まなびの途中

色々な仕事をしてまいりました。
色々な出会いがありました。
勘違いもありますが、
学んだことを書いてまいります。

こういう方々の少数意見が、無垢な政治家を過剰に動かしていく。

2012年06月22日 | 社会的全般
なんだか、マスコミがどうのこうのと、粘着しているのではないかと、
その通りです。自分でも自覚があります。
子供みたいだな。

こういう記事がありました。

欧米にはなぜ、寝たきり老人がいないのか

これからは、解釈次第なんだろうが、このように他者の記事を「切り貼り」して、
自分の「私用」に使用すること、違反になるんだろうな。
解釈次第だろうけど。

   高齢あるいは、がんなどで終末期を迎えたら、口から食べられなくなるのは当たり前で、
   胃ろうや点滴などの人工栄養で延命を図ることは非倫理的であると、国民みんなが認識しているからでした。
   逆に、そんなことをするのは老人虐待という考え方さえあるそうです。

いや、ここだけ切ってしまうと、変だ。全部読んで下さい。

   ですから日本のように、高齢で口から食べられなくなったからといって胃ろうは作りませんし、
   点滴もしません。肺炎を起こしても抗生剤の注射もしません。内服投与のみです。
   したがって両手を拘束する必要もありません。
   つまり、多くの患者さんは、寝たきりになる前に亡くなっていました。寝たきり老人がいないのは当然でした。

スウエーデン、デンマークのような「モデル」の国をことさら取り上げるのは、
基本的に好きなことではないんだが、
だって、人口、1000万人いないんだよ。
東京より人口が少ないんだよ。国ですか?って小ささ。

まぁ、その記事にコメントを寄せる方々が、これまた少ないけど、いるんだな。
何かに「毒されて」しまった人達が。
多くの方は、自分の身に置き換えて、冷静にコメントされているんですが、

「日本の医療に問題あり」って、
言い切る人達が、出てくるんですよ。必ず。

  意思疎通能力を失った人を、物体として扱い、延命治療をすることは、医療側にとって利益をもたらすものかもしれませんが、
  患者の家族の心を深く傷つけ、家族に生きる意欲を失わせ、また、本人は、天国(または地獄)で、
  非常に、恥ずかしい思いをしていることを考えて、医療側は、家族とよく話し合って、対応をしていただきたいものです。

こういう風にね。
もう、相当、いい塩梅に、テレビのニュースバラエティーに毒され、
もう、これこそ、自分のアイデンティティと化してしまった典型。

また、こういうコメントを、マスコミは、それきた!って取り上げてしまうから、
もう、しっちゃかめっちゃかになるんだろうけど。

  日本の医療は異常です。たぶん厚労省と日本医師会でそういう国民のコンセンサスに長い年月を掛けて誘導したのでしょう?
  そして今では莫大な医療費が社会保険から支払われている。赤字を補う為に消費税を上げようとしている。
  厚労省官僚と医業界と製薬業界を焼け太りさせる仕組みです。

とかね。
よくもまぁ、こんなコメントを「寄せよう」と思うよな。
それと、コメントのタイトルまでつけて、記事に「投稿」しようと思うよね。

個別の色々な事例、特殊性は、それぞれの自分に、当たり前のようにあって、
それはそれで、私の事情として、散々主張は激しくするんだが、
医療とか、ひとくくりになるともう「個別」は関係ないんだな。全ての医者は信じられないという展開。

冷静な読者が、マスコミからのバッシングやら、他の親族からの「目」、
さらに「死亡診断」を恐れる医師の問題や家族の問題とか、
この国に「育ってしまった」そういう風潮が、
「本人」の事情を超えて、まさに世間体のために胃ろうを選択してしまう。

もう、この意見に結構集約されていると思うんですが、、、、。

結局、死のほとんどは、その周りに存在する「他者」にとってのもので、
いかに本人が自分の尊厳を言おうとも、
それが病の延長であれば、支える誰かの意思を、どう省みるのか。

死について、どう向き合うのかは、死に直面している本人よりも、周りの人間に訪れる状況なんである。

なので、向き合いたくない、どうしていいかわからない。
そういう方々も、確かにいらっしゃって、医療に「全てお任せ」してしまうケースは確かにあって、
心の整理がつく間もなく、つくはずなんてありゃしないんだが、
結果、少数ではあろうが、その気持ちを、愛情憎悪すべてを「医療」にブン投げてしまう方々はいる。

