まなびの途中

色々な仕事をしてまいりました。
色々な出会いがありました。
勘違いもありますが、
学んだことを書いてまいります。

お店で食べる、について。

2006年09月30日 | 雑感(日記)
先日、吉野家の牛丼、復活祭が、さんざんメディアを賑わしました。
自分も、若い頃、まだ松屋が目立たず、吉野家ファーストの段階の頃から、
お世話になっていた口ですから、経緯の是非はともかくとして、
懐かしさがこみ上げてきます。

その中で、あるリポーターが、配膳された牛丼を前にして、写真を撮る客に向かって
「感激のあまり、記念写真を撮る方もいらっしゃいます」
って言っておりましたが、
もう、このフレーズは、死語に認定しても、よろしいんじゃないでしょうか?

ブログのネタに決まっていますって。

実は、「おち」がございまして、このテレビに取り上げられた方、
ブックマークにもございます、「音・麺・酒」の店主のお知り合いでした。

最近、この店主、ktさんと、なぜだか、ご一緒に街をまわることがあって、
当然ながら、「ラーメン」を食する、という、願っても無いオプションが
ついてまいります。
彼は「雨男」と自称されておりますが、今回わかったことは、
私「店休男」というキャッチフレーズ。

調べた上で、探したどり着くと
「本日は、勝手ながら休業させていただきます」
計ったように、店休です。
ごめんね。
せっかく、1時間も2時間もかけていった先での、この事態。

彼は、すでに、異論もないくらい、大御所になってしまわれましたが、
まず、どこに行っても、ネガティブな書き方はいたしません。
食後、ネガティブな事を言ったりも、ほとんどしません。

そういう店なんだ、という言い方をされます。
そういう経営方針であって、それをことさらあげつらうことはしないし、
非難することもありません。

この間、連続して体験したことなんですが、
昼時、定職屋さんと中華屋さんでのランチ。
運ばれてきた定食。注文したお客さん、少し手をつけただけで、帰ってしまいました。
ええ、ほとんど残っています。

何らかしらの事情はあったんでしょう。
メニューも、そんなに豊富ではありません。
注文の間違いってな訳ではなさそうですが、帰ってしまいました。

自分は、出されたものは、「全て食べる」という先祖代々の「教え」を守る
好青年ですから、目が点になってしまいます。
えー、簡単に言いますと、周りで食べている客がいるんです。
常連に近い客も、いるんです。
まるで、「こんなもの、よく食っているなぁ」みたいに言われている感じがして、
悪いんですが、殺意さえ、持ってしまう方がいても、おかしくありません。

そういうことなんです。
先のktさん。
結局、いただいたラーメンですが、色んなことを言うのは、勝手なこととして
できるんですが、
現実的に、そこで食べられている方が、いらっしゃるんです。
それで、充分、満足している方がいらっしゃるんです。
きっと、そういうお気持ちが溢れているからこそ、彼のブログはランキングの
上位にいらっしゃるんであろうし、
様々な業界の関係者が、彼のもとに集まってくるんだろうな、と、
しばし、感じたことです。

おいしいものを食べたい、という情熱と行動力。
それと、この店はあーだこーだ、という批評なりは、実は別物なんです。
だから自分は、案外、気を使った表現を心がけています。
「これは、ちょっと、自分に合わないかもしれない」って。
しかし!どんなことがあっても、完食いたします。

彼は、必ず、運ばれてきたラーメン。
周りに気を配って、1枚だけ、写真を撮ります。
以前、彼の行きつけの店で、そういう方々、多くいらっしゃいましたが、
驚くべき光景を目にしました。
なんと、スープを、こっそりとコップに移し変え、別に用意した入れ物に
入れ替えていたんです!

凄いよね。何の情熱なんだか。

そういえば、あるブログなんですが、行った先で、運ばれた食べ物の写真、
1枚程度、激写するならわかりますが、
麺を持ち上げたところ、やら、スープの状態、やら、横から見た立体感やら、
ええ、何枚も何枚も、激写です。
店内の従業員ですら、写っていますし、メニューもそのまま激写。

居酒屋で友人との団欒でも、ビールの泡の状態から、箸で持ち上げた状態まで、
ことごとくカメラに収めていきます。
ええ、自分の友人だったら、二度と、飲みにいきません。
が、この方も、そうはいっても、全然、否定はしません。
むしろ、感動を、書き連ねています。
だから、この方も、ちょっと主義が自分には合いませんが、人気ブロガー
ということで、ランキング上位にいらっしゃるんでしょうね。

補佐官強化、大臣の弱体化が進む

2006年09月29日 | 政治
自民党:「安倍人事」に各派閥が納得感

 「安倍人事」に対し、各派閥に納得感が広がっている。第2弾の副大臣、政務官、
  衆参の委員長人事が所属議員数を踏まえた「派閥均衡」になったためだ。党三
  役や閣僚人事では冷や飯を食った谷垣派にも一定の配慮が見られた。ただ、
  こうした人事に対しては「先になあなあのポスト配分ありきで、
  政策実現は後回しになっている」との指摘も出ている。

はじめ、自分も、随分配慮した陣営になってしまったなぁ、と思いました。
特に松岡氏が農水相に就いたと聞いた時には、その思いが強まりました。
だめじゃん。って。

ところが阿倍さん、どんどん、強化しています。
「首相官邸」の方を。

首相補佐官を増強、官邸主導で「安倍カラー」浸透狙う

  首相官邸は「保守の再構築」を掲げる首相と思想・信条が近いメンバーで固 
  め、歴代の政権に比べて、多くの政治任用の人材を配置した。各政策ごとに配
  置された大統領補佐官が時に閣僚以上の影響力を発揮する米国のホワイトハウ
  スを参考に、官邸機能の強化を図っている。

もう朝日さんの記事ですから、最近特にお気に入りの「思想・信条」は
必ず、阿倍さんとセットで入れることにしているようですが。

結局、小泉さんの時代に、もっとも効果的だった、官邸での政策立案。
財政から始まって、各種の審議委員会。
小泉効果もあって、政策の結果の是非はともかくとして、どれほど影響を与えたか
阿倍さんは、まじまじと見ていたわけです。

だもので、「大臣」というのは、一応、政治家から「離れて」、
行政の責任者になるわけです。
国会での政策立案には、基本的にはコミットできません。

与えられた法案を、責任を持って、遂行し、監督し、責任をとる。
というのが本来の仕事です。
ただし、こんな法案で責任取れっていうのかよ!と言って、辞めるのは自由ですし
逆に、総理大臣が、空いたポストを兼務して、やることも自由です。

