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まなびの途中

色々な仕事をしてまいりました。
色々な出会いがありました。
勘違いもありますが、
学んだことを書いてまいります。

医療費増加は、高齢者だけをどうのこうのじゃないと考えるんですが

2015年11月11日 | 社会的全般
社会保障。とりわけ医療費に関して。

大きな問題の提起やら、身近なあれこれに関して、マスコミ含めて様々に論じられているが、
こんなに低価格で、気安く医療が受けられる国は、
日本をおいて世界では類をみない。

昨今、児童医療費の助成が、各自治体で「導入」されているが、
「世帯数」、しかも生産人口「世帯」を増やすために格好のテーマなんであろう。

医者にかかる際には一律100円 とかね。
薬剤に関しては、小学生までは無料 とかね。

対外的な効果も含めて、いわゆる「世間様」向けにおいても、PR力は抜群かもしれない。

実感では、
物凄い「来客数」になっているのをご存知であろうか?

インフルエンザ、ノロウイルスなど、感染性が高いと認識されている「病気」に関して、
現在では、「すぐに医者に行く」ことが普通になっている。

まぁ、いいと思います。

が、子供に関する「状態不良」は、今や、「絶対正義」に近い「信仰」を感じる。

まず、具合が悪いという「症状」は、教育機関はその「考えられる責任の所在」を含め、
素人の判断を避け、病院での「診断」をエビデンスとして求めるのも、下支えになっているのかもしれんが、
良いか悪いかはおいておいて、一部の話ではなく、大概の話として、
子供のあらゆる「状態不良」は、無条件に「要求」を叶えてもらえるもんだという感じ。

もう、小児科、内科は、大フィーバー中である。

肌荒れから、虫刺され、切り傷から、なんであれ、
OTCで済むであろう「症状」でさえも、「ただ」だから、もう、医者にかかりまくる。

財布をお持ちにならない。

さらに政府が懸命にジェネリック転換をすすめていようとも、
薬局に70%やら将来100%の導入を、厳しく規則をつくろうとも、

「子供はただだから、先発品でお願い」
「私は、お金がかかるから、ジェネリックで」

さらに、学校では、本人が具合が悪くなった際に、急場で処置するために必要な「薬」のストックを
学校に「置いておく様に」という、たまげた指示さえでている。

とうことは、修学旅行の際には、今や、OTCで購入する一般薬ではなく、
トレンドは、処方された「薬」を子供たちは「携帯」する世の中になっているのだ。
胃薬とかさ、目薬とかさ、解熱剤とか、酔わない薬とかさ、、、、。

案外、数字的に、いい感じの「医療費」になってんじゃないのかしら。

良いか悪いかとか、どういう点で考えるかによって一概に言えないんであれだけど、

こういう風な感じになっているんだよって、
これが普通の風景になっているんだよって、
考えてみるのもいいと思います。

以前、テレビにて東京新聞の誰それが、「院内処方」と「院外処方」に関して、
なんで「薬」を外に出したんだと、利便性の観点から、費用の観点から、
いい塩梅の年齢の方だったように思うんだが、言っておったけど、

まず、医院と病院の区別を明確にしようよ。

さらに、医薬分業が始まる前、病院の会計時と、薬の受け渡しに「気の遠くなる」待たされ方に
物凄い「論議」があって、散々パラ世間が盛り上がったことを、
みんな、とっくに「忘れて」しまっているのかしら?

にしても、本当にこの国は、このめちゃくちゃ安価な医療サービスを
当たり前のように思って、かつ、
病気、大好きなんだなぁ、と、
本当に、大変な方々が、すっかり見えなくなってしまう、いつもの世の中の在りように、
面白いともいえず、ただただ、見入ってしまいます。


いや、本当に、そこが知りたい

2015年07月14日 | 社会的全般

沖縄県名護市辺野古への米軍普天間飛行場の移設に反対する「辺野古基金」の共同代表に就任したアニメ映画監督の宮崎駿さん(74)が
7月13日、東京都内で記者会見を開いた。

「軍事力で中国の膨張を止めることは不可能で、もっと別の方法を考えるために、日本は平和憲法を持ったのだと思う」

いや、本当に、そこのところが、本当に知りたい。

70年にもわたり、戦争というものに、ぎりぎり直接かかわりを持たなかった国が、
不変でありようもない、この世界の中で、
同じように、この平和憲法が、どのような実効性を持たせられるのか。

世界の枠組みの中で。

どのように担保できるのか、担保してもらえるのか。

まさか、この70年間のうちで、かの中国が、「膨張」という単語で済まされる程度ではない。
実際に、積極的に「戦争」をしかけているわけで、
それを知らない、単なる「膨張」ですよ、ではさすがに「無い」わけで、

1国が、何を言おうと、力あるものにとっては

何の関係もない「事実」なんだろうな、ということを、
何度も映像やら、ニュースで見ている中で、

その「もっと別の方法」とやら、

いや、まじめに、本当に知りたい。

安倍さんの「やり口」とかで、世論(笑)が沸騰している中、
本当の実効性が高い議論こそ、行く末を考えるには、本当にしなくてはならない作業のはずだ。

言えないんだったっら、場をもたないでくれ。

こういう方々の少数意見が、無垢な政治家を過剰に動かしていく。

2012年06月22日 | 社会的全般
なんだか、マスコミがどうのこうのと、粘着しているのではないかと、
その通りです。自分でも自覚があります。
子供みたいだな。

こういう記事がありました。

欧米にはなぜ、寝たきり老人がいないのか

これからは、解釈次第なんだろうが、このように他者の記事を「切り貼り」して、
自分の「私用」に使用すること、違反になるんだろうな。
解釈次第だろうけど。

   高齢あるいは、がんなどで終末期を迎えたら、口から食べられなくなるのは当たり前で、
   胃ろうや点滴などの人工栄養で延命を図ることは非倫理的であると、国民みんなが認識しているからでした。
   逆に、そんなことをするのは老人虐待という考え方さえあるそうです。

