まなびの途中

色々な仕事をしてまいりました。
色々な出会いがありました。
勘違いもありますが、
学んだことを書いてまいります。

今年の「野球」を見て、本当に敬意を表したくなった2人

2011年09月04日 | スポーツ
どうでもいいことかもしれないが、
気になってしょうがないのは、イチローの連続200安打。
今年は、かなり際どいかもしれません。

昨年までは、そのイチロー。
ネットを巡回していると、
いつものように、あちらこちらで、イチローのスタイルについて、
喧々諤々。

否定者が、有体に言うには、あんなのは、どうやら結果オーライ安打
に見えるらしく、
その足と、転がる球の方向に
意図的ではない何か、

そう、えへへ、儲かっちゃたよ的な何かを
「ご自分」の経験則から惹起してか、
お感じになるようなコメントが。

そうでない方も当然おられまして、
色々な数値をあげて、そのチームにおける
役割としての貢献度が、その年棒と、年齢に応じ、
いまいち度をあげられる方もおられます。

当然ながら、鑑賞者があって成立するスポーツですから、
その「思い」をどう発言しようと、それはそれで
それも重要な構成要素ですから、
その「場」に参加人数が多いことは、
ある意味、一流の証左かもしれません。

すでに日本人プレイヤーが、極一部を除いて、
「株」が暴落気味だという報道がなされておりますが、
大リーグ自身、色々な問題を抱えているのも事実かもしれません。

で、今年の日本球界。
いやー、すごいもんです。あの統一球。
各打者や、チームの攻撃力の「ベタ下がり」具合の壊滅的なことと言ったら。

「半世紀前に逆戻り?「統一球」でGも虎も“重量級”貧打線!」

この記事からも、実際に観戦されている方にとっても
思いは同じかもしれません。

【「飛ばないボールは転がせ」はウソ】

ですって。
ゴロですら、飛ばないボールは転がしてもヒットにならない。
というデータやら実績がでているとのこと。
どうやら大変なことになっているようです。

そう考えると、その統一球タイプ。
大リーグ使用球と同程度のもの。

今まで、結構、「野球」はどうやら、かなり通用すんじゃねぇの?
と思っていた方々。
ええ、かくいう私も、本当に、つい先日までは、あの西岡さんですら
結構やってくれるのではないかと思っていました。

が、ここまでくると、
本当にすごいのは、本当に、ごく一部の方でしかなかった。
という当然の感想でした。

あのイチローの、ひたすら打ち上げず、転がすバットコンタクトも
その「ゴロ」ですら、結果が出せない日本の現実を見せられると、
あれも、ヒットにするのは、ごく限られたアスリートにしか
できない技術、能力なんだということ。

青木選手が、川崎選手が、そのタイプ的に
イチローに続くかもしれないと
言われながら、3割にも届かずといった現状もそうです。

松井が、なんでホームランを量産できないんだと
囲む記者が、その都度話題にしてきましたが、
今年に限って、あの中日のブランコも、
年を取ったとうはいえ、カブレラも小笠原もラミレスも、

この日本の球場ですら、オーバーフェンスできない。

今回、ダルビッシュが超目玉になっているそうですが、
大リーグ入りを目指す、西武の中島よりも、
日本ハムの糸井選手。
このスペックに関係者の注目が集まっているというのも、
うなずけます。

今、通算2累打の記録を、松井とイチローが「更新」していると、
日本の記事で見かけますが、
日本の記録を合算することについて、
ことさら突っ込んだ話をしない彼ら。

一番、肌身で感じている彼ら。
今まで、あれやこれやと、自分も「思い」を言ってきましたが、
ここまで、その現実をみせられると。

本当に、改めて、敬意を表したいと思うわけです。

つい偉そうに言ってみました。CSについて。

2007年10月18日 | スポーツ
2日がかりでPCのリストアが終了いたしました。
メールもお気に入りも、すべて従前通に。
驚いたのは、エクセルもワードもまるで「知らない」ソフトに変貌していたこと。
こんなに変えていいものなのだろうか?
それくらい、ツールバーの仕様の変更に戸惑っております。

昨日、だったかな、長嶋一茂氏がスポーツコーナで、
注目の一戦。巨人対中日。
この書き方からしても、もう、どちらのファンかわかってしまいますが、
解説をいたしております。

もう、短期決戦は、投手力。これにかかってくるのは当然で、
どちらかというと、中日がやや有利なのかな、と思いますが、
一茂氏考えたんでしょうか、それでは面白くないと思ったんでしょうか?
とんでもない「切り口」で解説しておりました。

ホームランとファーボールの数。
これに焦点をあてていた。
もちろん、総ホームラン数は頭抜けて巨人が多い。
引き換え中日は、全球団、下から数えて何番目。
もちろん球場の「違い」もありますが、
そのまま「得点」にもかかるわけで、一発で戦況を変えるという意味では、
恐ろしいチームであることは間違いないです。

で、ファーボールの数。
中日が巨人を100も上回っている。
巨人が意外にも、ファーボールの数が少ない。
ええ、一茂氏は、そこに「中日の強さ」を見出そうとしていました。

が、ちょっと待て。
いくらなんでもファーボールが多いからと言って、
ちゃんと考えないとダメでしょう。
だって、あの時期、直接対決を含んで、ウッズがどれくらい敬遠されたか。
おかげで、「唯一」といってもいい「得点源」が封じ込められると、
あの中日が、どうなってしまうか。

もちろん森野ですとか、あれやこれや、怖いバッターはおります。
が、結局、ここさえ押さえておけば、なんとかなるかもしれない、
そういう戦略を「取ることができる」。
そういう意味で、あの巨人は、逆に、全員勝負にいかないと、
下手に出塁させると、とんでもないことになってしまう。

勝手に、そういうことなんだと思うんですが。

たとえば、あのヤンキースのAロッド。
後ろに、パックマンの異名をとる松井の存在があげられていました。
あんなに恐ろしい4番打者。
ええ、敬遠できない。
勝負にいくしかない。
オーダーによっては、打率4位に位置するポサダ選手がいる。
ええ、ファーボールの数は、
火に油を注いでしまうのか、鎮火させる可能性があるのか、
それこそ、各球団、非常に大変な思考・戦略をとらざるを得ない。