もう本当に、医療の、医療技術のスペシャリストに、さらに家族の、関係者の
メンタルケアをやれと、
それは、もう、考えただけでも物凄い「無茶振り」としか思えない。

  日本医師会は医師の生活レベルは一般人は数段高いレベルにあることを肝に銘じていただきたいと思います。
  いい意味の選民思想を持っていただき国民全体の生活を守っていただきたい。

こうなっちゃう。

もう、恨みしか残らない。

少なくても、出来ない、無理に近い。
こういう「報道」を、少しでもされていかないと、
ここまでくると、相当、勘違いした方々の「意見」が世論だと、
そういう状況が、世慣れていない「政治家」集団を、どう導いていくか。

散々、医療の問題点を、医者のモラリティーを、医療の窮状を、センセーショナルに取り上げる一方で、
「ゴッドハンド」みたいな、誰でも受けられやしない医者の「特集」を組む。
こういう「なりふり構わない」構成でいくんだったら、
いちいち、この番組は「報道局」だとか「バラエティー局」だとか、免罪符みたいにしても、
身内のマスターベションに近くなると思うんだけど。

どうなんでしょうか。


LEDに変えて、原発13基分?いつの時代の数字なのかしら。

2012年06月14日 | ニュースに絡んで
昨日のニュースにて、LED照明を強力に推進することが報道されていた。

白熱電球がその「使命」を終えようとしているのは、この数年で理解していた。
今や「100円ショップ」でしか、40W 60Wは買えない。
寿命尽きるときに、一瞬、強く光って消えてしまう。
あの喪失感にも似たあの気持ちも含め、また一つ遠いものになる。

経済産業省所管の財団法人・日本エネルギー経済研究所の試算

 日本中の白熱灯や蛍光灯を消費電力の少ないLED(発光ダイオード)照明に換え
 た場合、国内の年間電力消費量の約9%に相当する922億キロワット時の節電に
 なることが、経済産業省所管の財団法人・日本エネルギー経済研究所の試算で分か
 った。節電分は原子力発電所13基分の発電量に相当し、同研究所は「導入促進は、
 即効性が高くて持続性もある省エネ対策となる」と指摘する。

日本エネルギー経済研究所の試算。
2011年5月に発表されたものである。
1年前の「報告」。 今になってなんで?

そしてもう一つ。

産業部門で、白熱電球を使っているところ、どんだけあるのか?

今やダイソーでしか買えない「電球」であるが、60Wに替えがきくLEDは、
確かに消費電力は少ない。
にしても、研究所の試算でいう8分の1。7.5Wなのか?

最近発売された「日立アプライアンス」の白熱電球型LEDは、

 国内のLED電球の一般電球形(E26口金)広配光タイプで、業界で初めて白熱電球80W(ワット)形
 に相当する明るさ(1160ルーメン)と、業界トップクラスの消費効率を実現したLED電球
 「一般電球形(E26口金)広配光タイプ 電球80W形相当(昼光色相当)」を、2012年6月15日に発売する。
 白熱電球60W形に比べた場合、消費電力は約5分の1、定格寿命は4万時間と40倍長持ちする。
 白熱電球80W形相当の明るさでかつ消費電力が11.4Wと少ないため

白熱電球で、おそらく、5分の1。

ようやく、5分の1。

そうそう、事務所、施設は、ほとんど「蛍光管」の世界。
直管と呼ばれる、駅にも工場にも天井についている、あの長い蛍光管です。
20Wとか40Wのもの。

というより、これがほとんどでしょ。事業所は。
まぁ、飲食店とか、工場とか、まだ白熱電球が「現役」のところはあるかもしれませんが、
槍玉に上がっているパチンコ店には、白熱電球は1個もありません。

その蛍光管。
20Wの代替品LEDで、その消費電力は、なんと13W。
半分にもいってません。
40Wで、26W。
アイリスオオヤマ製でごめんね。

別に日本エネルギー経済研究所をどうのこうの言うつもりはありません。

言うつもりはないのですが、
一言。
どこを、どう調べれば、こんな数字になるんだよ。

昨年から、LEDへの切り替えに対して、助成金が出る。
そういう絡みで、相当数の会社が、コンサルと称して動き回っておりました。
そして、そのほとんどは、照明をLEDに!という営業でしたが、
その電力消費量を見て、驚愕しておりました。

大して、効果が無い。

そりゃ、半分でも、大したものかもしれませんが、
実際、節電と称して、数を半分にしたり、点灯時間をカットしたりして、
どこの企業も、結構な省エネを実行しております。
その半分に近い位の「量」を。

それで、昨日のニュース。
LEDに全照明をチェンジ!
原発13基分に相当!

