まなびの途中

色々な仕事をしてまいりました。
色々な出会いがありました。
勘違いもありますが、
学んだことを書いてまいります。

一番注意書きが多い、中国旅行

2007年09月30日 | 隣国問題
という書き出しで、何がいいたいのかいまいち不明をお許しください。
子供が主体の「海外研修」「ホームステイ」「修学旅行」など、
最近は、中国だけでなく、台湾は言うに及ばず、インド、ベトナムなど、
多方面にわたってきました。
ああそうそう、韓国もそう。

ベトナムは、社会主義。
ソ連だ、中国だの社会主義に馴染んでいる我々大人としては、
いまいち、ベトナムの実情がわからない。
表現に失礼があってはいけないんだが、
いわゆる「清潔観」というものが、
文化的に異なるために、色々と驚くことが多い。

トイレなど、あれを開放的といわなければ、何を開放的だというんだ、
それくらい、「開放的」なトイレ。
仕切りが無い。
もちろん、お土産と称するものを売りに来る子供達やら、
道のあり方を含めて、
おおらかな世界と、言い換えるのが適当かもしれない。

ところがベトナム。
日本が、どういうわけか大好き。友好的。
多分、そういうことではなく、もともと、いい人たちが多いんだろう。
ただただ単純に、中国と、韓国が、歴史的な事情から、
その国だけは勘弁、というか、許しがたい、という反動もあるのかもしれない。

アジアでは、お国事情から、赤ちゃんに対して「笑いかけてはいけない」。
「子供の頭をなでてはいけない」など、
よくよく注意しなければならない、
そういう「文化」があるのは事実。

もちろん、スカートを履くこと事態「ご法度」な世界もあるので、
今時の「女子高生」の、たくしあげたスカート姿は、
もはや、タブーを侵すのも同然。
注意しなければならない事項は、色々な意味で、それが文化交流。
これもまた、貴重な経験であり、勉強なんである。

ところが中国。
そういう「注意」だけではないから、大変。
中国に修学旅行を敢行する高校は、結構、「親中的」な考えが多い。
もちろん、日本が過去に行った、歴史的な事実を経験、勉強するために、
例の「南京事件」の記念館に訪れたり、
あれやこれや、あるわけだ。

なのに、色々な意味で、中国に親近感を持たせようとする
「教育的」というか、「思想」というか、
そういう「配慮」が、当然あるんだが、
残念ながら、そういう思いは、なかなか、うまくいかないらしい。

というのは、その旅行に関する注意書き。
もう、どこの国を旅行するより、多い。

「必ず、男女混成の集団で行動せよ。」
泣く泣く、先生達は、この注意書きを入れているんだろうな。
簡単に言うと、女性が「連れ去られる」可能性があるからだ。
可能性ではなく、事実、過去、突然、腕を引っ張られて、連れ去られそうになった
女子高生がいたんである。
それも、全員で行動している最中にだ。

「トイレでは必ず2人で行くこと」
笑えるね。もう、順番待ちができない。
これは、揶揄でもなんでもなく、当然の事実。
我々日本人が、当たり前に並んでいても、平気で、空いたトイレに入る。
だから、体を張ってでも、順番待ちを敢行せよ、ということなんである。

「物売りの子供達を無視しろ」
というのは、中国では、子供が物売りのメイン。
どこでもそうなのかもしれないが、ここの子供達は、まさに体を張ってくる。
もし、何かの弾みで、子供が「倒れたら」、大変なことになる。
ええ、そういう「あたり屋」みたいな、やり方があるらしく、
親が近くにいて、監視して、いざっ、というときに出てくる。
すごいよね。

「必ず、物を買うときには、店員の目を見てから金銭を渡すように」
受け取らない振りをする。いい加減なつり銭を渡す。
さらにいうと、箱に入った商品は、必ず確認するようにという但し書き付きだ。

もう、思想的に中国が大好きな先生は、まさに断腸の思いで、
この注意書きを書いているんだろうな、なんて可愛そうにもなる。
とにかく、引率の先生の最大の仕事が、
とにかく「生水」を飲まないように、
細心の注意をもって、生徒を指導する、というんだから大変。

毎晩、各部屋を回って、
「お腹が変な人はいるか?」と言って、大量の薬を持ち歩く。
飲み水どころではない。料理に使う水に当たる場合があるからだ。
顔を洗う際に、歯磨きをする際に、うっかり飲み込んでしまう場合だってある。
どんだけ危険なんだよ、という世界だ。

ええ、行かなければわからない、そういう世界。
中国を走る、日本の技術で作り上げた、「中国の新幹線」が、
内装をほとんど「盗られて」丸裸で「帰還」したというのは、笑い話でもなく、
それこそ、日常的な中国「文化」なんである。

どこぞのバカな解説者が、多分、昔の日本を持ち出して、
日本も以前はそういう時代もあったんですよ、なんて牧歌的にいう奴が
いそうなんだが、
全然違います。
何かを「免罪符」にして、今の中国を無理やり「理解」しようとするのが
多分、間違っている。

むしろ、そういう「伝統」をもった国なんだ、とうことを
理解しておかないと、本当に相手を理解したことにならない。
すぐに、日本のあり方に「比して」語ろうとする輩がいるが、
そういう「馴染ませ方」は、必ず、現実的な悲劇につながると思う。

たとえば、台湾に味方するんだったら、
本当に、ミサイルお前に打ち込むぞ!と言う「声明」を、
どことなくスルーしがちなこの国だが、
いやいや、鉄板で、やってくる国なんだぜって、
知っておいたほうが、絶対に良い。

という中国が、本当に、無事、北京オリンピックを運営できるのか、
本当に、来年が、楽しみ。
必ず、何かが、おこるよね。
大気汚染で、まずは、選手の誰かが倒れるところから、
事態が急変してくると思うよ。


あの国は、国と呼べる代物ではないかもしれない。

2007年08月21日 | 隣国問題
なんだか、最近の中国は、すごいよなぁ。
アメリカと世界を半分にして「管理」し合おうとか、
正気の沙汰とは思えない申し入れを、アメリカと協議しようとしたり、
断られたりと、
「力」を認識し始めたよなぁ。

最近、この北京オリンピックが、あのナチのオリンピックになぞらえるような
発言が世界各国から言われるようになったのには驚くが、
依然、日本のマスコミは、そういうことには無頓着だよね。

例の「慰安婦」問題にしても、
結局、アメリカで決議案が採択された件について、
採択時に出席した議員が、400名いる議員の中で、
出席者が、わずか数名だったことも、
朝日も毎日も、教えてくれなかった。
これで採択されるんだから、システムがよくわかりません。

一方、中国問題で、スーダン・ダルフール問題では、
中国を問題ありとして、採択を行ったが、
そのアメリカの下院では、
なんと全員が参加している。
システムがよくわからないんだけど、
こういうの、日本では、全くスルーされてしまいます。