そういうことを踏まえると、逆に、巨人の「凄さ」や破壊力が際立ちます。

今、確認してきました。
よくわからないんですが、ウッズに2ランを打たれています。
巨人、負けています。
あはははは。

ええ、投手力です。
????、ヒットの数は、巨人多いですね......。

ええ、時の運です。
それでは。


おめでとうございます。巨人軍。

2007年10月03日 | スポーツ
巨人軍、久しぶりの優勝です。
恒例のビールかけ。
ただ、高橋ひさのり選手。ビール瓶を両手に持って、テレビカメラの前で
「いえーぃ」を2度ほど。
あの乗りが、今の巨人軍で「浮かない」というのが、
いや、許されるというのが、
いや、受け入れているというのが、
どうだか、知らないが、ビバ巨人軍なんだが、
おめでとうございます。

今回のクライマックスシリーズは、「なべつね」が何を言おうとも、
巨人が優勝すんだったら、やらなきゃよかった、とか言おうとも、
もっと、2位3位と1位に対してハンデつけとけばよかった、
だって優勝すると思わなかったんだもん、て言うおうが、
コンテツとしてみれば、
大成功だと思った。

というのは、おかげさまで、「間延び」した消化試合に付き合わされることが
ないということ。
必ず、どこかで、何かをかけた勝負が、詰め詰めの日程の中で
行われているという事実。
これは、どうあれ、「野球フアン」のモチベーション向上に、
著しく役立ったという感じ。

大リーグのように、あの過密日程。
深夜番組の、おいおい何分コマーシャルやってんだよ、という感覚。
あのストレスが、無い分、昨年とは、大きく異なる感じ。
個人的には、どうあれ、好きです。

さて、原監督のインタビュー。
もう涙をこらえる姿。いつもながら、案外、こういう姿が似合ってます。
どこぞの名誉監督が、「なんで泣くのかなぁ?」と、昔、
言ったことがありましたが、
もういいです、この人には、こらえる涙が似合っています。

小笠原も、あいにく、日ハムが「連覇」してしまい、
こういうのって、すごく辛い心境にもなるんじゃないでしょうか?
人知れないプレッシャーと、プライドと責任感、
計り知れないものがあったんじゃないでしょうか。
いつもいつも、4番打者を採り続け、
取られた方が、なんだか、かえっていい成績をあげてしまう、
昨今の巨人軍の「あり方」だったんですが、
原監督が、その「呪い」を取り払ってくれたようです。

今回は、案外、全員野球のような様相とか、
生え抜きが目立った感じですが、
変わらず、各球団の4番打者を「揃えた」事実は変わりません。
それでも、チームとして「浮いた」選手が見られなかったのは、
素直に、原監督の手腕とみてもいいかもしれません。

えーーーっと、この記事を書き終えるのに、
なんで、この程度のもので、2時間もかかるのか、
信じられないくらい、席にいられませんが、
もう、前半に何を書いたのか、そういうレベルでやっています。
もう、ごめんなさい。


よくしらないけど、相撲の世界。

2007年09月28日 | スポーツ
いやー、三宅乱丈さんは、面白い。
早速、「イムリ」の単行本を、この時期、本当に無理して購入。
ペットの複雑さに慣れてる自分としては、結構とっつきやすく読めました。
でも、この方の「絵」は、読者を選ぶよなぁ。
読みたくない人もいるよなぁ。

辞めない理事長また放言…リンチ事件とりあえず謝罪も

  非公開で行われた謝罪や説明は約25分間で終了。副大臣室を出た北の湖理事
  長は「番付によってけいこの内容は違うもの。やりすぎはいけないが、指導に
  ついては部屋ごとにやるべきもので、よその部屋のことは分からない」と、協
  会トップとは思えない言葉を言い放ち、その場を去った。

  直後に記者会見した松浪副大臣は「公益法人である協会の刑事事件は重い。北
  の湖理事長は警察の捜査との食い違いを心配し、協会としてはどう動いてよい
  のか分からない状態だ」と、情けない状況を明かしたという。

公益法人なんだよね。考えてみれば。
大問題なはずなんだけど、
最近の大相撲は、この北の湖理事長になってから、
えらい大変な事態になっている。

八百長疑惑から、朝青龍、そして殺人事件?過失致死事件?
考えてみれば、今、部屋の数、60弱ですって?
親方の株を持っていれば、継承すれば、部屋を持たせてくれる。
いやー詳しくないんだけど、
部屋の数、多くない?

部屋を持つことが出来る、この「資格」って、あるのだろうか?
一門というのがあるんで、この一門の連帯責任もあるんだろうか?
報道では、全くそういうのも見えないんで、
部屋を持ったら、独立した責任になってしまうのだろうか?

相撲というのは、個人競技と考えられているけど、
考えてみると、部屋というチームに分かれた、案外、団体競技。
もう、そうなったら、そういうことで、チーム制にした団体競技という
認識でいいんじゃないのかなぁ。
ていうと、絶対、怒られるし。

指導者として、部屋の運営者として、教育者として、
どういう基準があるのか、
資金と、キャリアの実績、協会に対しての貢献度があれば、
誰でもなれてしまうような、そういう部屋制度に見えてしまうのは、
私だけなんであろうか?