いや、ここだけ切ってしまうと、変だ。全部読んで下さい。

   ですから日本のように、高齢で口から食べられなくなったからといって胃ろうは作りませんし、
   点滴もしません。肺炎を起こしても抗生剤の注射もしません。内服投与のみです。
   したがって両手を拘束する必要もありません。
   つまり、多くの患者さんは、寝たきりになる前に亡くなっていました。寝たきり老人がいないのは当然でした。

スウエーデン、デンマークのような「モデル」の国をことさら取り上げるのは、
基本的に好きなことではないんだが、
だって、人口、1000万人いないんだよ。
東京より人口が少ないんだよ。国ですか?って小ささ。

まぁ、その記事にコメントを寄せる方々が、これまた少ないけど、いるんだな。
何かに「毒されて」しまった人達が。
多くの方は、自分の身に置き換えて、冷静にコメントされているんですが、

「日本の医療に問題あり」って、
言い切る人達が、出てくるんですよ。必ず。

  意思疎通能力を失った人を、物体として扱い、延命治療をすることは、医療側にとって利益をもたらすものかもしれませんが、
  患者の家族の心を深く傷つけ、家族に生きる意欲を失わせ、また、本人は、天国(または地獄)で、
  非常に、恥ずかしい思いをしていることを考えて、医療側は、家族とよく話し合って、対応をしていただきたいものです。

こういう風にね。
もう、相当、いい塩梅に、テレビのニュースバラエティーに毒され、
もう、これこそ、自分のアイデンティティと化してしまった典型。

また、こういうコメントを、マスコミは、それきた!って取り上げてしまうから、
もう、しっちゃかめっちゃかになるんだろうけど。

  日本の医療は異常です。たぶん厚労省と日本医師会でそういう国民のコンセンサスに長い年月を掛けて誘導したのでしょう?
  そして今では莫大な医療費が社会保険から支払われている。赤字を補う為に消費税を上げようとしている。
  厚労省官僚と医業界と製薬業界を焼け太りさせる仕組みです。

とかね。
よくもまぁ、こんなコメントを「寄せよう」と思うよな。
それと、コメントのタイトルまでつけて、記事に「投稿」しようと思うよね。

個別の色々な事例、特殊性は、それぞれの自分に、当たり前のようにあって、
それはそれで、私の事情として、散々主張は激しくするんだが、
医療とか、ひとくくりになるともう「個別」は関係ないんだな。全ての医者は信じられないという展開。

冷静な読者が、マスコミからのバッシングやら、他の親族からの「目」、
さらに「死亡診断」を恐れる医師の問題や家族の問題とか、
この国に「育ってしまった」そういう風潮が、
「本人」の事情を超えて、まさに世間体のために胃ろうを選択してしまう。

もう、この意見に結構集約されていると思うんですが、、、、。

結局、死のほとんどは、その周りに存在する「他者」にとってのもので、
いかに本人が自分の尊厳を言おうとも、
それが病の延長であれば、支える誰かの意思を、どう省みるのか。

死について、どう向き合うのかは、死に直面している本人よりも、周りの人間に訪れる状況なんである。

なので、向き合いたくない、どうしていいかわからない。
そういう方々も、確かにいらっしゃって、医療に「全てお任せ」してしまうケースは確かにあって、
心の整理がつく間もなく、つくはずなんてありゃしないんだが、
結果、少数ではあろうが、その気持ちを、愛情憎悪すべてを「医療」にブン投げてしまう方々はいる。

もう本当に、医療の、医療技術のスペシャリストに、さらに家族の、関係者の
メンタルケアをやれと、
それは、もう、考えただけでも物凄い「無茶振り」としか思えない。

  日本医師会は医師の生活レベルは一般人は数段高いレベルにあることを肝に銘じていただきたいと思います。
  いい意味の選民思想を持っていただき国民全体の生活を守っていただきたい。

こうなっちゃう。

もう、恨みしか残らない。

少なくても、出来ない、無理に近い。
こういう「報道」を、少しでもされていかないと、
ここまでくると、相当、勘違いした方々の「意見」が世論だと、
そういう状況が、世慣れていない「政治家」集団を、どう導いていくか。

散々、医療の問題点を、医者のモラリティーを、医療の窮状を、センセーショナルに取り上げる一方で、
「ゴッドハンド」みたいな、誰でも受けられやしない医者の「特集」を組む。
こういう「なりふり構わない」構成でいくんだったら、
いちいち、この番組は「報道局」だとか「バラエティー局」だとか、免罪符みたいにしても、
身内のマスターベションに近くなると思うんだけど。

どうなんでしょうか。


扶養者が増えるんだったら稼がなきゃならんでしょ

2012年06月03日 | 社会的全般
スカイツリーが開業した。
東武鉄道の誰とは言えないが、強力な「雨男」がいたことは間違いない。

読売新聞で取り上げられた「地元商店街」。
スカイツリーの開業は、今のところ期待はずれだったという話。

こういう記事を、なんで書くのかが理解できない。
記者というか、メディアの「劣化」が甚だしい。

押上に、目立った商店街など無い。

何をどういう視点で取り上げるか、それこそ、そこに
メディアとしての根幹があろうと思うのだが、
あまりにも「適当」。知り合いにでも聞いた話を載せたに違いない。

最近のニュースバラエティーショーは、
司会者の問題もあろうかと思うんだが、
忌み嫌う「2ちゃんねる」の寄ってたかっての雰囲気と
さほど違わないんじゃないかと、気がしてきた。

いくら芸人だからといって、モラルがどうだと言ったって、
要は「制度」の問題と、担当する「行政」の問題になるわけで、

ニュース番組は、トピックスを取り上げて、
コメントを入れればいいんじゃないかという安易な構成。
そろそろ止めた方がいいんじゃないだろうか。

この構造自体、もう、「2ちゃんねる」とさして変わらない。

で、消費税?原発再稼働?民主党?自民党?

