まなびの途中

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色々な出会いがありました。
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結婚率も大幅ダウン!少子化は何が原因か。

2006年01月21日 | 教育、文化、少子化
これだけ情報化が進むと、はっきりいって、話題によっては素人さんです。
特に、牛肉に関しては、上っ面です。
米国産牛肉、再び禁輸に 成田の検疫で危険部位発見
みたいな記事。多分、ネットではすでに喧々諤々といったところでしょう。

以前、とある番組で、いわゆる「牛タン」。これ、アメリカ人、食べません。
日本人、よく食べます。アンビリーバブルなことなんですが、本当に、アメリカ人
大喜びの「商品」だったということです。
何しろ、「くず」がお金になる、といった感覚でしたから。

中国では、「水俣病」が発症し、水源のある地域の魚介、そして農作物に至るまで
かなり深刻な事態になるはずです。
確かに、99円で、食品を購入できるストアーが急展開しております。
たまに、パチンコの端玉でとった景品ですが、サラミとか得体の知れない乾き物など
いただきますが、なんだか、健康にうるさい割には、食べては心配になってしまいます。
はい、とてもいい加減なんだなぁと反省いたしております。

土曜の夜ということで、多分、過激な?話題になってしまいますが、
最近、少子化に向けて、政治家やら学者が対策を講じようと、提言いたしております。
会社に育児についての対応を文書化しろ、や、補助金を当てろ、など、ついに人口
減少が目の当たりになった今、議論は急ピッチです。

なぜ、子供を作ろうとしないのか。
経済的なもの、社会環境の問題、女性の社会進出を根拠とするもの、それぞれあります。
中には、婚姻をせずとも、誕生した子供をコミュニティーで育てるための社会システムを
提言する学者までおりました。

しかし、多分、殆どの方が内心気づいていることがあるはずです。
いくら経済的に安心であれ、環境が子育てに優しいシステムになるのであれ、
そもそも「つがい」というか「結婚して夫婦」になる意味は、何?って。
性が異なる「他人」と長きに渡って生活を共にする「意味」はあるのかと。
すでに、そこに疑問が生じているのではないかと。

私の周りには、50を過ぎて、まだまだ現役の脂ぎった「おじさん」がたくさん
出没しています。いわゆる「現役さん」と呼ばれる方々です。60を超えてなお、
元気いっぱいです。簡単に言うと、この年代に限定するわけでないのですが、
本当に女性が好きな方々が、多い。真剣な方々もいるくらいです。

若い年代の方々に接する機会が多いのですが、ことさら女性と「付き合う」という
こと。むしろ興味というのでしょうか?確実に薄れているような気が致します。
また、女性。様々な雑誌、情報が、ありとあらゆるスタイルを研究し、社会が
多様でそれぞれの年齢にあわせたサービスを提供していることもあって、
男性を「行動パートナー」として充分必要だとは思っていないようです。

さらにニート、引きこもりにみられるように、ことさら人間関係を通じて、物事を
楽しむ、経験していくという作業ですら、どうやら重きを置いてないようです。
人口動態調査によると、人口1000人に対する割合を見ると、
昭和39年から48年のほぼ10年間。割合は10前後。
ところが、平成15年度は、ついに6を切っております。
離婚率は、46年ごろまで1を切っておりましたが、
今では2.5倍にも増加しております。

ええ、確実に「男女」同士の、さらに言うと、異性に対する感覚が、団塊あたりの
方々の感覚と、確実に異なっていると考えていいようです。
「性」の消費のありかたなのか、「性衝動」そのものの変化なのか、
もしくは、個体の「時間消費」に関する(つまり、一人でゲームやってるほうが
面白いし、みたいな)問題なのか、これは、多分、まさに社会学者の大きなテーマ
になるのではないかな、と勝手に思ってしまいます。

よって、富裕層なる集団が、必ずしも「子育て」に向かう、というのではなく、
「下流層」が経済的な理由で「子育て」ができない、というのではなく、
男女の枠組みが、価値観が、感覚が、おそらくこの社会では、大きな変容を
見せているのではないか、と考えるわけです。

過激なことを申しますが、周りの人間で、「性」にあんまり興味はないんですよね
って言う人が、多いんですよ。ええ、富裕層の人も、それ以外の人もです。
少子化を、どういう切り口で考えるか、本当に考えどころです。
長くて、すいません。




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13 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
両性化 (ぜん)
2006-01-22 20:23:57
環境ホルモンによって、ホルモンのバランスがくずれ、ある生物には両性化という現象がおこっているようです。

人間にも、その影響が現れてきているのでしょうか??