ごめんなさい、高砂部屋でいいんでしたっけ、朝青龍問題の対応といい、
今回の事件の対応といい、「親方」に
いかにも責任者として能力に著しく欠けている人間を、
こう見せられると、
なんだか、がっくりしてしまいます。

政治の世界では、相変わらず「任命責任」とかが問われているのに比べ、
無いもんなぁ。
だから、協会も、他の部屋の事なんてわからないっていえるんだよなぁ。

すいません、こんな内容で。
いっぱいいっぱいなんで、最近。


本物を取材できないメディアの末路。

2007年09月23日 | スポーツ
最近、スポーツ新聞で、落合監督の采配について、
「オレ流」という言葉が聞かれなくなった。
彼が監督を任され、いきなりキャンプにて、紅白戦を行う。
1軍登録を、開幕ぎりぎりまで発表しない。

多分、今まで、記者が取材をする中で、
前代未聞の「やり方」に映ったに違いない。
彼が選手の時、あしらわれた記者もいたことだろう。
そういうのが相俟って、
落合の監督業を、「お手並み拝見」と、取り合わない、
一種のちゃかした風合いが、記事から読み取れた。

勝手な言い分だが、日本では、面白いことに、
こういう野球選手のみならず、
メディアに携わる方々が、取り上げるスポーツ選手。
昔から、家族を取り出してみたり、
本人に「仮装」をさせたり、演技を強いてみたり、
何か、面白いリアクションをさせてみたり、

選手も、その気の人間が多いことも事実なんだが、
その人の、プロフェッショナルな部分を「脇に置いておく」
そういう扱い、扱われ方、
昔から、色物のように、紙面を構成していく。
これが、非常に、目に付く。

さらに言うと、
何でも話をしてくれる、「マスコミ受け」が良いことを、
非常に、重きを置いているような感じがして、
テレビでは、インタビューを「気軽」にこたえてくれた、
そういうことを、臆面もなく言ってしまう、
「レポーター」さえ、出現する始末なんである。

確かに、人格的にも、社会的にも、ある種、露出が多くなれば、
必要とされる、コミュニケーション技量というものがあるが、
求めるばかりで、こっち側に、何のルールも、心構えもない、
そういう気配が、ぷんぷんに見て取れる。

連日、スポーツ紙には、よく語る野村監督、原監督のコメントが出ているが、
当たり前だが、ヒルマン監督のみならず、広島の監督、
さらには、落合監督も含めて、
取材しにくい方々に関する記事は、本当に少ない。

メディアは、よく、読者が知りたいことを伝えてなんぼ、という
表現を繰り返す一方で、
権力を監視しながら、世論を造り上げていくのも使命と言い切る。

突然、政治の話しも混ぜて申し訳ないが、
スポーツ新聞は、もう、しょうがないかなぁ、と思うんだが、
なぜ、大仁田、やら杉村、桜パパ。
どうして、こういう方々の記事を、紙面で展開するのか、わからない。
要するに、取材がしやすいんだろう。

さらに、言ってしまうと、
ひょっとすると、取材する側のポリシー。
ちゃかすことができる人間が、最も「旬」だという認識。
もう、どうにでも、自分らを超えてしまう、
または、どう考えても、取材しにくい、
そういうのは、パス。

一番、影響力が高いのは、今でも、紛れも無く、新聞、テレビ、雑誌。
厳然とこの世の中に、足場を築いて、そういう立場にいながら、
実は、本物を、見分けることも、さらには、
専門的に、取材をすることができない
素人集団。
マスコミが信用を得ているのは、実は、幻想で、
どうにもこうにも、「レベル」が、著しく「劣化」しているのではないか、
そういう感じ?

されほど、オレ流、オレ流と、やることなすこと、落合監督を
茶化し続けていたマスコミが、
本物と見るや否や、突然、「去勢」されたかのような感じ。
どうも最近、メディア全般に、そういう傾向を見てしまうのは、
私だけなのであろうか?


大人が食い物にしたってことでしょ?

2007年05月09日 | スポーツ
すでに議論が尽くされている内容なんだが、
特待生制度で緩和措置検討 日本高野連が10日に臨時会

  日本高校野球連盟は7日、日本学生野球憲章に違反する「野球部員であること
  を理由にした特待生制度」を設けていた高校の野球部長と当該部員に対する処
  分の緩和を検討する方針を明らかにした。10日に緊急の全国理事会を開いて
  話し合う。

領収書から、稟議書まで、なんでか今の国会議員に見習わせたい「西武」なんだが
一通り正規に処理されていたことが、どうやら発端だった。
結局、多くの学校で、特待生制度があったという事実。

もう、当たり前だが、みんな、ジュラ紀の頃から知っていた内容だ。

ただ、高野連の言い分も理解できる。
過去に、選手をめぐって、多くの金銭的な問題やら、人身売買のような事件も
あって、出されていた通達と言うか憲章なんだが、

もう、恥ずかしくなるくらい、
野球は、いい、「金づる」なんだと公言したようなもの。
今でも、実態は、なんら変わっていないことが、公になっただけである。

プロ野球が、ひょっとすると、芸能プロダクションと、
構造的なものが、なんら変わりないんじゃないかという事実。
金をかけたんだから、一生この球団に骨をうずめろ、に近い発言を、
未だに憚らず言う大人もいるくらい。

さらに、「人気高校球児」を入団させれば、
球団経営に「寄与」するに違いないと、
球団を育てる「工夫」の欠片も無いところが目に付くわけで、
こういうところが、フリーエージェントと完全ウエーバー制を拒んでいる。

だって、球団側に自信も、努力もへったくれもないから、
時期が来たら、人気球団に「根こそぎ」持っていかれると、
普通に考えているからだ。
もう、芸能プロダクションレベルの考え方だ。

結局、大人の「食い物」になっているのは事実で、
子供たちは、ある意味、全然、悪くない。
勉強が出来ての特待生は、やたらにあるし、
他のスポーツが出来る子が、何かを免除されているのも普通。

「違反した高校の大部分は私立高校」という見出しも躍ったが、
こういう書き方自体、なんと言う、頭の悪い見出しなんだと思ってしまう。
他の「局面」では、さんざん、様々な「特典」を活用して、
いい実績をあげて、学校経営に積極的な学校と、
賞賛的な取り上げ方をしているくせに、