まぁ、野田総理を「家」の主(あるじ)に例えれば、
先人の政治家の連帯保証人になったばっかりに
家計が火の車になった、さぁどうしましょう、
何から手をつければ、自転車操業からぬけだせるのか、

引退した爺さん婆さんにもパートに出てもらわなければならないし、
奥さんにも働いてもらわなければならないし、
子供も、高校卒業したら、進学なんて到底無理!

という風情にみえて痛ましい。

なのに、マスコミで「合唱」している声は、
爺さん婆さんには手厚い福祉を!
子供には健康で文化的で平等な人生を!
困っている親戚縁者には愛の手を!

で、パパが困っていても、そこがパパの勤務先であっても、
儲けている「会社」があったら、
問題を「起こして」しまったら、
後先考えずに、怒りの「鉄槌」を!

だって、あれやこれや正確ではないかもしれないけど、
今、日本は「国ベース」で、
80兆円ないとやっていけないんでしょ?

パパの収入は40兆円しかないんでしょ?
借金多すぎでしょ?

生活、環境レベルを「半分」に落とすの?出来るの?
それとも、企業と一丸になって、稼ぐの?

みんなそんなに生きる「才能」あるのかしら?
自分はそこまで稼ぐにおいて、才能がねぇんじゃないかと、思うからこそ、
大企業の連中には、最大限のリスペクトをするわけで。

体一つで、農作業して、畜産もして、
誰からの助けも受けずに、一人で生きていけるとも
全く思わないからこそ、
今は、誰かの「えさ場」の下で、しっかり作業を分担しているわけで。

どこぞの「えさ場」の親分が、私腹を肥やしていようが、何しようが、
それで食える人間の数が、増えるんだったっら、
まずはそこは全力でやるしかないでしょ。

その企業が「悪」であるかどうか、モラルも含めて議論はあろうが、
ここまで情報がタイムレスでボーダレスになった世の中で、
100年前のように、
国が国を「食う」くらいの凄惨な時代に比べれば、、、、、。

ああ、そうね、またそういう世界に突入するわけね。
流れ的に。
人間は、どうやらなかなか進歩しないもんだなぁ。実際。



電力の自由化をして、本当に満足なの?

2012年05月24日 | 社会的全般
電力問題に関して、まぁ、色々な議論がされている。
「発送分離」であるとか、
ユーザーが選択できる様に、競合の原理を、とか、
自然エネルギーを、そもそも活用しようとか。

時間がたつにつれ、
脊髄反射のように、なんでも「反対」を主張する層が減りつつあるようで、
以前に比べると、格段に情報の精度の浸透度が、スピーディーになったようだ。

相変わらず、マスコミは、「どの目線」で何を伝えているのか。
政府より、安直な「国民の声」への迎合振りをみせ、
将来振り返ってみて、あの当時のマスコミのレベルについて、
どう判断されるのか、楽しみなところでもある。

というのも、この度の「東電」の始末のつけ方から始まって、
電力会社の「独占」に応じた議論。
選択性を担保するために、どういう「仕組み」がいいのか色々議論されているようだが、

国民が「選択権」を持つ、ということは、
当たり前だが、
企業側も、「選択権」を持つ。

わかっているのだろうか? こんなことを。

こういう「事実」を解説している番組を、自分は知らない。

すでに「銀行」は、当然のように「客」を選んでいる。
知らない人がいること自体が驚きなんであるが、
今や、事前審査で、新規口座開設を断ることは日常茶飯事である。

ついでながら、「両替」という創設以来の「業務」。
これも、自行口座所持者でなければ、
両替すら「自由」にできない。

金融の自由化、世界標準ともてはやされて何年も経つが、
消費者金融を「大洗浄」したり、あれやこれやの結果、
金融機関は、大手を振って、客を自由に選択できるようになった。

なにもこれだけに留まらない。
ゴミの収集も、おそらくだが、医療機関も、
昔であれば、「公共サービス」とされていた、
尽くしてくれて当たり前と思っているサービスが、

雪崩をうって、国民を選別し始める。

利用できる人、利用できない人。
どんどん、あらゆる場面で起こってくるであろう。

特に、電気で言えば、
スマートスイッチデバイスを組み込めば、節電もでき、電力の自由化に対応できる
夢のような「仕組み」と言われているが、

簡単に言うと、電力会社が、電力を完全にコントロールできる、ということ。
つまり、電気メーターの検針も人手がいらなくなるし、
電気料金未納、延滞も、その都度スイッチ一つで開け閉めができるようになるということ。

風力発電が、原発何機に相当するとか、「数字」を言ってどうだ!という声も聞くが、
最大発電量と、毎時、どんな天候であろうとも、発電しなければならない数字を
混同して言ってはならない。

風が吹かなければ、発電量は、原発何機に相当しても、その時間帯は、「ゼロ」なんである。

そういう際に、電気会社は、当然のように、個人の家庭をシャットダウンするであろう。
客が自由選択なのであれば、
企業も、「お得意様」を優先するのは、当たり前だ。

東電が個人家庭の料金から、利益の9割を確保していたとニュースになっていたが、
「大口」の方が、安いに決まっている。
何を今更言ってんだと言うこと。

逆に言えば、東電が「国営」であれば、平等性を言えば済む話で、
どうも、あれやこれやをごっちゃにして、合理的なニュースになっていない。

自由化というのは、聞こえはいいが、
排除される理論が、必ずベースにあることを、しっかり肝に銘じなければならない。


ニュース番組の司会者が、最近、神がかっていて、すげぇな。

2012年05月17日 | 社会的全般
先日、朝の情報番組で香山リカ氏が、言いたいんだろうな、
大阪市の職員、「入墨」問題で発言しておりました。

「入墨を問題化することが、嵩じて、その先で、ピアスもダメだとなったら大変なことです」
みたいな発言。

もう、どうなんだろう、この香山リカ氏。
特に橋下市長がからむと、病院で診てもらったほうが良いのではないか?
普通に考えて、ピアスにいくか?
気持ちはわかるが、痛々しい。