日中共同世論調査:中国の対日好感度上昇 「印象良い」学生の35%

 【北京・堀信一郎】北京大学と日本の非営利組織「言論NPO」などが17日、
  北京で記者会見し、3回目となる日中共同世論調査の結果を発表した。日本側
  と中国側が相手国をどう見ているかを調べるもので、過去2回に比べ今回は中
  国側の対日好感度が上昇した。

  中国側の調査は5月に実施され、北京や上海など1609人の市民と、北京大
  や清華大など1099人の大学生から回答を得た。日本側の調査は18歳以上
  の男女1000人が対象。

  中国側の調査では「日本に対する全体的な印象」について過去2回の調査より
  も多い大学生の35・3%、市民の24・4%が「良い」「比較的良い」と回
  答。「日中関係の現状」は大学生の8・2%が「とても良い」または「比較的
  良い」と答え、過去2回よりも増加した。

  「日本というと、何を思い浮かべるか」との問いでは、大学生は1位が
  「桜」、2位が「南京大虐殺」、3位が「靖国神社」。過去2回の調査では
  「南京大虐殺」が1位だった。市民では今回「日本の電器」「南京大虐殺」
  「桜」の順だった。北京大の李玉教授は「日本に対するイメージが初めて歴史
  ではなく、文化(桜)と経済(電器)のキーワードになった」と分析した。

もう忘れてしまったかもしれないが、
お隣の韓国では、学校教育の現場では、特に日本攻撃が凄まじく、
あらゆる学科で、「日本憎し」を教え込んでいた。
ネット上で、ヨーロッパの旅行者がとりあげたことで火がついたが、
駅の周辺から、構内にかけて、
小学生とか中学生?の「絵」の展示が紹介されていた。

日本でも、スーパーとか駅で、家族の肖像とか、遊園地とか、
ほのぼのとした展示が見受けられるが、
その時のテーマは、確か、「日本を攻撃」する、みたいなものだった。

考え付くあらゆる攻撃を日本にしかけるという絵の大群は、
常識的に見て、これが文明国家の教育として、
本当にやっていいことなんだろうかと、
いくら過去に事情があるとはいえ、
馬鹿馬鹿しいお国柄を感じたものだった。

それと同じように、中国でも、国家の指示により、
対日本教育は先鋭化しており、
その都度、政策やら方針によって、強くなったり、協調にすすんだり、
このインターネットでさえ、
「言論統制」が行われている国である。

国の方針を「徹底する」という仕組みは、随分綻んではいるものの、
簡単に強制収用をしてしまう国となっては、
我々がどんなにイメージを膨らませても、
とても理解できない。

そんな中で、この意識調査。
ほのぼのと、いやー変わったね、なんて、多分、思っているご年配の方も
多いとは思うんだが、
国の方針が、変わっただけで、
現に、市民のほうは、出遅れている。

日本を思い浮かべるとして「桜」ということらしいが、
超エリートの学生が、日本ときて「桜」はないだろう。
おかしい。
こういう調査であっても、鵜呑みにできない国が中国なんである。

今であったら、走らせてみたら、内装の設備備品を根こそぎ盗まれてしまった
日本の技術提供の「新幹線」であったり、
あまりにもの影響の大きさから、ゴールデンタイムにおいて、
日本の放映を禁じた「アニメ」だったり、
もしくは、ゲームだったり、
ほかに色々とありそうなもんだ。

ただ、あれだけの大きな国だ。
そろそろ、好きだ嫌いだなんて、言えなくなるくらい、
飲み込んでくる時がくるかもしれない。
それは、朝日にしても毎日にしても、
歓迎なのだろうか?


模倣偽造と言うより、犯罪だろう。

2007年08月11日 | 隣国問題
この話題など、もう書かなくてもいいのかもしれないが、
8億円盗み宝くじ購入…当たらずバレた行員に死刑判決

  新華社電によると、中国河北省邯鄲市で国有商業銀行、中国農業銀行の金庫係
  が金庫内の現金約5095万元(約8億円)を盗む事件があり、同市の地裁が
  9日、主犯の被告2人に横領罪で死刑、他の3人に懲役刑を言い渡した。

  死刑を言い渡された2人は今年3―4月に農業銀行邯鄲支店から現金を窃取、
  宝くじ購入などに使っていた。

  被告らは以前にも、計20万元を同支店から盗んで宝くじを買っていた。20
  万元以上の額が当たったため金庫に戻していたが、5000万元余りを盗んで
  買った宝くじは少額しか当たらず、事件が発覚した。

もう、いきなり死刑だもんな。
確かに、ものすごい、「運用」だってことは理解できるけど、
約8億円ものお金を、一時期にせよ、
持ち出すことが出来たってのが、普通に考えてわからない。
その銀行の管理者などは、どういう量刑になったのか、
まったく罪に問われなかったのか、
なかなかミステリーな国だ。

中国で偽造、ワクチンの中身はでんぷんと水

  中国黒龍江省の公安当局は31日までに、狂犬病ワクチンなどの偽物の薬を製
  造・販売していた犯行グループの容疑者15人を拘束した。偽薬はでんぷんと
  蒸留水など安価な原料を加工していた。共産党機関紙、人民日報が報じた。

  調べによると、犯行グループは実在する全国の製薬会社53社の製造している
  67種類の薬を偽造。偽薬の総額は100万元(約1600万円)に上った。
  公安当局は、狂犬病ワクチン1万本、注射液2万本などの偽薬のほか、偽商標
  ラベル5万枚以上を押収した。

以前、フジテレビの番組で、水が非常に貴重だと、
しかも水道水の水が「飲めたもんじゃない」、なんて理由で、
飲料水用の水を、購入していたと。
当然ながら、中国の水道局?のシールが貼られている、
まさに「お墨付きの」水。
それを、中国の支局が購入していたんだが、

偽者だったわけだ。

そのシールさえ、偽造。
支局の、報道をする連中が、まんまと一杯食わされていたわけで、
それも1年以上も。
何を飲んでいたのかしらね?

ていうか、今まで、模倣とか偽造とか、そういう「ほほえましい」観点で
報道していたむきもあろうが、
すいませんが、「鉄板で犯罪です」。

最近、よく目にする文言で、
お金持ちになるためには、努力をしたり切磋琢磨したり、
何かを発見、研究したり、そういうことが
当たり前の根拠としてございますが、
中国では、こういう姿、受け入れられないと。

お金持ちと言うのは、必ず、悪いことをしなければ、なれない。
まるっきり、思いも拠らない理解が、結構浸透しているみたいです。
こうなってくると、何度も書いておりますが、
確かに、頭の良い方、優れた価値観の方、多くいらっしゃいますが、

発明や発見、努力もお金も、色々掛かりますが、
結局、模倣偽造犯罪などが、なかなかおさまらなければ、
無駄。
努力の甲斐が無くなる。
こういう悪循環が断ち切れません。

欧米が、今でも、ある種見下しているのは、
まだまだ日本とか台湾とかと違って、大丈夫、と思っているから。
まだ、いろんな意味で、眠っていてくれる方がいいと。
そういう風に思っているから。