この件だけは、突然、知らなかった振りを決め込んで、
「何てことを」みたいな取り上げ方。
だめだろう、大人たち。

当たり前だが、野球の最終出口と言われている、
プロ野球が、真摯に考えねばだめな案件で、
せっかく、なんだか真面目な対応と調査をした西武を
批判やら非難をする前に、過去の問題なんか取り上げる前に、
これからをどうしたらいいか、そういう方向に、
マスコミも報道すればいいのに。

でも、ちゃんとシステムつくったら、本当にプロ野球の球団。
半分になってしまうかもしれない。
それだけ、甘くも長い時期があったってことなのかしら。


そんなことみんな知っているからさぁ。

2007年04月06日 | スポーツ
アマ側から要求も…「監督、長くやるほどおいしい」

  西武の調査委員会の報告で、アマチュア側からも金品を要求していた事実が明
  らかになった。日本高校野球連盟の田名部和裕参事は記者会見で「驚くような
  ことがたくさん書かれている。アマチュアサイドとしては非常に遺憾な内容
  だ」と戸惑いの表情をみせた。

  04年に一場問題でオーナーを辞職した巨人の渡辺恒雄会長は「(一場問題の
  時)阪神と横浜もやってることは知らなかったし、おれは他球団のことは言わ
  なかった。(いまの西武が)よそのことを言う資格はない。非常識だ」と厳し
  い口調だ。

伊東監督怒り爆発、球団トップ批判

  伊東監督が悲痛な叫びを上げた。「現場としてはもう十分、影響を受けてい
  る。また11日にも(調査委員会が)あるんだろう? またそこでいろいろあ
  るんだろうし…。もう、これでいいかげん最後にしてほしい」。度重なるチー
  ムへの波紋に、強い不快感を隠さなかった。

先にもこの問題に関して書いてみたことがある。
いずれにしても、
誰もが、知っていたことだと思うと。

でなければ、スカウトの悲しい「自殺」があったり、
もちろん、巨人の某選手の「実家借金肩代わり」問題など、
もとを質せば、皆、公然の秘密のように知っていたことなんである。

マスコミも、もっと良く知っていたはずで、
まるで、社会の正義を、今更論じたところで、
西武の調査委員会が「報告」をする前に、もっと、報道するべきことが
あったんではないか。

まるでレポーターのように、ただ淡々と事実と、証言を列挙し、
お決まりのように、
「当時、きちんと調査せずに済ませてきたプロ側の責任も免れない。」
なんて言葉を用いても、だったら、マスコミが散々言っている、
言論の自由に基づく、社会への監視ということは、
もう、言うべきではない。

あくまでも、西武の社長はよくやっている。
こんなに頑張っている方を見たことが無い。
巨人のとある方のように、「オレは口をつぐんだのに、今更ばらす奴の
気が知れない」なんて、怒っている奴のほうが、
これが、某新聞紙の社主なんだから、
開いた口が塞がらない。
西武が発表したんじゃなくて、委託した「外部機関」だってば。

もう、某新聞は、原発の「事故隠し」を騒ぎ立てる資格は無い。

言ってみれば、複雑な問題ではあるが、
若者の職業選択権と、給与の高騰。そして、満足に球団経営ができない会社。
いくつもの歴史的な経緯があって、
そして、なにもできない、発言しない、解決しないコミッショナーとか、
こと、日本の野球におけるシステムが「破綻」じみているのは自明であろう。

ロッテのボビーが言っていたが、
「非難を集中させるよりも、これから先に同じことが起きないようにすることが大
 事」と制度の整備を促す。

まさに、「大人のあるべき」発言だと思う。
国会でも、起きたことを、あれやこれや非難、引責問題など
あまた時間を費やしているが、
そうならないシステムを作るために、国会議員という職業があるのだ。

完璧に「公正」すぎる世界もなんだかなぁとは思うが、
「ばれてしまった」ことを無しにすることはできない。
しかも、皆、薄々知っていたし。
早いうちに、尻込みするのではなく、人を非難するのではなく、
アマも、プロも、徹夜してでも、システムの構築を急がねばなるまい。

ええ、昨晩、やや徹夜でした。
関係ないですね。

ほったらかしておいて、事件化したら、非難する、構図。

2007年03月23日 | スポーツ
昨晩は、どうにかこうにか、長野日帰りを完遂でき、
スーパーあずさ号の最終にどうにかこうにか間に合った。
そういえば、昔、狩人という名のデュオが、「あずさ2号」を歌っていた。
記憶が定かでないのだが、
何かから「逃れる」ような歌だったという記憶があるが、

乗ってみて解かった。
この距離は、何かを逃れる「距離」では、無い。
近い、近すぎる。
振り切るには、あまりにも、しょぼい距離だった。

時代が、そういう違和感を感じさせるのかなぁ。

希望枠、今年から撤廃を引き続き要望 高野連全国理事会

  日本高校野球連盟は22日、大阪市内で全国理事会を開き、来年からの撤廃が
  決まったプロ野球ドラフト制度の「希望入団枠」について、引き続き全日本大
  学野球連盟、日本野球連盟とともに今年からの撤廃を要望していくことを決めた。

記事は、なんだかどうでもいいんですけど。
今回の西武球団の「裏金」問題に端を発したこの事件。
総論としては、正しい問題提起であることは間違いないんだが、
各論に移ると、複雑な問題がありそうだ。

アマチュアは、高校野球を総本山とする「神聖」な、教育の一環とした
行事であるとはいいながら、
多分、そんなこと、誰もが、「お為ごかし」な意見と思っている。

スポーツの祭典である「国体」が、同じような理由として、
開催県が、必ず、優勝するという「慣例」には、
そうするためのシステムが、ちゃんと用意されている。

野球といえば、歴史的に大学野球が、メインであった。
職業野球が、経緯として発足して、現在に至るも、大学野球も社会人野球も、
プロを盛り上げる「下部組織」として、
甚だしくは、系列化したり、人材が送り込まれていたり、
いっそのこと、サッカーのように、明確に系列化したり、
大リーグのように独立的であるものの、系列化したほうが、
よっぽど良いと思うんだけど。