これだ、原発13基分ね。これを言いたいのね。

こういう数字ばっかり出しているから、信用されないんだよね。多分。


扶養者が増えるんだったら稼がなきゃならんでしょ

2012年06月03日 | 社会的全般
スカイツリーが開業した。
東武鉄道の誰とは言えないが、強力な「雨男」がいたことは間違いない。

読売新聞で取り上げられた「地元商店街」。
スカイツリーの開業は、今のところ期待はずれだったという話。

こういう記事を、なんで書くのかが理解できない。
記者というか、メディアの「劣化」が甚だしい。

押上に、目立った商店街など無い。

何をどういう視点で取り上げるか、それこそ、そこに
メディアとしての根幹があろうと思うのだが、
あまりにも「適当」。知り合いにでも聞いた話を載せたに違いない。

最近のニュースバラエティーショーは、
司会者の問題もあろうかと思うんだが、
忌み嫌う「2ちゃんねる」の寄ってたかっての雰囲気と
さほど違わないんじゃないかと、気がしてきた。

いくら芸人だからといって、モラルがどうだと言ったって、
要は「制度」の問題と、担当する「行政」の問題になるわけで、

ニュース番組は、トピックスを取り上げて、
コメントを入れればいいんじゃないかという安易な構成。
そろそろ止めた方がいいんじゃないだろうか。

この構造自体、もう、「2ちゃんねる」とさして変わらない。

で、消費税?原発再稼働?民主党?自民党?

まぁ、野田総理を「家」の主(あるじ)に例えれば、
先人の政治家の連帯保証人になったばっかりに
家計が火の車になった、さぁどうしましょう、
何から手をつければ、自転車操業からぬけだせるのか、

引退した爺さん婆さんにもパートに出てもらわなければならないし、
奥さんにも働いてもらわなければならないし、
子供も、高校卒業したら、進学なんて到底無理!

という風情にみえて痛ましい。

なのに、マスコミで「合唱」している声は、
爺さん婆さんには手厚い福祉を!
子供には健康で文化的で平等な人生を!
困っている親戚縁者には愛の手を!

で、パパが困っていても、そこがパパの勤務先であっても、
儲けている「会社」があったら、
問題を「起こして」しまったら、
後先考えずに、怒りの「鉄槌」を!

だって、あれやこれや正確ではないかもしれないけど、
今、日本は「国ベース」で、
80兆円ないとやっていけないんでしょ?

パパの収入は40兆円しかないんでしょ?
借金多すぎでしょ?

生活、環境レベルを「半分」に落とすの?出来るの?
それとも、企業と一丸になって、稼ぐの?

みんなそんなに生きる「才能」あるのかしら?
自分はそこまで稼ぐにおいて、才能がねぇんじゃないかと、思うからこそ、
大企業の連中には、最大限のリスペクトをするわけで。

体一つで、農作業して、畜産もして、
誰からの助けも受けずに、一人で生きていけるとも
全く思わないからこそ、
今は、誰かの「えさ場」の下で、しっかり作業を分担しているわけで。

どこぞの「えさ場」の親分が、私腹を肥やしていようが、何しようが、
それで食える人間の数が、増えるんだったっら、
まずはそこは全力でやるしかないでしょ。

その企業が「悪」であるかどうか、モラルも含めて議論はあろうが、
ここまで情報がタイムレスでボーダレスになった世の中で、
100年前のように、
国が国を「食う」くらいの凄惨な時代に比べれば、、、、、。

ああ、そうね、またそういう世界に突入するわけね。
流れ的に。
人間は、どうやらなかなか進歩しないもんだなぁ。実際。