とはいえ、軽くも見れない事態が範囲を広げてきたので、
困ったことになっているのは、周知の事実です。


色々な意味で興味深い、北京オリンピック

2007年08月10日 | 隣国問題
世界ユース野球大会:開催国のベネズエラ、台湾代表にビザ出さず

 【台北・庄司哲也】ベネズエラで今月16日から開催される国際野球連盟(IB
  AF)主催の第13回世界ユース(AA)選手権大会(16歳以下)に出場予
  定の台湾代表チームが、開催国のベネズエラから、入国ビザの発給を拒まれて
  いる。

  ベネズエラ側はIBAFに対し「政治的問題」が理由であることを認めてお
  り、8日付の台湾紙「聯合報」は、ビザ拒否について「中国に友好的なベネズ
  エラのチャベス大統領の指示」と報じた。

  今回の事態を、台湾では急進左派で親中姿勢をとるチャベス政権の影響と受け
  止めている。CTBAは「台湾の野球チームが国際大会へ出場できないのはこ
  こ10年、記憶がない」とし、IBAFへの抗議も辞さない構えだ。

そういえば、台湾って、北京オリンピック、参加できるんでしょうか?
もちろん、オリンピックは、IOCが開催するので、
中国が、やるのではない。
そもそも、台湾を排除するなどと、そんなことを表明したりしては、
開催地に選ばれるはずも無い。

とはいえ、「聖火ルート」を、
自国内ということで、勝手に台湾を走らそうとしたり、
ワシントン条約で保護されている「パンダ」を、
自国内ということで、勝手に台湾に譲ろうとしたり、

やることが、なんといっても、姑息。

そのくせ、勘違いしてんのか、勝手にやっているのか、
本当に、外交的な圧力がかかっているのか、わからないが、
ユースの野球、台湾が締め出しをくっている。

普通だったら、このときこそ、文化、スポーツは別だと、
中国が、ベゼズエラに「安心しろ」とでも言えば良いのに、
それはしない。

確か、先日も、なんかのスポーツで、台湾の国旗か国家をあげたか流したら、
中国筋から、猛烈な「クレーム」がきていた。
もう、この国ぐらいじゃない?
あと、ロシア?
領土、とか民族とか、決して「譲ろう」としない国は。

占領とか、領土的な野心とか、
過去の占領政策をどうのこうのと日本を断罪しているのにもかかわらず、
まぁ、確かに、台湾自体、全国民が独立を望んでいるとは言いがたいが、
そもそも、台湾と、中国は「遺伝的に」まったく、
別の民族である。
それを、長い年月かけて、言ってみれば、「制圧」進行中。
けっして、ひるまず、おそれず、ひかず!
の国なんだ。

メディアでは、例の、食品の問題もそうなんだが、
「そういう時期は、どこの国でもありました」なんて、
軽く、エクスキューズ入れているみたいだが、
根本的に、「チャイナフリー」でありたいと、願っている人々がいるのである。

そんな国を、同情的に見ようとしたり、
これからだから、なんて、軽く野放しにしていいものだろうかと、
本当に考えてしまいます。
この北京オリンピック。
多分、朝日新聞とか、毎日新聞とか、果てはNHKなど、
各メディアさんの、偏向がかった報道のされようが、
予想できるので、目が離せません。


ごめんなさい、こんな構成で。

2007年07月13日 | 隣国問題
簡単に書いてしまいますが、色々とすいません。

中国で「ニセモノの塩」が氾濫

 「食塩にまで偽物があるのか」と思われるかもしれないが、偽塩の正体は製塩工
  場の廃液からつくった不純な塩や、化学工業原料である「亜硝酸塩」などを含
  む「工業塩」である。

  中国における食塩の市場卸売価格は1トン当たり2000元(約3万2000円)程だが、
  亜硝酸塩の工場出荷価格は230元(約3700円)であり、約9倍の価格差があり、亜
  硝酸塩を食塩と偽って販売すれば、ぼろ儲けが可能となる。こうした連中が販
  売する偽塩が市場の90%を占めるとなると由々しく事態と言わざるを得ない。

中国に残る 髪の毛で造る「醤油」

  その作り方は、毛屑を10%の塩酸の中に入れて24時間ほど煮沸した後に濾過し
  て苛性ソーダで中和させるとのこと。 中国では政府により毛髪醤油の生産禁
  止命令が再三出されているが、毛髪醤油は依然として全国各地で密造され、低
  級醤油として販売されているという。

仰天! 段ボール紙詰めた肉まん販売 比率は約6対4

  段ボール紙を劇物のカセイソーダ(水酸化ナトリウム)の溶液に浸して黒っぽ
  く変色させ、さらに煮込んで柔らかくした上で豚肉と混ぜ合わせ、肉まんの中
  身にしていた。市当局者が関係者を取り調べている。「段ボール紙と豚肉の比
  率は約6対4。

こういう「構成」で書くこと自体、自分の「品性」が疑われるかもしれないが、
先月だったかしら、
朝日新聞で、いわゆるコピー商品。
これについて、簡単なコラムが載っていた。

特に中国。
さんざんネット上で話題にし尽くされた感があるが、
このコラムでは、多分こんな感じ。
「過去の日本も、そうやって海外の技術をコピーしながら、
 発展してきたわけで、
 今、こうして目くじら立てること自体、どうなのよ。」

単純なコピーとか、模造。
これと日本の過去のあり方を、同一に語るなんていうのは、
ちょっと、はしょりすぎじゃないかと。
確かに「まね」はしたかもしれないが、
そのものを、「劣化」した感じで模倣したっけなぁ?
という風に思っていた。

例えば、ローレックスをローラックスみたいな「こてこて」の模倣。
ホンダをハンダとか、まるでホンダのバイクみたいに仕立てるやり方。
こういう感じで、コピーしてきた過去、
日本にあったのかしら?

ということがあったので、
大人気ないけど、こういう構成にしてしまいました。

絶対に、あの当時の日本と、「精神構造」が違うんじゃないのかと。
ここまでくると、
もう、誰も、この「感覚」を、理解できないんじゃないかと。
笑ってすまされる「範囲」を、超えているんじゃないかしら?