で、高校野球。
あれが、商業主義的でないというんであれば、何を商業主義的と言うんだろう。
強引に国民的行事と、新聞テレビは、(系列である以上、二個一なんだけど)
仰るが、

新聞自体、広告のスポンサーを集客するために、
一番効果が高い、と言われている、「スポーツ面」。
なんだか最近は、6面近くも、領土を拡大しまくっているが、
高校野球のときなんか、そりゃ、全力を注いでおります。

さらに、教育の一環として、なんて「配慮」を求めているものの、
テレ朝やらTBSなどの、「過激」ともいえる、学校紹介。
そして選手インタビュー、そして、家族インタビュー。

さらに、試合後、監督だけでいいじゃんか、というインタビューを、
選手を引っ張り出しての画面作り。
多くの人間を「勘違い」させる「装置」として、
最大限に機能していると、思うんですが。

そんでもって、鬼の首を取ったように、プロ野球を全面非難する。
そんな状況を、全く、作っていないというんであれば、許せるが、
そうは、到底、思えない。
越境もし放題だし、一時期、阪神とPL球団と揶揄され、入れ替え戦を
してみたらどうだなんて、
どうしたら、あんな高校野球の学校が、できるんだ。

いつもいつも、何かの名誉とか利害が「対立」して、
不毛な関係が継続している、プロとアマチュア。
生産的で、きっちりとしたルールとシステムを作っていかないと、
有能な前途ある「子供たち」が、割を食うのは当たり前。

どっちが悪いだとか、マスコミも、ワイドショー的に追いかけているけど、
そもそも、記事化もせずに、ほうっておいたのは、どういうことだ。
ジャーナリズムというより、
記者というより、単なる、レポーターに過ぎないじゃないか。
一番、よく、ご存知の「位置」に、
いたはずであろうに。


伝説になりかけたプロ野球を救うか?新シリーズ。

2007年03月03日 | スポーツ
商業的に、コンテンツとして勝負をかけなければならなくなったプロ野球。
本年は、セリーグも、「クライマックスシリーズ」と命名された、
いわゆる日本シリーズを戦うことになった。

当初は、セリーグであれ、パリーグであれ、
その1位同士が、「日本一」の名誉をかけて戦うことで、
意味も、意義も、そう位置付けられていた。

が、パリーグが半ば強引にやってのけた、シリーズの1位、2位、3位、
日本シリーズに「出場するため」の決定戦。
こういう、パラダイムシフト。
シリーズはシリーズだが、日本シリーズは、別ジャンルという考え方。

当たり前だが、当初は、誰も、納得がいかなかった。
何のための、長いシーズンなのか。
そこで勝ち取った1位は、どういう意味があるってんだ!
至極まっとうな、怒りにも似た、嘲笑が、パリーグに向けられていた。

もちろん、チーム数が多い、大リーグ。
日本で言う、日本シリーズが、なぜか、ワールドチャンピオンシリーズという
さすが、アメリカ、ならではのネーミング。
各地区優勝を決めても、
その、ワールドシリーズの「参加権」を得たに過ぎない。

そのスタイルが、イチローや松井の効果があって、
大リーグのシステムに熱狂するファンを目の当たりにして、
さらに、当然、日本でも、「負けたらお終い」という、
高校野球の「伝統」を、ベースに持っている国だ。
大好きに決まっている。

そうなれば、「正当」な、仕掛け作りをすればいいのだが、
それを考案する前に、パリーグがやっちまった。
当たり前だが、視聴率もうなぎのぼり、
一過性の熱狂かと思いきや、いやいや実は、日本人が、もっとも好むパターン。

そんな「結果」に後押しされたのかどうかわからないが、
セリーグも、慌てて、このシステムに便乗した、と考えて、いいと思う。

サッカーなどは、あれだけのチーム数。
優勝だけが、メインの「コンテンツ」であれば、
多分、あれだけの熱狂があったかどうか謎。
下位チームが、下部リーグに「転落」してしまう、という
このシステムの戦略性には、頭が下がる思いだ。

プロ野球なんか、秋を迎えると、どうしても、5位、6位のチームの、
明らかな「無気力」ぶりやら、若手の見本市様に辟易していたのは事実だし、
どう考えても、「八百長」くさい試合やら、
個人成績を優勢にした、ファーボール連発の試合やら、
打率維持のために、欠場する選手など、
そもそも、金を払って見る試合ではなかった。

それが、いやいや、シリーズは、日本シリーズじゃなかった、
クライマックスシリーズに参加するために、1位、2位、3位を
決めるためにやってんだよ、という、考え方であれば、
最後まで、4位、5位の球団も、馬力がかかろうし、
8割近い試合が、面白くなるんではなかろうか。

「野球道」というものが、日本にあることは知っているが、
確かに、へんてこりんな、システムだ。
ただ、必死にやらなきゃ、必死にならざるを得ないシステムがあるなら、
取り入れて「上等」。
歴史だ、伝統だなんて、そもそも、「伝説」になってしまったら、
お終いじゃないですか。
なんてことを、「不謹慎」ではありますが、そう思ってしまいました。



無回転ボールは、ありゃ、捕れません。

2006年11月26日 | スポーツ
古い話になるかもしれませんが、
ワールドカップサッカー。
サッカーボールが「進化」いたしました。

日本のメーカー、モルテンが参加したものですが、
本日、NHKがその秘密に迫っておりました。
再放送なんですが、「サッカーボール軌道の謎」 という番組です。

新しいボールになって、何が変わったのか。
縫い目が消失し、張り合わせる「皮」の枚数も激減。
お馴染みの6角形の張り合わせから、プロペラ形の皮に変わりました。



このボールの「威力」は、
確か、ワールドカップ予選、ブラジルでの一戦で、
相手のロングシュートを、キーパーの川口選手が取りそこね、失点してしまった
あのシーンが印象的です。