読みながらそんなことを考えました
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Unknown (ぜんさんへ)
2006-01-22 22:50:36
子供が少ない、というより、結婚をする人間が少なくなっているという事態のほうが深刻だと思うのですが。仰るとおり、「性」への関心が少なくなれば、両性化が、何にせよ進行すれば、子供なんて少なくなりますよね。

一方で、男性は女性に、女性は男性に、強力な依存心を持つ傾向の若者もおります。どちらかが、まるっきり「子供化」しているので、どちらかが喜んで「不幸」を背負い込むパターンのカップルも同時にみかけます。

人類の「幼児化現象」といったテーマは、各時代に見かけますが、それで済むのか疑問ですし、ホルモンのバランスがどういう作用を生んでいるのかも、知りたいところです。



それから、週末なのですが、自分のPCが利用できません。勝手なんですが、私のブックマークにリンクをはらせてください、ってここでお願いすることじゃないですよね。人によっては、「得意」でない方もいらっしゃるので、ひっそりとはらせていただきます。毎日、うかがいたいので。
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初めまして (nan)
2006-01-24 15:32:05
初めまして、こんにちは。

大変興味深い内容だったので、コメントさせてください。

私は20代後半、結婚2年目の正に「適齢期」真っ盛りの者です。

まだ、子供はおりません。

私達自身は結婚当初から子を望んでおりますが、タイミングなのか運なのか体質なのか、まだ前兆すらありません。



私の周りにも、結婚に理想を求めすぎているのか しっくり来る相手が見つからないのか、30代半ばにして未だ独身の者が多くいます。

また、実際に結婚前に付き合った事のある相手でも「家庭を持つ責任」の不安から逃げたがるような者までおります。

友達であれ、恋人であれ 深い付き合いを嫌がる人が多いのです。

肉体的に自分は確実に歳を取っているのに、精神的に認めたがらない者もおります。



また、私のように唯一身近な人生の先輩であるはずの両親が「性」についてタブー視し(宗教的な理由ではありません。単に触れたくないだけのようです)ちょっとした事も相談できない状況の者もおります。

下手をすれば、「性」=「悪」と捕らえる者がいてもおかしくありません。



最後の「過激なことを申しますが、周りの人間で、「性」にあんまり興味はないんですよね

って言う人が、多いんですよ。」のくだりで、周りの先輩方の有り方にも問題があるのでは?と思ってしまいました。

相談できる相手が居ない、または遠くにいる状況というのは辛いのですが。。。



初めまして、での長文、大変失礼いたしました。

少子化問題に本当に重きを置いてくださる方の目に 1意見として止まってくだされば幸いです。

また、出すぎた発言だと思われ気分を害された場合は削除してください。
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Unknown (manさんへ)
2006-01-24 18:43:50
コメントありがとうございます。このような内容を頂いたのは初めてで、逆に、こちらのほうが恐縮しております。

私は、子供が1人おりまして、日々あれやこれやと奮闘中でございますが、正直、楽しく仲良くできていると、思われます(笑)。

とはいえ、自分なりに、子を育てるということ、過去にいくつか記事にして書きましたが、とても難しい問題ですよね。まだまだ、勉強中ではありますが、ただ、その昔と違っているのは、子を設けることが、その集団の「生産性」とは何ら関係がなくなってしまった、という現実は否定できません。簡単に言うと、集団にならなくても、今の世の中、簡単に「餌」を確保できるようになってしまった、ということです。そのため、ゆるやかに「共同体」が地域性を保持できなくなって、解体していきました。

その中で、本来、共同体の中でこそ「重要」であった「子育て」が、「核家族」というシンプルなチームで行う作業になってしまった、という悲劇がでてまいりました。

過去に、人類は、そんな作業をしたことがありません。

言ってみれば、誰も指摘しないんですが、結構「過酷」ですよ。ここまで「悲劇的」に言うことも無いですよね、へへ。

さらに、現在の世の中。音も映像も活字もと、ありとあらゆる情報が24時間あふれています。これまた、こんな時代はなかったはずです。つまり、我々は、意識さえしなければ、「えさを獲得する作業」以外の時間を、なんと、「楽しんで」いける術を身につけているわけです。ええ、人と関わらずに。

人は、その余暇を膨大な、人とのコミュニケーションによって、消化してまいりました。で、この世界。お気づきの通り、、、です。

そうすると、人付き合いをわざわしなくてもいい、「性」の様々なトラウマやらコンプレックスという関門を潜り抜けなくとも、生きていける、ということに「違和感」が無くなってきてしまった。