マスコミも、派閥に顔色をうかがうような配置、起用とか言ってますが、
本当は、もっと、深いし、実は怖い。
今日の朝日新聞の1面にも出ていましたが、
「首相補佐官の強化。 だったら大臣はいらないの?」
みたいな感じの記事が出ていましたが、
朝日新聞さん、これは、とても正しい、リアクションだと思います。

ええ、ほとんど、そうなってきております。

いつからか、大臣と省庁は、利権構造の温床と呼ばれるようになりましたが、
もともとは、自民党内の各専門の委員会で、様々な利害調整、って、つまり
談合政治が行われておりました。
が、官邸主導の政策が「威力」を発揮できるシステムが、構築された現在、
かなり弱体化しております。

昔ほど、「超おいしい」大臣の椅子では、ないようですし、
威力も、そこそこになっているようですし、
かえって、抵抗勢力を、大臣にしておいた方が、爪を出せないんで、
効果的かもしれません。

と、思うんですが、どうでしょうか。

ファイターズおめでとう。で、これが亀田次男なんだ。

2006年09月28日 | スポーツ
北海道日本ハムファイターズ。おめでとうございます。
という書き出しで、なれないスポーツのことを書かせていただきます。

実は、25年前、日本シリーズの第5戦、後楽園球場、しかもバックネット裏で
観戦したものですから、ちょっと、感慨深いものがあります。
あの時代のパリーグは、前期後期に分かれ、なんだか、非常に早いサイクルで
勝負がつくような感じで、
不思議なことに、前期後期、どちらも1位の総合優勝って、あんまりなくて、
必ず、決勝戦を行っていたような気がいたします。

日本ハムは、後期優勝。
前期優勝のロッテと戦っての日本シリーズでした。
日本ハムには、とても「人間わざ」とは思えない、カリブの怪人?ソレイタ。
前年度に、投手の賞を独り占めにした木田投手。
江夏さんやらがおりました。

藤田監督の1年目。
若手が非常にのびのびと、戦っていたのを思い出します。
それにしても、ホーム球場が、どちらも後楽園。
今後、2度と現れない、同一球場開催!
だから、バックネット裏なんて、手に入れることができたのかもしれません。

もう、この頃の怪物と言えば、巨人には江川がおりましたが、
なんでか、デーゲームには、打たれる。
今回も、その通り、打たれましたが、
非常に、印象に残っていたのは、平田選手でした。

左殺しと呼ばれ、独特の、半スクワットやりながら状態で、上半身の力を
抜いたような、そして、まん丸顔。色白でしたねぇ。
で、この方、打つんですよねぇ。
もう、見ていて、なんで打てるのか全然わからないんですが、
右に左に、面白いように、打ちまくりました。

多分、この方が、このシリーズのキーマンだったことは、間違いありません。
あれっつ?
巨人の話になちゃった。
ひゃー

そういえば、
昨日、たまたま、深夜、業務連絡を受けておりまして、
何の気なしにつけていたテレビ。
亀田大毅の試合を放送しておりました。
大毅が「世界」に勝った/ボクシング

何でしょう、毎度毎度、大きく取り上げられる、この一族。
今回は、見つけるのに一苦労でございます。

で、「見ちゃったんだからしょうがないでしょ」というのりで話しますと、
あれって、放送していいレベルの選手なんでしょうか?
まだ8回戦の選手なんでしょうが、
勝った、負けた、なんて次元の話ではなくて、
あれって、ああいうスタイルのボクシングって、あるんでしょうか?

ボクシングに関しても、素人さんなんですが、
フットワークとか、ウイービング、スェイ、ダッキングとかパーリングとか
「技術用語」は存じておりますが、
どれかひとつでも、やった?

やんなくて、いいの?
そういうスタイルもあるのかしら?

だって、相手の選手、上下左右に体を動かし、ステップを切り返しては
攻撃していましたが、
亀田選手。
べた足。打ってきたら、打ち返す。攻撃。
被弾しまくり、ボディーなんか、打たせ放題。
がっちりグローブで顔面を防御するだけ。
そして、前に「歩く」。

あのー、ジャブって、うたなくても、いい、スタイルってあるんでしょうか?
どう見ても、フックとアッパーとジャブというより、ストレート。
ワンツーと思いきや、どうみても、
「ポカポカ殴り」の連打。

  頭を小突き合いながら接近戦で左フックを連発。手数の多いサンチェス-有効
  打の大毅。

だって、的が動かないんですもん。
サンチェスの手数が多いって、有効打も存分にありましたが、
あれ、疲れるよね。相手が。というより、ボクシングしてましたよね。
今まで、本当に、あれで、勝ってこれたのかしら?
そうすると、それはそれで、凄い世界だ。

行政が「事業」に絡むと、毎度、困ったことになる。

2006年09月27日 | 政治
群馬県の高崎に「遠征」をしてまいりました。
簡単に言うと、物件調査、ということになるんでしょうね。
豪雨でした。
特に帰り道。上信越道ですか?真っ暗です。豪雨です。
レンタカーなので、東京に10時までに帰らなければなりません。
命を賭けての「爆走」でした。

高速走行中、路面に水溜りが、平気であります。
トラックなどの「轍」でできた「くぼみ」が、永遠と続きます。
ああ、こんなときに、片側の車輪がとられて、スピンしてしまうんだろうな、
と思っていても、速度は、落とせません。

アイルビーバック。

帰ることができました。
それにしても、慣れない車は、辛い。
ビッツという車種でしたが、これで3度目。
車体が軽いのか、遠征には、しんどい車です。
小回りが効いて、それなりに好きなんですが、遠出には向いておりません。

知事親族絶えぬ介入 福島談合事件、「埼玉」と同じ構図

  親族が「知事の威光」を借りて不正行為を行う、地方自治体共通の問題が改め
  て浮き彫りになった。
  知事の親族による政治介入は、全国の他の自治体でも耳にする。しかし、摘発
  にいたるのは極めてまれだ。

  その原因について、検察幹部は「法の不備が大きな壁」という。
  00年、公共事業への口利きなどで不正な利益を得ることを罰しようと、あっ
  せん利得処罰法が創設された。しかし、同法の対象は国会議員や首長本人に限
  定され、親族は含まれていない。

  今回、競売入札妨害罪を適用して摘発に結びつけたが、検察幹部は「同罪も時
  効が3年。多くの関係者の証言を得ることが必要な談合捜査を進める上であま
  りにも短すぎる」と指摘している。

やり放題だったんですね。
つまるところ、この国では、まず第一に、国が県が行う事業が、多いこと。
群がってくるのは当然として、「差配」する側も、様々な手を打ちます。
前々から言われていることなんですが、親族の作った会社に「中抜け」させる。