見ていただければ分かるんですが、見事な「無回転ボール」です。
ボールが回転しておりません。
こういうことに、なってしまったらしいんです。

この番組では、この凄すぎるボールの秘密に迫ります。
NHKもふんだんに予算を使った感じで、
あらゆるカメラを駆使して撮影し、その無回転ボールの謎に迫る。
あの大きさのボールが、時速100Kmのスピードで、
失速もせずに、右に左に上に下に、まさに「ぶれ」ながら飛んでくる。

5センチの「高速」のずれは、集中しているキーパーの、狭くなっている視野。
「まるでボールが消える!」
まさにそんな感じなんでしょう。
キャッチすること自体、非常に高度な反射神経が必要。
というより、無理。

この現象はいわゆる「カルマン渦」というものによるらしく、
その影響で、ボールの軌道に、「非現実的な」変化を与えるということらしい。

カルマン渦は、空体力学では、非常にやっかいなもので、
空気の流れが、その物体を通過する際、後方で「渦」を巻く。
高層建築物でも、この発生によって、建物全体が激しく揺れ、
アメリカの「つり橋」の映像でもお馴染みだが、完成まもなく、
こいつによって、「崩落」した。

新幹線も、横揺れの原因を突き止めるために日夜、調査したところ、
このカルマン渦が原因だったと言うこと。

こうして、「科学」の進歩が、機材の進化を促し、
なぜ?なに?に、光を当てていく。
当事者の声を集めたところで、我々、一般人には、リアルにわからないことも、
こうして映像をたたきつけられると、
ぐうの音もでないくらい、よく理解できた。

というのも、なぜ、あの時、あのシュートを、川口は防げなかったのか、
そういう「声」が、
たまに、川口は、ああいうポカをするんだ、と言う声とともに
語られていたが、
映像を見た今となっては、全くもって、不明な自分を恥じるばかりです。

プロフェッショナルな世界って、やっぱり凄すぎる。
そう感じ入ってしまいます。

パリーグの4年連続日本一に思う。

2006年10月28日 | スポーツ
不思議なくらい「盛り上がりを見せた」今年の日本シリーズ。
日本ハムが、日本一となった。
新庄選手が、一番最初に胴上げされたようで、
また、日本一はパリーグの制覇となった。

監督のヒルマン監督は、選手としては、マイナーで3年間プレーしただけ。
その後、スカウト、翌年にはヤンキースのマイナーコーチ。
そして翌年には3年間、1Aから3Aの球団監督を務めた。
02年にレンジャーズの選手育成部長。
03年に日本ハムの監督となった。

日本ハムという球団も、現場と親会社の制服組が、明確な責任分担を通して、
地道な営業やら宣伝、サービスを行い、
千葉のロッテ、北海道の日本ハム、そしてどうだかわからないが、仙台の楽天、
と、地方をフランチャイズ作戦は、今のところ、「成果」をあげている。

「外国人」の監督。そして、しがらみのない地域。
余計な「玄人」の後援会やOBに、あれやこれやと気を使うことがない、
ということも指摘されている。

それにしても、オリックスも来年より、「外国人」の監督を招聘。
サッカーもオシムだしって、違うな、
流行というか、監督の「力量」は、何かについて、見方が出来つつありそうだ。

どう考えても、監督は「専門職」だし、選手として一流であっても
監督としては疑問符、ていうことは、もう本当によく言われていることで、
野村監督にしても、幾多の球団を渡り歩いたりの現役が長く、
選手をしながらの監督もやったりと、
マネージメントの勉強の期間が、あった、といわれれば、確かにあった。

長らく、日本のプロ野球は、あの巨人の「監督哲学」の影響もあって、
「客を呼べる監督」ということが、案外真面目に論議されていた。
今でも、スポーツ新聞やら、夕刊紙には、
「落合では客を呼べない」なんてことが、堂々と書かれている。

客を呼ぶのは、フロントの仕事だろうが、と、日本ハムやら千葉を見て、
そう思うんだが、日によって、書く事が違っているんで、
スポーツ新聞は、いつまでたっても、いわゆる「大衆紙」なんで、
節分の日には「鬼の面」。バレンタインデーには「チョコの数」とか、
プロ野球が「地盤沈下」していく下地に「参加」している。

さてさて、あの新庄選手も言っていたが、大リーグでの経験は大きかったらしい。
試合前、午前中にはどこどこへ「慰問」。
昼には、どこどこの学校を訪問。
ボランティアを含め、地域社会に貢献するということが、どういうことか、
ファンを大事にするということが、そのまま、自分たちの「プライド」を
つくることにもなり、意識が高まった、
ということらしい。

当たり前だが、こういう作業も、現在、大リーグで活躍中の「監督」は、
経験しているのであって、
球団特別広報とやらで、いきなり引っ張られた、「長島一茂」とは、
雲泥の差があるんである。
もう、巨人たら、こういうのを見るにつけても、安易なんだよなぁ、
中身がないんだよなぁ、と、いつも、嘆いてしまう。

そういえば、野球を見に、東京ドームに行ったことがあるんだが、
なにやらグッズをプレゼントという。
でも、スポンサーとのタイアップで、「タダ」と言う訳じゃないんだよね。
せこいんだ。

そういう訳で、プロ野球が、それぞれの「企業」のメセナとか広報活動で
よかった時代は、そろそろ完全終了しそうだ。
巨人のホームページみたいな、どこぞの芸能プロダクションみたいなものも、
多分、今後は淘汰されていくだろう。

監督も、現場から「育てていく」という長期戦略にのっとった、考え方が
そろそろ出てもおかしくない。
そして選手も、フロントが戦略をもって、球団ごと育てていくということ。
それが、今、現実的に成果となって表れているのが、
どうやら、パリーグということなのかもしれない。



プロ野球の順位予想は、大外れでした。

2006年10月19日 | スポーツ
結局、全然、予想がはずれてしまった。
プロ野球の順位予想が、である。

1位 巨人
2位 阪神
3位 中日
4位 ヤクルト
5位 横浜
6位 広島

微妙に、雰囲気が出ている感じがするんですが、
まぁ、「大はずれ」でございました。

し慣れないことを、するもんではない、ということなんだが、
何しろ、巨人が、ああ、巨人が、すんごく、情けなかった。
思い余って、巨人軍のHPを見たんだが、
安部が、笑っている。浮かれている。
とりあえず、結婚、おめでとうございます。