すいません、こんな感じで。


いつものように、お金が無い北朝鮮がミサイルを。

2007年06月27日 | 隣国問題
北朝鮮が短距離ミサイル発射 日本海に向け1、2発

  韓国政府当局者は27日、北朝鮮が同日午前に日本海に向けて1~2発の短距
  離ミサイルを発射したことを明らかにした。中国製の地対艦ミサイル「シルク
  ワーム」か、旧ソ連のミサイルを改良した地対地ミサイル「KN02」で、射
  程はいずれも最大百数十キロ程度とみられる。韓国政府は通常の訓練の一環と
  みている。

時間が無いので、しっかりとは検索していないのだが、
最近、ミサイル発射実験で名前のあがった国は、
北朝鮮と、衛星を破壊して「無道ぶり」を問われた中国と、
イランとインドとパキスタンと、
アメリカは、迎撃ミサイルの実験で忙しいようだし、
日本も海上で、イージス艦での発射実験があったようだが、
こんなものだ。

なんだかんだと、お金で苦労しているといわれている北朝鮮の
飛ばしっぷりは、図抜けて多いようだ。
イランは、あの通り、核の開発こそ「命」と世界を敵にしてもやり通す感じだし、
インドとパキスタンは、昔から、今度何かあったら、
大変な戦争になるだろうと、噂が絶えないところだし、
アメリカは、言うまでも無いんだが。

結局は、勝手ながら、アメリカと中国をのぞいて、
宗教が絡んでいるように思っているのは、私だけであろうか?
そういう中で、北朝鮮の飛びっぷりは、
すごい。

考えてみれば、北朝鮮も、中国も、宗教の国ではない。
北朝鮮は、言い方を換えれば独裁国家だし、中国も「共産教」ともいえるが、
独裁的な国家だ。
他の国は、ミサイル、上げているのかしら?

実は、「金正日と日本の知識人」という本を、なんだか書評をみて買ってしまったが、
もう、ネット社会では、この本に書かれていること、
みな、ご存知で、目新しいことは無い。

ただ、年配の方など、こういう本でしか、その手の話題を入れられないので、
必要な本かもしれません。
しかも、独特の喋り方で人気をかもし出している、姜尚中さん。
思いっきり、この本で、否定されまくっています。
知らなかった人には、衝撃なんだろうな。

9条の改憲改悪を叫んでいる人に限って、
北朝鮮による、拉致問題を、同じように叫んでいる人が少ない。
北朝鮮が、「過去のことを言えば、何も手出しができなくなる」とふんで、
日本人を拉致してのは有名な話しで、
ミサイルを撃ち込もうが、拉致しょうが、麻薬を製造密輸しようと、
この手の平和主義者たちの、はりきった行動を、お見掛けしたことが無い。

あげく、「追い込んだら、大変なことになるんだから、言葉を尽くして
交渉をしなければならない」と、大真面目でいうだけで、
過去、そうやって、見てみない振りをして、
チベットだとか、ポルポトだとか、クルドとか、
様々な人権蹂躙の現場が、見過ごされてきたのも事実。

どうやって手に入れたかわからないが、
北朝鮮の恐るべき「銃殺処刑シーン」の映像を見ても、
平和主義者の方々から、何の行動も、意見も、正式に出やしない。

自分たちばっかりの平和主義者が、ことのほか、最近、目に付くのである。


本当に、大丈夫なんですか?中国。

2007年06月21日 | 隣国問題
こういった記事を読むと、
例の加ト吉のミートコロッケなんて、可愛い部類に見えてしまう。

中国でがんが死因の第1位に ここにも環境問題 水、空気、食品が汚染

  中国でがん患者が急増している。衛生省が発表した統計によると、昨年の中国
  人の死亡原因で、がんが初めて脳血管疾病を上回って1位となった。都市部で
  の死亡原因はがんが27・3%、農村でも25・1%と全体の4分の1以上。
  背景には深刻な環境汚染などが指摘されている。

  衛生省によると、2005年には中国全土で760万人ががんで死亡した。こ
  れは世界のがん死亡者数の13%に相当する。

  中国医学科学院腫瘍(しゅよう)研究所の陳智周研究員はがんの急増の3大原
  因として(1)空気、水などの環境汚染、特に地下水汚染(2)食品汚染
  (3)細菌・ウイルスの増加-を指摘。

  中国メディアによると、水質汚染が深刻な中国東部の淮河流域の瀋丘県には
 「がん村」と呼ばれ、がん患者が異常に多い村が100以上存在する。その中の
  黄孟営村は人口2140人だが、1990~2004年までの死者数の54%
  ががんだった。また孫営村は403世帯1663人のうち、1990年以降、
  がんになった人は186人。瀋丘県のがん発症率は72年には10万人に1人
  だったのが、現在10万人に320人と増加した。

  陳研究員は食品汚染について、家畜に使われる薬品や肉質向上のための飼料添
  加剤、野菜やくだものに使われる成長剤、殺虫剤などが、がん急増と関係があ
  るとしている。また、中国の週刊紙・南方週末(7日付)によると、「野菜な
  どへの重金属残留は慢性中毒を起こし、鉛の過剰摂取は血液病を、カドミウム
  の過剰摂取はがんを引き起こす」と警告している。

この間は、海が何らかの理由でしょうが、汚染され、
大量の「カニ」が岸辺に打ち上げられた。
その前にも、魚が大量に打ち上げられた、という報道があった。

我々の感覚では、もうそれだけで、「危険」を感じ、
その海に入ろうとか、近寄ろうとか、海の「臭い」から、色にまで、
非常にナーバスに考えるところ、
中国では、なんと、バケツを持ち出して、
タダで「食料」が手に入るとばかりに、大量に持ち帰ろうとする。

日本の高齢化のスピードが、近代諸国の中で、断トツに早い、
じゃなかった、中国の近代化のスピードが、断トツに早い、
そういうことなんであろうか?
中国という、ひとつの国として考えるには無理がある、
多くの人口と、民族と、そして、都市と、農村部という問題も抱えている。

「塩」を、我々は、ほぼ「天然」ものしか存じ上げないが、
工場の「廃棄化合物」で、たまたま出来た、塩の味がする「結晶」を、
食塩として「製造・販売」してしまう国である。
当たり前だが、これで死者が出ている。

強力な中央集権体制が、あらゆる情報を遮断し、
とてつもないスピードで、近代化を進ませて、
なにもかも、投げっぱなしのまま、何も参考にもせず、
何かを打ち捨てながら、省みず、
そういうイメージを抱きがちになる。

昔、中国の首脳は、伸びゆく中国を自信たっぷりに見やって、
このままでは日本は、20年もすれば勝手に滅ぶね、と言ったものだが、
案外、中国のほうが、内部から、がらがらと息絶えて行きそうな気がする。

北京オリンピックが間近に控え、
各国の報道も、ジャーナリストも、中国にわらわらと入り、
一方で、民主化路線を、対外的に「見せる」必要から、
国内のマスコミを、ある程度「自由化」させた。

多分、そんなところなんであろう。
今まで、誰も関心を抱きもしなかった中国事情。
ぞろぞろと記事化されている。
あまりにも「理不尽」「呆然」「ナンセンス」なことが、
反響を呼んで、さらに、記者が追いかける。

北京オリンピックなんて、しなければ、こういうことが表に出なかったろうに。
ただ、また、中国発の「光化学スモッグ」が、日本を覆うわけで、
人事では済まされない状況でも、ある。


