まなびの途中

色々な仕事をしてまいりました。
色々な出会いがありました。
勘違いもありますが、
学んだことを書いてまいります。

救急車の有料化に関して

2011年12月27日 | 政治
大阪市。新市長の橋下氏。
東国原さんのマスコミの熱狂が、遠い昔に思えるほどの報道の嵐である。
というより、もう、東国原さんは、出てこれないんじゃないだろうか?
一時期、本気で総理大臣を口にしたことだし。
同じ、「テレビ出」として、
ここまで、内容はともかく、質感として、レベルの違いを見せつけられるとね。

民主党が何をやろうとしていたのか。
そして、どうやら何に、気づいてしまったのか。
そして、野田さんが、腹をくくって、何を始めようとしているのか。

マスコミは、ぶれる民主党。公約をことごとく翻意する民主党。
とかくそこにフォーカスをあてているが、
なぜ、できなかったのか。

そういう視点で報道してくれるマスコミが、1社でもいたらいいのに。

そうすれば、この日本が、最優先で、何をしなければならないのか。
もしくは、本当に官僚の抵抗でできなかったのか。
いつも、「と言う話がOOから出ている」とか「らしい」「と言われている」ばっかり。

普段から、啓蒙だ!なんて、くだらない内容で言っているくらいなんだから、
ここは一番、やってくれ。マスコミ。

総理に説明責任がある!
なんて、理解はできるけど、そんなんだったら、マスコミは、いりませんね。

で、救急車。橋下さん。有料化を検討。という話。
まぁ、色々と火がついたように、あちこちで話がされております。

しかし、この議論をしている方々。よく読むと、救急車、使ったこと無い人ばっかり。
まるで、本人が救急車にアクセスしている話ばっかり。
命を見捨てるのか!なんて、またまた気持ちは理解できますが、

危険な状態になった場合、
そのほとんどは、「他人」が119番にアクセスしています。

もちろん、本人がする場合はあろうかと思いますし、お住まいの事情も踏まえてあるかと思いますが、
「まさに」の場合は、他人がかけるケースがほとんどです。

特に問題になっている大阪。大都市です。
本人が異常を察知した場合、アクセスできるものは、他県に比べ段違いなはずです。
もちろん、身寄りの無いお一人でお住まいの方も多いかと思いますが。

その初動の段階で、有料かどうかのフィルタをかけることが
現実的にあるかないかくらい、できるかできないかなんて
すぐわかるであろうに。

できません。

結局、その、無駄な使い方をする連中は、ほとんど本人がかけてきている訳ですから、
当然、救急車は、向かうはずですが、向かう前にジャッジするほうがコストがかかるはずですから向かうはず。
その際に、その状態をみて、どうすっか。
という流れになるはず。

お金をかけるかどうかの話はね。

人が出入りしている店舗におりますが、この1年で5回呼び出しをいたしました。
残念ながらお亡くなりになった方は2名。(わかった範囲ですが)
自分も、救急車に乗った口ですが、
それもその施設の事務の方が、呼んでくださいました。
(自分の病名は、その程度で!といわれるかもしれませんが、尿管結石でした)

他県はそれが馴染まない。そういう話でもいいと思います。
が、余計な出動で、救急車の初動が「遅れる」という事態、
限りなく無くせるんだったらそうしてほしい。

自分の腕の中で、痙攣し、意識がなくっていく方を抱きながら、
まだかまだかと救急車を待つ「誰か」がいるのです。

有料化の議論は、どういうレベルで、どういう風にという流れになるはずなんで、
命を粗末に、とか、独裁者の向きは、なんて話には到底なりえんはずなんですが。
また、こういう話をすると、怒られるんでしょうか?
すいません。


0割負担が、普通の人間をくずにしていく?

2011年12月17日 | 政治
社会保障関連で、医療費用負担が上昇しているという話。
これだけ安い費用で、診療可能な国は、
そりゃ、中東とか、よそで、医療ゼロとか、教育費ゼロ。
ままあるんだろうけど、

人口が1億人を超える規模で、このシステムがどうなのかを考えて欲しい。

維持しがたいシステムなのだろうか?

その一方で、生活保護の「問題」がクローズアップされている。
貧困、格差という問題というより、
生活保護にかかる費用が、著しく財政を圧迫し始めているという話。

もちろん、大きな話をするつもりはないので、あれなんですが、
特に医療に関して言えば、
0割負担。
あれ、どうなんでしょうか?

世の中、一握りの「クズ」が社会のシステムを変えていく。

そういう「勇気ある記事」を先日お見かけいたしましたが、
そこまで踏み込んで、言い切るつもりはないのですが、

あきらかに、どうでもいい程度の「具合の悪さ」で、
大量の「薬」を「せしめていく」人間の多くが

そう、0割負担の方々である。

海外旅行に行く前に、子供の体調が心配だからと言って、1か月分の「風邪薬」を、
0割で持っていく親。予防医療だぜ!

生保でも、高齢者。それぞれ大変なご事情があるのは理解できるんだが、
乾燥に耐えられない「肌」に、
大量のヒルロイドローション(だっけ)。
全身に塗るんかい!に返した言葉は、「息子が使うんでね、すぐなくなっちゃうんだよ」

そう。悪気はないんだよね。

この時期は、元気に飛び回る子供の嵐だろう。病院も、医院も。
寝ていりゃ治る!と思う(笑)程度の子供が、
大量に薬局を襲い始める。

いや、あんまり言うつもりは無いんだけど。
一部の本当の方々が、「大勢のクズ」のために、大変なことになっていやしないか?
というのが、この医療の0割負担のような気がしてならない。

1割、とったほうがいいよ。

病院を占拠していた高齢者が、負担を機に一掃された過去が思い出されます。

もちろん、難病。救急。どうしてもの病気などはさぁ、ちゃんとさぁ。

本当に、この0割は、敷居を低くして、それが大層な社会保障の大儀名分になるかもしれないが、
すっかり、高度医療システムを、高度社会福祉システムを、
街の「駄菓子屋」程度に「堕落」させてしまっている気がする。


「XXさんからさぁ、もらった薬があって、ちょうど具合が悪いんで使おうと思うんだけど、
これ、飲んで大丈夫なのかねぇ?」

こういう電話が、調剤薬局にかかってくるようになりました。
えっつ?解らない?
これ、笑えるところなんだけどなぁ。

最後の会話が「よく解らない方は」、解らない方は、

頑張ってください。