また、昨日の東京ドームでの始球式。
ドイツ、ドルトムント所属の香川。
ご存知の向きには、相当のスーパースターなのは間違いないが、抜擢され、
多くのニュースに取り上げられた。

が、「緊張していたのかしら、ボールが届かなかった」
なんて女性のコメントが被せてあった。

もう、勘弁してください。
適当なコメントを、しないでください。
そりゃ、香川をしらない人にとっては、浪人生が、たまたま抽選に当って、
始球式をやらせてもらったみたいに、確かにみえ、
微笑ましいコメント一つや二つ、いいたくなる気持ちは、痛いほどわかるが、

香川は、あの状況で、ホークボールを投げた。

その事実の方が、驚きだし、グッドコメントなはずだ。
だから、ベースにも届かなかった。不本意だったろうけど。
良し悪しはともかくとして、よくやるよ。

それはともかくとして、
最近のニュース番組。
視聴率が良いのだろうな、報道ステーション。

キャスターがコメントを発信するというモデルなんだが、
最近の「正義の使者」ぶりが、MAX過ぎて、
「彼」、日常生活に支障を来たしているのではないかと心配になってしまう。

あれもこれも、「こういうことを許していて」「こういうことを放っておいて」
「何が優先されるべきなのか」「ここが一番大事な問題という認識を」
「どうなっているんでしょうか、この国は」

さらに、一般市民の声を、もう、当たり前のようにとりあげて、
必ず、ニュースに入れ込んで、

もうこの手のニュース番組は、
「正義のバラエティーショー」というジャンルを確立しているかのようだ。

最近NHKのニュースの方が、逆の意味で、リアリティーを感じるのは、
「正義のバラエティーショー」の朝の番組やら、夜の番組やらの、
キャスターの投げっぱなしの「ご意見」やら、毎度の市民の「声」に
うんざりしてしまっていて、胡散臭さを感じてしまっているのかもしれない。

顔を曇らせながら「どうなっているのかしら」、「もう、何も信じられません」
「国はどうなんているのでしょう」「正直、怒ってます」

出してどうすんだよ、現場に居合わせた「素人」の声を。

昨日も、入墨の件で、橋下氏のやり方に関して、
どういうコメントを申してよいかと保留状態を何度か表明していたが、

いちいち「絡まなくて」いいから。
そのコメント自体、すでに、バラエティーになっているから。

あんまりにも「彼」の番組色が出すぎていて、
こういう番組、みのさんから始まって、「芸能人」関係者がMC含めやっているの
多いんだけど、

結局のところ、見ちゃっている自分を含め、
やっぱり、ニーズは少なからずあるって話なんだろうな。


押上が世界のOSHIAGEになるのだろうか?

2012年04月24日 | 社会的全般
北を向いて、左が東武本社。右が京成本社。
そういう関係が長く続いていた。案外知られていない。
そういう訳で、隅田川から分岐した「十間川」にかかる橋は、
左が東武橋、もちろん右が京成橋である。

ドトールコーヒーさえ無い、地元色の強いこの地に、いきなりスカイツリーが建設された。
墨田区の区長が、「やり手」というか、再開発が大好き。
それもあってか、あまり商売が得意そうでない「東武」が中心となって、
心中にならなければいいが、本年5月22日にオープンする。

ただ、返す返すも、京成本社が、邪魔だ。
見栄えも含めて、看板さえ出していない。
知らなければ、ほとんど「廃墟」に見えるほどのボロビル。
が、ツリーオープンの真横にある。
しかも網でできた、不細工なフェンスで覆われている。

京成としても、市川に本社を移転する最中なんで、お金も無い状態は理解できる。
今現在、現本社を、どうしたいか、公式な発表も無い。
まぁ、急な話だったんであろう、しょうがないと言えばしょうがないが、
(コントロールセンターはすぐに移転できませんという話はあるものの)
京成が「嫌がらせを」しているようにみえるので、なんとかしたほうが良いと思う。

また、オープン以降、メトロ押上駅の出口がツリーの商業ビルに連結される。
が、京成側に、導線が無い。
駐車場への道が、「黄河」の如く導線を潰し、
浅草通りと四つ目通りの交差点方向、つまり京成本社側へは、
かなりぐるっと、遠回りしなければ行けない。

これも、ゆくゆく、京成本社が建て替えられて、
商業ビルになった際、行き来が面倒くさい。
今度は東武が、そういう「嫌がらせ」をしているように、これまたみえて、
なんか、細かいところで、子供の喧嘩をみているようで、面白い。

そうはいえ、310数店舗のテナントが入ると言う。
もう、スカイツリーは客寄せ。シンボル。
立派なショッピングモールといえよう。
大店法が存命であったならば、年間休日を組み込まなければ運営できない話。

そう、水族館にプラネタリウム。
東武さん、これも、あの西武との池袋戦争?
もう、まるでサンシャインの「丸パクリ」にみえて、笑ってしまうんですが。
では無いはずですが、そう見えてしまうのが、東武ぽくて可愛い。
ええ、こっちの方が素敵ですよ。

とはいえ、南側にある錦糸町。
墨田区が頑張って開発した「オリナス」の店舗が、のきなみツリーに流出。
おいおい、墨田区、大丈夫か?

それでなくても、鉄道会社の本業と言われる、沿線土地の開発事業。
資産価値を高めて収益を上げていくモデルが、この押上では、まったく無理。
墨田区が頑張るしかないのだが、

このツリーのエリアをどういう風に開発したいのかって、
これが笑える。
区が立派な予算をかけて作った資料にうたっているのが、
イタリアのベニス。
水の都だ。

一方、なってはならない、したくない景観としてアップされている画像。
渋谷のセンター街。

いやいや、どっちも違うだろう。
もう、やっつけ仕事にしか見えないのは自分だけなんだろうか?
こんな計画書でも、外部のコンサルに依頼すれば、うん千万円?おいしい仕事です。
ただ、こんなマス目みたいな立地、どう転んでも渋谷にはなりません。
ましてや、十間川沿い。こんなちまい川がベニス?
笑うところでしょうか?