結果、男女の関係性が「変容」してしまった。というのが、自分のたどり着いている、今の考えです。

コメント欄なんで、思いっきり書いてしまいました。ごめんなさい、参考になるんでしょうか?ええ、性に興味がない、というのは「なさそうにしている」とも言えますね。

また、こんなしつこくて、長い文章のブログでもよろしければ、お待ちいたしております。
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無理 (Acra)
2006-01-31 23:56:04
私の勤め先、平均年齢は30代ですが、みんな結婚を望んでいますし異性に興味があります。けれども193名中、女性2名(既婚、40代)。就業時間帯は実質8時から23時。休日出勤は当たり前で、たまの休日は家で資料をまとめないと追いつきません。私物(携帯含む)は持ち込み禁止でネットもできず。労働基準法には守られていない類の職種です。こういった環境の結果、既婚者は4名(女性2名含む)です。残り189名の男達は明らかに環境のせいで結婚できていません。大なり小なりこういった非人道的な労働力搾取の結果が晩婚非婚につながる例は周囲にも見受けられます。結婚しないのはする気がないから、といった分析にはいつも漠然とした腹立たしさを感じています。
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Unknown (Acraさんへ)
2006-02-01 12:35:36
読ませていただきました。せっかくお越しいただきながら、不快な気持ちにさせてしまいまして、申し訳ございません。ご内容からして、この劣悪な環境、確かに知識としては踏まえていたつもりでしたが、ここまでの内容は、イメージできておりませんでした。部外者の、安易な表現を許さない状況の気が致します。現実にどれだけ即して考えていくか、自分自身、今も試行錯誤を繰り返しています。ある一面を切り取った内容をこれが「真理」だという大それた考えはないものの、論の未熟さも常日頃反省せねばと考えております。

今回のこと、政府の会社に対する「適法化」、そして「職場環境」の問題と、矢継ぎ早に政策を打ち出しております。確かに、こういった方面での考察は、配慮なく、一方的過ぎる内容で書いてきたのも事実です。

これからは、いただいた内容も考えて参りたいと思っております。その際は、またご指摘、ご意見いただけると幸いです。

これからも、どうぞよろしくお願いいたします。
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失礼します。 (nan)
2006-02-01 15:13:36
こんにちは、度々失礼致します。

Acraさんと同じく、私も以前は ある会社の正社員で、同じような労働状態でした。

「働く」事に楽しみ・やりがいを見つけられずバカバカしく思え、正社員を辞めてしまう を選択した者です。

女性の私でこんな状態ですから、男性社員はひどい時は就業していない時間が3~4時間、という時期もあり、会社での仮眠も許されていませんでした。



今でも働きたい、と時々思いますが、結婚すればそれなりに家事もやらなくてはならないので 条件に合うスキルを活かせる仕事は見つかっていません。



スキル・条件関係なく働いた時期もありましたが、十分な時間が無くなり お互いの理解不足を深める結果になってしまい、1度離婚の危機に陥った事もあります。



どうして こうなっているのでしょうね?
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補足です (nan)
2006-02-01 15:52:35
初めにコメントで書きました「自分の周りの30代・同世代」というのは、労働基準法範囲内でお仕事をされている、少しは余裕も有るであろう恵まれた環境にある人達を示します。
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Unknown (nanさんへ)
2006-02-02 13:14:57
コメントありがとうございます。

午前中にかけてしかPCを開けないために、遅れました。

Acraさんよりもいただきましたが、自分も30歳前後、365日24時間というキャッチフレーズで、マーケティングの会社をやっておりました。1年ぶりに仕事を任せて出歩くことができたある日、平日の夜の8時の街が、こんなに明るいんだと「感激」したことを思い出しました。

ええ、出会いなんかもありませんし、合言葉は「巷では今は、祝日なんですよね」だったり、年末年始に至っては、さらっと「ではまた明日」なんていう日常でした。

こういう世界にいると、少子化やら、離婚率やら、婚姻率やらは、遠い世界の話題に違いません。どうやら、そういう経験があっても、今現在、過酷な仕事をされている方々には、無遠慮な記事を書いていたのかもしれません。

そんな中で、人との関係を構築する、理解を深める、仕事の内容如何によっては想像を絶します。

これからも、色々とコメントよろしくお願いいたします。

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Unknown (Acra)
2006-02-03 01:38:19
先日は一時的な感情からの書き込み、大変失礼しました。多くの人がいて、様々な立場や考え方があり、真実が多様であることを忘れて個人的な事情をまるで全てであるかのようにコメントしたことを恥じています。ネットの利点は様々な制約に囚われない自由な発言の場であることと思いますので、私のコメントが筆者さんの考えや書き込み内容に枷を嵌めるようなことは不本意に思います。お互い立場は違うかも知れませんが、今ある問題意識を大切に、疑問を持ったり、考えることを続けていきましょう。
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