記憶が曖昧なんですが、関西のある自治体。
助役といわれる方なんですが、この手の「差配」をする、ある意味権力者です。
「息のかかった」業者が、競合に負けそうになると、
規制を変えてでも、手助けいたします。

確か産廃に絡む件だったと思います。
いきなり、規制を厳しくして、新規の参入を排除してしまいました。
お手の物です。

パチンコ関係でもそうです。
都市計画という土地の利用方法を定めた法律がありますが、
こういう事業は、商業地域とかにしか出店ができません。
その線引き、これがまた、変更できるんですね。

もちろん、「税収」「雇用」に絡む案件は、最大のテーマです。
他県からやってきた、本社が異なる会社よりも、当該地で、納税してくれる
会社を大事にするのは、当たり前です。

一概に、良い悪いを判断しかねますが、
先にあげた、親族を使った公共事業の抜き取り、差配だけは、住民に、
何のメリットもございません。
行政の「私物化」と言われても、差し支えないと思います。

田中康夫・前知事、退任後も15ポスト辞任せず

  8月いっぱいで任期を終えた田中康夫・前長野県知事が、依然として県の外郭
  団体(松本空港ターミナルビル社長、信州・長野県観光協会理事長、県体育協
  会会長)など15団体の理事長や会長などの役職にとどまっている。

  これらは知事が自動的に就任する「あて職」と呼ばれるもので、退任に伴って
  辞職するのが通例。村井仁知事は22日の記者会見で、「大変けしからん話
  だ。全く理解に苦しむ」と批判した。

詳しいことはわかりませんが、
田中さんは、降りずにオンブズマン的なことでもやろうとしているんでしょうか?
好意的過ぎる?
というより、事業は、公務員には「できません」って。
何だか、行政も、引き返せない「力」を持ちすぎだな。
外郭団体、多すぎだもの。

桑田さんには、頑張ってほしいと、思うんですが....

2006年09月25日 | スポーツ
プロ野球に熱くなっていた時期。
そこには、桑田がいた。
今回の報道、彼自身の日記などで語られていたが、
他球団での活躍を期待したい。

そこまで、詳しいわけではないんだが、
僕自身の、巨人への情熱が「冷えて」くる過程が、彼のキャリアの時期と
ほぼ同時なもので、なんだか、感慨もひとしお。

というのは、あの時期、他に優秀なピッチャーが、確かにいた。
斎藤、槙原、えーと、それからそれから。
.........
本当に個人的な見解なんですが、どうか、お許しを。
あの時の、それぞれが、200勝に到達していない。

彼らのキャリアの中盤から、終盤を指揮したのは、長島監督であったことは、
指摘しておいても、よいかもしれない。
あの時期は、巨人系の新聞紙をよく読んでいたのにもかかわらず、
紙面から現れてくるのは、
モチベーションのあがらない、各投手のインタビューやら、憶測の記事の
オンパレードだったような気がする。

ただ一人、斎藤は、もう、誰かを個人的にどうのこうの言う、タイプでは
なかったような気がするが、
チーム事情から、押さえに、セットアッパーに、あくる日は先発にと、
それぞれが成し得た実績をも、踏みにじるかのような、扱われ方をと、
そんな内容だった記憶がある。

今でもジャイアンツは、ストッパーが不安定で、
なにやら、もしかしたら、それは、伝統?ともいえる「実績」になっている。
鹿取さんくらい?まともだったのは?
新浦、角さんもいらっしゃいましたが。

そして、一番、いきいきとして活躍されていた時期に、監督だったのは、
故藤田監督でした。
そして、あのオーナーが、一番目立たなかったのも、この藤田さんが
監督だった時代だったような気がいたします。

で、こんなことを言うと怒られそうなんですが、
巨人って、目立つからそうなのか、意見が取り上げられすぎるから、
そうなのか、よくわかりませんが、
一流と言われる選手が、肉体的にというより、精神的におかしくなって、
晩年、ひっそりとやめていく、そんな感じが否めません。

個人的には、あの方が、あの時、監督ではなかったら、とか、
あのオーナーが、かきまわさなかったら、とか、思うんですが、
それをひっくるめて、巨人なんだよなぁ。

そう、その腹のくくり方、大人になるとできるんだけど、
若いうちは、意見が取り上げられたり、賛同する人間がいると、
モチベーション下げて.....。
今考えると、もったいないよなぁ、と思っているんですが、
本人が、一番、何かを思っているんではないのではないかしら。

なんてことを、前から、そうなんじゃないかなぁ、と思っていたりして、
桑田さんが、この人生の落とし前をつけるためには、
200勝、やり通したいですよね。
今の、大人的な、お考えの、桑田さんは、好きです。
僕は、がんばってほしいと、思います。

セブンイレブンのキャンペーン

2006年09月24日 | 雑感(日記)
すいません、どうでもいい話なんですが。
セブンイレブン。関東での商品。
ミッキーグッズの「当たりくじ ハロウウィンシリーズ」。
500円のくじをひくと、もれなく、何かが当たります。

この手の「くじ」でおなじみは、サンリオくじ。
ミニストップなんかでも、常時、サンリオくじが行われております。
クッションやら、オーブントースターやら、マグカップなど。
ルームランプとか、何だか、家に3台あったりします。

ところで、今回のミッキーくじ。
主催は、もちろん、サンリオでした。
でね、案外、商品がいいんです。
というより、うちは、そういうのパスすることができない体質です。
やるんだよね。

で、当たった賞品。


それとこれ。


上のは、ルームランプなんだけど、小さくて、陶製の感じ。
これ、結構優れものです。
フライパンなんか、500円で買える?という感じ。

で、多分、トップ賞はこれ。


オーブントースター。
当たるわけ無いけど、うちのことだから、何かがダブルまで、やりそう。

それと、10月1日で終了しますが、ガソリン値引きクーポンがもらえます。
リッター5円の値引き!
大きいよ、これ。
レシートの裏に、クーポンが印字されています。
自分は、シェルのガソリンスタンドなんで、今回は恩恵に預かれませんが、
エッソ、モービル、ゼネラルで、使えます。

案外、つぼを得たキャンペーンやっているんだよね。
コカコーラのコンビニタイアップ商品には、参りましたが、
なんでか、家に、コカコーラヨーヨーが20個くらい、あるんだよね。
この程度の、と言っていいのかなぁ、はい、趣味です。
高くないよね?