とはいえ、このエリア。区が当初はリードしていたが、
住民の自治に任せるのが一番。
その方向に持って行きたいのが山々なんだが、
事情があって、この業平3丁目には自治会が無い。

個人的には、川崎の東エリア。
今で言うラゾーナを中心とする再開発は、結果がどうあれ、見事だと思った。
住民は増えるは、来客数は増加するはで、
川崎市の底力を見たような気がした。

この押上。
文化だ、イメージだなんて、確かに国際的な色を前面に、全面に押し出して行きたいのは
理解できるけど、区長の手腕と、東武さんの底力で、
ぜひ、今後、これだけビッグなイベントは無いはずなんで、
頑張っていただきたいと思います。
時間かかりそうだけど。


公務員を削減している場合なんであろうか(笑)

2012年04月18日 | 社会的全般
大人気ない事を申し上げるが、

30万の子犬、来た日に衰弱死…ペット通販苦情

  犬や猫のインターネット販売を巡るトラブルが相次いでいる。

 「購入後すぐ死んだ」「代金を払ったのに届かない」といった苦情は、
  国民生活センターが統計を取り始めた2006年度以降、昨年度までに約960件に上る。
  国は年内にも動物愛護法を改正し、対面販売の義務化を盛り込む方向で検討している。

  ネット販売では、業者のサイトに掲載された写真から客が好きなペットを選び、メールで注文するのが一般的。
  一度に多種類から選べ、価格も店頭販売より1~2割程度安い場合が多く、人気を集めている。

  国民生活センターによると、ペットのネット販売に関する相談は、熊本県内の特定業者への苦情が
  相次いで急増した09年度を除き、年間150件前後で推移。昨年度は164件(速報値)だった。

  こうした事態を受け、同省の諮問機関は昨年12月、ネット販売について、業者に対し、
  事前に購入者とペットとの対面を義務化するよう提言。今月中にも、法改正の骨子案がまとまる見通しだ。

色々な商取引は、これが特別だとか、こういう事例は特殊だとか、
もう、無い。

すべてが、こういうことになる。
さらに言うと、明らかに、おかしいだろうと、騙されているだろうという事例であっても、
普通であったら、お前が、バカなんだよ、ということでさえも、

ほら、こういう風に、国が最終的に面倒を見なければならなくなってくる。

  こういうだらしない分野はさっさと規制してくれ、
  ネット通販のイメージが悪くなってかなわん

という声もあったが、いやいや、どんなご立派な分野であっても、
全ての分野をことごとく地面に引き摺り下ろす連中が、普通にいるということが問題で、
あろうことか、連中は、自分が「間違っている」とは1ミリも思っていない。

善意の被害者だと 思っている。

先だって、大阪のある町で、どうやら木が植わっている歩道にて、
ご老人がその木が所以の「段差」に気づかず転倒をした。
骨折を含め、回復に数ヶ月かかったということだが、ご本人はさぞや大変だったであろう。

その後行政を訴え、裁判所は、市の管理不足を「認め」、原告の損害賠償を「認めた」。

   訴状などによると、男性は2009年8月、同市奥原の市道を歩行中、
   街路樹の根元を保護する鉄網の段差に足を取られて転倒。左腕や右手の指を骨折する6か月の重傷を負った。

   同市は公判で「前方を注意していれば、段差を簡単に見つけられた」と主張したが、善元裁判官は判決で、
  「市が歩道中央にある段差を放置した責任は免れない」と退けた。

   市に416万円の賠償を命じる判決を言い渡した。

この損害賠償金は、市民の「税金」である。

全ての国民の「面倒」を角から角までみるために、どんくらいの税金が必要になってくるのだろう。
どのくらいの「大きな政府」が必要になってくるのだろう。
公務員の削減なんかしている場合ではないだろうに。

わが国民だけは、なにもせず、全て、一流のサービスを、どうやら、無条件に欲しいらしい

2012年04月14日 | 社会的全般
北朝鮮の「ミサイル」は、騒動の大きさに比べて、散々な結果になったようだ。
いや、事態は、ある意味、さらに深い騒動に発展するかもしれないが、
日本国内では、もう、べつの騒動に話が展開している。

官邸は何をやってんだ。

そういう意味で。

情報の遅れから、精度に関して、あの原発以来少なからずの国民は、
政府に対して不信感を露にしていて、
例のツイッターは、その「はけ口」として、ある意味上位の2チャンネル化が激しく、
見ていて気が滅入る程度の文言が貼り付けられている。

自衛隊。

この組織について、国防を含め、有事の際にどういう位置づけなのか。
そういう議論がちゃんとできるようになったのは、
ごくごく最近のことだと思う。

それまでは、マスコミも、「触れてはいけない」タブーとして、
さらには、不祥事が起これば、われ先に何の躊躇も無く叩く。
そんな対象として、冷静に、議論を尽くすことは無かった。

北朝鮮の「ミサイル」の件でも、多くのマスコミは、PAC3の配置に関し、
聞いたことも無いだろうに「軍靴の足音が聞こえる」風の社説をあげ、
どういう根拠なんだろう、あの物体を、あくまでも「ミサイル」と呼び、
あげく、イージスのレーダーにかかる前に墜落した物体を、
補足出来ない事実をもって、
何かを隠蔽していたのか、怠けていたのかも含め罵倒をし、