原監督の昨日の「映像」をニュースで見たんだが、例の、公式戦後のオーナー
報告らしんだが、相変わらず、話が長い。最後まで聞かないと、
何を言っているのかわからない。
抽象的な単語が多い。

本当は、どうなんだ、と思って、先のHPを見ていくと、
HARAスピリッツと称して、単独のコーナーがあった。
1戦、1戦、コメントをするコーナーがあると思えば、
月に何度か、思いをまとめた文章を書くページもあって、
本当に、「原スピリッツ」を堪能できる。

いや、スピリッツというところが、すでに彼のワールドなんだけど、
10月4日、負ければ横浜に負け越す!という状況でのミーティングで、彼は、
「優勝を目指してやってきたチームにおいては、Aクラス入りも対戦成績の勝ち越
 しも、小さいことかもしれない。でも、小さなことすらできないチームに、大輪
 の花は咲かせられない。監督して歯がゆさを感じている」

すごいよ。すごいセンスだよ。ここで、大輪の花だよ。言えないよ。
もう、モチベーションを上げなくてはいけない、この瞬間に、言える単語じゃ
ないよ。すごいよ。

さらに彼は、続けます。
1球1球集中できる、そういう試合ができていない。させることができなかった。
春先はできていたんだそうですが、
「その結果がけが人続出という事態に繋がりました。控え組で同じような戦いをし
 ようとしましたが、そこまでのレベルに達していません。けが人が復帰し、ケガ
 をしないようにある程度、自主性に任せてやらせたのですが、結果には結びつき
 ませんでした。」

えっつ?そういうことなんですか?

そして彼は腹を固めます。
「何かをやれば、何かが欠け、何かを和らげれば、結果がついてこない。それを補
 う底力も、チーム力もありません。今の選手は自主性を尊重してやらなければと
 思い、少々甘やかしすぎたのかもしれません。
 愛するチームの勝利のためにといった、自己犠牲精神も足りません。昔のように
 鉄拳制裁でムチを振るってもダメならば、ビジネスとしてドライに考えていかな
 ければいけないのかもしれません。」

監督って、こういう仕事なんですか?
やらせる、しつける、など、高校野球の監督のコメントと紹介したら、
多分、誰もが、ありえる内容だと考えるかもしれませんが、
プロ野球で、こういったコメントに出会えるとは、思っても見ませんでした。

以前、苦しくなったときに、原監督のコメントが暴発しないことを祈る、
みたいなことを書いてしまいましたが、
まったく、選手に対してのリスペクトの欠片も無い、ちょっと勘違いした
自己責任からくる、「管理能力者」としてのコメントを危惧していましたが、
がんがん、やっているようです。

「愛」がキーワードだったんですが、リスペクトをどう勘違いすると、
甘やかしという単語になるのか、僕は、現場に立ったことが無いのでわかりません。
王監督も、案外「甘い」という単語を使用されますが、
「自分に甘い」ということに対して、納得がいかない。
そんな文脈で使用されております。
ここまでできる力をもちながら、そう見えるのに、できないのは、
自分に甘いのが原因だと、聞いているこっちも、そう受け取れるんですが。

原監督は、「個々のレベルを上げることは言うまでもありませんが、年齢的にも伸
びない部分や持たない部分、能力的にも厳しい部分があります。」
言っちゃってます。ファイナルアンサーを。
いいのかなぁ、こんなこと言っちゃって。

こういうのは、編成の人間が言うんだったらわかるけど、
二岡もよしのぶも、年齢的にも「伸びない」人なの?安部も。

前から思っているんだけど、どうも話すことに「ナルシスト」入っているのか、
一般人に、なんだか理解されない事をよく仰る。
あげく、我慢がならないことが多いのも事実なんでしょうが、
野村監督のレベルまで「グチ」も、「芸」に昇華していればいいんだが、
原監督の場合、愚痴になってないし、エスプリにもユーモアにもなっていない。

何か、戦争映画の「上官」の役をあてたら、ピッタリと収まるんじゃないかと
そういう風に思ってしまうのは、だめだよね。

ファイターズおめでとう。で、これが亀田次男なんだ。

2006年09月28日 | スポーツ
北海道日本ハムファイターズ。おめでとうございます。
という書き出しで、なれないスポーツのことを書かせていただきます。

実は、25年前、日本シリーズの第5戦、後楽園球場、しかもバックネット裏で
観戦したものですから、ちょっと、感慨深いものがあります。
あの時代のパリーグは、前期後期に分かれ、なんだか、非常に早いサイクルで
勝負がつくような感じで、
不思議なことに、前期後期、どちらも1位の総合優勝って、あんまりなくて、
必ず、決勝戦を行っていたような気がいたします。

日本ハムは、後期優勝。
前期優勝のロッテと戦っての日本シリーズでした。
日本ハムには、とても「人間わざ」とは思えない、カリブの怪人?ソレイタ。
前年度に、投手の賞を独り占めにした木田投手。
江夏さんやらがおりました。

藤田監督の1年目。
若手が非常にのびのびと、戦っていたのを思い出します。
それにしても、ホーム球場が、どちらも後楽園。
今後、2度と現れない、同一球場開催!
だから、バックネット裏なんて、手に入れることができたのかもしれません。

もう、この頃の怪物と言えば、巨人には江川がおりましたが、
なんでか、デーゲームには、打たれる。
今回も、その通り、打たれましたが、
非常に、印象に残っていたのは、平田選手でした。

左殺しと呼ばれ、独特の、半スクワットやりながら状態で、上半身の力を
抜いたような、そして、まん丸顔。色白でしたねぇ。
で、この方、打つんですよねぇ。
もう、見ていて、なんで打てるのか全然わからないんですが、
右に左に、面白いように、打ちまくりました。

多分、この方が、このシリーズのキーマンだったことは、間違いありません。
あれっつ?
巨人の話になちゃった。
ひゃー

そういえば、
昨日、たまたま、深夜、業務連絡を受けておりまして、
何の気なしにつけていたテレビ。
亀田大毅の試合を放送しておりました。
大毅が「世界」に勝った/ボクシング

何でしょう、毎度毎度、大きく取り上げられる、この一族。
今回は、見つけるのに一苦労でございます。

で、「見ちゃったんだからしょうがないでしょ」というのりで話しますと、
あれって、放送していいレベルの選手なんでしょうか?
まだ8回戦の選手なんでしょうが、
勝った、負けた、なんて次元の話ではなくて、
あれって、ああいうスタイルのボクシングって、あるんでしょうか?