連日中国のことを書きますが......。

2007年04月24日 | 隣国問題
連続するようで申し訳ないが、こんな記事がありました。

【春夏秋冬】聖徳太子以来の衝撃発言 大島信三

タイトルは、やや扇情的なんだが、記事中で紹介された内容。
  「胡錦濤(こきんとう)が2004年にフランスを訪問したとき、中国の国家
  主席は議事堂で演説することを要請しました。そのとき、フランスの国会議員
  の多くは出席しませんでした。議員たちは人権を踏みにじっている人物を人
  権、平等、博愛を擁護する聖地に招き入れることはできないと、反対を表明し
  ました。胡が演説している間、立ったまま背中を向けてボイコットを表した議
  員もいました」

日本では、一切伝わってこない内容である。
もちろん、歴史的な経緯もあるし、フランスが中国と言うよりも、
アジアに対して、結構、安易に何かを表明するのも事実だし、
これをとって、だから日本は、なんてことを言うつもりはないが、

  中川氏は15日、都内のホテルで講演し、昨年秋に安倍首相が訪中したにもか
  かわらず、中国側はトップの胡主席ではなく、温首相が訪日したのは「外交
  上、きわめて非常識」と厳しく批判したという。中川氏は、「日本のナンバー
  ワンが行ったのに、中国のナンバー3が来るというのは、外交儀礼からいって
  もおかしい」と指摘した。

という発言を、どのマスコミも、苦々しい口調で伝えていたのは、
ちょっと、謙り過ぎてんじゃないのかなぁ、
と思ったのは事実である。

イラクの問題で、アメリカの大義がどうのこうの、
そういうのは、理解もしている。
ただ、フセインが、クルド人に対して行った弾圧なり殺害に関して、
あれを国内の問題として、別レベルの話にしてしまおうという論議もあるが、
同じようなことが、考えてみれば、中国にもある。

外交上、足し算引き算で明快にできないことはある。
が、前回の書かせていただいたが、
靖国問題なり戦争責任は、それなりの事実と、成してきた一連の結果がありながら
一部のマスコミを除いて、
氷を溶かした訪問と、
あの中国を代表する人間に対して、
諸手を挙げるがごとき報道には、正直、困惑している。

この国のことである。
アメリカだとか、中国だとか、
1国で、自立できないことは、百も承知しているが、
言うべきことを、言わないで、
過去のことを持ち出されると、即座に、引いてしまうのは、
見ていて、実に、やるせない。

つくずく、戦略も、国益と言うものも、自立して行えない。
日和見主義というのも、一歩間違えれば、
八方塞ということにもつながる。
ただ、緑化運動と言って、山を緑のペンキで塗りたくる国と
一緒にやるのは、正直、嫌だなぁ。


これが今の中国の考え方。

2007年04月23日 | 隣国問題
ライブドアのナンバー1ブログで、もうお馴染みなんだろうけど。
「痛いニュース」

元のニュースがこれなんだが、
国営アミューズメント・パークで、ディズニー模倣 - 中国


写真は北京の石景山游来園で20日、来園者と遊ぶディズニー・キャラクターの「ド
ナルド・ダック」と2008年北京五輪のマスコット。(c)AFP/TEH ENG KOON


 【北京/中国 20日 AFP】「ディズニーランドは遠すぎる」をスローガンにする中国
  国営のアミューズメント・パークがある。この北京石景山游来園
  (Shijingshan Amusement Park)では、園内のスタッフがディズニーのキャラ
  クターである白雪姫と7人の小人たちに扮し、「シンデレラの城」や「マジック・
  キングダム」のレプリカを設置。

  ディズニーランドのイメージいっぱいだが、キャラクターを使用許可は一切、
  取っていない。中国の著作権侵害を端的に表す例として、米国政府は憤りをあ
  らわにしている。

さすが中国。
あのディズニーに宣戦布告とは。
勝手に、自宅のプールの底に「描かれた」ミッキーの絵ですら、
突っ込んでいったと、誠かどうかわからないが、
それほどまでに、あの団体は、強力です。

どんな国であろうと、その執拗さはほんまもんです。

ただ、中国の国営が、あらあらら。
もう、特許だろうが、知的財産権だとか、知らないを通り越して、
あっけらかんとしています。

あれだけの「商圏」をもっているからと、
「気を遣い過ぎるほど使ってきた」日本にとって、財界にとって、
もう腰が砕けるくらいのニュースではないでしょうか。

コピーされた「製品」は数知れず、
あのホンダですら、「まがい物」を購入した、ユーザーから、
「壊れたから直せ」といって、ホンダに乗り込んでくる世界。
消費者も、全く、関知しておりません。
 
新幹線が、中国に「輸入」されなくて、本当によかったとすら
個人的には思っていました。
確実に、コピーするはずです。

日本もそうだったんだと、そういう時代のことがあったのは事実ですが、
使用料とか、特許料、もちろん、むしりとられています。
発明された技術を、どのように加工したり、商品としてまとめていくか、
それに長けていたのが、日本でした。

が、そのまんま、コピーして、安く売りさばいていく。
発明者としても、かなりがっかりな、何のリスペクトもされていない世界。
だから、中国が脅威脅威といわれていても、
この中国では、発明品が、かように粗悪品的にコピーされていくから、
研究なんか、バカらしくて、ほとんどが、設備投資やら研究に投資しようと
思わない。

これが、きちんとされない限り、中国は、畏れるに足りず。
というのは的を得ているでしょう。
にしても、ミニーマウス。
人間の腕が出ているし。
粗悪品です。

こういうことは、素直に「酷い」と言ってやらなければならないでしょう。
でも、新聞をはじめとして、ことごとく、スルーなんでしょうね。


何を「達成」したいのか、今一不明な、国内の新聞

2007年03月07日 | 隣国問題
考えをまとめたいことがあっても、できないもどかしさ。
すいません。瞬間的なもんなんでしょうが、その忙しさの継続性を祈りつつ、
お読みいただいている方々に、感謝を。

米決議あっても「謝罪しない」安倍首相、慰安婦問題で

  安倍首相は5日の参院予算委員会で、従軍慰安婦問題について日本軍当局の関
  与と「強制性」を認めた河野官房長官談話を受け継ぐ姿勢を改めて示したが、
  この問題を巡って米下院で首相の公式謝罪を求める決議案採択の動きがあるこ
  とについては「決議案には事実誤認がある。決議があったからといって、我々
  が謝罪するということはない」と述べた。

日本のマスコミが報道する内容は、本当にいつも、こういった感じだ。
戦中時代に、まさに、火をつけまくったという「反省」が
こういう姿勢につながるにだろうか。

というのは、こういう論議を繰り返すにつれて、
何が「達成される」のかという、話。
アメリカの下院で議論されている内容を読むと、
どう考えても、
「日本人は、女性に対して、鬼畜であることは明白」

戦争という異常下だとか、むしろ、歴史的に世界中で、何がなされてきたか、
そういうことを離れて、
今、遡上にあがっているのは、
「日本人は、そういう民族なんだ」というレッテル貼りに近い。

だからこそ、狭義なのか広義なのか、はっきりさせて、事実を、
しっかり表明しなければ、
あのドイツでさえ、ナチスと、国民は「別物」と表明しているわけで、
日本人は、女性に対して、今でも、「危ない」民族と、認定されかねない。