環太平洋の戦略的な国家間の取り組みの中で、
日本のポジションを知ろうともせずに、
「なぜ、できないんだ」「世界の笑いものになっているんだ」

わが国民だけは、なにもせず、全て、一流のサービスを、どうやら、無条件に欲しいらしい。

あの原発にしても、
表にせず、あれも、「腫れ物に触れてはダメよ」という風が、
こういう事態を招いてきたわけで、

今より良くなったことは、自己努力。
悪い結果は、全て、国のせいと、最近の振り切れ方は、見ていて清々しい感がある(笑)。

先日関東で「爆弾低気圧」の影響で、都市の交通がほぼ麻痺した。
運転を取りやめる電車が続出する中で、
大概は、その状況を受け入れ、吹き荒れる嵐の行方を見遣っていたが、
成すすべの無い駅員に向かって、思いつく限りの罵詈雑言を浴びせる客も多くいた。

あらゆることを、無条件に、サービス授与者として慣らされて、
快不快を脊髄反射の如く返すしか無い、そういう輩が増殖して、
それをありがたがって、多くマスコミや、テレビが、国民の声と称して
映像に取り上げて。

間もなくすると、よもやの展開で、こういう安易な「世論」をリードしたツケが、
この国の冷静な判断を誤らせるかもしれないと思うと、
しばし、暗然とする。


有給休暇だって

2012年03月29日 | 社会的全般
有給休暇に関して、目に留まった記事があったんだが、

異議あり! 有給休暇 - 守井 嘉朗

僕は経営者として以前から疑問に思っていることがあります。
それは有給休暇という制度に対してです。
お勤めの方と経営者側ではそもそも180度見解が違うものですが、
僕にとってはこの有給休暇ほど、不思議な制度はありません。

一方で、有給休暇は当然の権利です。

自分が経営者であることを書いた上でこのようなことを言うのは「私はバカです」と言っているに等しい。
なぜなら、「働かないのに給料がもらえる」のではなくて、
給与なり人的リソースの配置は有給休暇を前提として決めなければならないものなのに、
それをしていないばかりか、自分が無理解であることをネット上で吐露しているからだ。

とまぁ、まったくもって、当然のやり取りが展開される。

1980年ぐらいであろうか、
外資がどうのこうのということで、「週休2日」というものが、
この世の中にあるんだと!と、認識が深まったのは。

その頃の外資にお勤めの方が、土日に休みをもらっている。
これだけで、いわゆる「外資ブーム」がおこったくらいだ。
でもね、このあたりは、物凄く、就職難で、オイルショック以降に見られる、
氷河期と称された、一番目あたりの頃。

人気のいない、ディズニーランドにお出かけ、というのも、
まさにこの頃に誕生したアミューズメントと相まって、
次第に「半ドン」なる土曜出勤も週休2日に移行始める。

と同時に、デパート(そろそろ死語になるのか!)の花木(はなもく)!
木曜日に集客しようとしたのか、結果、人が集まっているのか、
それが、「はなきん」に時を同じくして移動。

1年間は約、52週です。
これに2日の休みをかけると、単純に104日です。
さらに祝日。これが15日。
そんで、年末年始。
うまく、土日にかからなければ、数日。

120日は、年間休日になるわけです。

ええ、単純にならすと、2日行って、1日休んで。
てなくらい、
この日本の労働環境は、その完全週休2日族に対しては、
どう考えても、立派過ぎる、ものだと。

さらにだ、有給!
これがある程度社歴があれば、20日だ。

軽く、年間休日140日だ。

労働日数 225日。

1週間のうち、4日と午前中働いて、2日と半日以上は休み。

良いか悪いかではない。
こういうのを、日本は、健康的で文化的な、標準の日本国の労働環境と言っているだけなのだ。

特に、経団連に所属している法人クラスは、全部そうだと、いうことだ。

えっつ?
どこの国の話?

てな方々が、非常に多い。
サービス産業が、増加をきたし、観光立国を目指す!なんていっている輩もいるくらいだから。
東京では、取りたくても、人がいないんだから、休めません。
交代制なんて、夢物語ですね。

(採用する年齢を上げればいいなんて、平気で言う方もおりますが、
 商売する側にとっても、来店いただける方々にとっても、
 簡単にはいきにくいテーマですので。)

で、子供手当に所得制限をかける!なんて議論があったが、
有給休暇は立派な「所得」だ。
これに、取得休暇制限なんて話は、聞いたことも無い。

100日切ったら、ブラックだなんて、平気で言われてしまう昨今。

議論が、いつも、大雑把なくくりで戦わされるから、(上の引用ね)
できれば、自分も、ぜひ、120日くらいはとりたい!
有給とか、そんな、あれば尚、嬉しい。

が、有給なんているのか?っていう経営者。
どんだけ、自分の会社で休暇日数をとらせているのかがわからないし、
さらに、
合わせて140日も取っている連中から、
当たり前のように言われると、なんか、むかっときますね。

コンセプトの違いというだけでは済まない商法。

2011年10月12日 | 社会的全般
ユニバーサル S ジャパン

ディズニーランドと比較すること自体、おかしな話かもしれないが、
10周年をどうやら迎えたらしく、
ややもすると、「終了間近」、引き上げか!と噂が絶えなかっただけに
その頑張りに、敬意を申し上げたい。

で、まず、感心したこと。

アトラクションのクオリティーが、えらく高かったこと。
数は、当然ながら、少なく、あのディズニーと比べるまでも無いが、
待ち時間がほとんど無い、バックドラフトでさえ、
えらい、面白かった。

3Dの映像を流す、その当時は、シュレックムービーだったが、
わざわざ、このために作成されたのか?
は、ともかく、
まじめに「良く」できた作品だった。

ターミネーターですら、映像だけでなく、
役者さんが出演されていて、
これがまったく、見ているこちらが恥ずかしい、なんてことはなく、
まじで、こんなテンションを毎日やられているんですか?
というくらい、
初めてのお客さんは、要するに、驚くのは間違いない。