借りる、について。

2006年09月23日 | 社会的全般
お金を借りる。
消費者金融の金利問題やら、生命保険の問題など、実は、
関係のない人には、とことん、関係のない話に違いない。

建設産業に従事する会社などは、資金繰りを確保するために、
どうしても、お金を借りることが、日常茶飯事であった。
資材確保、人材確保など、どうしても先に出るお金が、多額である。
なぜって、思うかもしれないが、
普通、この業界は、「手形」が切られており、結構、大手どころは
半年先の日付手形で、決済をすることが多い。

広告関係であっても、3ヶ月先やら半年先なんて、当たり前。
そうなると、現場を押さえるために、借りる「担保」は、親族総出の
「連帯保証」がとられる。
何かの不都合で、返済が滞ると、全員に迷惑がかかる。
まぁ、手形を割り引いて、現金化するところも多く、先に利子分をとられると
その時点で、赤字確定!
そこで普通に行き着いた先が、「生命保険」となるのである。

実は、自分の知り合いにもいた。
事業の性質から、到底、単独では借りられない。
連帯保証人を2名たてて、かき集めたお金だが、うまくいかない。
壮絶な「事故死」を遂げました。
ええ、生命保険に加入後のことです。

こういう話は、日本の基幹産業である、「ものづくり」の現場では、
本当に、よくある、普通の話。

自治体ランキング時代到来 市場の評価、金利に反映

  自治体の財政力が、市場に評価される時代が始まった。都道府県や政令指定市
  が投資家らに発行する「市場公募債」に9月から、市場原理が導入されたためだ。
  横並びだった公募債の金利に差が出始め、市場によるランキング化に自治体は
  戦々恐々としている。

  今月、総務省の方針転換で、市場公募債はすべての自治体が独自に金融機関と
  交渉し、金利を決めることに。流通市場での人気が、金融機関との交渉に大き
  く影響することになる。

  「市場が引き受けてくれなくなるのが一番困る」。今月4日、太田房江知事は
  こう危機感を表明し、400億円のさらなる支出削減をうたう行革プログラム
  を公表。
  だが、2日後、初めての個別交渉で決まった10年ものの市場公募債の金利
  (表面利率)は2%。同じ日に決まった埼玉県は1.8%。「これが市場の声
  と受け止めている」。同府財政課の担当者は言う。

総務省では、ホームページに、「地方債に関する情報」を掲載している。
地方債の安全性というところで、
「公債費を含めた歳出総額と歳入総額が均衡するよう地方交付税の総額を確保」
「地方債の元利償還に必要な財源を国が保障」

てへっつ。


別の観点から見た、国旗・国歌に関して。

2006年09月22日 | 歴史
もう、存分に議論されているテーマなんでしょうか。

式での起立・斉唱定めた都教委通達は「違憲」 東京地裁

  難波裁判長は、日の丸や君が代が皇国思想や軍国主義思想の精神的支柱として
  用いられてきた経緯に言及。式典での掲揚や斉唱に反対する主義・主張を持つ
  人の思想・良心の自由も憲法上保護に値する権利だと述べた。

  通達について「教育の自主性を侵害し、一方的な理論や観念を生徒に教え込む
  ことに等しい」と指摘。
  その上で、起立や斉唱の強要は思想・良心の自由を保障する憲法19条に違反
  すると判断。

  国旗・国歌は自然に定着させるのが国旗・国歌法の趣旨であることにも照ら
  し、教職員への職務命令は違法とした。

朝日新聞、「大喜び」の判決だったんではないでしょうか。
反対する権利は公共の福祉に反しない限り保護されるべきで、とか、
合理的な基準を逸脱している、とか、主文で言われておりますが、
国を形成する。公共を意味づける。
その「合理的」といわれる内容は、なんなんでしょうか?

「すべての人の人権がバランスよく保障されるように、人権と人権の衝突を調整す
ることを、憲法は「公共の福祉」と呼んだのです」

じゃあ、人権ってなんだ?

「近代の憲法は、国家権力に歯止めをかけて、国民の人権を守るために生まれました」

ということで、本来の発想からして、
国家は、権力機関として、人権を「抑圧」した歴史がある、という位置づけです。
そうさせないために、そうなる可能性があるから、
ことさら人権を尊重する「憲法」ができた。

それで、この手の方々が必ず持ち出す言葉。
日本語の「公」はもともと、「天皇」や「国家」をさしました、というもの。
国の為に、天皇の為に、というあれです。

その60年後。
民主主義というものが、随分と定着を見せて、いまだ、民主主義にかんして、
少数の意見をも尊重するものだ、という「間違った」解釈をされる方々もおられますが、
あくまでも、大多数の意見の集約が、民主的に遂行される、ということです。

その、多分、頂点が、国、という形にたどり着くんだろうな、
そういう「勉強」をしてまいりました。

それぞれの思想・良心、あって当たり前です。
人権同士の衝突を回避する、それが「公共の福祉」ということらしいんですが、
何か、という、具体的なことは、説明できるものではありません。

その回避させるために、その手段として、利害関係を調整するために、
大きなものとして、政治家を選出して、国会の場で、審議して、法案として、
利害を調整していくわけで、それが、民主主義。

その場で、公共の機関、つまり、教育の現場では、国旗・国家に関する取り決めが
法案として、成立しました。

という風に理解してきたんですが、
これでは、民主主義というのも、思想・良心の自由をたてに、「運動」をすれば
希望がかなう!ということなんですか?
いつでも、大多数の「民意」も、ひっくり返せる、ということなんでしょうか?

そうやって、本来、まとまりもない、それぞれの個々人が活動する場の「くくり」
としての「国」を成立させるために、
不満はあっても、選ばれた代議士に信託して、法案をつくらせて、
国づくりをしてきたんだ、と、考えてきた、プロセス。
これって、意味ないんでしょうか?

個人的には、だだをこねても、この国では、やり方次第では、何でもあり!
そう感じ取ってしまえる、判決です。
じゃぁ、あの法案も含めて、あれはどうなんだろう。

ぜひ、教育の現場だけでなく、国連でも、オリンピックでも、スポーツ競技上でも
己の信念を、押し通してください。
何も作り出せず、否定、拒否だけして、
それも含めて、新しい価値を付与する、作り上げていくこともせず、
過去の怨念ばかりをあげつらっていく。
この60年、おびえてばかりいたのかしら。
自分は、もう、この国旗に関しては、平和と自由の象徴として考えておりましたが。

って、これも、駄々っ子のような言い方ですね。
あってるのかなぁ?

教育改革が目前らしいが、大丈夫?

