この本が売れている理由がわかる気がいたします。
文章から誠実感が漂っています。そして、知ったかぶりではなく、作者自身も
驚きながら「調査」をしている、姿勢が読み取れて、
それが、また、ただ事ならない感じがあって、はい、とても勉強になりました。
「拒否できない日本 アメリカの日本改造が進んでいる」 関岡英之著 文春新書
色々な雑誌、ネット上でもテレビなど、アメリカ追従路線を「ポチ政権」と揶揄
したり、いや、アメリカを離れ、自立すべきだなど、盛んに論議されておりますが、
自分は、結構この問題に能天気であった、と考えざるをえません。
考えてみれば、昨今グローバルスタンダードと言う単語が使われておりますが、
自分は、ちゃんと意味がわかっておりませんでした。
国際統一基準。ですよね?
国際間の「総意」なんでしたっけ?
それとも、どこぞの国が、推奨しているのかしら?それとも強制しているのか?
この本を読んで過敏に反応しているわけではないのですが、
アメリカという国は、本当に「明確」な国だということがわかりました。
ええ、深読みして、そうだと、あらゆる情報から、そう確信した、というのではなく
彼らは、臆面もなく、それぞれのホームページで「公開」しています。
経済団体でも、官公庁でも、政府でも。
アメリカの「国益」のために取った戦略が「成功」した。
アメリカの「国益」のために、今、こういう働きかけをしています。
堂々と、公開しているのです。
これは、知りませんでした。
日本には、アメリカの大使館がアップしている「政策関連文書」というのがあります。
日米規制改革および競争政策イニシアティブに基づく日本国政府への米国政府要望書
これって、新聞なんかで御馴染みの「外圧」なんですけど、
日本では「年次改革要望書」と翻訳されていますが、もともとは、サブミッション
「服従・従順」との名称が、レコメンデイション「推奨・勧告」に変更。
堂々たる「内政干渉」です。
これは、アメリカ国内では、「通商代表部」が連邦会議にあげる報告文書
「外国貿易障壁報告書」において、また堂々と、皆さん、日本をこう改革して
やりました!って報告するのだそうです。
で、簡単に言いますと、「小泉政権」。
週刊誌で、「構造改革」への採点がされていますが、これ、アメリカの「要望書」
に間違いなく沿って、なされていることがわかります。
だから、竹中さん、宮内さん、木村さん、色々と「アメリカの手先になりやがって」
と言われていますが、
自分は、だって、規制緩和も、構造改革も、古い日本の体質を改めるために
「いい事じゃない」、「小泉さんはよくやっているよ」と、なんだかそういう風
でしたが、いやいや、実に驚きでした。無知でした。
ドイツ、フランスでも、そしてアジアでも、「そこは譲れねえよ」としている改革
まで、きっちり、アメリカの要望書通りに、「改革」を推し進めていました。
「商法改革」「司法改革」「規制緩和」「会計基準改革」「郵政改革」「建築法改革」
「医療改革」などなど、ものの見事に、ホームページにアップされています。
その国には、独自の文化、独自のシステムがあります。
それが適切化、適切で無いか、効率的か効率的でないか、意見が分かれますが、
こと、今日本で言われているグローバルスタンダードというものは、
いやー、間違いなく「アメリカ・イギリスなど」アングロサクソン系のシステム
なんだそうです。
この本に書いてある事例など、取り上げると、丸写しになってしまいますので、
すいません。自分の無知をさらけ出すような内容になりましたが、
「国の狙い」をこんなにも「赤裸々に」推し進めている「姿」を、
ぜひ、この本で、ご堪能ください。
いやー、アメリカって、凄いや。
文章から誠実感が漂っています。そして、知ったかぶりではなく、作者自身も
驚きながら「調査」をしている、姿勢が読み取れて、
それが、また、ただ事ならない感じがあって、はい、とても勉強になりました。
「拒否できない日本 アメリカの日本改造が進んでいる」 関岡英之著 文春新書
色々な雑誌、ネット上でもテレビなど、アメリカ追従路線を「ポチ政権」と揶揄
したり、いや、アメリカを離れ、自立すべきだなど、盛んに論議されておりますが、
自分は、結構この問題に能天気であった、と考えざるをえません。
考えてみれば、昨今グローバルスタンダードと言う単語が使われておりますが、
自分は、ちゃんと意味がわかっておりませんでした。
国際統一基準。ですよね?
国際間の「総意」なんでしたっけ?
それとも、どこぞの国が、推奨しているのかしら?それとも強制しているのか?
この本を読んで過敏に反応しているわけではないのですが、
アメリカという国は、本当に「明確」な国だということがわかりました。
ええ、深読みして、そうだと、あらゆる情報から、そう確信した、というのではなく
彼らは、臆面もなく、それぞれのホームページで「公開」しています。
経済団体でも、官公庁でも、政府でも。
アメリカの「国益」のために取った戦略が「成功」した。
アメリカの「国益」のために、今、こういう働きかけをしています。
堂々と、公開しているのです。
これは、知りませんでした。
日本には、アメリカの大使館がアップしている「政策関連文書」というのがあります。
日米規制改革および競争政策イニシアティブに基づく日本国政府への米国政府要望書
これって、新聞なんかで御馴染みの「外圧」なんですけど、
日本では「年次改革要望書」と翻訳されていますが、もともとは、サブミッション
「服従・従順」との名称が、レコメンデイション「推奨・勧告」に変更。
堂々たる「内政干渉」です。
これは、アメリカ国内では、「通商代表部」が連邦会議にあげる報告文書
「外国貿易障壁報告書」において、また堂々と、皆さん、日本をこう改革して
やりました!って報告するのだそうです。
で、簡単に言いますと、「小泉政権」。
週刊誌で、「構造改革」への採点がされていますが、これ、アメリカの「要望書」
に間違いなく沿って、なされていることがわかります。
だから、竹中さん、宮内さん、木村さん、色々と「アメリカの手先になりやがって」
と言われていますが、
自分は、だって、規制緩和も、構造改革も、古い日本の体質を改めるために
「いい事じゃない」、「小泉さんはよくやっているよ」と、なんだかそういう風
でしたが、いやいや、実に驚きでした。無知でした。
ドイツ、フランスでも、そしてアジアでも、「そこは譲れねえよ」としている改革
まで、きっちり、アメリカの要望書通りに、「改革」を推し進めていました。
「商法改革」「司法改革」「規制緩和」「会計基準改革」「郵政改革」「建築法改革」
「医療改革」などなど、ものの見事に、ホームページにアップされています。
その国には、独自の文化、独自のシステムがあります。
それが適切化、適切で無いか、効率的か効率的でないか、意見が分かれますが、
こと、今日本で言われているグローバルスタンダードというものは、
いやー、間違いなく「アメリカ・イギリスなど」アングロサクソン系のシステム
なんだそうです。
この本に書いてある事例など、取り上げると、丸写しになってしまいますので、
すいません。自分の無知をさらけ出すような内容になりましたが、
「国の狙い」をこんなにも「赤裸々に」推し進めている「姿」を、
ぜひ、この本で、ご堪能ください。
いやー、アメリカって、凄いや。