プールのショーですら、
冬場は、どうしているんですか?
絶対に、夏季のみの公演ですよね?
っていうくらい、普通に、面白い。

ええ、全体的に、あのランドというか、リゾートと比べても遜色なし。
いや、むしろ、そのクオリティーに圧倒された。
コンセプトの違いなんて、どうでもいいんで、面白いかどうかではなく(面白かったが)、

クオリティーの高さに感心しているのだ。
凄い。

と こ ろ が

それ以外、
「笑った」。

まず、外に一時退出、できません。
確か、記事などで読んだ記憶があるが、
食事を園内で取らせるために、外に出さない!とか、そんな内容だった気がするが。

いや、高いよ。食事代。
ランドで450円くらいでいただける程度のものが、700円、800円、
と、平気でします。
ここまでくると、おいしいか、まずいか、なんて論外。
それなりのコストをかけているんだな、って
客に思わせる「仕掛け」も皆無。

食わなかったら、飢え死にするだけでっせ、みたいな感じ。
いやはや直球。これは、思いもしなかった。
外に出られるんだったら、1000%、外へ食べに出ます。まじで。
何も、食べたくありません。この中では。

さらに、グッズ。
気持ちはわかるんだが、商品に値段、貼ろうよ。
まるで時価じゃない。
棚に、プライス表があるから良いってもんじゃないと思うんですが。

余るから、値段表示できないのか?なんて思ってしまうんですが。

さらに、
紙袋のオンパレード。
関西では、紙袋の習慣が王道なのか?って思うくらい。
環境に配慮しているのか?なんて、そういう仕掛けなのか?ここは。

手提げになる収納物は、全て有料。
これにも、笑えるくらい「商魂」という単語が頭から離れません。
すげぇな。

まぁ、入園料が、あそことはほとんど変わらない中で、
優先入場券。
あちらでは、ファーストパスという代物ですが(無論、ただ)、
これが、こちらでは、「有料」。
合わせると、1万円近く払うことになります。

年間パスポートが、安いので、むしろそちらを購入して、さらに優先入場券を買い増せ!
というコンセプトなのは理解できるが、

ランドが「大店法」で規制されていた過去があったように、
あそこは、グッズの売上、食事の売上が半端ない。オリエンタル商店と言っても間違いない。
それくらいのマーケティングの中で、「商売」をおこなっている。

年パスを安くして、何度も、客を呼び込みたいというのは理解できるが、
その程度のアトラクションの数で、パレードは
サンリオピューロランド並み。
だったら、何で稼ぐのかって、そりゃ、規模に問題もあろうかと思うんだが、

食事と、グッズだとは思うんだが、どうなんだろうか?
ええ、もし、仮に、2度目があるのであれば、
ほとんど、買わないし、食べないと思うよ。
で、頑張って、並ぶよ。

これは「負」の循環に陥ると思うんだけど、
まったく、オリエンタル商店とは「真逆」のやり方に見えて、
これは、コンセプトの違いというだけでは、済まないと思うんだが、
こんなもんなんだろうか?

怒る、泣く、というコミュニケーションツールについて

2011年08月10日 | 社会的全般
内田樹の研究室

とにかく、個人的に一語一句、身にこたえる程、その内容に敬服している。

今回の「感情表現について」は、
例の海江田経産相が国会で落涙したことについて、問われた際に書かれたものだが、

今ある個人の「個人らしさ」がどういう過程を経て、どういう状況を生み出して、
どういう弊害を生じさせているか、
こんなに上手く書かれているものを、拝見したことが無い。

先日の松本復興相が知事たちに対する「暴言」に関してのブログも
「暴言と知性について」
これまた、そう思わざるを得ない内容で、
今の自分には、これに対抗できる言葉も、術も、まったくない。

感情表現が、よくあるように、泣く、笑う、怒る、あとあったけ?
その怒る、という感情を
もっともみっともない形で、コミュニケーションツールに仕立て上げた「現代」で、

泣くという表現さえも、そこそこ有効なコミュニケーションツールに仕立て上げてしまった
「大人」達、そしてこの社会について、
声を大にして、書かれています。

で、個人的なことを、この場で書くのもなんですが、
この流れでね。

怒る、怒っているということ。
考えてみたら、怒りだけは、かなり「演出的」だなと思う。

何らかしらのダメージを負った場合、
いや、表現が甘い。
とんでもないダメージを負った場合。

予期していなかった事態であれば、もう、魂が反応しない状態になろうかと思う。
それは、つい最近のことでご理解いただけると思うが、
これは、良い、悪い、どちらのケースにおいても、
同じ状態に限りなく、なる。

ところが、ある程度、プロセスがあって、関係性があって、様々な過程の際においての
予測を行いながらの中で、受けたダメージでは、
もう、その関係性があればあるほど、(だって、その関係性は人間でしかないからね)
どういう「表現」が、一番、効果的なのかって、
自然に、出ますよね。

怒るにしても、笑うにして、泣くにしても。

内田さんの文章を拝見して、
感情たるもの、ああ、本当に社会性をもってこそ、担保されつつ、
表現される、「ツール」なんだと、改めて感じました。

本当に、怒りを覚えなければならないとされている事態に遭遇した場合、
本当に、えらいダメージが、そこにあった場合、
笑いが出ることもあります。
体が震えながら。

それも、相手があっての「演出」なのかなぁ?
そうか、それも、自分という「相手」を認識してこその、感情演出なのかしら?

ありゃりゃりゃ。
ただ、顔が蒼白になるというのは、何度もやったけど、
そういえば、怒りも、悲しみも、その瞬間は、そういえば無かったな。

それが、原始たる「底」なんだろうか?





このデジタル世代に、アナログ視聴率ってさぁ。

2011年08月09日 | 社会的全般
地デジに移行されて、まぁ、数週間が経った。
生計に目途が立っていない塩梅が長いので、
この件に関しては、なすがまま!

どうせ、アナログ。買い替えはできません。
当日は、砂嵐の画面でも見るくらいならと、レンタルレンタル。

見れるじゃん。

なんで?