また、アメリカ国内でも、今回の下院の決議。
国内の懸案を決議する場なのに、他国のことを金かけて審議するのは、
おかしいだろう、という意見が出ているのは事実。
むしろ、国連の議題として、だすのであれば、ここ、という話で、
国内で議論するんであれば、
同盟国をあげつらうことで、得られるメリットなんかない。

当の韓国でさえも、GDPの4%が、例の、その、専門に職業にされている
方々の売り上げで、まかなっていると、報告がでたばかりで、
こういう世界的な「評価」を、
他国に転嫁したい気持ちはわかる。

これだけ、世界中の情報を見ることができる今日、
本当に、日本だけが、読まれなくなったとはいえ、新聞が「社会の木鐸」を
自称してみたり、日本の話題だけで、ほぼ、ニュースを構成してしまうテレビ。
これこそ、異常なんだろうという感覚が無い。

世界へ好影響、日本がトップ=中韓では「否定的」-国際世論調査

【ロンドン6日時事】国際情勢に最も肯定的な影響を与えている国の1つは日本-。
 世界の多くの人々がこのような考えを持っていることが、英BBC放送が6日公
 表した国際世論調査の結果で明らかになった。
 調査は27カ国の2万8000人が対象。列挙された12カ国について「世界に
 与える影響が肯定的か否定的か」を問うたところ、肯定的という回答の割合が最
 も高かったのが日本とカナダで、それぞれ54%。これに欧州連合(EU)5
 3%、フランス50%、英国45%などが続いた。
 日本については、25カ国で「肯定的影響」との意見が「否定的」を上回り、中
 でもインドネシアでは8割以上が日本を評価。ただ、中国と韓国では「否定的」
 とした人がいずれも約6割を占めた。

これって、日本の新聞は、なんでか、とりあげないんですよね。
日本叩きが大好きなのかなぁ。
何か、「敵」を見つけなければ、「監視役」として、
アイデンティティーが保てないのかしら。

この数年の中国という国の動向が楽しみです。

2007年02月20日 | 隣国問題
考えてみると、北京オリンピック。心配だ。
他国のことを悩んでもしょうがないんだが、
日本では、東京が立候補。
当たり前だが、最近の傾向は、「国」ではなくて、都市が立候補する。

この国でも、全国的に見て、冷ややかな連中もいれば、
なぜ、東京なんだと、怒る人もいれば、そもそも必要が無いと発言する人もいる。
まぁ、持ち回りの「国体」が、どういう事情なのか、数十億円もかけて
地方財政を圧迫し始め、「やる意義」あんの?
ということからすれば、その「でかい版」として、意味はわかる。

が、中国は、たまたま北京であって、本体は、中国という「国」が行う。
最近にしては、こういう「国をあげて」というスタイルは、レアですよね。

中国人はたん吐き、割り込みが常識? 北京五輪に向けマナー向上に躍起

  「北京五輪」開催まで1年半を切った中国が、対外イメージ改善をめざす市民
  のマナー向上に躍起になっている。外国人に評判の悪い中国人の日常的な割り
  込み行為や往来でのたん吐き、ごみのポイ捨て、汚い言葉での罵(ののし)り
  あいなどの追放運動で、ボランティア動員などによる街頭キャンペーンを繰り
  広げている。

  18日に旧暦新年を迎えた北京市では五輪成功に向け、今年を「決戦の年」と
  位置づけ、「文明的市民」意識の普及を急いでいる

ディズニーランドの開園で、その傍若無人ぶりを世界にさらしてしまった中国。
でもね、別に、いいじゃない、という気が済るんですが。
だって、何を目指すにしても、もう、そういう国というか文化なんだから、
あえて、何を「文明」というのか、
アラブが、一人突っ走っている今日、
中国イズム全開で、いいんじゃないかと、個人的に思うんだが。

欧投資銀、世銀総裁 中国のアフリカ援助を批判、重債務招く

  中国がアフリカの資源獲得を狙って援助や投資を拡大していることに対し、欧
  米諸国は、内政に干渉せず条件を付けないことを原則としているため腐敗を助
  長したり、借金漬けを招いたりする恐れがあるとして、批判している。

   中国のアフリカ援助について「良いガバナンス(統治)を促進しようとして
  いる国際社会を中国が阻害することは回避しなければならない」と主張。中国
  がアフリカとの経済関係強化を進めていることに関しては、「中国自身の利益
  のためであるのは明白だ。
  特にアフリカの天然資源が目当てだ」と語った。

そんな、今更こんなことを言ったって、世界のテロ国家と名指しされている国々に
武器やら弾薬を提供している国ですから、
天然資源が目当てだなんて、当たり前で、義侠心とか、ボランティアで、
借款をしているなんて、「考えていたとでも」思うんでしょうか?

すったもんだの、イラク・イランだって、
あんだけアラブを混乱させたのも、やり方は違えど、
目標は、アメリカさんやら、ヨーロッパの資源獲得競争が原因だし。

というのは、日本なり一部インドなり台湾、韓国など、
結果的に西欧スタイルというものを、定着させて、
いわゆる共通・共有文化を示すことによって、
なんとか、「先進国」というフィールドで、活動の場を得られたわけで、

それは、歴史的に、もう、どうしょうもない事実で、
中国なんか、それに頼らなくても、人・もの・金なんて、
その気になれば、どうだってやりようがあるじゃん、と思うんだが。

何が言いたいかって言うと、
西欧は、多分、こいつら同じ「感覚」をもっているんだろうと、信じているし、
中国は、本当は全然違う感覚をもっているのに、同じです、って
丸め込もうとしているし、

いつものように、西欧は、ギブアンドテイクとか、ウインウインを
建前的に示そうとする、ジェントルな精神を、一応、持っているけど、
ご覧のように、中国は、心底、テイクアンドテイクが「指針」になっているし。

アメリカの方々のお節介ぶりは、今度のイラクで、充分なんだが、
あの日中戦争前夜、どれだけ宣教師を送り込んで、何人もの人間が
殺害されても、お節介ぶりは、「不変」だったのを考えると、
執着的な魂胆があるのか、それとも、キリスト教という宗教が持つ「業」なのか。

にしても、この度の、北京オリンピックやら上海万博?
中国が1枚岩なのか、それとも、中国と国民は、別物なのか、
それとも、キリスト教の西欧スタンダードを受け入れるのか、
何だか、楽しみなんですけど。

強引に宇宙汚染を、日米批判にもっていく記者あり。

2007年02月09日 | 隣国問題
個人的に、存じ上げなかったんだが、毎日新聞の論説委員、金子秀敏氏。
かなり、有名な方だったんですね。
例えて言うと、朝日の若宮さんといったところなんでしょうか。

どうやら2年前の社説で、
日韓の友好が「冷えた」のは、島根県の市議会程度のものが、
竹島の日なんてものを、制定したからだ。
小泉さんも、頭を下げてでも、止めさせるべきだった。
と、書いていたわけで、