2006年09月21日 | 教育、文化、少子化
話題的に遅い感じもございますが、
「教育基本法の改正後、大学9月入学を」 安倍官房長官

  国公立大学の入学時期について「世界の大体の学校は9月だ」と語り、9月入
  学の導入を検討する考えを表明した。そのうえで「(入学まで)4月から9月
  の間に、ボランティア活動をやってもらうことも考える必要がある」と述べ、
  奉仕活動を義務づける考えも示した。

ネット上では、かなり激論が戦わされた件です。
安部さんも、官房長官ではなく、昨日、総理大臣になられたわけで、
この意向が、どのようになってくるか、正直、不安です。

バウチャー制度も含めて、ユーザーが「評価」をしていくという、
なんだか、競争原理と自然淘汰を強いる。
もはや、行政サービスという範疇をはなれ、「独立採算制」のようなスタイル。
「小さな政府」確立へ、大急ぎ、と言う感じです。

管理業務が、もう、できません、と、言っているような感じで、
権威を誇った、教育委員会のおじ様たちの慌てぶりが偲ばれるようです。

また、自分で選択したんだという、「選択責任」を過剰解釈しがちな国民です。
  持ち込み禁止の携帯電話を教師が取り上げたところ、保護者が「基本料金を日
  割りで払え」と要求してきたり、小学1年の全クラスの担任配置表を独自に作
  成、この通りにしなければ子供を学校に通わせないとねじ込んだりする親もい
  たという。
という記事にもみられるように、アグレッシブな行動に出かねません。

こういうことに、共同で、何かを育てることに、慣れてもいないし、
経験もしていない大人に、最終兵器を与えるような気がするのは、私だけでしょうか?

■【主張】子供の倫理観 問題児の陰に問題親あり

  子供は大人の鏡と考えれば、いま子供たちに起こっている道徳意識の欠如や、
  すぐキレて暴力に訴える現象は、子供たちの問題であると同時に親の問題・大
  人の問題であることは明白だ。
  問題児の陰には「問題親」がいるのである。権利意識ばかりを肥大させ、公共
  心のかけらもない親の下では、子にしっかりした倫理観など期待する方が無理
  というものだ。

  問題児を厳しく指導すべきことはいうまでもないが、その親もまた社会で教育
  していく、そういう機運をつくりたい。親の親たるを知らない親の増えること
  は社会にとって一大不幸である。

  衆知を集めて、親らしい親を育てる「親学(おやがく)」、それを教える「親
  の学校」というものが考えられないか、論議のわき起こることを期待したい。

つまり、こういうことではないでしょうか。
先にあげた、ボランティアの義務付けは、何度も申しておりますが、
親、というか、大人に義務付けるのが、多分、最初のことでしょう。

子供にいくら、そういうことを義務付けたところで、
大人のモラルの崩壊の前には、あっという間に、「木阿弥状態」になるでしょう。
なおさら、この「不毛」な現状に、肯定的な雰囲気にお墨付きを与える。
もっと、ひどくなりかねません。
世代憎悪、世代断絶が、かなり促進されること、請け合いです。

バウチャー制に関しても、そこで働く教師の「異動権」やら、学校側の採用権は
どうなっているのでしょうか?
地域性やら、自主性が、学校側にどれくらい与えられているのでしょうか?
予算もない、経費もでない、給与も下げられる。
のに、「競争原理」を導入?
すごいな、政治家の考えることは。


マスコミに乗せられてんだよな。やっぱり。

2006年09月20日 | 本・映画
人からの紹介で読みました。
「“日本離れ”できない韓国」 黒田勝弘著 文春新書刊

光復60周年を契機に書かれた本。ということです。
個人的には、この2年。ブログを通して、さらにネットを通して、
韓国、もうお腹一杯、みたいな感じ。

ひとつの国が、その政権が、何をモチベーションにして成り立つことができるのか
どのように「国力」をあげていくのか、
そういう観点で見ると、非常に興味深い、国であることは間違いないです。

ただね、私も、人間ができていないんで、
柔道も、剣道も、茶道も、空手も、自分たちの国がオリジナルだとしたり、
今話題沸騰中の「怪獣映画」も、パトレイバーの模倣だったり、
ガンダムもマジンガーZもいじられ放題、なんてことを目にすると、
「切れてないっすよ」と言いたくなるじゃん。

最近、戦争補償問題で、国会周辺を練り歩く団体が減ったと思ったら、
昨年、国交回復の際の外交文書が公開され、しっかりと、個人補償もひっくるめて
「解決済み」という、公式記録が、終止符を打っていたんですね。
そういえば、そうだった。

今日の朝日新聞の社説
北朝鮮制裁 対話再開につなげてこそ
  同時に忘れてならないのは、圧力で北朝鮮を追い込むだけでは解決につながら
  ないことだ。

  小泉首相の訪朝は対話への道を開く歴史的な外交だった。日本人の拉致を謝罪
  させる一方で、国交正常化と経済協力への展望を見せる。金正日総書記には、
  米国への「口利き」の期待もあったろう。

  その後、日朝の対立が深刻になっても、北朝鮮が平壌宣言を反故(ほご)にす
  ると言わないのは、このアプローチに利益があると考えているからだろう。総
  書記と首相の関係もかろうじて生きていた。

  だが、その首相が去り、後継者に安倍官房長官が選ばれる見通しだ。

こんな感じ。

マスコミがね、どうも、ずーーーと、ナイーブなんだよね。
かの国この国に対してだけは。
別に、「日朝の対立」という書き方しなくても、いいのに、
単純に、北朝鮮の「孤立」でいいのに、不思議な書き方をするんだよね。

思うんだけど、こういうマスコミが、事実だけを、ベースにして、
「言葉の力」を信じるんであれば、書いてくれれば、
こういう人間として未熟な自分も、冷静に考えることができるのに、
竹島をプレゼントしてしまえ、とかね、
何種類もある教科書なのに、1種類しかない「国定教科書」を使っている
国の意見を、紙上に、これでもか!と載せてみたりね。
どうせだったら、韓国推奨の教科書は「これ」って、言ったほうがましなのに。

これだけを見ている人間は、必ず、そっちにいっちゃう。
だから、また、黒田さんの本を買ったり、姜尚中の本を買ったり、
してしまうのです。
なんだかな、やっぱり、商流に乗せられていますね。

上げればいいんだという、政治家の仕事も楽なりけり。

2006年09月19日 | 政治
ちょっと、NTTとトラブル。
海外で利用できる、レンタル電話が、故障。
損害賠償が、6万7千円!
高くない?実機の補填という金額であれば、納得もしよう。
保険もついてなければ、利用ガイドにも、書いてございません。