調べる気力も、余裕も なし。

て、どうでもよいのだけど。

最近、ほとんどテレビ見ていないんだけど、
ニュースなんか、パソコンで仕入れている日常としては、
たとえば、AKBの前田さん?が主演しているドラマ

とんでもない視聴率をたたいて、打ち切りか!
なんて連日、関連ニュースを目にするけど。

地デジのさ、その視聴者と番組の、インタラクティブやら
なんだかかんだかと、
その両方向性を、生かした「かってない」時代の到来なんて前振りあったけど、

どうなったの?そのデジタル化。

いまだに、視聴率って、あんないい加減な「調査」を
各メディアは御大層な指標として、扱われているけど、
デジタル化したら、そりゃもう、

携帯からパソコンからテレビからビデオ録画から何まで、
受信されているすべての「端末」を追いかけること含め、
マスではなく、ワンパーソンに至る、
オンデマンドもへっちゃらみたいな話あったようなきがしたけど、

あれっ、聞き間違い? 私の?

今時、オンタイムで見ている「ご家庭」がどれくらいいるのか。
しかも居間にあるテレビでっていう時代に、

5%だとか、10%切ったとか、
あんなへなちょこな視聴率で、
何が、語れるのかしら?

番組も、一つの情報として考えるのであれば、
それを受信した端末の数くらい、瞬時にわかるのが、
その、デジタル化社会のはずだと、自分は思っていたのに、

何か、あの視聴率を「切り替えられない」
話してはならない、深い「闇」があるのかしら?

とか、

あの視聴率だから、そもそも、その調査方法すら
教えない!という機密性こそが、
大きな、「特権」につながっていて、手放すことができない!

とか、

もう、このご時世。権威たるものは、すべて疑うべき何かを抱えている
なんて思うように、「洗脳」されかかっている時に、
そう、マスコミなんかに、踊らされているこのご時世に、

なんか、操作してんの?

とかね。


誰もが普通に思っていること。

2011年08月05日 | 社会的全般
きっと、他の誰もが同じことを考えているんだろうけど、

あらためて、こう書いてみると、
今更ながら、結構、笑える。


毎月、わずかな掛け金で、定年後、充実した老後を保証いたします。

経済、社会環境が変わっても、得られる配当は、その環境に準じます。

簡単なことです、

すでにあなたは、他の、同じ2人とあわせて、掛け金を払い終わった

「達成者」を支えております。

同じように、あなたの下には、3人が。

その3人の下には、それぞれを支える3人ずつ、合計9人が。

その9人の下には、27人が。

こういう相互扶助の精神で、今まで、お力を尽くされた方々を支えあいます。

我々は、どんなことがあっても、大丈夫です。

無くなることはありません。

安心して、どうぞ掛け金を、お納めください。



システムは、どっからどうみても、立派な、「ねずみ講」です。あははは。

ある程度、「有限」にした連鎖をシステム化したものは、江戸の時代からありはしたろうけど、
この年金システムは、走り出したら、止めることもできない、
ある意味、無限連鎖だ。

期せずして、作っちゃったんだろうな、色々と何かを参考にしたんだろうけど。

そうなると、どんなに立派な解説を講じられようとも、
「ダウン」を当てにしている時点で、
年金は、国が仕掛けた、壮大な「ねずみ講」だと、普通に思ってしまいますよ。

えっつ?満了していない人には、1銭も払い戻しが無い!

おお、こりゃ、振込詐欺も 真っ青な展開じゃ。

民間よりも、かなり、国の方が、えぐいなぁ。




確かに利便性という言葉は「簡単」だ。

2011年03月07日 | 社会的全般
医薬品の通販を認めるかどうか
事業仕分けでテーマになっているようだ。

色々な意見がネット上、喧々諤々。

中には、家電と、リスクを含めどこが違うんだという意見もあった。

例の楽天での抗議もあって、いまさらネットで買えない方がおかしいのではないか。
業界の利害を、政治が調整しているのではないか。

など、現在のこの社会では、医薬関係は、マスコミに「普通」にネガティブな扱われ方をされているので、
一般の方を交えた論議は、見ていて途方にくれてしまうことがある。

楽天で、あまた扱われている、いわゆる「くすり」関係。
この売上の多くは、健康補助品目。ビタミン系とか、やせる系とか、
もしくはコンプレックス商品系が占めている。

もちろん、妊娠検査薬とか、毛根系とか、肥満系とか、交配系とか、
対面ではどうも、ちょっとというのも売れてはいるものの、
通販自体のシェアでみると、どうなんだろう。
真剣に、議論すべき数字が、そこのあるのだろうか。

もともと、薬店で売られている薬は、1,000円前後のものが多い。
家電と云々とか言う人間は、
その単位あたりの金額とか、得られる利益率も含め、
商売をする側からすると、比較したくなるようなものではない。

また例えば「ブロン」とか咳を止める薬だが、これは2類。
ひょっとすると、このままの議論では、通販で買えるかもしれない薬だ。
ええ、あのブロンです。

通販をする側の規制をすれば、とか、必ず言う人間がいるが、
ネットの世界を、そんなに甘く見てはならない。
処方箋がないと「買えない」薬が、
なぜか、どんじゃらネット上で売り買いされている。

ヒルロイドローションなど、子供の「肌」に重宝されているものだが、
当然ながら「0割負担」で、親である自分の分まで、ただで
持っていく親とか、本当に親なの?とか、言う方々が、ネット上でその入手方法を
軽々と「伝授」している。

色々な意味で、ネットは、軽々しく、見てはならない。
この時代、すでに、日本だけの市場を性善説で設計できるものではない。

最終的に、誰がどのように責任なりリスクをとらなくてはならないのか、
それを考えると、
あのこんにゃくゼリーですら、
マスコミをバックにつけるだけで、
やってはいけない!と告知も、印刷もされている「食べ方」で、
不幸な「事故」も、大きな社会問題になってしまった。

さあて、杞憂にならなければいいんだが。