的にアウトローに位置し続けた自分としては、
こういう映像を見るたびに、こういう方々を「母体」にしている
民主党って、どうなのよ、と思ってしまうのでした。

だって、社保庁のこと、あーだこーだ言ってるけど、
結果的にぐーたらさせてしまった「労組」。
民主党は、非難できないっすよ。
支持者だもん。