申し込みのときに、まさに「予約」する段階で、規約が出現するらしい。
同意、にチェックを入れる。そのところに、6万7千円が書いてあるらしい。
ちょっと、もめています。

最近、「てらまち・ねっと」さんより、TBをいただきました。
岐阜県の裏金問題。
前々から、気になっていた問題ですが、民間とは違って、起訴も逮捕もされていない。
どこぞの記事で、
「国家規模のねずみ講・振込み詐欺 それが国民年金なんだよ!」
という、マンガを使ったものがありましたが、
掘れば掘るほど、国のやることに不信感が募ってまいります。

株主優先の思想体系である、新会社法。
外部取締役やら監査など、企業の性悪説を、ことさら論じて作り上げた「法」です。
そのまえに、作る側、監視。取締りをする側が、法を施行する側に、「性善説」。
そこから、何かを始めなければ、なりませんね。

オンブズマン。
情報の公開など、公的機関に対して、「手弁当」で、監視・監査をされております。
一時期は、マスコミなどで、一部左翼の暴走みたいな扱われ方をされていましたが、
怖かったんでしょうね。事実を明白にされることが。

何しろ、「顧客」である住民にとって、何が必要か。
そんなこと、どうでもいいような「お金」の扱い方しかしておりません。
例えば、スピリッツという小学館から刊行されているマンガ雑誌ですが、
「もふ」というマンガ。
個人的には、どの社会マンガよりも、頑張って書いている、このマンガがすきなんですが、
紹介されていた「事例」で、
「空港の需要予測」というフリップ。

秋田県の大館能代空港 98年開港 需要予測 47万人 1年目実績 15万人
佐賀空港       98年開港 需要予測 73万人 1年目実績 34万人
能登空港       03年開港 需要予測 31万人 1年目実績 15万人
なんと、能登空港では、飛んでいるのは、1日、わずか2便!

その2便ですら「搭乗率が低かった場合は、県が損失を補填する」!!!!
それでも席が埋まらないから、地方発の東京ツアーには、1人、片道2千円の
補助金が出ている!

過去、道路公団でもさんざん言われていたのが、この需要予測。
四国のあの橋の、交通需要予測でもしかり、海ほたるで御馴染みの、
東京湾アクアライン。これも、超いい加減な、予測数値で国民の怒りをかっていました。

最近、消費税のことが、既成路線のように言われておりますが、
あの橋本内閣時代にやった、消費税5%。
あの時は、税収8兆円UPでしたっけ、「財政改革・税収増大」を掲げたあれです。
結果的に、4兆円の「税収減少」を生みました。
さらに翌年は2兆円の減収!!!
えーっと、財政再建って、何?
5%のときも、社会保険料あげましたよね?
毎年毎年、何をやっているのかしら、「政治家」と財務省は。

おまけに、新聞各紙で取り上げられていた、
「都道府県と政令市に関する外郭団体への業務委託の実態調査」。
オンブズマンのご活躍なんですが、
「自治体が外郭団体に対しておこなった業務委託中、随意契約によるものが9割を 
優に越える」

天下りをしている自治体関係者、多数!
ということは、言ってみれば、岐阜県の「裏金」どころではありません。
「ぐるみ」です。
これでは、税金、返せっていうのも、あながち.....ではありません。
そんで、消費税を10%にしろ、という「世論形成」。
5%で、なぜできないか、を、なんでもっと議論してくれないのか、
できてないから、上げるんだ、にしか聞こえないんですが。

長野県が、外郭団体を、根こそぎ潰したことは、記事で書きましたが、
多分、今回は、復活させてしまうんでしょうね。

極東のここまでは、及んできませんか?

2006年09月18日 | ニュースに絡んで
たまたまNHKの「世界のニュース」という番組で見ていました。
新しくローマ法王になった、ベネディクト16世。
世界中で、大きな「問題発言」をしてしまったそうです。

法王講話イスラム反発 世界各地「聖戦」批判に謝罪要求も

  ロイター通信などによると法王は12日、ドイツのレーゲンスブルク大学で行
  った講話で、何度も「聖戦」という言葉を用いながら「(イスラム教創始者
  の)ムハンマドは剣によって信仰を広めよと命じるなど、世界に悪と非人間性
  をもたらした」という14世紀のビザンチン皇帝マヌエル2世パレオロゴスの
  言葉を引用。暴力と神は相いれるものではないとしたうえで、「ギリシャ哲学
  を土壌にした豊かなキリスト教を守れ」と訴えた。

  これに対し、アラブ世界に大きな影響力を持つエジプトの組織「ムスリム同胞
  団」の指導者が、「カトリックの頂点にある人からこんな言葉が出るとは驚き
  だ。イスラム教を理解せず、世界に怒りを巻き起こすものだ」と批判。原理主
  義組織だけでなく各国のイスラム教徒に反発が広がった。

この講演したというドイツの大学。
ご本人が、この地位につく、それ以前において、彼が教えていた大学らしい。
ついつい、「講義」のつもりで、ご身分を考えることもせず、
いや、考えてだったら、なお、恐ろしいんだが、
やってしまった、ということらしい。

すでに、全世界では、
    聖戦で信仰を広めるイスラムの教えは「邪悪で残酷」
という感じに切り取られて、激しい反発がおきている。

よくよく考えてみたら、この「テロ行為」というもの。
我々が、この日本で知ることができるものは、ほとんどが、イスラム絡み。
世界情勢に疎いのかもしれないが、そんな感じがする。

法王が預言者ムハンマドについて述べた内容に関して「法王自身でなく、ビザンチ
ン皇帝の言葉」で、「宗教的な動機による暴力を完全に否定するために使った」な
どと釈明した。
が、この説明でも、火に油を注いでおりません?
と謝罪表明に必死だが、デンマークでの「ムハンマド風刺漫画」が今年早々に
おこったのも束の間。

フランスの暴動も、イスラム系の移民が根底にあったりと、イギリスのテロ。
まぁ、諸々と根本的な解決の糸口さえ、見つかっていない。

パキスタン議会は15日、「ローマ法王の侮辱的な発言はイスラム世界の感情を傷
つけた」として、発言の撤回と謝罪を求める決議を全会一致で採択。エジプト最大
のイスラム政治組織「ムスリム同胞団」のムハンマド・アーキフ団長は、法王が謝
罪しなければバチカンとの外交関係を断絶するようイスラム諸国に呼びかけた。

教会関係者からは「発言には常に注意深い法王がなぜ、イスラム原理主義への批判
に踏み込んだのか」と疑問の声も聞かれた。

でも、言っていること。
ジハードねぇ。テロと呼んでいるのは、こっちの使い方なんでしょ?
日本では、ほとんど、大きく取り上げられていないんだけど、
ヤバいくらい、大きな問題なんでしょ?
やっぱり、不思議な国なんだろうか、日本は。