朝日の若宮さんの、「プレゼント」してしまえばいい、につぐ、
ユニークな発言をされる方だったんですね。

早い話が:星くずのブーメラン=金子秀敏

  日本政府はこのデブリで中国を非難した。確かにデブリの発生は問題なのだ
  が、よく考えるとデブリはブーメランのように日本自身に戻ってくる問題でも
  ある。

  中国製のデブリが悪いなら、ミサイル防衛で出る米国製デブリも非難されなけ
  ればならない。

いやいや、すいません。
この論理であるならば、北朝鮮のミサイル発射も、
「例え打ち込んだにしても、ミサイル(弾道弾)を所持している、
 アメリカも非難されなければならない」
ということになりかねない。

問題は、「有事」の際に起こりうることと、
なんでもないのに、「やっちゃった」ことに対しての、
論点のすり替え。
そうとられても可笑しくないのに、いやー、堂々と言っているんだ。
ちょっと驚きました。

  ではデブリの出ない衛星攻撃兵器ならいいのか。中国の実験後、米国政府が公
  表した資料によると、中国が研究しているのはミサイルによる衛星撃墜だけで
  はない。

  宇宙軍拡で米国を追う中国はデブリの出ないレーザー兵器も研究しているの
  だ。完成しているかもしれない。

いやいやいや、この文章。
ちゃんと中国は、デブリが発生しない「レーザー兵器」を研究、開発しているんだ、
って、これって、どういう風に我々は読めばいいんでしょうか?

偉いってこと?


  衛星のミサイル攻撃を禁じたABM条約を一方的に破棄したのは、米国のブッ
  シュ大統領である。ミサイル防衛に不都合だったからだ。

  一方、ジュネーブ軍縮会議で衛星攻撃兵器の禁止を提案してきたのは中国だ。
  米国は反対した。日本が中国の宇宙軍拡に反対しようとするなら、ミサイル防
  衛にも反対しなくては筋が通らないのである。

でね、この論理。
世界中で、今回、問題になっているのは、
中国が、宇宙環境を「汚染」してしまったことで、
なんら、宇宙防衛に関しては、それぞれの事情があるということで、
問題にもしていないということ。

  日本が中国の宇宙軍拡に反対しようとするなら、ミサイル防衛にも反対しなく
  ては筋が通らないのである。

って、今回、誰が、ここを、問題にしていたんでしょうか?
どういう「過剰反応」なんでしょうか?

すでに昨日書きましたが、
月開発に関して、「軍事戦略的な要地」として明確に発信してるんだが、
誰か、「公式」に反対したり、声明を出した国があるんだろうか?

実はこの金子さん。
2月1日に、早い話が:インド人も驚いた=金子秀敏
という記事を発表している。

  中国四川省の山奥から打ち上げられたミサイルが、約850キロ上空を周回す
  る古い気象衛星「風雲1C」を撃墜した。
  米情報当局からその情報が米メディアにリークされた。衛星が1メートルだと
  すれば、850メートル先にある直径1ミリの針の穴に糸を通したようなものか。

といった感じで、実は、なんだか、この人、「喜んでいる」感じ一杯なんですよね。
  偵察衛星の目つぶしが可能なら、イージス艦は無用の長物になる。ミサイル防
  衛のアキレスけんを、あらためて突きつけられた。
という感じで、よくわからないんだが、
アメリカのミサイル防衛網の「根幹」である、イージス艦も、
「いやー、中国にとっては、怖くないんだよ」
みたいに、誰が読んでも、そういう風な感じ。

いいんだけどね、こういう論調があっても。
日本は、誰が何を言っても自由な世界だから。
でも、中国には、そういうのは無い、よね。
おまけに、「独裁国家」なんで、民主主義が無い、よね。

イラク戦争かな、これも、議会制民主主義の下では、当然、次の選挙で
政権が変更になれば、「撤収」する可能性が高いが、
そういうぎりぎりの「歯止め」って、中国になさそうなのが、
世界で、問題になっているところじゃない?

これも平和に対しての取組みだと、言えるのかもしれない

2006年10月11日 | 隣国問題
【核開発】「核実験実施」を信じてもらえない北朝鮮

                      朝鮮日報  2006/10/11 09:31

 「北朝鮮は果たして核実験を行ったのか」という疑問が国際社会からなくならな
 ければ、北朝鮮はどういった選択をするのだろうか。
 ① 専門家らはまず、再度核実験を行う可能性があるとの見方を示している。
 1998年、インドとパキスタンが核実験を行った際も、3日間にわたって数回の核
 実験を行ったものだ。
 ② 核実験の様子を撮影した画像を公開するというものだ。ただ、北朝鮮として
 は、技術面で自信がなければ、こうした方法はとらないだろう。
 ③ しかし、専門家らは「ただ、現在のようにあいまいな状態のまま放っておく
 ことも考えられる」と語った。

なかなか的を得た解説だったので、引用させていただきました。

【核開発】北の「核実験」発表はお家芸のハッタリか

  専門家たちは「何かが失敗した場合、責任追及の矛先が金正日総書記に向けら
  れるのを懸念し、偽りの報告や過大報告をする場合があるほか、対外的に政治
  的目的を果たすために結果を脹らませたりするようだ」

案外、韓国の新聞は、想像以上に「歯に絹を着せぬ」文章が多いです。
日本だと、その確認はとれていない。とか、そういう意見もあるのは事実だが、
程度の紳士的な配慮の効いた、文章がなされるが、
「発射体を打ち上げたことと何らかの小物体を軌道に載せようとしたことは事実だ
 が、実際軌道上には何も載せることができなかったのだ。」
と言う感じ。

韓国語を、日本語に訳すと、こんな風に「意訳」されるのか、わからない。
ちょっと、ひねった、笑いを取るような「言い方」が、ネイティブであるのか
それもわからないが、本当は、もっと、極端で、大胆な言い方かもしれない。

テレビでは、こと、TBSが、「意訳」の天才で、
本人でさえ、まったく言っていないことを、堂々と、テロップで、
「同時意訳」することが、往々にしてあって、巷間をにぎわしている。

中国も、そしてロシアも、歴史的な流れから言っても、最近の市場競争からいっても
北朝鮮が、韓国と統一し、いわゆる、アメリカのサイドにたった、民主主義に
変貌するのは、「本意」ではない。

そうはいっても、韓国も日本も、アメリカを同盟にしている以上、
いわゆる「有事」と認定されれば、朝鮮半島の、あらゆる紛争に関し、
アメリカがイニシアティブをとることは、自明である。

それが堪らなく「嫌」だった、中国とロシアは、さんざん、北朝鮮に勧告をしたが
このような事態になって、保護者として「権威失墜」というより、
次の手を考えなければならない、そういうことになったはず。

案外、仲がいいようで、良くない、中国とロシア。
どちらも、びた一文、領土を削られたくない国である。
そのくせ、人に関しては、いくら死のうが、増えようが、無頓着なのは、
ご存知の通り。