ボクシングに関しても、素人さんなんですが、
フットワークとか、ウイービング、スェイ、ダッキングとかパーリングとか
「技術用語」は存じておりますが、
どれかひとつでも、やった?

やんなくて、いいの?
そういうスタイルもあるのかしら?

だって、相手の選手、上下左右に体を動かし、ステップを切り返しては
攻撃していましたが、
亀田選手。
べた足。打ってきたら、打ち返す。攻撃。
被弾しまくり、ボディーなんか、打たせ放題。
がっちりグローブで顔面を防御するだけ。
そして、前に「歩く」。

あのー、ジャブって、うたなくても、いい、スタイルってあるんでしょうか?
どう見ても、フックとアッパーとジャブというより、ストレート。
ワンツーと思いきや、どうみても、
「ポカポカ殴り」の連打。

  頭を小突き合いながら接近戦で左フックを連発。手数の多いサンチェス-有効
  打の大毅。

だって、的が動かないんですもん。
サンチェスの手数が多いって、有効打も存分にありましたが、
あれ、疲れるよね。相手が。というより、ボクシングしてましたよね。
今まで、本当に、あれで、勝ってこれたのかしら?
そうすると、それはそれで、凄い世界だ。

桑田さんには、頑張ってほしいと、思うんですが....

2006年09月25日 | スポーツ
プロ野球に熱くなっていた時期。
そこには、桑田がいた。
今回の報道、彼自身の日記などで語られていたが、
他球団での活躍を期待したい。

そこまで、詳しいわけではないんだが、
僕自身の、巨人への情熱が「冷えて」くる過程が、彼のキャリアの時期と
ほぼ同時なもので、なんだか、感慨もひとしお。

というのは、あの時期、他に優秀なピッチャーが、確かにいた。
斎藤、槙原、えーと、それからそれから。
.........
本当に個人的な見解なんですが、どうか、お許しを。
あの時の、それぞれが、200勝に到達していない。

彼らのキャリアの中盤から、終盤を指揮したのは、長島監督であったことは、
指摘しておいても、よいかもしれない。
あの時期は、巨人系の新聞紙をよく読んでいたのにもかかわらず、
紙面から現れてくるのは、
モチベーションのあがらない、各投手のインタビューやら、憶測の記事の
オンパレードだったような気がする。

ただ一人、斎藤は、もう、誰かを個人的にどうのこうの言う、タイプでは
なかったような気がするが、
チーム事情から、押さえに、セットアッパーに、あくる日は先発にと、
それぞれが成し得た実績をも、踏みにじるかのような、扱われ方をと、
そんな内容だった記憶がある。

今でもジャイアンツは、ストッパーが不安定で、
なにやら、もしかしたら、それは、伝統?ともいえる「実績」になっている。
鹿取さんくらい?まともだったのは?
新浦、角さんもいらっしゃいましたが。

そして、一番、いきいきとして活躍されていた時期に、監督だったのは、
故藤田監督でした。
そして、あのオーナーが、一番目立たなかったのも、この藤田さんが
監督だった時代だったような気がいたします。

で、こんなことを言うと怒られそうなんですが、
巨人って、目立つからそうなのか、意見が取り上げられすぎるから、
そうなのか、よくわかりませんが、
一流と言われる選手が、肉体的にというより、精神的におかしくなって、
晩年、ひっそりとやめていく、そんな感じが否めません。

個人的には、あの方が、あの時、監督ではなかったら、とか、
あのオーナーが、かきまわさなかったら、とか、思うんですが、
それをひっくるめて、巨人なんだよなぁ。

そう、その腹のくくり方、大人になるとできるんだけど、
若いうちは、意見が取り上げられたり、賛同する人間がいると、
モチベーション下げて.....。
今考えると、もったいないよなぁ、と思っているんですが、
本人が、一番、何かを思っているんではないのではないかしら。

なんてことを、前から、そうなんじゃないかなぁ、と思っていたりして、
桑田さんが、この人生の落とし前をつけるためには、
200勝、やり通したいですよね。
今の、大人的な、お考えの、桑田さんは、好きです。
僕は、がんばってほしいと、思います。

はじめた人間がとる責任の重さ

2006年07月20日 | スポーツ
もうかなりの方々が取り上げていると思う。
萩本欽一氏が主催する、ゴールデンゴールズ。
その記者会見で語られた「解散」の発言。

朝から、泣けた。
色々なご意見があると思うし、ある種のパフォーマンスと取る向きもあろう。
ただ、会見をきちんと見ると、本当に、全身全霊をかけてコメントを
しておられる。

茨城ゴールデンゴールズ解散へ…山本の暴行事件で欽ちゃん涙

止めますと言いつつも、「茨城の人、止めてくれよと心の中では叫ぶ気持ちもある」
と切ない本心を述べている。
苦しい会見だったんだろうと思わざるを得ない。

「責任がある山本が反省して、どっかできちんと仕事するまで私に責任がある」
との発言も、よく仲間を連れて、面倒を見てくれた、にもあるように、
彼が犯した反社会的行為をわかりながらも、全面的に彼の人生を非難はできない。
こういう難しい立場にいる自分のことも、かなりご自覚があるようで、
見ていて、本当に、胸が締め付けられる、
そんな会見だった。

「始めた自分に責任がある。」

実に重い、言葉であった。