具合が悪くなる判決。

2006年09月17日 | 教育、文化、少子化
同級生の手紙「ウザイ」の文言、少女の精神的苦痛認定

  中学時代に同級生の女子からいじめを受け神経症になったとして、東京都内の
  中学校に通っていた少女(17)とその母親が、同級生とその母親に約175
  万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が14日、東京地裁であった。

  金光秀明裁判官は、同級生の言動のうち、「ウザイ」などと書いた手紙を出し
  たことについて「精神的苦痛を与えた」と認め、同級生に10万円の支払いを命じた。

  判決によると、2人は小学校時代からの同級生で、2002年に中学校に進学
  した後、急速に仲良くなった。頻繁に携帯電話やメールのやりとりをしたり、
  一緒に登校したりしていたが、同年秋ごろから次第に仲が悪くなり、少女は翌
  年6月には不登校に陥った。

  少女は同年7月、同級生に「誕生日おめでとう」と書いた手紙を送ったが、同
  級生は「こんな手紙送んなくたっていいと思う。ウザイんだよ。だいたいお前
  なんか嫌いだし」などと書いて返信した。

  判決は、「親しい友人であっても、ささいなことから対立し、絶交状態になる
  ことは珍しくない」としたが、手紙については、「絶交するにしても相手を傷
  つけないよう配慮することは可能であり、配慮を欠いた表現は違法性を帯び
  る」として、不法行為にあたると認定した。

  (2006年9月15日10時33分 読売新聞)

すごいなぁ。
絶交するにしても、相手を傷つけないように配慮する!
配慮しない表現は、「違法性」を帯び、不法行為に当たる!

その昔、子供の喧嘩に大人が出てくるものではない、という教えがありましたが、
現在では、子供の喧嘩に「国」が登場することになりました。
これからは、学校にて、配慮のない「いじめ」は、民事処罰対象になる、
そういう教育をほどこさねば、なりません。

こんな子供の守り方。
このような子供のことに対しての、落とし所があるなんて、思いもよりませんでした。
軽いめまいを覚える判決で、思考停止状態でございます。
配慮のない、子供の残酷性は、あらゆる時と場所を越えて、文学にもなってきましたが、
どう読んでも、手紙による、伝達上のことが、問題になっている気がします。
どう読んでも、うざい、という言葉、含めての「違法性」が根拠に
なっているようです。

どんな背景があったか、この記事からは、詳細はわかりませんが、
どんな詳細があったとしても、判決文に限って言えば、
この判決文を書いた裁判官の「異常」さが、際立っています。
これって、主文なのかなぁ、論述なのかなぁ。

格差社会の元凶が、わかったような気がしました。

2006年09月16日 | 本・映画
色々と書いてまいりましたが、世の中には、色々な考え方があるものです。
まだまだ、本当に、勉強が足りませんでした。
本を読むと、結構、その気になって、引きずられる傾向が高いのは、いつもの
ことなんですが、今回も、ごめんなさい。
結構、納得がいっちゃっています。

「誰のための会社にするか」ロナルド・ドーア著 岩波新書刊

規制緩和という波の中で、「会社法」が改革された。
さんざん書いてきたが、アメリカ自由資本主義の流れに沿った改革だ。
確かに「金融」の事情が、大幅に変わり、
銀行を頼りにできない、だったら直接金融だ、株主を大切にすべきで、
今までのやり方は、旧態依然で、談合と不正が紙一重で、
オーナーを、誰も監視・コントロールできていないではないか。

だったら、「物を言う株主」として、村上ファンドも、一定の評価はあろうし、
透明性を保てて、ガバナンスがしっかりしている企業が、望ましいはずだ。
それが、これからの、求められる企業だ。

という風に、ある程度、考えておりました。
竹中大臣の「語り口」も、あの人の話し方って、多分、すごく上手いんだと思う。
だって、よくわかるんだもの。木村剛さんの話しも然りなんだが、
ガバナンスの導入・強化は、企業の信用を得るために、必然なんだ。
ということ。

この本を読んで、色々な事がわかりました。
会社法に関する本が、様々に出ていましたが、ええ、この本、1冊読めば、
改革の内容が、「偏って」いますが、1発でわかりました。
どうして、こんな話を、エコノミストとか、テレビに出ている専門家は
紹介してくれなかったんでしょうか?

会社は、株主のものである。
こういう流れで改革が、どやら進んできたようだ。
ところが、(あまりにも軽い理解しかしていないんで、すいませんが)
本来、会社というものは、様々なステークホルダー(利害関係者)の利害も
勘案すべきものだということが、盛り返してきている。
「株主の所有権絶対論VSさまざまなステークホルダーに対する責任を持つ
社会公器論」 に集約。

よく言われることだが、株主の利益とは、言ってみれば「配当」に現れる。
この実現をさせるために、運営を委託する取締役会があって、社長がいる。
アメリカでは、それがもっとも反映されていて、
そのために社長は、渡り歩いて、「プロ社長」が、キャリアアップを遂げ、
株主に委託され、膨大な「報酬」を得ていく。

古い、遺棄すべきと言われる、「準共同体」である日本の企業は、
もちろん、生え抜きで、創業者で、株主というよりは、従業員やら、債権者やら
取引先にことを考えて、報酬も、飛びぬけては、要求しない。
ひょっとしたら、透明性はないかもしれないし、あの阪神みたいに、
遊休資産があって、活用もしていないかもしれない。

アナリストは言うかもしれない。
経済の低迷が続いたのは、主として、日本の企業が効率に欠けて競争力を失った
からだ。規制緩和による国内競争の激化、リストラの断行、機能不全になっていた
企業ガバナンス・システムの改善などを通じて、企業の体質をよくしたおかげで
ようやく景気回復が可能となった。
「旧弊打破」がスローガンであった。

ところが、本当に、そうなのか?