悲惨なのは、もし万が一、北朝鮮が崩壊して、大量の難民があふれかえる
韓国である。
東西ドイツで実証されているように、国力が落ちるのは、目に見えている。
さらに、あれだけ悲願の祖国統一と言っていたからには、
受け入れざるを得ない。
かといって、その昔、殺しあった仲である。

死んだら「水に流す」ということが、ことのほか、苦手なお国柄である。
果たして、そのことを踏まえた上で、民族統一ができるのか、どうか。
かなり自国では、懸念されている事柄らしい。

こういうことを論じること事態、「平和」を唱える方々にとって、
堪らなく「嫌」なことで、耐え難い内容なんだろうか?
これも平和のために、考えねばならない、当たり前の思考である。


世界を認識できるか、国連総長を持った国。

2006年10月04日 | 隣国問題
国連事務総長に潘氏当選確実 常任理事国一致して支持

韓国の潘基文外交通商相

名門ソウル大で国際関係論を学んだ後、70年に外務省(現外交通商省)入り。
国連課長や米州局長、駐米公使などを歴任したほか、米ハーバード大で修士号を取
得しており、米国との間にも太いパイプを持つ。事務総長には欠かせないフランス
語のほかドイツ語も話すとされる。
“外交のプロ”としての日本外交当局の評価も高い

9日に、公式投票が行われるということです。
「期待を裏切らないよう最大限努力して、我が国の国益を伸長させ、外交の幅を広げる」
というコメントを、自国のマスコミに語っておりましたが、
今回の事務総長は、アジアから選ぶ、ということが決まっているようでした。

今までのアナンさん、ガーナ出身。
この地位に就くと、出身国の国益など、誰も期待していない感じで、
非常に難しい、国際問題の「舵取り」こそが、手腕ということになります。

今回の潘さんですが、それを一番ご存知なのは、本人であることは間違いないでしょう。
何しろ、この時期にいきなり大きな問題が勃発。

「核実験実施する」 北朝鮮外務省が声明

  朝鮮中央通信によると、北朝鮮外務省は3日、声明を発表し「科学研究部門で
  今後、安全性が徹底して保証された核実験をする」と表明した。

軍部の発表ではなく、外務省の発表ということで、本気度が違います。
トータルな「意思」が見て取れます。
国際社会は、当然ながら反発を強めますが、ご存知の通り、韓国の立場は、
どちらかというと、「追い込んだから、そうなるのは、当たり前」。
というお立場が、ぐぐっと、最近力を増しております。

要するに、自国の考え方と、事務総長としての考え方は、多分、重ならない
ケースが多発するんではないか、ということ。
さらに、国際社会では、今、こうなんだ、ということが、
潘さんを通して、韓国に必ず伝わる。

それをヒステリックに「糾弾」するのか、様々な意見なり、どうにもならない
「無力感」を感じてしまうのか、
外交といえば、日本と中国とアメリカ。特に日本をやりこんでいれば、
まぁ、グッドジョブな感じであった世論が、どのように変わっていくのか。
かなり、今回の件を通して、興味深々でございます。

日本でも明石さんとか、緒方さんとか、ご活躍された方がいらっしゃいましたが、
明石さんにいたっては、国連事務次長でした。
日本にとって、国益がどうのこうの「改善」「改悪」も含めて、どのような
影響があったんでしょうか?

我々が興味がなかったのか、知る努力をしてこなかったのか、
マスコミが、もともと、国際問題が苦手なのか、興味が無いのか、
多分、どちらもでしょうが、
国連の事務総長とは、案外、大変でもあり、自国の事など、構っている暇が
無い仕事だと、思いますが。

これは宗教戦争に近いんでは?

2006年08月18日 | 隣国問題
また半端な知識しかないんですが、思いつきで書いてしまいます。
というのも、南京事件を扱った映画、これ、3本、製作に入るとのニュースが。
南京虐殺題材の3映画を計画 中国で70年目を前に
 
  旧日本軍による1937年の南京虐殺を題材にした3作の映画制作の計画が中
  国で進んでいる。来年は南京虐殺から70年を迎える節目の年だが、同じ題材
  による映画が3作同時に制作されるのは異例だ。1本は米英中3国の共同制作
  による映画で、来年12月の公開を目指しているといい、国際的にも関心を呼
  びそうだ。

個人的に、なんだか、こういうのを読むと、嫌ーーーーな気分になるんです。
まぁ、これまた朝日新聞が出所という記事なんですが、
外交も、広報も、それほど機能していないこの国にとって、
こういうものが、一定の方向性と、影響力を持って世界中に配給される。
とっても無力感に陥ります。

多分、この国のことだから、日本でも公開するんだろうな。
あのダビンチコードですら、国をあげて「公開拒否」をしたところもあります。
その時が来たら、どういう対応をするんでしょうか。

というのも、これほどまでに、反日がもりあがる。
そういえば、アジア・アフリカなどで、植民地化され、戦場にも当然なった国々。
中国も含めて、当時の宗主国に、あれこれ、政府が公式に申し入れているところ
あるんでしょうか。

例えば、インドでは、ヒンドゥー教とイスラム教(ムスリム)。
簡単に言えば、この関係で、インドを真ん中に、東のパキスタン(バングラディッシュ)
と西のパキスタンにわかれております。
ヒンドゥー教は、もちろん多神教。ムスリムはマホメッドの唯一神。
今は、上のほうのカシミール地域をめぐって、争っております。

レバノンとイスラエルに関しても、民族とは言うものの、根底には宗教が
横たわっております。
昨日、ヒズボラの「カミカゼの村」をテレ朝のニュース番組が扱っておりまししたが、
すいません、カミカゼを、私、どうのこうの言えるものではありませんが、
ヒズボラの人たちは、これ、平時の戦闘、つまりテロ。
日本は、民間人を巻き添えにする行為を、やったことは、ありません。
この違いを解説することなく、何を言いたかったんでしょうか、テレ朝は。

さておき、この宗教。
中国の宗教は儒教ですか、さらに、色々と仰る方もおりますが(共産党教とか)、
韓国はおいておいて、ここまでくると、中国の考え方というか、
やり方は、もう、ある種の宗教戦争。
そう考えないと、理解ができません。

もう、韓国ですら、A級戦犯のみならず、B級、C級も問題にする。
そういう声明を公的に発表しておりますので、もはや、靖国問題を超越しております。
中国ですら、江沢民が、政権の中枢からはずされ、色々とご事情があるんでしょうが、
とことん、日本の大戦を問題にしていくぞ!とライフワーク宣言です。

もう、「教義」に昇華している感じです。
ただ、韓国は、キリスト教も、いやいや、文明の発祥も、シュメール文化を超えて
この韓国だ、と大学の先生が、言っては、新聞が取り上げているくらいですから、
楽しい「教義」には違いないんですが。
この人達と、絶対に、戦争はしたくない。
不毛だし、残酷だし、メリットのかけらもない。
そういうことを、自分は、多くのことを、あのアメリカの「大義」から
学ぶことができました。