もしそうなんであれば、収益を第一に考える、「企業体質」であるならば、
まず賃金を下げまくり、研究開発費をカットし、事業を縮小し、設備投資なんて
死んでもしない。「できる社長」をつれてきて、コストをカットしまくるはず。
いたよね、そんな車会社の人が。

ところが、どうやら、多くの日本の企業は、それをしなかったらしい。
あいかわらず、リストラを、極限まで回避し、賃金を維持し、余計な事業部を
閉鎖しようともせず、逆に、役員の報酬を下げ、需要の回復を「待った」。

以前、円高不況を克服したとき、株の配当など、目もくれず、従業員の給与を
上げ、消費回復→景気回復のテンポアップを「経験」していたのが効いたのか。
確かに、今回の不況の回復の後に待っていたのは、
「従業員の賃金をカットして、自分たちに59%の賃上げを与える役員」
という、現実。
一部の企業では、「株主革命」というより「経営者革命」が行われているらしい。

何が、企業を強くして、発展させていくことができるか。
株主は、そこまで、その企業とともに歩けるのか?
どう考えても、やっぱり、従業員をはじめとした、ステークホルダーだろう。
企業の「性悪説」を中心に、コーポレート・ガバンスを強化するために、
アメリカの企業全体でかけたコストは、なんと、1,4兆ドル!
どこが、儲けているんだ!

確かに、雪印や日本ハム、山一證券など、不正、粉飾など、相当な不信感を
市場に与えたのも事実だ。
が、彼は言う。
「社長が、己の為に不正を働き、蓄財したのではなく、全てが、会社を守るため」
による、不正だと。
異論はあるかもしれないが、従業員との「準共同体」を廃し、株主と執行者だけが
企業を代表するという考え方は、何とかするよりも、辞めれば、辞めさせれば
それで済む、という、感覚的に、馴染まない結果を生じさせよう。

非効率の温床、グロバルスタンダードからの脱落を背景に、とことんアメリカ式を
目指してきた日本であるが、
かなりの企業から、異論が噴出しているようだ。
ドイツなどは、アメリカのシステムから学ぶことがない、と言い切って、
独自のスタイルを守ろうとしているし、イギリスもそうである。

働くものが、結果、消費を支え、景気を底上げしていくことは、紛れも無い事実。
地域社会を含めて、今までの企業は、多くのものを「支えていたようだ」。
効率、収益、株価、そういうものを、端的に目指すのであれば、
そんなもの、大事にするわけが無い。
従業員でさえ、単に、コストがかかる、取替えの効く部品にすぎない。

プロの社長が何十億円という報酬を得て、従業員の賃金が伸びず、
「年金」の組み入れで、株価が大事な人も、確かにいるが、
その者に、何億円もの資産が積み上げられる。

これは、いったい、どういう世界観になってくるのだろうか。
自分も、今、ようやく、言われている意味が、わかり始めた。
これでは、まるで、違った日本が、誕生してしまいそうだ。
いいんだろうか?







隔離された「猿」、じゃなかった「親」たち。

2006年09月15日 | 教育、文化、少子化
校内暴力:小学生、急増 女性教師に20発けり 崩壊連鎖、底なし

◇女性教師に20発けり、「くそばばあ」「死ね死ね」◇教諭「向き合う時間を」
◇成果主義でひずみ--葉養正明・東京学芸大教授の話

毎日新聞のWeb上の記事では、記者のレポートという形で報告がされていた。
  女性教諭は「今の教師は、『子どもと向き合う』こと以外の負担(学校内の事
  務作業など)が大きくなっている。もっと子どもと向き合う時間と余裕がほし
  い」と漏らした。

という意見は、昔から言われていたことだが、特に最近は、深刻であろう。
そこで「識者」ということで、教授の話が、これ
  個性重視の半面、競争主義や成果主義が教育現場にも持ち込まれ、そのひずみ
  が子どものストレスとなり、暴力や学級崩壊となって表れている。崩壊は力で
  抑えることで表面的には治まったようだが、次は校内暴力という形で問題が噴
  き出している。社会構造のレベルでの問題解決が求められている。

昨日の朝のテレビ。
「とくダネ」に登場していた方、専門家の方だが、
現在の教育の現場では、
「怒れない」「厳しくしつけることができない」「暴力に教師が我慢するしかない」
「家庭の支援を頼むことはできない」「家庭がしつけを放棄している」
もう、ずばり、言っておりました。

先ほどの、大学の先生のご発言ですが、
どの世界から、話をしているのか、正直、私は、理解できません。

公立小学生の校内暴力、過去最多に 対教師30%超増

  05年度に公立の小学校内で児童が起こした暴力行為の件数は、前年度より
  6.8%増の2018件で、統計を取り始めた97年度以降、過去最多となっ
  たことが13日、文部科学省の調査でわかった。

  調査は全国すべての公立小中高校が対象で、各教委を通じて実施した。教師に
  対して、いすを投げつけたり故意にけがをさせたりといった、一定水準以上の
  暴力について、学校から上がった報告を集計した。

テレビでは、教師の指導力の不足、能力の不足も指摘されているが、
なんてことを、定番のように言っていたが、
自分が育った、あの年代にも、「でもしか教師」ということで、
かなり問題になっていた。

悪いが、今になって、指摘されるべき、問題ではない。

子供とどのように向き合うか。
「暴力」を排除して、言葉で、理解を深めていく。
なんてことが、教育の現場で、固く堅持されているようだが、
結局、それが、この数字である。

個人的に言わせていただくと、今回のこのレベルの「意味」は、
もはや、教育ではない。
「いい」「悪い」の基本的な問題であって、してはいけないことの、
第一番目に相当する、「しつけ」の内容のはずだ。

体罰、ということを言うと、いきなり、味噌も糞も一緒くたにして、
児童虐待の問題にまで、「戦線」を拡大することが、好きな方々もいるが、
考えてみよう、
今、その子供を育てっている「親は」、当たり前なんだが、「ど素人」の集団だ。

体罰を、してはいけない。
確かに、仰る意味はよく、理解できる。が、
話せばわかる。は、もっと、難しい。
小泉さんが、「そっと抱きかかえ、やさしくおろす」なんてことを、
また言ってはいたが、
これで、理解できるほど、全部の親が、あ○まが、いいわけではない。

その結果がこれだ。
言うことを聞かなくなってしまった、暴走児童。
小学校で、「やってくれるだろう」という、全親の「期待」が一心に込められていよう。
できるわけ、ないだろう。

あげく、厳しい「しつけ」をしようものなら、子供でさえも、
「教育委員会にちくるよ」って、本当に、親が、駆け込む。
もう、明らかに、親の、教育能力が、ダウンしている証左だ。
以前、本の紹介で取り上げたが、準隔離飼育された日本人。猿の研究より
育て方を知らない、という研究は、猿の研究からも引用されているが、
なんといっても、悲劇なのは、子供に決まっているじゃないか。

でね、確かに、福岡あたりで、自殺者がでたりして、子供にとって、
学校、教師に起因する感じの、深刻な内容もありますが、
お願い、今日は、一緒にしないでね。
ちょっと、教育の現場にいる、先生の身にもなってみました。今日は。